おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


くいだおれ(食記録)

shake tree(肉だけバーガー)

Skypeで糖質オフダイエットの話題が出たとき、ちょっと前に紹介記事を見たハンバーガーのことを思い出したため、週末に都内に出るついでにお昼に。両国と錦糸町の中間点辺りにあるshake treeというお店。
ちなみに用事の方は浅草橋に工作用材料の買い出しとそのついでに付近の御朱印。
土曜日の午後1時ごろに着いたところ店外で3組ほどが順番待ちしてまして、待ち時間は10分程度。


この店のバーガーは特に肉にこだわって作ってあるそうで、中でもチュンクチャンクというバーガーのパティはステーキ肉を粗挽きというかざく切りにし、挽肉でつなぎ合わせたような肉ゴロゴロ感あふれる食べ応えとのこと。



で、ここの名物らしいワイルドアウト(¥1450)はこのざく切りビーフパティをバンズの代わりに使用したとかいうどうしてこうなった食品。うむ、糖質オフ。
ていうかほぼ肉塊。

先ほどとは別の紹介記事において「はじめて『シェイクツリー』にきたのならば、とりあえずワイルドアウトを注文すれば間違いない。」と書かれています。Mayugeの認識ではこういう「とりあえず」を含むような表現はわりと無難な選択肢に対して使われるイメージなんですがこれで大丈夫なんでしょうか。
まあ記事を見てこの店に来たがるような客なら「間違いない」のは事実だとは思いますが。

Mayuge的には普通にメニューを見たらまず惹かれるのはアボカドチーズバーガーだったんですが、やっぱり一度はこれを試しておかないとダメだろうということで今回は記事に従ってとりあえずワイルドアウトで。



セット全容。
フレンチフライとごろっとしたピクルス(半分)が付いています。ドリンクは別。
普段Mayugeは食事中にそれほど水分を欲する方ではないんですが、さすがに今回は息継ぎが必要だろうとジンジャーエールを注文しました。
バーガーにはいちおうナイフとフォークが付いてますが、「包み紙を両手で持って直にバクッといっちゃってください」との店員さんの言。ではそのように。



‥‥なんか顔が油まみれになりますが。
感想は当たり前ですがとにかく肉。
サイコロ大にカットされた肉がミンチ肉をつなぎとしてひとまとめにされてるんですが、この固め加減が噛み切り易く、崩れるほど弱くもなく、歯ごたえもあってちょうど良い具合。
断面を見るとミディアムっぽい火の通り加減も絶妙です。ていうか絶妙すぎて撮影のために試行錯誤してる間に赤味がかった色が余熱でやや薄まってた気がします。自己否定になってしまいますが味重視なら写真なんか撮ってないでさっさと食うべき。

具としてトマトや玉ねぎ、チーズも挟まってますが、思い返すととにかく肉の印象しか残ってません。
粗挽き肉というより小ぶりなサイコロステーキの集合体といった方がしっくりくる食べ応えで、肉を食ったという満足感が非常に高いです。肉汁もたっぷりで囓るたびに溢れてくるため、食べ終わる頃には包み紙の底にけっこうな量が溜まってます。以前の某バーガーみたいに包み紙の下からソースがだばだば漏れてくるようなトラップも仕込まれてません。
もったいないので溜まった肉汁にポテトを浸して食べてみたりしてましたが、バンズ1枚のみとかバラ売りしてくれたらパンに染み込ませて食べたいところ。糖質オフ?粉ものを食べまくるオフ会か何かでしたっけ?
ホクホクに揚がったフレンチフライやゴロッとでっかいピクルスといった付け合わせも美味しかったです。

あと店員が全員スーパーマンとか戦隊ものっぽい格好(顔以外)とかしてたのでそういう店なのかなーと思いつつナチュラルにスルーしてたんですが、よく考えたらハロウィン仕様だったのかもしれません。お疲れ様です。


どうでもいいことですがこのあと半日都内をウロウロして、夜に何を食べるか考えて結局バーガーキングに入りました。
ハンバーガー食べるつもりで外出したんですが、どうやら体があれでハンバーガーを食ったとは認識しなかったもよう。澱粉重要。
もちろん肉に関しては非常に満足したんですが。

ちゃんとバンズのあるバーガーも改めて試しに来たいところです。


shake tree [食べログ]

  電話:  03-6658-8771
  所在:  東京都墨田区亀沢3-13-6 岩崎ビル1F
  営業:  11:00~15:0、17:00~23:00(平日) 11:00~23:00(土日)、火曜定休






2015年11月4日(水)23:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

愛玉子(オーギョーチィ)

馬賊で昼食を摂ったあと、ニケがとりあえずデザートを所望しまして。そういえばイリアスから上野公園の方まで歩いたときに愛玉子の専門店らしきものを見たと話したところ即決。デザートを食べに店まで歩くことになりました。ちなみに8月中旬の話です。わりと炎天下ですが。

愛玉子(オーギョーチーもしくはアイギョクシ)はレモン果汁とシロップでほの甘く味を付けた寒天みたいな台湾系デザートです。食感はむしろ葛切りかところてんに近いかもしれません。こまかいことはWikipediaさんにでも
中華系デザートの中ではマニアックな方に属するような気がするんですがバーミヤンで置いてるようなので知ってる人は普通に知ってるくらいの扱いかもしれません。いやバーミヤンも5年くらい行ってない気がするので今もメニューにあるかどうか知りませんが。

ニケは確かこれがわりと好きだったので挙げてみたら案の定という感じ。

ということで日光が照り付けるなか日暮里駅の反対側へ斜面を登り谷中霊園をてくてく抜け、住宅地に忽然と黄色い愛玉子(オーギョーチィ)へ。なんか不定休とか書いてあるんでこの炎天下に歩いて行って店閉まってたらどうしようかとわりと本気で心配してたんですが開いてました。
最初に見たときはなんで建物ごと黄色いんだろうと思ってたんですが、よく考えたらこれ愛玉子色なんですね。



メニューはいくつかのレトロな喫茶店を思わせる飲み物の他はほぼ愛玉子一色。

オーギョーチィ‥‥¥400
氷愛玉子‥‥¥500
チークリーム‥‥¥500
チーアンミツ‥‥¥500
チーワイン‥‥¥500
チーウィスキー‥‥¥500
チークリームアンミツ‥‥600
チークリームワイン‥‥¥600
氷チークリームアンミツ‥‥¥650

チーなんとかシリーズはオーギョーチーの略でしょうか。とりあえずMayugeはチークリームアンミツを選択。
ところで今、途中でちょっと違和感のある異物が混入しませんでしたかね。

 「ワイン!」

あ、ほら反応した。
まあいきなり酒シリーズが紛れてたらびっくりはしますけどほの甘いデザートに洋酒ってちょっと大人感覚で合いそうですよね。

 「チーワイン、チーウィスキー、チークリームワインときて、なんでチークリームウィスキーだけ無いんですかね。」

あ、それは私も思った。アイスクリームにウィスキーちょっと垂らしたりするし合わなくはない気がするんだけど。

まあ材料は揃ってるんだから言えば対応してくれそうな気はします。
ということでチークリームウィスキーが頼めないかおばちゃんに聞いてみることに。あ、すみませーん。

‥‥言った瞬間にものすごい怪訝な顔をされました。

 「えー、そんなの作ったことないけど‥‥。どんな味になっても知らないわよ」
 「たぶん大丈夫だと思うのでお願いします」



ということでMayuge注文、チークリームアンミツ。
ようするにクリームアンミツの寒天が愛玉子になったもの。食感は寒天よりちょっとくにくにというかもっちりというか独特のテクスチャーがあります。食感としてはこの手の食品の中ではゼラチンのゼリーが一番近いと思いますが、もっちり感が強いというか剪断強さがゼラチンよりもある感じ。ゼラチンのゼリーとこんにゃくゼリーの中間みたいな感じでしょうか。なかなか面白いです。愛玉子自体の味なのか、少しレモン果汁か何かが入っているのか分かりませんが若干フルーツっぽい風味が感じられるような気がします。とはいえ黒蜜とクリームでほぼカバーされているため全体としての味はほぼ普通にクリームアンミツ。



で、問題のチークリームウイスキー。
アイスの上に香り付け程度にたらしてあるかと思ったらわりとしっかり酒に浸ってます。まあさすがに液体ぜんぶウイスキーだったりはしませんが。
愛玉子の上品な甘さにほんのり洋酒の香りでニケ的に上機嫌な食べ物。期待通りアイスクリームにウィスキーの組み合わせも上々です。
シロップで薄まってると思って油断して食べ進んでたらほぼ純ウイスキーという感じの層を採掘したらしく、途中で盛大に咽せてましたが。



テーブルの上にはこんな感じでトッピング用品の小皿が置いてあり、レモン果汁やシロップ(蜂蜜?)などで自由に味を微調整することができます。茶色いフタのものは開けてみても中身が何かよく分からなかったので手は出さなかったんですが何ですかね。黒ゴマ?

チークリームウイスキーは後半ウィスキー成分多めになってきたようですが、シロップをちょっと足して甘めにしてやるのがニケの好みの味だったそうです。

ということで食べ終わってお会計してたら謎注文におばちゃんも気になってたらしく感想を聞かれました。

 「味、大丈夫だった?」
 「美味しかったですよ。シロップとか足して甘めにすると良い感じです」
 「へぇそう‥‥。こんど度自分でも試してみるわ」

これは印象のみに基づいた全く根拠のない推測なんですが、おばちゃんけっこうお酒好きなような気がします。
ということで今後チークリームウィスキーというメニューが追加されていた場合、それはニケの仕業です。


 愛玉子 (オーギョーチィ)

  電話:  03-3821-5375
  所在:  東京都台東区上野桜木2-11-8
  営業:  10:00~18:00(売り切れ次第閉店)・不定休





2015年10月15日(木)01:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

馬賊

日暮里の駅前に目を惹く名前の中華料理屋がありまして。

 馬賊

‥‥どういう経緯でこれを店名に採用したのか気になりますが。
日暮里駅は革の端切れなど工作系材料を買いに行ったりイリアスとか猫町とか見に行くときなどに利用するため、以前から気になっていたんですが何度か訪問したので収録。

たしか最初に気付いたのはイリアスにシルエット工場展を見に行った帰りだったと思うんですが、この際は同行してた後輩が「なんか名前が怖い」と入店拒否したため昼食は別の店に。
で、先日、ニケと出かけるにあたって昼食の候補を話し合ってたところ「その馬賊って店が気になる」との返事。なんですかねこの突撃スピリッツの違いは。



店外からも見える厨房ではやたらと屈強そうな料理人が常時小麦粉を打って麺作成中。
よく中国人が「日本のラーメンは拉麺とは全く別の料理になってる」と言いますが、中国語でいう「拉麺」の条件は「生地を何度もたたんで伸ばしてを繰り返し、細く伸ばして作った麺」ということだそうで、薄くのばした生地を包丁で切って作った麺は『拉』麺とは呼べないとのこと。
ということでこの店のラーメンは中国語的に正しい拉麺と思われます。いや中国人に言わせるともっと色々と条件がある可能性もありますが。



写真上段がニケ注文、拉麺(¥700)、下段がMayuge注文の馬賊つけ麺(¥1150)。

拉麺はあっさりしたスープで、昔ながらの中華そばというかいわゆる支那そばと言われて連想する系統のもの。
麺は先ほど触れた通りたたんで伸ばして作ってるのでやや太さに揺らぎがあります。もっちりと強めのコシがある麺。

馬賊つけ麺はなにやらすごい色合いのつけダレですが警戒したほどの激辛というわけではなく。
主に胡麻の風味が強く感じられるつけダレです。普段つけ麺をあまり食べないので評価のポイントをよく知らないんですが拉麺と同じコシの強い麺がタレとよく合ってる気がします。



上段が手打ち餃子(¥500)、下段は以前に一人で来たときに注文した五目焼きそば(¥1200)。

餃子は一個一個がけっこう大きいです。手打ち餃子と名乗るだけあって皮が非常に分厚く、この皮が麺と同じく強いコシがあって食べ応えがあります。焼き目はカリッとしていてそれ以外の部分のもっちりした食感の対比も面白いです。個人的にはこういうタイプの餃子好きです。

五目焼きそばはシンプルな塩焼きそば的なもの。加熱されたラードの香ばしい匂いがします。個人的にはこの香りがすると「中国人が作った中華料理食ってる」という気分になります。
こちらも同じく手打ち麺を使ってるようで焼きそばとは思えないコシのある食感。伸ばして作られた麺にところどころある太さのムラがむしろ良い感じに食感のアクセントになってる気がします。
Mayugeとしてはいまのところこの店の麺類の中でこれが一番好きかも。


 馬賊 日暮里店

  電話:  03-3805-2430
  所在:  東京都荒川区西日暮里2-18-2 
  営業:  11:00~23:30(日・祝 22:30)





2015年9月16日(水)21:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

アラブチャリティーバザー2015

Fujikaさんのところでしばしば話題に上がる中東方面のお菓子、バクラバが美味しそうに見えてずっと気になってまして。
このお菓子についてはニケも同様に気になってたらしく、旦那さんが出張土産のリクエストを聞いたところ、羽田空港に入ってるミセスイスタンブールのバクラバをリクエストされるという被害を被った様子。出張関係ねぇ。

さて、アラブというとあっちの方の大使館主催で毎年開催されているイベントでアラブチャリティーバザーというのがありまして。こちらも同じくFujikaさんのBlogで存在を知ったんですが、いつもの代々木公園イベントではなく、事前に申し込んでチケットを購入する必要がある有料イベントです。アラブ周辺各国の産物や色々な料理が出てるらしくてこれまたずっと前から気になってました。しかしこれが告知等をあまり目にすることがなく、去年は気が付いたときには終わってまして。
今年は幸い良いタイミングで思い出してチェックできたのでニケにも声を掛けてみたところ、もちろん行くとの返答。
ということでちょっと前ですが4月12日に六本木の方でやってたアラブチャリティーバザー2015に行ってきました。

写真は会場内でミントティー淹れて売ってたおっちゃん。なかなか雰囲気があります。



今年の会場は六本木一丁目駅すぐ横の泉ガーデンギャラリー。事前に主催大使館に代金(1人¥1000)を郵送してチケットを購入しておく必要があります。
が、現地に行ってみたら当日券も売ってました。値段が書いてなかったので前売りと同じかは不明。
あと、ニケ娘も同行とのことだったんですが子供料金に関する記述が見つからなかったため、とりあえずノープランで現地に行ってみたところ入場料は12歳以上(中学生以上)が必要という張り紙がありました。

チケットと引き替えに紙製のリストバンドを渡されるので、これを見せてゲートを通過するシステム。

会場は見取り図の通り壁際に食べ物、真ん中に雑貨という感じで分けられており、各国の出店が並んでいます。そして当然のごとくみっちりと人。
たぶん昼前後に人が増えるだろうから昼前に入っておこうと計画してたんですが、例によって集合時間はズルズルと遅れ気味。結局ほぼお昼ジャストに会場入りするという最悪のタイミングになってしまいまして。

そして会場に入る前の企業ブースでさっそくバクラヴァ発見。未知のお菓子が気になるあまりすでにバクラバを通販で購入したりしてるニケによるとけっこうお買い得価格だったらしく、ここでの買い物だけですでに入場料分は元が取れたとのこと。
Mayugeはピスタチオ味とクルミ味が半々で入った1000円ほどのパックを購入。



ということでフードコーナーをざっと一巡り。
初めて見る料理がたくさん、というか名前だけでも聞いたことがあるような料理すらほとんど無いというレベル。
「ご飯どきにお腹が空いてきて周りを見渡すと見たことも聞いたこともない食べ物ばかり」という状況でテンションが上がる人と下がる人がいますよね。まあ下がるタイプの人はこんな場所来ないとは思いますが。

時間帯のせいもあるかとは思いますがフードコーナー周辺は特に激混みなので集団行動などほぼ不可能なレベル。ちょうどステージの方で民族衣装ファッションショーなど演し物が始まったので客がそっちに引きつけられてるうちに食べ物コーナーを回っていまおうかと。とりあえず各自適当に気になるものを購入してあとから合流することに。



案の定再合流に手間取りましたがなんとか食べ物確保。
あと雑貨コーナーを軽く一巡りしてから会場外に出て近くの公園で買ったもの広げてお昼ご飯。

まずは左の写真から。

 上段:チキンと野菜のカレー
と書いてあるんですけどどこの国で売ってたのか覚えてません。

 中段:ブリック ダノーニ
小麦粉の皮に挽肉を主体にした具を詰めて揚げた感じの食べ物。以前のもやしもん大学収穫祭にて、世界各地のジャンクフードは収斂進化の結果このような姿に行き着くということが確認済みです。

 左下:お肉とご飯
インディカ米を使ったピラフ的なものです。イエメンで売ってましたが、英語表記も「RICE WITH MEAT ZARBIAN」で正体が分かりません。ざーびあん?

 右下:鶏肉のクスクス
製品名としては鶏肉のクスクスですが写真の時点で鶏肉だけ先に食われたのでおおむねクスクスです。

右側の写真はニケが買ってきたフムス。茹でたひよこ豆のペーストらしいんですがニンニクが効いていて好みの味。おまけのピタパンに塗って食べるとよく合います。これはレシピでも探して自作したら使い勝手がよさそう。

下に写り込んでる赤いのはカダイフか何かを使ったお菓子だと思うんですが詳細不明。春雨の素揚げに砂糖水をたっぷり染み込ませた感じで想像してもらえればおおむね間違いないかと思います。



あと購入したお菓子類色々。
一番上左側はDrabell (cookies)と書いてありますが紙のように薄くのばした生地を巻いてパリッと焼き上げ、これでもかっと言わんばかりにたっぷりシナモンパウダーをまぶしたようなお菓子。甘さはごく控えめ。わずかな力でパリパリ砕ける食感はなかなか面白く、シナモン風味が好きなら楽しめると思いますが口の中の水分をものすごい勢いで持って行かれます。

その右はTraditional Kuwait Cookiesと書かれています。実際のところ英訳が何の説明にもなってないのでそれなら現地名を書いてくれた方があとで自主的に調べられて良い気がするんですが。クエートの伝統的な何か。
口にするとほろほろと崩れるような食感で、小麦粉じゃなくて豆粉か何かを使ってるのかと思ったんですが材料は小麦粉と書いてありますね。ポルポローネみたいに小麦粉を一度炒ってから使ってるのかもしれません。これも甘さ控えめでカルダモンの風味がちょっと爽やかですが口の中の水分をものすごい勢いで持って行かれます。

次の段左側はカークだそうでエジプトのクッキーっぽいもの。
大福くらいのサイズ感でたしか真ん中にデーツ餡のようなものが練り込んであったように記憶しているんですが原材料のところにデーツが入ってないので記憶違いだったかもしれません。

その右、マクルートは以前にインドアフリカフェスティバルで購入したマクロードと同じものだと思います。産地も同じチュニジアですし。
クッキー生地でナツメヤシの餡をサンドして焼き上げたあとシロップを染み込ませた感じのお菓子。
以前買ったものに比べると今回のはクッキー部分が強力粉っぽいゴリゴリした食感でした。

いちばん下が今回の買い出しの原動力となったバクラバ。表記はバクラヴァになってます。
イメージ的にはさっくり焼き上げたパイ生地にナッツのペーストを挟み込み、ねっとり甘いシロップにどっぷり浸した感じのお菓子。なんかオノマトペが多いな。

囓ると生地の層の間からシロップがじゅわっと沁み出して一気に食べたら頭痛がしそうな甘さですが、甘くないお茶とともにちまちま食べるのがやめられません。
最初にも触れましたがこのバクラバが通販などに比べてかなり安価とのことで、ここで軽くバクラバを買い込んだだけで入場料1000円の元が取れておつりが来るとはニケの談。いやニケはバクラバその他の中東菓子各種をここだけで5000円分近く買ってましたけど。
写真のパックはMayugeが購入したピスタチオとクルミが半分ずつ入って1000円くらいの詰め合わせ。これの倍のサイズのパッケージもありました。

ということで初アラブチャリティーバザーでしたが、入場料分しっかり楽しめました。
基本的に中で売ってる食べ物はチャリティーということもあってか500円未満のものも多く、一般的なエスニック系イベントに比べるとかなり安めです。
名前だけは知ってるけど普段馴染みのないような国の出店も多く、風変わりな食べ物が好きだけどありきたりなエスニック料理には目が慣れてきてしまったという我々のような半端者の需要を的確に満たすイベントです。
反省点としてはやはり昼前に少し余裕を持って会場に入っておきたいところ。



2015年9月11日(金)01:32 | トラックバック(0) | コメント(4) | くいだおれ(食記録) | 管理

アルコ イリス ボンベス 五反田店

以前からちょっと気になってた五反田にあるペルー料理の店、アルコ イリス ボンベス 五反田店に行って来ました。

店は「案内」とか「休憩」とか「延長」とか「指名」とかそんな看板が目立つ一帯のビルの2Fにあります。赤い看板が目印。
入り口の階段はやや薄暗くてちょっと怪しげですが、壁には拡大したメニューが一定間隔で貼り付けられ、この進行方向には疚しいところがないということを声高に主張してくれてますので特別入りにくいということはないと思います。

今回の訪問は土日でしたが平日の11:45~15:00にはランチタイムメニューがあり、A~Fの6種が用意されていて¥850~950でスープ付きとのこと。
ランチタイムの時間帯は店外のプレートでは11:45~15:00、店内のメニューでは12:00~14:00となってますが、店外の方が黒板に手書きなので最新情報なんじゃないかと思います。



今回注文したのはSeco con arroz 牛肉ポテト煮込み(¥1500)。平日のランチメニューにも入っていてこの場合は¥950とお得。

しっかり煮込まれた牛肉の塊と一緒に茹でられたジャガイモ。そしてご飯。
メニュー写真ではもうちょっとこってりした汁っぽく見えたこともあり、カレー系の味を想像したんですが意外とあっさりした味付けです。何かのスパイスかハーブっぽい香りは少ししますが全体的に日本人には受け入れやすそうな味。というかむしろどこかで食べた事があるような気すらしてきます。

‥‥肉じゃがだコレ。
まあ日本的な感覚でいう肉じゃがにくらべるとだいぶ肉塊強めなので読むときはこころもち「肉」側にアクセントを置いてもらえればいいかと思います。肉じゃがだコレ。

いや甘辛系ではないんですが風味と外見から食べてるうちに甘さ控えめの肉じゃが(ライス付き)なような気がしてきます。
ちなみにライスは普通にジャポニカ種の米。



肉は非常に軟らかく煮込まれていてスプーンで抵抗なく切ることができます。
よく火が通っていながら肉質もパサつかずしっとりとした仕上がり。味も中までよく染み通っています。

エスニック料理らしい「いかにも異国の食べ物です!」というインパクトの強さはありませんが、田舎の家庭料理のような素朴さの中にそこはかとなく香るスパイスかハーブか何かの香りがあり、この料理を知ってるような知らないような不思議な味でした。

基本的に旨味もしっかりしていて特にクセの強い部分もないため、日本人に受け入れやすい味だと思います。
今見てて気付いたんですが、メニュー写真がフラッシュONで撮られているためかコントラスト強めで、全体的にいかにもこってりした味付けにしっかりスパイス効いてますって感じのエスニックらしい写りなんですよね。この印象も素朴な味とのギャップに一役買ってたんじゃないかという気がします。
けどやっぱりメニューには名前だけ見るとさっぱり得体の知れないメニューが並んでいるため、ほかの料理も色々試してみたい店でした。


 アルコ イリス ボンベス 五反田店 (Arco Iris Bembo’s)

  所在:  東京都品川区東五反田1-15-5 第5本宮ビル2F
  電話:  03-3449-6629
  営業:  12:00~22:00(ランチ 11:45~15:00)





2015年8月25日(火)00:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

ドラゴンカレー

最近あまりインドカレーの記事書かなくなったので「Mayugeカレーさぼってんじゃないか」とお思いの諸兄、ちゃんと食べてますよ。ちゃんと食べてます。記事にしてないだけです。やっぱさぼってんじゃねぇか。

ということで土浦にあるドラゴンカレーに行ってきました。

この店はBlogにカレーの記事を書くようになったかなり初期から存在は知っていて、独特らしいそのカレーがずっと気になってはいました。
ただ、所在地が土浦なので行くとしたら車かなぁという感じなんですが、ゴチャッと入り組んだ一帯なのでちょっと面倒に思えて、その上に駐車場が無し。微妙にめんどくさい条件が少しずつ積み重なって今まで気になりつつあと回しにしてました。

で、先日出掛けた帰りにちょうど晩ご飯どきに土浦付近を車で通過することがあったため、今を逃すとまたしばらく機会が無いかもと意を決して訪問。
車は店の横のコインパーキングに駐めました。



ドラゴンカレー(¥1500)。サラダ、ライスorナン付き。メニューには書いてないけどアチャールも付いてきました。
通常のカレーは辛さを「甘口、中辛、辛口、激辛」の4段階から選べるんですが、ドラゴンカレーおよびチェンナイチェティナールカレーは辛口or激辛の選択肢しかないとのこと。値段もこの2品だけ他のカレーよりやや高く、スパイスで原価が上がってると思われます。とりあえず辛口で。
あとナンかライスか聞かれたのでライスを選択。

 「すミまセン、今ライスはチョットねー」

なぜ聞いた。お茶目さんめ。ナンで大丈夫です。

ちなみにもう一つのオリジナルカレーであるチェンナイチェティナ-ルカレーは、南インドのチェンナイにあるチェティナールという街の錬金術師が食べているカレーを店長が自ら現地で確かめ、それを再現したものだそうです。こちらも一度試してみないと。

しばらくしたらMayugeの前に入店してた常連っぽい二人連れのところにライスが運ばれてきてました。貴様らの仕業か!



店の名前を冠したドラゴンカレーは、店長が試行錯誤してたどり着いたという20種類のスパイスを使ったオリジナルレシピとのこと。
インド系カレーというとさらっとしたイメージがありますがこのカレーはもったり半固形。日本で一般的にいうカレーよりもさらに固形っぽく、ヨーグルト程度の流動性です。
写真では埋まってますがここに大きめサイズの野菜やチキンなどの具が入っています。
オリジナルブレンドというだけあってカレーは非常に独特の風味。最も前面に感じた香辛料はクローブだったような気がしましたが、辛味だけではない様々なスパイスが混然と一体になってこってりと効いています。「スパイスこってり」などという表現など今まで想像もしたことがありませんでしたが。常連の方のレビューで「リッチなスパイス使い」と表現されるのが納得のカレー。
「辛さ」以外のスパイス感も満載ですが、辛さももちろんなかなかのものです。

ナンはぱっと見インド系カレー店にしてはかなり小ぶりに見えますが、生地はけっこう厚みがあります。中はきめ細かく気泡が入ってもっちりふわっとした食感で、ナンというより白パンに近いイメージ。厚みと密度がある分けっこうお腹に溜まります。1枚でしっかり満腹。

小鉢でついてくるアチャールはわりと甘味がある味付けです。たぶん実際にはしっかり辛く、しっかり甘い味付けなんでしょうけど、カレーの辛さでマスクされてアチャールがひたすら甘く感じます。生姜のすっきりした香りも効いて美味しいアチャールです。箸休めにつまむも良しカレーに混ぜて食べるも良し。タンドリーチキンなんかと一緒に食べてもよく合いそうです。

食後、店を出てしばらくすると胃の辺りがなにやら熱を発しているのが分かります。まさにカレーは薬膳という感じ。食べただけでデトックス効果がありそうです(個人の印象であり実際の効果を保証するものではありません)。

そういえば今は亡きスパイシーキッチンのウッタラカンカレーがこれとよく似てた気がします。こちらもスパイスをふんだんに使用したドロッと濃いカレーで、食後に体内から熱くなってきた記憶があります。スパイシーキッチンは開店にあたって周辺の店をけっこうしっかりリサーチしてたっぽいことがメニューから覗えたため、このカレーも参考にしてたのかもしれません。


それはそうとこのお店、半年くらい前に現在地に移転してきたところでして、移転後にさっそく訪れた人々のレビューでは「子供や女性を連れては行きにくいエリア」と表現されてました。夕暮れ時に入店してカレーを食べ終わり、店を出てみるとすっかり夜。明るめの色に髪を染めたお姉ちゃんが店の前をぞろぞろと通過していきます。あ、ご出勤ですか。
なんとなく行列の進行方向に目を向けると、角には「案内所」というネオンが煌びやかに輝いてました。中に入ったら地元の名所とか歴史とか特産品について教えてくれるんだと思います多分


ドラゴンカレー [食べログ]
  電話:  029-821-7617
  所在:  茨城県土浦市桜町1-3-16
  営業:  11:30~14:00、18:00~状況によって





2015年7月4日(土)01:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

どまん中(馬刺し定食)

以前、食べログで何かを検索していて何をどう辿ったのか忘れましたがたまたま見付けて気になってた店、どまん中 秋葉原店に行ってきました。秋葉の駅から電気街とは反対側、昭和通り口に出てそのまま路地を少し進んだ辺り。
こちらの店は居酒屋なんですが平日の昼間はランチ営業していて、そのメニューの中にあった馬刺し定食が妙に美味しそうに見えまして。
ということで平日に休みを取って馬刺しを食べに秋葉まで。いやべつに馬刺しだけのために有給取ったわけではないんですが、せっかく平日動くなら土日では食べられないものをと。



ということで熊本県産馬刺し定食(¥1000)。
馬刺しとごはん、味噌汁の他、サラダと小鉢が付いてます。
このほか刺身定食、海鮮丼、焼き魚とミニ刺身セットなどの定食も同じく¥1000である他、さらに¥800~900程度の定食が各種揃ってる様子。
むしろ基本的には海鮮系の料理がメインのお店のようです。
そのほかの定食もかなり惹かれるんですが初志貫徹で馬刺し。



メインの馬刺しアップで。そういえばMayugeは馬刺しは旅館や飲み会の料理なんかで食べたことくらいはある気がしますが、馬刺しがメインを張ってる食事を取るのは初めてです。
肉は非常に鮮やかな赤色で綺麗。おろし生姜、おろしニンニク、レモンが添えてあります。
赤身の桜肉の他、右側の白い切り身はたてがみとのこと。馬油の素ですかね。なんか馬のたてがみにやたらと脂肪分があるというのは聞いたことがありましたが、こういう風に食べるものだとは知りませんでした。

赤身の方は馬刺しと聞いてイメージする通りの、あっさりクセのないまさに赤身肉という感じ。ごはんが進みます。
そしてたてがみはこれとは対照的にしっかり濃厚。舌の上に乗せると体温で脂が溶け出して脂の旨味が口の中に広がります。これまたご飯が進む食べ物。ていうか飲み込んだあと口の中に残った油膜でもう一口ご飯が食べられるレベル。脂にほんのりと上品な甘味があって非常に美味しいです。



小鉢については特に説明が出てないんですが鶏のたたきっぽいです。オニオンスライスと一緒にポン酢で和えてあり、こちらも馬肉とはまた違ったあっさり感。こちらもご飯に合って美味しいです。ご飯が進む食べ物が多すぎる。
定食はご飯と味噌汁のおかわり自由とのことなんですが、おかずがどれもご飯消費能力が高くてダイエットの敵な定食です。

ということで非常に美味しいランチでした。
他のメニューも非常に気になりますが、また来てもたてがみ目当てにまた馬刺し定食を注文してしまいそうな気がします。


どまん中 秋葉原店

  所在:  東京都千代田区神田佐久間町3-37 酒販会館 B1F 
  電話:  03-3866-7675
  営業:  月~木 11:30~14:00、17:00~23:00
       金 11:30~23:30
       土 17:00~23:00
       日曜日・年末年始定休







2015年6月30日(火)01:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

ひき肉少年

先日、店だか神社だかの位置を確認するためにGoogleマップを拡大して街を眺めていたところ、どうにも目を惹くランドマークに目が止まりまして。

 「ひき肉少年」

なんですかね。そこはかとなく昭和のノスタルジックさを匂わせつつ、ちょっとバランスを誤ると通報騒ぎにもなりそうな取扱注意感。小女子で逮捕者の出るご時世ですし。



ということで都内の方に出たついでに訪問。
この辺りはオサレな雰囲気の通りから一本小道に入ると急に下町風になったり風景の変化が激しいですが、ちょうどその境界付近に店が存在しています。店内はそれほど広くはなく、カウンターのみのラーメン屋くらい。キッチンを囲むようにL字型のカウンターがあって入り口に食券の券売機があります。

メニューは基本的には「ひき肉ライス」(¥850)というオリジナル料理がメインで、これにトッピングやサイドメニューによるバリエーションを付けた感じ。



ということでベースとなるひき肉ライスにチーズ、ゆで卵、トマトの3点セットをトッピングした「少年の夢」(¥1000)を注文。ライスが大・中・小から無料で選択できるとのことだったので大で。あとパクチーが平気かどうか確認されました。入れちゃってください。
ちなみにパクチーはトッピングの一環として+¥150で増量することもできます。また、+¥100でライスをジャスミンライスに変更するというオプションもあるようです。

外見か予想される味はキーマカレーか、ひき肉のハヤシライスか、もしくは麻婆系の何かといったところですが、口に運ぶとそのどれでもない独特の味。
無理にたとえるとすると、まずカレーの味を想像して、これを基準として中央に据えたとします。次にハヤシライスの味を想像して、これをカレーの左隣に配置したとします。この状態でカレーからハヤシライスとは反対の右方向に味が変化したものがひき肉ライスだと思ってもらえればいいかもしれません。よけい分かりませんか。書く前から薄々そうじゃないかという気はしてました。
強いて知ってる物で雰囲気を表すとしたら中東系の料理の何かでしょうか。
カレーとは違う独特のスパイシーさがあるルー(っていう表現で良いのかコレ?)からはたぶんオールスパイスっぽい香りをはじめどこかで嗅いだことがある気がするけど言い当てられない様々なスパイスの香りがします。たぶんオールスパイスからドネルケバブ系のものを連想して中東が浮かんだんだと思います。
また、トッピングのパクチーを混ぜ込むと国籍不明加減にますます拍車がかかりますがよく合ってます。デフォルトのライスはチキンスープとトマト、クミンで炊き込んであるとのことですが、ジャスミンライスに変更した場合も相性が良さそうです。



サイドメニューにからあげ(1個¥80、3個¥230)があったので1個。
胸肉の唐揚げで作り置きではなく、1個でも注文を受けてからわざわざ揚げてるようです。熱々。
甘味のある薄味のタレで下味を付けてあって唐揚げなのになぜかどことなくあっさり目という不思議な印象。お手頃なのに肉もジューシーでなかなか美味しい唐揚げです。
Mayugeが待ってる間にテイクアウトで家族分と思われる量の唐揚げだけをどっさりで買っていくお客さんもいました。

あとテーブルの上には春巻きの皮フライと特性にんにくダレの小瓶があって自由に使えます。
春巻きの皮はパリパリの素揚げにして砕いたものでスナック的な香ばしさ。ライスの上に散らすと期待通りの食感と風味。
特製にんにくダレはみじん切りしたニンニクとタマネギなどをミックスして何かした感じのソース。
名前から桃屋のきざみにんにくみたいなものを想像したんですが、そこまでニンニクをメインで前面に押し出した感じではなく、ガーリック風味が効いた野菜ディップソースという感じ。ひき肉ライスに混ぜ込むとちょっと風味が変わって面白いです。
特製にんにくダレは小瓶で販売もしてるようですが、買って帰って肉料理なんかに合わせても美味しそうな気がします。



ということでたまたまGoogleマップで不穏な単語を見かけてなんとなく寄ってみた店でしたが、なんともいえず独特の料理で非常に美味しかったです。
また機会をみてバリエーションやトッピングを色々試したいところ。

そういえば店外に「シンガポール名物料理 紙包鶏(ペーパーチキン)」というプレートが出ていて気になってたんですが、券売機に見当たらなくてそのまま注文し忘れました。こちらもどんなものか気になります。


 ひき肉少年食べログ

  所在:  東京都港区白金1-11-15 1F
  電話:  03-5420-1929
  営業:  11:30~20:00





2015年6月30日(火)00:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

インド大使館 さくらフェスティバル2015

先日日程告知が出てました毎年恒例インド大使館さくらフェスティバル(旧名桜チャリティーバザー)ですが、期間初日の3/31にちょうど仕事で都心の方に出てたので直帰ついでに行ってきました。上司と。

仕事先は霞ヶ関だったため、そのまま徒歩で千鳥ヶ淵に向かって皇居の周りを半周する感じでインドまで。
この日の都内はソメイヨシノがちょうど満開。その辺で桜の木があるたびに仕事帰りと思しいサラリーマンが写メってます。
写真は千鳥ヶ淵に差し掛かった辺りの遊歩道。



あとなんか見たことないケモノがハーネス付けて散歩させられてると思ったら猫でした。
ノルウェージャンフォレストキャット? もっさもさ。
猫ってこういう風に連れ出されてもたいてい嫌がって座り込んじゃうと思うんですが、なんか普通に犬みたいにその辺に落ちてるものの匂い嗅いだりしながら歩いてました。どうやら仕草を見て脳がナチュラルに猫じゃないと認識したため混乱したもよう。



そんな感じで散歩がてらゆっくり歩いてインド大使館到着。

平日の6時前ということで土日に比べるとかなり空いています。それでもそれなりに人は来ているようで横の方の段差とか植え込みの縁など座れそうな場所にはだいたい先客がいる感じ。
露店群の中程では土日ほど客が来てなくて暇なのか店員がテントから出てきて呼び込み中。「ニーヒャクエン! ニヒャクエンニヒャクエンニヒャクエン! 安いヨー!」と叫んでますが何が200円なのかはまったく言ってないので分かりません。

ちょっと目を離したらいつの間にか上司がインドビールを片手にして屋台を背景に自撮りしてます。あ、アリですか。ちょうど私もラムチャイとか美味しそうだなぁとか思ってたとこなんですよね。
このところ上司内では自撮りがマイブームとのこと。さっきも桜とかお堀とかと一緒に撮ってました。
どうやら「自分が写った記念写真」ではなく「自撮りであること」がポイントのようなので手出しはしないことにしてラムチャイ買いに行ってきます。



ここ3年ほど連続してムンバイセットばっかり食べていたので今年は別の店にしようかと写真左側、南インド料理 ポンディシェリの露店でポンディシェリセット(¥1000)。チキンカレー、ほうれん草とマッシュルームのカレー、サモサ、チキンティッカ、ナン、ライスが入ったセット。内容、価格ともに隣のムンバイのセットを臆面もなくパクッた感じ丸出しですがおおらかに共存してる様子。ていうか付いてきたお手拭きにムンバイのロゴが入ってました。むしろ関係店なのかも。インパクトのあるジャガンナータ神のイラストを看板にしてるのと、日本ではやや珍しい気がする南インド料理を売りにしてるのとで数年前から毎回気になってたお店です。
けどよく見たらこのセットは特に南インドらしさは無いような。マサラドーサセットとかサンバルセットなどもあったんですが、そっちの方が店の特徴である南インド料理らしさを楽しめたかもしれません。
チキンカレーは見た目でバターチキン的な甘酸っぱいやつかと思ったらおろし野菜ベースのけっこうスパイシーなカレー。こういうの久しぶりに食べた気がする。ほうれん草とマッシュルームのカレーはコクがあって濃厚なタイプで、2種類がそれぞれかなり別系統の味でなかなか良い組み合わせでした。

右上は一昨年も買いましたAHILYAの串焼き色々からシークムルグマライ(生クリームとチーズのソース 「辛くないよぉ~」との記述アリ」)とシークケバブ(マトン)。2本で¥400。さっきのニヒャクエンってひょっとしてこれか。あともう一本は上司が買ったシークチキンティカ。

右下はラムチャイ(¥400)。チャイにラム酒という組み合わせは以前にNONでも見かけましたが定番なんですかね。本場ではヒンズーにしろイスラムにしろあまりお酒は飲まないイメージですが。
ブランデーティーみたいに香り付け程度にちょっと加えてあるのかと思ったら、まずカップにだばーっとラム酒を注いでそれをホットチャイで割ってる感じ。おおむねお湯割りくらいの感覚でした。組み合わせとしてはチャイにラム酒はやっぱりよく合ってる気がします。味見してみた上司にも好評でした。


ということでいつも通りのさくらフェスティバルでしたが、今回たまたまタイミング良く仕事があったので平日の様子も見られまして。時間がやや半端だったのもあるかもしれませんが空いていて買い物もしやすくかなり快適でした。土日の歩くこともできないような混み具合に比べるとかなりお勧め。

そういえば帰る前に正門の横の店でレトルトとかスナック見てこようと思ってたのに、通用口から靖国神社の方に出ちゃったので忘れてたのに今ごろ気付きました。

過去のインド大使館 さくらフェスティバル / さくらチャリティーバザー
 2005年 前編後編
 2007年
 2008年
 2012年
 2013年
 2014年



2015年4月10日(金)00:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

海ぼうず あぶらぼうず&きんめ2色丼

年末、鹿島に2回目の夜景撮影に行った際、昼は以前から銚子に来る度に訪ねてた店海ぼうずに行ってきました。
久しぶりにアブラボウズが食べたくなったので。

写真は昼食べ終わったあと実家に送る用の魚探したり景色に釣られたりしてるうちに夕方になって上ってきた満月。犬吠埼の辺りから。
私はたまたまこの日が空いてて行き当たりばったりに来たんですが、海際には最初から水平線と満月を狙ってきたらしい先客が数名陣取ってました。
まあ私も三脚持ってて端からみたらそう見えたかもしれませんが。



ということでお昼はあぶらぼうず&きんめ2色丼(¥2600)に海鮮あら汁追加(+¥500)で。ランチとしてはちょっと贅沢な気もしますがせっかくアブラボウズ食べに来たんですし。

2色丼もけっこう大きめの丼なんですが、あら汁の器の直径がすごいのでミニ丼みたいに見えてしまいますね。
後ろに見切れて写っている湯飲みとの比較でお察し下さい。
ここのあら汁は汁というより煮物のごとく大量の具が沈んでいて非常にコクのある良いダシが出てるため、毎回誘惑に負けて追加してしまいます。



せっかくなので2色丼アップ。
いや色合い的にはわりと地味ですけど。
ピンクっぽい方がキンメで白っぽい方がアブラボウズ。
そういえば照り焼きは食べてましたが生のアブラボウズ食べるのは島武の巨大回転寿司以来で2回目かも。

キンメはいかにも白身魚という感じのあっさり目で旨味があってコリコリと良い食感。アブラボウズは柔らかめですが名前の通りこれでもかっというくらい脂が乗っててまったり濃厚白身魚。方向の違う2種類の魚が楽しめて良い組み合わせです。けっこう大きめの丼に2種類の切り身が隙間無くびっしり乗ってて非常に満足なボリューム。やっぱこれ選んでよかった。



あと食べてたら料理長からの差し入れとのことで小鉢いただきました。
サンマの何とかと説明されたんですが、咀嚼と味覚にエネルギーを回してたため記憶野の燃料が不足したらしく忘れました。噛むことで脳が活性化して記憶力が良くなるとか言ってますがあれは嘘です。
活性化してその程度とか言ってる奴誰だ。

ということでサンマの切り身を甘酢で〆た感じの何か。こちらもあっさりしてて美味しかったです。
あれ、なんかワカメ入ってたような気がしたんだけど写ってないな。下敷きになってるのかな。記憶違いかな。
活性化してその程度とか言ってる奴誰だ。



 海ぼうず [食べログ]

 所在:  千葉県銚子市新生町1-36-11
 電話:  0479-25-3339
 営業:  平日11:30~14:00、17:00~21:00
      土日祝 11:30~21:00
      月、火曜定休(祝日の場合は営業)





2015年2月19日(木)01:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理


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