おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


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スパイシータンドール 土浦店

ちょっと戻って連休直前の4月末、パイシータンドール 土浦店に行ってきました。

バイキング形式の食べ放題で、以前から時々話は聞こえてて気になってた店です。ランチが平日が¥1050、土日は¥1350(大人)ということなので、ちょうど土浦方面に所用があって半休を取る機会があったときに平日ランチを試しに。

店の場所が土浦市街からもちょっと離れているのもあって、今まで来る機会がなかったんですよね。

システムは90分の食べ放題で、ランチが先ほど書いた通り平日が¥1050、土日は¥1350、ディナーは¥1480。あとドリンクバーが¥210。さらにアルコールドリンクバーが男性¥1280、女性¥800らしいです。



ということでまずはバイキングコーナー各種。

上段の写真は店に入ってすぐの場所に並んだカレー各種の保温容器。
奥側左から、シーフードカレー、ナス入りキーマカレー、シェフスペシャルカレー、バターチキンカレー。
手前に移って左から、名前無し(おい)、ウッタランチャルカレー、ミックス野菜カレー、何か書いてあるけどラベルが読めません、の合計8種類(?)のカレーが並んでいます。なぜか前列が若干カオスな印象ですがバイキングでカレー8種はなかなかの充実っぷり。

手前に「辛」と書かれた謎の瓶が置いてあって中身が気になります。気になるだけで試しておくのを忘れていたことを記事書いてて思い出しました。

そして中段の写真はカレーの裏側に回りこんだところ。こちらには「サブジ」と書かれていて個別の説明は無し。
サブジというとおかずとか付け合わせというような意味と理解してますが、合ってるかどうかは知りません。
左からゆでカボチャ的なもの、白菜あんかけ炒め的なもの、ナス的なもの、赤いもの、焼きそば的なもの。

写真下段はサブジコーナーの対面にある厨房カウンター。
こちらには揚げ物とデンプンが鎮座。さらにナンはここでオーダーするとその場で焼いてくれるシステム。
タンドリーチキン、インド餃子、バトゥラ(揚げナン)、ミックス野菜のロティ、一口大に切ったシークカバブ、ミックスパコラ(天ぷら)などが並んでました。

立ててあったプレートによると、ナンはプレーン、バター、セサミ、ガーリック、チーズ(ディナータイムのみ)バジル、ペッパーのバリエーションがあるとのこと。
さらにクルチャ(具入りナン)としてキーマ、ベジタブル、ミックス(肉、野菜、チーズ入り)、あんこがあるとのこと。
あんこ入りナンとはまた意表を突いた和印折衷。カレーうどんという日本的和印折衷に対するインド人からのアンチテーゼと見てよろしいか? いちおしデザートという位置付けらしいです。アイスと一緒に食べるのもお薦めとのこと。
イメージ的にはかなり意表を突いた組み合わせですが、素材的には無理なく美味しそうです。ていうか平べったいあんパン?



こちらの上段はサラダコーナー。
こちらは普通に生野菜各種とドレッシングが並んでいて普通のサラダバーとそんなに違いはありません。ラッキョウの隣にいるのはアチャール?

下段、デザートコーナーはマンゴープリン、木苺ヨーグルト、パンナコッタ、カスタードプリン、あんこ。
とくにインドのデザートというわけではない様子。あと、撮し忘れましたが横にソフトクリームのサーバーがあり、これも通常の食べ放題の一部とのこと。ドリンクバーとどっちに分類するかが微妙なとこですな。



ということで気の向くままに確保。
ナンはガーリックかペッパーあたりが普通に気になったんですが、初めて見たのでバジルナンを。焼き上げたプレーンナンにギーの替わりにバジルバターを塗ったような感じですね。ほんのりバジルが香りますが、カレーと一緒に食べるとそこまで主張は強くない感じ。
ナンは小振りで実質ハーフナン程度のサイズ。色々試したいのでむしろありがたいところ。

カレーはまずはバターチキンとシェフスペシャルカレーから。
バターチキンは普通に「インドカレー屋でチキンカレーといえばコレ」という感じのカレー。Mayuge的にはバターチキンを名乗る場合、もうちょっとバター風味というか乳製品臭さを前面に押し出したバランスの方が好みなんですが、スタンダードに美味しいです。
シェフスペシャルカレーの方はちょっと酸味のあるおろし野菜ベースかな?という感じのカレー。大きめに切った野菜ゴロゴロでチキンカレーに比べるとあっさり目。こちらもなかなか。
ナンを円盤状にしたようなのはバトゥラ。ディワリ イン ヨコハマで食べたのと同様の揚げナン。カリッと揚がった表面の風味がよいです。中はもっちり。インド料理店で普通のセットメニューに入ってることは滅多にないので、これが食べられるのは嬉しいところ。
三角に切ってあるのはミックス野菜のロティ。ロティはアンマーカリヤとかスリランカフェスティバルなど、インドというよりはスリランカ方面の店やイベントでよく見るナンに似た感じの小麦粉のもの。小麦粉カナニカダ
バターを練り込んでパイのように多層になってることが多いのと、おそらく無発酵なのと、何となくタンドールではなくフライパンで焼いてるのではないかなーという辺りがナンとは別物と理解していますが確認したわけではありません。
こちらは刻んだ野菜が生地に練り込んであって薄焼きでどっちかというとチヂミっぽい感じ。これはこれでカレーにもいけます。

サブジのコーナーにあったゆでカボチャ的な物は見た目の通りゆでカボチャでした。notカレー味。
トレイ真ん中の上の方にコロっといるのはシークカバブ。一口大に切ってあって最初見たときに何だろこれっ思いましたが、味は普通にシークカバブ。美味しいです。せっかくなら切り口は斜めにした方がそれっぽいんじゃないかと思います。
シークカバブ横にいるタンドリーチキンはカレー風味すらなくてどう見ても唐揚げです本当にありがとうございました。

あと右端とカレーの横にいる天ぷらっぽいのはパコラ2つ。
右端のはさつまいものパコラ。こっちは普通に日本の天ぷらと変わらない感じ。
カレーの横にいる丸っこい方は、囓ってみたらマッシュポテトに何かツブツブした物が入っていて全体に妙にもっちりした食感。これはちょっと面白いし素朴な味ですがなかなか美味しいです。



そしておかわり。
今度はサブジ的な物を重点的に。
左側のトレイ、サブジのコーナーから取った3点は全体的にスパイス味、カレー味ではなく、中華料理っぽい感じ。
焼きそばっぽいやつはちょっと平たくて縮れた麺で、インド旅行中にカレーに飽きたら利用していたチャイニーズレストランのchow mienとかいうの(うろおぼえ)に似てます。すなわちたぶん炒麺。

ちなみにインドでのもう一つのカレー休めとなった食品はfried riceでした。すなわち炒飯。この二品はインドで注文しても日本人に馴染み深い物と同じ味で出てきて安心。
当たり前じゃないかと思われたアナタ、インド人に当たり前などという単語は通用しないということを脳みそかっぽじってよく憶えておきやがれです。
いったいどうやったらブツ切りの鶏と野菜を鍋に入れて水で煮るだけの料理を間違って憶えるんだ。

話が逸れました。
あとはさっき美味しかったシークケバブと謎のパコラをもう一度。
厨房にいた兄ちゃんにその丸いパコラを指して「これ何ていう料理ですか?」と聞いてみたところ、「ジャガイモ。」と言われました。

…いや、素材がジャガイモなのはおおむね予想は付いてたんだけど、なんかヒンディーでもいいから料理名が知りたかったなーと思いつつおとなしく撤退するチキン。
で、囓ってみたら本当に中身はジャガイモオンリーなんですが。え?さっき私が食ったのはいったい何!?
ひょっとしたらこれは粗めに潰したマッシュポテトに衣を付けて天ぷらにするのが正しい姿であり、さっき私が食べた部分はつなぎか何かが混ざりきらずにたまたま絶妙なモチモチ具合のバランスになってただけだったんではないかと解釈することにしました。しかし実際のところは不明。

そして餃子的なもの。
初回見たときはただの既製品の餃子に見えたのでスルーしたんですが、よく見たらボードに「インド風自家製餃子」と書いてありまして。
餃子はもちろん中華料理なんですが、近年インドでもガラムマサラやスパイスを加えてインド風にアレンジした餃子が広まってるとのこと。これはちょっと面白そうなのでチョイス。

…どうもこれはMayuge舌アナライザーによると、味といい形といい、やっぱり普通の既製品の餃子ではないかと思うんですが。

右側のディッシュ、ライス二山は黄色いのがマサラライス、赤いのがマトンビリヤニ。
黄色いのでサフランライスかターメリックライスだろうと思ったらマサラライス。黄色いのはまあターメリックなんでしょうが、クミンなど何種かのスパイスが一緒に炊き込んであるようです。米自体はどちらもふつうのジャポニカ米。ほんのりとスパイスが香ってよい感じです。
ビリヤニは要するにスパイスの効いたインド風ピラフ。
ビリヤニがメニューにある店はそれなりにあるんですが、日本のインド料理店ではおそらく一日にそんなに何度も注文されるものでもないでしょうし、本来の炊き込み式ではなく、ご飯に具を混ぜる方式で出しているところがほとんどだろうと思います。本当に炊き込みご飯のビリヤニが食べられるのは意外に貴重なんではないかと。けっこう辛めですが美味しいです。

カレーはウッタランチャルカレーとナス入りキーマカレー。うったらんちゃるとは何ぞや。

調べてみたら地名でした。シェフの出身地のカレーとのこと。
奇抜な名前の割にはわりと普通にインド風野菜カレー。先ほどのミックス野菜カレーとはまたベースが違うようで、これはこれで美味。ちょい他のカレーより辛めだった気がします。
キーマカレーにナスって組み合わせは定番なんでしょうか、以前もどこかで見たなと思ったらGunsでした。キーマはマトン風味だった気がしますけどちょっとうろ覚え。



あ、サラダコーナーのこれ。

 ドレッショング。

惜しい。

ということでちょっと食べ過ぎ感が強いですがしっかり堪能しました。
とにかく選択肢が豊富なのはいいですね。今回一回では気になる物を一巡することすらできませんでしたし。特にナンとクルチャ各種はそうそう何枚も食べられるものではないですし、一通り試すには何度か来店する必要がありそうです。
価格は休日のランチはちょい高くなりますが、メニューの充実度からすればこの価格でも妥当なとこではないかと思います。平日ランチならかなりいいコストパフォーマンスと言えるでしょう。

若干惜しいところというとタンドリーチキンと餃子ですが、下調べの時点では少なくともタンドリーチキンがちゃんとタンドリーチキンだったという証言があったため、シェフの余裕とかローテーションでこの辺りは変わるのかもしれません。

あと、アンケートが置いてあったので、追加希望メニューにとりあえずサモサと書いておきました。
さらについでに要望のところに、デザートコーナーにインドらしさが無いのでバルフィとかハルワのようなインド菓子希望、とか無茶を承知で書いてみました。


 スパイシータンドール 土浦店

  所在  土浦市都和4-4233-2
  電話  029-835-3841
  営業  11:00 - 16:00 [LO 15:00]
      17:00 - 22:00 [LO 21:00]





2009年5月27日(水)23:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

旭屋(関アジ・大トロカンパチ相盛り・タイラ貝)

祭のあとは鶏の丸焼きに寄り道してつくばに戻り、晩ご飯は刺身定食で何度か採り上げている旭屋へ。

ニケ的には去年のGWに逃して以来の一年がかりのリベンジとなります。残念ながらあん肝刺身は完膚無きまでにシーズン終わってますが。


まずは今日一日(ていうか実際には昨夜のつくばまでの移動もだけど)ずっと一人で運転を担当していたニケ's旦那への労いのため、能登産岩ガキ(¥980)を注文。
厚みのある大ぶりな岩ガキは貝好きのニケ's旦那もご満悦の一品。



そして定食を各自注文。

例によってまずは日替わりのお薦めを確認。Mayuge的には、極上ノドグロ(赤ムツ)刺身定食というのが目を惹いたんですが、残念ながら本日はすでに完売だそうで。
本マグロ大トロ・カンパチ相盛り定食(トンカツ付き)(¥1680)を選択し、これのトンカツをナス焼きに変更しました。
というのも、3人でそれぞれ注文決めてみたら全員副菜がトンカツだったので、それなら以前から気になってたけど組み合わせの都合で今まで食べる機会がなかったナス焼きを試してみようかと。

ちなみに定食の副菜は別のものに変更が可能ですが、組み合わせによっては若干追加料金が発生するとのこと。
トンカツ→ナス焼きの変更は追加料金は発生しませんでした。

本マグロ大トロ・カンパチ相盛り定食はわりと日替わり定食の中では常連なため、よく見たら以前の記事の時にも食ってますな。まあ、これはもう名前を聞いただけで美味しくないはずがないじゃないですか。透明というより白く見えるほど脂ののったカンパチも当然美味しいんですが、大トロのトロっぷりが相変わらずの素晴らしさ。口に運ぶと即座に溶けて無くなる感じ。

副菜のナス焼きは味噌ダレに漬けた揚げ浸しっぽいもの。しぎ焼きってやつですかね? ナスの揚げ浸しはけっこう好物なのでこれまた非常に嬉しい食べ物。
付け合わせは納豆、そしてバナナ。

そういえばニハさんが「あそこはトンカツとバナナを食べる店かと思ってました」と言ってたのを思い出しました。どうやらつくば在住時に来店したことはあったものの、魚が美味しい店だと知らず、刺身を試してなかったそうで。もったいない。

バナナはどうも夜に定食を注文するとデフォで一本付いてくる様子。Mayugeは普段昼食に来るのがメインで、この店で以前に1度だけバナナを目撃した記憶があり、あれは何だったんだろうと思っていたんですが。



ニケは関アジ刺身定食(トンカツ付き)(¥1480)
写真ではお伝えしきれない感じですが、アジの切り身の光沢がすごくキラキラしていて見るからに美味しそう。
口に含むと新鮮なアジ特有の香りがあって、当然ながら非常に美味しいです。
港町とかで魚を食べると、刺身を口に含んだときに不意にこの香りがすることがあるんですが、何か呼び名とかありそうな気はするんですけどね。
副菜はトンカツ、付け合わせは納豆、そしてバナナ。

本日は味噌汁がアラ汁だったため、お得感はMayuge内比率で平常時からさらに20%増し。



貝好きなニケ's旦那は定食も殻付きタイラ貝刺身定食(アジフライ付き)(¥1680)を選択。さらに副菜のアジフライをトンカツに変更。
おそらくタイラ貝刺身はあっさりした食べ物になるだろうから、ガッツリしたトンカツとのカップリングが胃袋的に嬉しいだろうとの判断だそうで。
アジフライ→トンカツへの変更は追加料金がかかる組み合わせだったらしいです。が、いくらなのか聞いておくのを忘れました。

ちなみに以前アジフライが副菜になってる定食も食べましたが、アジフライも美味しいです。肉厚で食べごたえもあり、これだけをメインにアジフライ定食で食べても十分に満足できるであろう完成度でした。


そして届いた定食を見て、まず器になっている貝殻の大きさに驚愕。
トンカツを基準にアジ刺身定食と比較してもらえればおおよその感覚が掴めるのではないかと思います。

貝本体の刺身を盛りつけた他に、貝ヒモ、貝柱をそれぞれ別々に小鉢に。さらに横には副菜のトンカツが控えており付け合わせは納豆、そしてバナナ。

柔らかい食感にほのかな甘味という刺身は、淡泊な味わいという点では予想通りでしたが、このボリュームともなればやはりこれだけで十分に満足できるレベル。これだけでは物足りないかもとふんで副菜をトンカツに変更したニケ's旦那の読みは完全に裏目に。最初に岩ガキも食べてますしねぇ。
しかし富士山盛り騒動から大切なことを学習したニケ's旦那は、今回はデンプンを後回しにしてでも主菜を思い残すところ無く食べておく戦術で対応。納豆は苦手だそうでそっちはまるごとニケへ。ニケが何やら真剣な顔で考え込んでるので何かと思ったら、刺身を味わうためのご飯と納豆ご飯を楽しむためのご飯の配分比率について検討してた様子。



あ、貝柱を付けるのを忘れてたといってあとから届きました。もう本体食べ始めちゃってたので別写真で。

胃袋に余裕がなかったためバナナは全員テイクアウト。



 旭屋

  土浦市荒川沖 6-138
  TEL : 029-841-0022
  営業時間 10:30~23:00
  定休日 日曜・祝日





2009年5月21日(木)00:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

笠間 陶炎祭2009 後編

2009年陶炎祭後編。前半はこちら


陶炎祭の魅力というと陶器の他に会場内で販売されているちょい珍しめの食べ物群。普通の祭の出店とはちょっと方向性が違いますよね。

ニケが早速ラムチョップとサングリア抱えて戻ってきました。運転の交代がどうとかもはや愚問。Mayugeはその横の豚汁を購入。タイ風焼きそばはニケ's旦那購入。
それから右側の謎の装置は京焼き栗。高圧釜で蒸し焼きにした大粒の栗は、表面が真っ黒になるほど焼かれているにもかかわらず内部はしっとりホクホク。非常に甘味が強くて美味しいです。しかし本当に釜の蓋を開けたとこの焼きたてで買ったため、えらく熱いんですけど。
あと、Mayugeはいちおう京都府で栗が名産とされる丹波地方の出身なんですが、京都でこんなマシーン使って栗焼いてるところは見たこと無いんですけど。
まあ美味しいからキニシナイ。

暑いにもかかわらず、なんか誘惑に負けて熱い食べ物を買い込んでしまいましたが、これはおそらく晩秋~冬に買えば嬉しさがさらに倍増の商品。「今日は暑いからオマケ!」といってさらに増量もらいました。

あと、写真忘れましたが去年美味しかった煎餅汁を今年も食べてきました。食感とか面白いし具がたっぷりで美味しいです。



そして陶器に戻りまして、田山陶房、作風から察するに田山千晶氏の作品とおぼしい一群。
白と青の背景のコントラストと、霞んだ水彩画のような絵が遠くからも目を惹きます。
で、左端にある大きめの深皿か浅い鉢のようなものにニケが捕まりまして。
白い菖蒲の花が不思議な感じにぼやけ、て印象派の絵画チックになってます。
どうやらニケ的にはこれを自分のお小遣いではなく夫婦のお家サイフで購入したいらしく、考えつ眺めつしながらチラチラと旦那に視線を送っています。なんか唸ってみたりしてるから威嚇してるようにも見えますが。
根負けしたニケ's旦那が

 「いいよ…買っても(´・ω・`)」

と言った途端、その言葉を待っていたとばかりにニヤっと笑いつつ「甘いなぁ~」などと余計なことを口走ったため、即座に「あ、そういうこと言うなら買っちゃダメ(´・ω・`)」と撤回されてさらっと形勢逆転。
まあ無事に購入できたようですが口は災いの元を地でいってますな。

ちなみに花瓶の桜の絵が何となく記憶に引っかかるところがあって去年・一昨年の写真を確認したところ、一昨年にすでにニケが同氏の作品に捕まってた形跡が残ってました。
このあと一巡りしてまたこのブースを覗いたところ、中央に二つあった木蓮の花瓶が両方売れてました。どうやら丼を挟んで攻防を繰り広げるニケ夫妻の横で悩んでいた オッサン 紳士が、花瓶を両方まとめて買っていった様子。やるなぁ。



会場内には、祭に出店されてる陶工の方々が決まったテーマに沿った作品をそれぞれ作り、これをまとめて展示している企画展のコーナーがありまして。
それぞれにスポンサーが付いてるらしく、伊藤園のまったりのんびり茶器展、TULLY'S COFEEのお家でカフェ展、キリンビールのキリンビアカップ展といった題名が付いてました。
さて、ここにヒマワリが浮き彫りされたタンブラーがあり、ヒマワリ好きのニケがこれに捕まりまして。ブースNoを確認して戻ってみたところ、小鷺窯、森恭氏。
去年もちょっと気になる作品が多かった虫食いリンゴとかヒツジ付き鍋の人ですな。ご自身のサイトが無いためか、記事で採り上げて以降、名前の検索から当Blogに来る人が時々ある印象です。
ニケがついでにその横にあった蓮の花が付いた鍋にも捕まりまして、考えつ眺めつし始めました。うん、ブースのテントの外から旦那がすごく何か言いたげな目でこっち見てるよ。あと、旦那が決してテントの中に入って来ようとしないよ?

さすがにこれもお家サイフで、とまで言いだす度胸はなかったらしく、こちらは自分の小遣いで購入決定。
丸っこいシルエットの土鍋が可愛らしいですな。ゴロッとした大きな具の入ったスープとか似合いそう。



今回のMayuge収穫物。左端から、ワラビっぽい模様の白い皿は牛田洋子氏の作品。
これは斜めに図が描かれてますが、別バージョンで同じ系統の図柄が辺と平行に描かれたバージョンがありまして。平行バージョンはそこにあったのが最後の1枚、斜めバージョンは何枚か積んであったんですよ。で、それぞれ1枚ずつ買おうかと思って斜めバージョンを比較検討すべく右手に持っていた平行バージョンを一旦置き、斜めバージョン数枚を比較に入ったところで山賊登場。

 「手に持ってるものでも持ち去られるのに、下に置いたら持って行かれるに決まってるじゃないですか」

などと山賊主張しつつ平行バージョンの最後の1枚はニケがお買いあげ。
山賊や。山賊がおる。

その隣はアンモナイトっぽい形の取っ手付きマグカップ。「雲」クラウド 中島健蔵氏の作品。
落ち着いた緑に釉薬が沸き立ったような不思議な感じの模様と、アンモナイトがそれぞれいい味わい。
あと、写真下側に別に撮ってますが、素焼きっぽい六角形のソーサーに描かれた幾何学模様も面白いです。
個人的には普段使い用のカップにはもう少し大きめのものがいいんですが、デザインに何かと気に入った点が多かったのでつい購入。

赤土っぽい色の小鉢は佐藤泰正氏の作品。
色の違う土を器に練り込んで表面を削り、そこに偶然現れる模様を楽しむ感じ。なんかこの器が非常にくっきりして、しかもなんとなく深海魚の化石っぽい形になってるのが面白かったのでつい購入。

右端の黒のフリーカップは阿形一郎氏の作品。
場所によって金属っぽい光沢があります。カップの下の方~高台にかけて、波打った六面の螺旋状に削り込んである部分がなかなかよい感じ。真横から見た様子を下に別の写真で貼ってみたんですが、立体物を直に見ないとやはりちょっと魅力が伝わり難いですかね。



ところで謎の触手オブジェの触手が一本破損してたんですが。やはり夜な夜な動き出しては近所の畑を荒らしたりしてて、通りすがりの勇者に退治されたりしたんでしょうか。

出発の時点ではまた「時間があれば益子の方の陶器市も」とか言ってたんですが、やっぱり陶炎祭を見てまわってるだけで日が傾いてきたのでそのままつくば方向に。
せっかくなのでちょい回り道して先日の鶏の丸焼きを購入してから帰宅しました。

あ、最後になりましたが運転はもちろん一日中ニケ's旦那の提供でお送りしました。どうもありがとうございました。



2009年5月12日(火)21:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

笠間 陶炎祭2009 前編

5/1は一昨に引き続き笠間の陶炎祭に行ってきました。例によってニケ夫妻と一緒に。

去年、連休の半ばに行ったら混雑がえらいことになっていたため、今年は有休を使って合間の平日での参戦となりました。
ということでニケ夫妻は4/30の夜からつくばに移動し、うちに泊まって5/1は朝から笠間に向けて出発。せっかくなので朝ご飯はクーロンヌでパンを購入。今回はサービスエリアに寄るとか言い出す奴もいなくてスムーズに到着し、駐車場も会場のものが普通に使えました。
ここしばらくわりと涼しい日が続いてたんですが、この日は夏かっていうようなよい天気。暑いです。せっかくなので暑苦しい木漏れ日の様子など写真でお裾分け。

ということで一日見てまわって目に止まったものなど収録。



やたらと目力のある恐竜。青木美佐緒氏の作品。一昨年のクジラの人ですな。鉢植えクジラは今年もちょい別バージョンがいました。個人的にこのクジラは非常に好きです。
通りかかる我々以外のお客様方には力強い恐竜モノの鉢がやはりウケがいい様子。でかいし迫力ありますしねぇ。子供とかすごいテンション上がってますよ。



毎度お馴染み大崎透氏の陶の動物園。
ニケが「ぬお~。カ~バ~。」と例によってスイミングカバに熱烈なラブコールを送っていますが、けっこうなお値段なため今回も眺めるのみ。
ていうか、出発前の様子では勢いで買っちゃいそうな様子だったんですが、予め警戒した旦那から釘を刺されていたのと、なんだかんだでこのブースに辿り着くまでにもけっこう色々買い込んじゃってたためにブレーキがかかったもよう。
しかしこのカバは記憶が間違ってなければ毎年わずかずつ値下がりしてきてるため、どこかでスイッチが切り替わったら買っちゃうんじゃないかという気がしてます。



数年前にMayugeが潮来の道の駅で購入したブサネコカップの作者判明。ふえ工房の天野富佐子氏の作品だったようです。まったく同じカップが並んでました。
写真一番上は同氏の別デザインのカップ。相変わらず愛嬌のあるブサネコを量産中のようです。ていうかキミはひょっとして広瀬か?

野草の絵を施した絵皿は渡辺兼次郎氏の作品。ありふれた野草をサッとしたタッチで描いてあるんですが、特徴がよく掴めているためか、ぱっと見て何の野草か分かるという植物好きの心をくすぐる作風。
描かれる野草もバリエーションが豊富なため、毎回ニケがここで捕まっては小皿などを延々と物色してます。

ペンギンの群れがいるのは外山亜基雄氏のブース。一羽だけ卵間違ってるのが妙に気になります。しかしこいつを飾るには通常バージョンのペンギンを複数くらい並べないと絵にならないというお得意様トラップ。
さらにこの横の方には地面にべたっと腹這いになり、いい感じに力が抜けてくつろいでるペンギンがいまして、これを買うかどうかずっとニケが悩んでました。
この人は一昨年のロボットの人ですね。今回もブースのあちこちにロボットがいました。ROプレイヤー的には一部のロボットがディミックに激似でちょっと警戒。



こちらのザクヘッドとドムヘッドは浅井篤氏の仕業。実はこの2点+αは去年も見てまして、Blogにも載せようかと思ってたんですが、写真枚数制限とかの都合でお蔵入りしてたんですよね。
どうもモビルスーツに目が行きがちですが、この人の作るクレーターだらけの月面か小惑星のような表面をした器もかなり面白いです。

写真枠を使い切ったので後半に続く。



2009年5月12日(火)21:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理


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