おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


スパイシータンドール 土浦店

ちょっと戻って連休直前の4月末、パイシータンドール 土浦店に行ってきました。

バイキング形式の食べ放題で、以前から時々話は聞こえてて気になってた店です。ランチが平日が¥1050、土日は¥1350(大人)ということなので、ちょうど土浦方面に所用があって半休を取る機会があったときに平日ランチを試しに。

店の場所が土浦市街からもちょっと離れているのもあって、今まで来る機会がなかったんですよね。

システムは90分の食べ放題で、ランチが先ほど書いた通り平日が¥1050、土日は¥1350、ディナーは¥1480。あとドリンクバーが¥210。さらにアルコールドリンクバーが男性¥1280、女性¥800らしいです。



ということでまずはバイキングコーナー各種。

上段の写真は店に入ってすぐの場所に並んだカレー各種の保温容器。
奥側左から、シーフードカレー、ナス入りキーマカレー、シェフスペシャルカレー、バターチキンカレー。
手前に移って左から、名前無し(おい)、ウッタランチャルカレー、ミックス野菜カレー、何か書いてあるけどラベルが読めません、の合計8種類(?)のカレーが並んでいます。なぜか前列が若干カオスな印象ですがバイキングでカレー8種はなかなかの充実っぷり。

手前に「辛」と書かれた謎の瓶が置いてあって中身が気になります。気になるだけで試しておくのを忘れていたことを記事書いてて思い出しました。

そして中段の写真はカレーの裏側に回りこんだところ。こちらには「サブジ」と書かれていて個別の説明は無し。
サブジというとおかずとか付け合わせというような意味と理解してますが、合ってるかどうかは知りません。
左からゆでカボチャ的なもの、白菜あんかけ炒め的なもの、ナス的なもの、赤いもの、焼きそば的なもの。

写真下段はサブジコーナーの対面にある厨房カウンター。
こちらには揚げ物とデンプンが鎮座。さらにナンはここでオーダーするとその場で焼いてくれるシステム。
タンドリーチキン、インド餃子、バトゥラ(揚げナン)、ミックス野菜のロティ、一口大に切ったシークカバブ、ミックスパコラ(天ぷら)などが並んでました。

立ててあったプレートによると、ナンはプレーン、バター、セサミ、ガーリック、チーズ(ディナータイムのみ)バジル、ペッパーのバリエーションがあるとのこと。
さらにクルチャ(具入りナン)としてキーマ、ベジタブル、ミックス(肉、野菜、チーズ入り)、あんこがあるとのこと。
あんこ入りナンとはまた意表を突いた和印折衷。カレーうどんという日本的和印折衷に対するインド人からのアンチテーゼと見てよろしいか? いちおしデザートという位置付けらしいです。アイスと一緒に食べるのもお薦めとのこと。
イメージ的にはかなり意表を突いた組み合わせですが、素材的には無理なく美味しそうです。ていうか平べったいあんパン?



こちらの上段はサラダコーナー。
こちらは普通に生野菜各種とドレッシングが並んでいて普通のサラダバーとそんなに違いはありません。ラッキョウの隣にいるのはアチャール?

下段、デザートコーナーはマンゴープリン、木苺ヨーグルト、パンナコッタ、カスタードプリン、あんこ。
とくにインドのデザートというわけではない様子。あと、撮し忘れましたが横にソフトクリームのサーバーがあり、これも通常の食べ放題の一部とのこと。ドリンクバーとどっちに分類するかが微妙なとこですな。



ということで気の向くままに確保。
ナンはガーリックかペッパーあたりが普通に気になったんですが、初めて見たのでバジルナンを。焼き上げたプレーンナンにギーの替わりにバジルバターを塗ったような感じですね。ほんのりバジルが香りますが、カレーと一緒に食べるとそこまで主張は強くない感じ。
ナンは小振りで実質ハーフナン程度のサイズ。色々試したいのでむしろありがたいところ。

カレーはまずはバターチキンとシェフスペシャルカレーから。
バターチキンは普通に「インドカレー屋でチキンカレーといえばコレ」という感じのカレー。Mayuge的にはバターチキンを名乗る場合、もうちょっとバター風味というか乳製品臭さを前面に押し出したバランスの方が好みなんですが、スタンダードに美味しいです。
シェフスペシャルカレーの方はちょっと酸味のあるおろし野菜ベースかな?という感じのカレー。大きめに切った野菜ゴロゴロでチキンカレーに比べるとあっさり目。こちらもなかなか。
ナンを円盤状にしたようなのはバトゥラ。ディワリ イン ヨコハマで食べたのと同様の揚げナン。カリッと揚がった表面の風味がよいです。中はもっちり。インド料理店で普通のセットメニューに入ってることは滅多にないので、これが食べられるのは嬉しいところ。
三角に切ってあるのはミックス野菜のロティ。ロティはアンマーカリヤとかスリランカフェスティバルなど、インドというよりはスリランカ方面の店やイベントでよく見るナンに似た感じの小麦粉のもの。小麦粉カナニカダ
バターを練り込んでパイのように多層になってることが多いのと、おそらく無発酵なのと、何となくタンドールではなくフライパンで焼いてるのではないかなーという辺りがナンとは別物と理解していますが確認したわけではありません。
こちらは刻んだ野菜が生地に練り込んであって薄焼きでどっちかというとチヂミっぽい感じ。これはこれでカレーにもいけます。

サブジのコーナーにあったゆでカボチャ的な物は見た目の通りゆでカボチャでした。notカレー味。
トレイ真ん中の上の方にコロっといるのはシークカバブ。一口大に切ってあって最初見たときに何だろこれっ思いましたが、味は普通にシークカバブ。美味しいです。せっかくなら切り口は斜めにした方がそれっぽいんじゃないかと思います。
シークカバブ横にいるタンドリーチキンはカレー風味すらなくてどう見ても唐揚げです本当にありがとうございました。

あと右端とカレーの横にいる天ぷらっぽいのはパコラ2つ。
右端のはさつまいものパコラ。こっちは普通に日本の天ぷらと変わらない感じ。
カレーの横にいる丸っこい方は、囓ってみたらマッシュポテトに何かツブツブした物が入っていて全体に妙にもっちりした食感。これはちょっと面白いし素朴な味ですがなかなか美味しいです。



そしておかわり。
今度はサブジ的な物を重点的に。
左側のトレイ、サブジのコーナーから取った3点は全体的にスパイス味、カレー味ではなく、中華料理っぽい感じ。
焼きそばっぽいやつはちょっと平たくて縮れた麺で、インド旅行中にカレーに飽きたら利用していたチャイニーズレストランのchow mienとかいうの(うろおぼえ)に似てます。すなわちたぶん炒麺。

ちなみにインドでのもう一つのカレー休めとなった食品はfried riceでした。すなわち炒飯。この二品はインドで注文しても日本人に馴染み深い物と同じ味で出てきて安心。
当たり前じゃないかと思われたアナタ、インド人に当たり前などという単語は通用しないということを脳みそかっぽじってよく憶えておきやがれです。
いったいどうやったらブツ切りの鶏と野菜を鍋に入れて水で煮るだけの料理を間違って憶えるんだ。

話が逸れました。
あとはさっき美味しかったシークケバブと謎のパコラをもう一度。
厨房にいた兄ちゃんにその丸いパコラを指して「これ何ていう料理ですか?」と聞いてみたところ、「ジャガイモ。」と言われました。

…いや、素材がジャガイモなのはおおむね予想は付いてたんだけど、なんかヒンディーでもいいから料理名が知りたかったなーと思いつつおとなしく撤退するチキン。
で、囓ってみたら本当に中身はジャガイモオンリーなんですが。え?さっき私が食ったのはいったい何!?
ひょっとしたらこれは粗めに潰したマッシュポテトに衣を付けて天ぷらにするのが正しい姿であり、さっき私が食べた部分はつなぎか何かが混ざりきらずにたまたま絶妙なモチモチ具合のバランスになってただけだったんではないかと解釈することにしました。しかし実際のところは不明。

そして餃子的なもの。
初回見たときはただの既製品の餃子に見えたのでスルーしたんですが、よく見たらボードに「インド風自家製餃子」と書いてありまして。
餃子はもちろん中華料理なんですが、近年インドでもガラムマサラやスパイスを加えてインド風にアレンジした餃子が広まってるとのこと。これはちょっと面白そうなのでチョイス。

…どうもこれはMayuge舌アナライザーによると、味といい形といい、やっぱり普通の既製品の餃子ではないかと思うんですが。

右側のディッシュ、ライス二山は黄色いのがマサラライス、赤いのがマトンビリヤニ。
黄色いのでサフランライスかターメリックライスだろうと思ったらマサラライス。黄色いのはまあターメリックなんでしょうが、クミンなど何種かのスパイスが一緒に炊き込んであるようです。米自体はどちらもふつうのジャポニカ米。ほんのりとスパイスが香ってよい感じです。
ビリヤニは要するにスパイスの効いたインド風ピラフ。
ビリヤニがメニューにある店はそれなりにあるんですが、日本のインド料理店ではおそらく一日にそんなに何度も注文されるものでもないでしょうし、本来の炊き込み式ではなく、ご飯に具を混ぜる方式で出しているところがほとんどだろうと思います。本当に炊き込みご飯のビリヤニが食べられるのは意外に貴重なんではないかと。けっこう辛めですが美味しいです。

カレーはウッタランチャルカレーとナス入りキーマカレー。うったらんちゃるとは何ぞや。

調べてみたら地名でした。シェフの出身地のカレーとのこと。
奇抜な名前の割にはわりと普通にインド風野菜カレー。先ほどのミックス野菜カレーとはまたベースが違うようで、これはこれで美味。ちょい他のカレーより辛めだった気がします。
キーマカレーにナスって組み合わせは定番なんでしょうか、以前もどこかで見たなと思ったらGunsでした。キーマはマトン風味だった気がしますけどちょっとうろ覚え。



あ、サラダコーナーのこれ。

 ドレッショング。

惜しい。

ということでちょっと食べ過ぎ感が強いですがしっかり堪能しました。
とにかく選択肢が豊富なのはいいですね。今回一回では気になる物を一巡することすらできませんでしたし。特にナンとクルチャ各種はそうそう何枚も食べられるものではないですし、一通り試すには何度か来店する必要がありそうです。
価格は休日のランチはちょい高くなりますが、メニューの充実度からすればこの価格でも妥当なとこではないかと思います。平日ランチならかなりいいコストパフォーマンスと言えるでしょう。

若干惜しいところというとタンドリーチキンと餃子ですが、下調べの時点では少なくともタンドリーチキンがちゃんとタンドリーチキンだったという証言があったため、シェフの余裕とかローテーションでこの辺りは変わるのかもしれません。

あと、アンケートが置いてあったので、追加希望メニューにとりあえずサモサと書いておきました。
さらについでに要望のところに、デザートコーナーにインドらしさが無いのでバルフィとかハルワのようなインド菓子希望、とか無茶を承知で書いてみました。


 スパイシータンドール 土浦店

  所在  土浦市都和4-4233-2
  電話  029-835-3841
  営業  11:00 - 16:00 [LO 15:00]
      17:00 - 22:00 [LO 21:00]





May.27.2009(Wed)23:34 | Trackback(0) | Comment(0) | くいだおれ(食記録) | Admin

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