おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2015年9月を表示

馬賊

日暮里の駅前に目を惹く名前の中華料理屋がありまして。

 馬賊

‥‥どういう経緯でこれを店名に採用したのか気になりますが。
日暮里駅は革の端切れなど工作系材料を買いに行ったりイリアスとか猫町とか見に行くときなどに利用するため、以前から気になっていたんですが何度か訪問したので収録。

たしか最初に気付いたのはイリアスにシルエット工場展を見に行った帰りだったと思うんですが、この際は同行してた後輩が「なんか名前が怖い」と入店拒否したため昼食は別の店に。
で、先日、ニケと出かけるにあたって昼食の候補を話し合ってたところ「その馬賊って店が気になる」との返事。なんですかねこの突撃スピリッツの違いは。



店外からも見える厨房ではやたらと屈強そうな料理人が常時小麦粉を打って麺作成中。
よく中国人が「日本のラーメンは拉麺とは全く別の料理になってる」と言いますが、中国語でいう「拉麺」の条件は「生地を何度もたたんで伸ばしてを繰り返し、細く伸ばして作った麺」ということだそうで、薄くのばした生地を包丁で切って作った麺は『拉』麺とは呼べないとのこと。
ということでこの店のラーメンは中国語的に正しい拉麺と思われます。いや中国人に言わせるともっと色々と条件がある可能性もありますが。



写真上段がニケ注文、拉麺(¥700)、下段がMayuge注文の馬賊つけ麺(¥1150)。

拉麺はあっさりしたスープで、昔ながらの中華そばというかいわゆる支那そばと言われて連想する系統のもの。
麺は先ほど触れた通りたたんで伸ばして作ってるのでやや太さに揺らぎがあります。もっちりと強めのコシがある麺。

馬賊つけ麺はなにやらすごい色合いのつけダレですが警戒したほどの激辛というわけではなく。
主に胡麻の風味が強く感じられるつけダレです。普段つけ麺をあまり食べないので評価のポイントをよく知らないんですが拉麺と同じコシの強い麺がタレとよく合ってる気がします。



上段が手打ち餃子(¥500)、下段は以前に一人で来たときに注文した五目焼きそば(¥1200)。

餃子は一個一個がけっこう大きいです。手打ち餃子と名乗るだけあって皮が非常に分厚く、この皮が麺と同じく強いコシがあって食べ応えがあります。焼き目はカリッとしていてそれ以外の部分のもっちりした食感の対比も面白いです。個人的にはこういうタイプの餃子好きです。

五目焼きそばはシンプルな塩焼きそば的なもの。加熱されたラードの香ばしい匂いがします。個人的にはこの香りがすると「中国人が作った中華料理食ってる」という気分になります。
こちらも同じく手打ち麺を使ってるようで焼きそばとは思えないコシのある食感。伸ばして作られた麺にところどころある太さのムラがむしろ良い感じに食感のアクセントになってる気がします。
Mayugeとしてはいまのところこの店の麺類の中でこれが一番好きかも。


 馬賊 日暮里店

  電話:  03-3805-2430
  所在:  東京都荒川区西日暮里2-18-2 
  営業:  11:00~23:30(日・祝 22:30)





2015年9月16日(水)21:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

東ドイツ軍用ポンチョ放出品

しばらく前から自転車用にレインコートのちょっとしっかりしたやつがあってもいいかなぁとは思ってまして。

それはそれとして、ニケがこのところミリタリー方面に妙にはまってまして。
以前からミリメシに興味を示したり、昔誕生日プレゼントにモデルガンをリクエストしたというエピソードがあったりと片鱗はあったんですが。
Mayugeの理解が間違ってなければ誕生日プレゼント何がいいかを訊かれてモデルガンを所望する女子高生は少数派。

そんなわけでこのところ一緒に出かけたついでに時々上野周辺のミリタリーショップをまわったりしてました。

で、先日立ち寄った松崎商店で米軍放出品のポンチョというのを見かけまして。


‥‥ということで冒頭の掴みに戻ります。「裾が長くて足下までカバーできるちょっと丈夫な生地のレインコート」という漠然としたイメージがあったんですが、どうやら軍用のポンチョがその需要をばっちり満たしてくれそうだと気付きまして。
べつに本物の軍放出品である必要はないのでとりあえず帰ってから検索。本物よりは耐久性等で劣るかもしれませんが軽量でコンパクトにまとめられるという自衛隊仕様タイプのポンチョをAmazonで購入しました。

で、この検索の課程で他に目に留まったものがありまして。



 ・東ドイツ軍 レインドロップカモ テントシート

商品名はテントシートとなってますが、要するに羽織ってポンチョにもできるし広げて何枚か繋げばテントにもなるという軍用装備。
元々はソ連軍の装備品ですが旧東側の各国軍で同様のデザインのものが採用されていたんだそうです。これはそのうち東ドイツで使われていたタイプの実物放出品。



広げると約1.7m四方の単なる正方形の布が、単純な加工でしっかりそれっぽい外套になるというよくできた機能的な設計。
と書いてもどういうことなのかさっぱり分からないと思いますが、ソ連軍のポンチョの構造についてサバゲマニアの方が描いた図解が非常にわかりやすいです。

ということでデザインというよりもこの設計に感心したのでつい衝動買いしてしまいました。



生地は帆布っぽい厚手のごわごわしたコットンでけっこうな重みがあります。
実際これを実用で雨具として使うかといわれれば多分そんなことは無いんですが、車載レジャーシートとして活用してる人もいるようです。ちょっと持ち歩く気にはならない重さだけど車に乗せておくなら気になりませんし、必要があれば雨具や防寒具にもなると考えれば非常用に一枚常備しておいても悪くない気がします。
という言い訳の元に購入した感じ。
位置付けとしてはマルチツール購入と同じです。



後ろから見るとこんな。

東ドイツということはもう20年以上も生産されてないはずのものですが、よほど在庫が潤沢にあるのか本物の割にけっこうお手頃価格で売られてます。むしろアメ横辺りに行くとさらに安く手に入るというような記述もありますが。
Mayuge的には構造に感心してご祝儀でお金払っちゃった感がありますが、頑丈な布の素材としても需要があるらしく、これをリメイクしたらしい衣類やカバンの商品も出てきます。

まあ雨具として実際に使うかどうかはさておき頑丈そうだしこれはこれで。



2015年9月15日(火)19:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 物欲(商品レビュー) | 管理

ヤマドリタケモドキちょこちょこ発生中

今年もヤマドリタケモドキ関連での検索で来られる方がちらほら見えています。
先日気付いたらヤマドリタケモドキが大量発生してたんですが、ことごとく食べ頃を逃してまして。

悔しいので食べれなかったやつの写真でも載せておきます。



2015年9月11日(金)02:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

アラブチャリティーバザー2015

Fujikaさんのところでしばしば話題に上がる中東方面のお菓子、バクラバが美味しそうに見えてずっと気になってまして。
このお菓子についてはニケも同様に気になってたらしく、旦那さんが出張土産のリクエストを聞いたところ、羽田空港に入ってるミセスイスタンブールのバクラバをリクエストされるという被害を被った様子。出張関係ねぇ。

さて、アラブというとあっちの方の大使館主催で毎年開催されているイベントでアラブチャリティーバザーというのがありまして。こちらも同じくFujikaさんのBlogで存在を知ったんですが、いつもの代々木公園イベントではなく、事前に申し込んでチケットを購入する必要がある有料イベントです。アラブ周辺各国の産物や色々な料理が出てるらしくてこれまたずっと前から気になってました。しかしこれが告知等をあまり目にすることがなく、去年は気が付いたときには終わってまして。
今年は幸い良いタイミングで思い出してチェックできたのでニケにも声を掛けてみたところ、もちろん行くとの返答。
ということでちょっと前ですが4月12日に六本木の方でやってたアラブチャリティーバザー2015に行ってきました。

写真は会場内でミントティー淹れて売ってたおっちゃん。なかなか雰囲気があります。



今年の会場は六本木一丁目駅すぐ横の泉ガーデンギャラリー。事前に主催大使館に代金(1人¥1000)を郵送してチケットを購入しておく必要があります。
が、現地に行ってみたら当日券も売ってました。値段が書いてなかったので前売りと同じかは不明。
あと、ニケ娘も同行とのことだったんですが子供料金に関する記述が見つからなかったため、とりあえずノープランで現地に行ってみたところ入場料は12歳以上(中学生以上)が必要という張り紙がありました。

チケットと引き替えに紙製のリストバンドを渡されるので、これを見せてゲートを通過するシステム。

会場は見取り図の通り壁際に食べ物、真ん中に雑貨という感じで分けられており、各国の出店が並んでいます。そして当然のごとくみっちりと人。
たぶん昼前後に人が増えるだろうから昼前に入っておこうと計画してたんですが、例によって集合時間はズルズルと遅れ気味。結局ほぼお昼ジャストに会場入りするという最悪のタイミングになってしまいまして。

そして会場に入る前の企業ブースでさっそくバクラヴァ発見。未知のお菓子が気になるあまりすでにバクラバを通販で購入したりしてるニケによるとけっこうお買い得価格だったらしく、ここでの買い物だけですでに入場料分は元が取れたとのこと。
Mayugeはピスタチオ味とクルミ味が半々で入った1000円ほどのパックを購入。



ということでフードコーナーをざっと一巡り。
初めて見る料理がたくさん、というか名前だけでも聞いたことがあるような料理すらほとんど無いというレベル。
「ご飯どきにお腹が空いてきて周りを見渡すと見たことも聞いたこともない食べ物ばかり」という状況でテンションが上がる人と下がる人がいますよね。まあ下がるタイプの人はこんな場所来ないとは思いますが。

時間帯のせいもあるかとは思いますがフードコーナー周辺は特に激混みなので集団行動などほぼ不可能なレベル。ちょうどステージの方で民族衣装ファッションショーなど演し物が始まったので客がそっちに引きつけられてるうちに食べ物コーナーを回っていまおうかと。とりあえず各自適当に気になるものを購入してあとから合流することに。



案の定再合流に手間取りましたがなんとか食べ物確保。
あと雑貨コーナーを軽く一巡りしてから会場外に出て近くの公園で買ったもの広げてお昼ご飯。

まずは左の写真から。

 上段:チキンと野菜のカレー
と書いてあるんですけどどこの国で売ってたのか覚えてません。

 中段:ブリック ダノーニ
小麦粉の皮に挽肉を主体にした具を詰めて揚げた感じの食べ物。以前のもやしもん大学収穫祭にて、世界各地のジャンクフードは収斂進化の結果このような姿に行き着くということが確認済みです。

 左下:お肉とご飯
インディカ米を使ったピラフ的なものです。イエメンで売ってましたが、英語表記も「RICE WITH MEAT ZARBIAN」で正体が分かりません。ざーびあん?

 右下:鶏肉のクスクス
製品名としては鶏肉のクスクスですが写真の時点で鶏肉だけ先に食われたのでおおむねクスクスです。

右側の写真はニケが買ってきたフムス。茹でたひよこ豆のペーストらしいんですがニンニクが効いていて好みの味。おまけのピタパンに塗って食べるとよく合います。これはレシピでも探して自作したら使い勝手がよさそう。

下に写り込んでる赤いのはカダイフか何かを使ったお菓子だと思うんですが詳細不明。春雨の素揚げに砂糖水をたっぷり染み込ませた感じで想像してもらえればおおむね間違いないかと思います。



あと購入したお菓子類色々。
一番上左側はDrabell (cookies)と書いてありますが紙のように薄くのばした生地を巻いてパリッと焼き上げ、これでもかっと言わんばかりにたっぷりシナモンパウダーをまぶしたようなお菓子。甘さはごく控えめ。わずかな力でパリパリ砕ける食感はなかなか面白く、シナモン風味が好きなら楽しめると思いますが口の中の水分をものすごい勢いで持って行かれます。

その右はTraditional Kuwait Cookiesと書かれています。実際のところ英訳が何の説明にもなってないのでそれなら現地名を書いてくれた方があとで自主的に調べられて良い気がするんですが。クエートの伝統的な何か。
口にするとほろほろと崩れるような食感で、小麦粉じゃなくて豆粉か何かを使ってるのかと思ったんですが材料は小麦粉と書いてありますね。ポルポローネみたいに小麦粉を一度炒ってから使ってるのかもしれません。これも甘さ控えめでカルダモンの風味がちょっと爽やかですが口の中の水分をものすごい勢いで持って行かれます。

次の段左側はカークだそうでエジプトのクッキーっぽいもの。
大福くらいのサイズ感でたしか真ん中にデーツ餡のようなものが練り込んであったように記憶しているんですが原材料のところにデーツが入ってないので記憶違いだったかもしれません。

その右、マクルートは以前にインドアフリカフェスティバルで購入したマクロードと同じものだと思います。産地も同じチュニジアですし。
クッキー生地でナツメヤシの餡をサンドして焼き上げたあとシロップを染み込ませた感じのお菓子。
以前買ったものに比べると今回のはクッキー部分が強力粉っぽいゴリゴリした食感でした。

いちばん下が今回の買い出しの原動力となったバクラバ。表記はバクラヴァになってます。
イメージ的にはさっくり焼き上げたパイ生地にナッツのペーストを挟み込み、ねっとり甘いシロップにどっぷり浸した感じのお菓子。なんかオノマトペが多いな。

囓ると生地の層の間からシロップがじゅわっと沁み出して一気に食べたら頭痛がしそうな甘さですが、甘くないお茶とともにちまちま食べるのがやめられません。
最初にも触れましたがこのバクラバが通販などに比べてかなり安価とのことで、ここで軽くバクラバを買い込んだだけで入場料1000円の元が取れておつりが来るとはニケの談。いやニケはバクラバその他の中東菓子各種をここだけで5000円分近く買ってましたけど。
写真のパックはMayugeが購入したピスタチオとクルミが半分ずつ入って1000円くらいの詰め合わせ。これの倍のサイズのパッケージもありました。

ということで初アラブチャリティーバザーでしたが、入場料分しっかり楽しめました。
基本的に中で売ってる食べ物はチャリティーということもあってか500円未満のものも多く、一般的なエスニック系イベントに比べるとかなり安めです。
名前だけは知ってるけど普段馴染みのないような国の出店も多く、風変わりな食べ物が好きだけどありきたりなエスニック料理には目が慣れてきてしまったという我々のような半端者の需要を的確に満たすイベントです。
反省点としてはやはり昼前に少し余裕を持って会場に入っておきたいところ。



2015年9月11日(金)01:32 | トラックバック(0) | コメント(4) | くいだおれ(食記録) | 管理

アルブカ・スピラリス フリズルシズル近況

以前衝動買いしたことを書いたアルブカ・スピラリス フリズルシズルですが、近況。

あのぐるぐるした葉っぱに加え、3月頃からそれぞれの株の真ん中から一本ずつ花柄らしきものが伸びてきまして。



そのまま4月頃になると花が咲いてました。
奇抜な葉っぱの割にはわりとおとなしめのデザインの花。
下の方から順に開いていき、しばらく咲いていましたが、このまま実や種らしき物が出来ることはなく花は終わりました。

で、この植物、冬が成長期で夏場は休眠するそうでして。一般的な植物の感覚からすれば変な感じですが乾期のある地域に特化した性質なんですかね。このあと徐々に葉っぱが端から枯れて減っていき、7月頃には2、3本の葉っぱを残しただけで地上部がほとんど無い状態になってました。
育て方を検索した結果、この時期には水も肥料もほとんど与えなくてよいということだったのでそのように。

さて、このところ気温が低めなせいか夏が終わったと判断したらしく、葉っぱの数が増えてきつつありまして。



あ、ネギだこいつ。

当初危惧した通り唯一の特徴であるくるくる巻きが一切見られず見事なまでに真っ直ぐになってます。
最近見るたびに葉っぱの本数は増えてきてる気がしますが巻いてくる気配は皆無。何か育て方変えた方がいいんだろうか。



2015年9月11日(金)00:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 物欲(商品レビュー) | 管理


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