おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


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革砥(ルージュスティック)自作

革砥」という物がありまして。
Wikiの写真に載ってるタイプのは、なんかレトロな映画で理容師がこんな感じのもの使ってカミソリをチャキチャキやってるシーンを見たような気がします。
で、今回話題に出してるのはこれではなく、板に革を張り付けて作られたわさびおろしみたいな外見のやつ。ルージュスティック台とも呼ばれてるようです。
レザークラフト用の道具をいろいろ調べてるときに革包丁の手入れに使うものとして出てきました。ちょっと切れ味が落ちてきたなっていうときにこれで数回刃先を撫でてやると切れ味が手軽に復活させられるとのこと。まあMayugeは革の切断は今のところカッターナイフで済ませてるんで関係ない話ではあるんですが。

で、これが革だけでなく料理用の包丁の手入れにもけっこう良いという話をどこかで見かけ、しかもわざわざ買うまでもなく簡単に自作できるとのこと。ということで以前にちょっと試しに作ってみたことがありました。

材料は
  
  板  1枚(大きさは適当)
  革  1枚(板に合う程度)
  青棒 1個

板はダイソーでミニまな板と称して売られていたもの。革はリサイクルショップの片隅でたたき売られてたスウェードっぽいものの端っこ。今までに何度か革細工に使ってるやつです。ていうか順番的には最初に使ったのがむしろこっちだったんですが。
青棒は研磨剤をワックスで固めたような感じのもの。本来は電動工具での研磨に使うもので、ホームセンターの切削道具コーナーなどで売られてるようですが、近所のちょっと大きめのダイソーでも置いてました。

加工については革を板に合わせて切り、ボンドで貼りつけたら完成。
革は普通なら表にするツルツルの側(銀面)を板と接着し、毛羽立ってる側を表にします。今回使った革は両面スウェードっぽいのであまり考えずに使いましたが。



ボンドが乾いたら革に油を染み込ませます。刃物の手入れに使う油というとなんとなく椿油が本格的なイメージがありますが、うちには無いしこのためにわざわざ買うほどのこともないかなと検索したらオリーブオイルで代用してる人を見かけました。
ということでもこみちの地縛霊を祓うがごとくオリーブオイルを注ぎます。



革全体がイヤな感じに油でしっとりしたら青棒を革にこすりつけます。
青棒の成分が何なのかは知りませんが、クレヨンっぽい質感で油に馴染んで溶けるらしく、端から微妙ににゅるにゅる溶けながら革に擦り込まれていきます。革全体が青棒色になったら完成。



使い方は簡単で、包丁の刃を革砥にあてて背側に向けて引くだけです。普通に包丁を研ぐのと逆方向ですね。

で、最初に作ったとき、まず包丁を普通に研いでそのまま試し切りし、さらにこの革砥で軽くタッチアップして切れ味が変わるか比較してみました。しかしこれがいまいち効果を実感できませんで。
多少刃の通りが滑らかになったような気もしますが思い込みじゃないかといわれればそうかもという程度。なんか「包丁研いだあとに革砥で仕上げたら切れ味がぜんぜん違う!」みたいな文章を見て期待してたのでがっかり。
Blog用に作成途中の写真も撮ってたんですが結果がパリッとしなかったので収録もやめてそのまま台所の隅っこに掛けて放置してました。

で、先日、タマネギ切ってたら包丁の切れ味が落ちてるのが気になりまして。けどもう料理始めてるので今から改めて包丁研ぐのもめんどくさいし‥‥と思ってたら目に入ったのが放置されてた革砥。多少でも効果でもあればめっけものと軽く数回包丁を擦り付けてみたところ、びっくりするほど切れ味が回復しました。包丁研ぐ必要ないわこれ。

ということで半年放置されてた革砥の株が急上昇したので収録となりました。


材料費は板100円、青棒100円、革の端切れは算出不能。強いて言えば500円の革の十数分の一を使ったくらいで、材料費合計は300円未満。
青棒はダイソーになくてもDIYの店で500円程度で手に入るようです。一般的に売ってそうな場所に馴染みがないとすれば革の端切れでしょうけど、これに必要な程度のサイズならサンキの端切れコーナーで150~300円くらいで見かけたことがあります。どこでもあるものなのかどうかは分かりませんが。
ていうかこれぜったい革じゃないとダメ? なんかフェルトとかでも代用できそうな気がするんですが。洗車用の人工セームとか。ダイソーでも見たような気がするので本当にダイソー製品だけでも作れそうですね。

ということで安ければ2、300円、高くても1000円もかからずに作れるにしてはなかなかの効果。
市販のお手軽シャープナーとか包丁研ぎ器と称するものがどうも信用できないという方にお勧め。なんかああいうのって刃を荒らしてるだけに思えて使う気にならないんですよね。肉はよく切れるようになりそうですけど。あと手も。

たぶん普段ちょっと切れ味が落ちてきたら革砥でタッチアップして、それでも回復しなくなってきたらちゃんと砥石で研ぎ直してという感じで、砥石で研ぐのを数回に一回くらいに減らせそうな気がします。ていうか現状でも包丁を砥石で研ぐのなんか年に数回くらいしかやってないんですけど。



2015年3月24日(火)00:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

インド大使館 さくらフェスティバル日程メモ

いつも開催日が直前まで分かりにくくてやきもきさせてくれるインド大使館のさくらフェスティバル(旧・インド大使館チャリティーバザー)ですが、今年はわりと早くから告知PDFが出てきてるようです。
ということで例年通り自分用も含めて日程メモ。


  3/31~4/1 11時~20時(初日だけ11:45開始)

初期は日曜日のみだったのが土日2日間になり、数年前から週の半ばから始まって日曜日まで開催とだんだん期間が長くなってましたが、今年はまる1週間開催される様子。知名度が上がって平日の夜需要もけっこう出てきたんですかね。


↓過去のインド大使館 さくらフェスティバル / さくらチャリティーバザーの様子

 2005年 前編後編
 2007年
 2008年
 2012年
 2013年



2015年3月17日(火)00:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

ツグミ消しゴムはんこ

ふと思いついてなんとなくツグミを簡略化して落書きしてみたところ、シンプルに仕上がってわりと気に入ったので久しぶりに消しゴムハンコ作成。

ツグミは冬になると飛来する渡り鳥で、警戒心が強いわりに人里近くを生活圏にしていてこの季節にはよく見かけます。エサを採るために地面をひょいひょいと歩き回ってることが多いのもよく目にする一因。
人の気配などを感じると胸を張ったような姿勢で斜め上を見上げる独特の警戒姿勢を取り、しばらくそのまま固まってます。
ちなみにこの時にカメラを取り出すとそのまま徒歩で逃げていきます。たまに低く飛んで逃げることもありますが、どちらの場合も数m向こうに逃げる程度でまた斜め上を見つめてじっとしてます。

この警戒姿勢がちょっと空を眺めてぼーっとしてるようにも見え、また、顔には眉毛を思わせる白いラインが入っていて擬人化しやすいため、ずんぐりした体型も相まってなんとなく愛嬌を感じる鳥です。



ということで思いついて即描いたラクガキを元に鉛筆で清書、さらにそれをハンコ用に太線にしたものを描き直してダイソーのハンコ用消しゴムに押しつけて転写。図案は例の警戒姿勢をイメージしてみました。消しゴムは以前に使ったやつの残りの切れっ端から。


転写したラインを極細ボールペンでなぞったあと消しゴム彫り。
切削はMayuge的には基本的にデザインナイフ一本でやるのが性に合ってるようです。もちろん場所や形によって使い易い道具なんかもありますが。
今回は目の丸いラインだけポンチを使用して残りはデザインナイフです。



休憩やよそ見を含めて1時間ほどで彫り行程終了。
とりあえず試し刷りを、と思ったらハンコとインク一式職場に持って行ってそのままでした。
まあシンプルなデザインだし修正必要な場所もなさそうですが。

しかしwebに公開されてる自作ハンコ眺めてると、作家さんの作品は線自体もさることながら余白部分の処理に迷いが無くて切断面が本当に綺麗ですよね。旋盤なの?
押される絵にはぜんぜん関係ない部分なんですけどプロっぽさを感じます。



ということで後日あらためて試し刷りをして台木も付けたので最初のラクガキから下描き、完成品までまとめて。
分かる人にはなんとなくツグミではないかと思ってもらえるような雰囲気になったんではないかと思います。

本来はハンコとしての使用を考えた図案ではなかったので、そっちについても近いうちに試してうまくいったら収録します。



2015年3月10日(火)00:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理


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