ラオスフェスティバル 2014 |
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これまた時間が経ってますがタイフェスティバルに行った翌週、5月24、25日は例によって代々木公園でラオスフェスティバルが開催されてました。
タイフェスティバル会場の惨状よりは空いてるだろうということと、タイ料理に比べると辛くない食べ物が多そうということでニケは子供も含めて家族全員で来るらしく、現地で合流することに。
以前に行った時もそうでしたが、この手のややマイナーな東南アジア諸国のイベントはおおむねタイ料理屋に侵蝕される傾向があります。今回もまあそんなところだろうと予想はしてましたが、もはや地域的にも近くも何ともない気がするトルコまで堂々と侵蝕してきてますね。まあこれもひとつの賑わいということで。
とりあえずニケから約束の時間に出発し損ねたというメールが来たので、待ってる間タンドリーチキン串など買って囓りながら先に軽く会場内散策。しれっとインドも侵蝕してきてます。まったくカモフラージュする気もなくインド料理売ってます。 定点観測ポイントから見下ろしてみるとやはりタイフェスティバルなどに比べてかなりユーザーフレンドリーな余剰スペースを誇ってて非常に歩きやすいです。 もちろんイベントなので賑わってるに越したことはないんですが、客側としてはこのくらいの混み具合の方が気ままに食べ歩きできます。
そうこうしてるうちにニケ一家到着。 ニケ一家は一昨年のベトナムフェスティバルでも子供を連れてのお出かけにチャレンジしてたんですが、この頃はベビーカー使用だったのでまあ比較的安心感がありまして。 今回は3人とも自力で歩けるようにっていうか主に走り回ってますが。 とにかく公園の端の空きスペースにシートを敷き、そこから出ないように厳命して見張りを残しつつ各自買い出しに行く感じで。
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ということで主食っぽい物。 上段の赤いのはラオス留学生協会が売ってたラオス風シチュー(¥500)。他のメニューは現地語の発音もカタカナで併記してあったりしたんですが、これだけ無かったので本来なんと呼ばれてる料理なのかは不明。トマトベースで牛すじ、にんじん、ジャガイモ、タマネギなどを煮込んだもので、結婚式などでよく出されるんだそうです。 カレーっぽく見えますがまったく辛くなく、むしろ甘辛の味付けは肉じゃがを連想させます。食べた印象としてはもはや7割くらい肉じゃが。馴染みやすい味です。
下段はタイの寺院の屋根を模ったと思われる装飾が付いた看板を掲げ、隠す気もなくタイといった店構えのお店、リムパーにて蒸し鶏ガーリックライス(¥500)を購入。 店先に「細く刻まれたカラフルな何かをちりばめた見たことない料理」の写真が掲げられており、その上に「蒸し鶏ガーリックライス500円」という紙が貼ってあったため、「名前はカオマンガイっぽいのに見たことない料理だな-。試しに買ってみるか」と思って買ってみたら案の定カオマンガイでした。写真関係ねぇ。 まあカオマンガイ好きだしこの店のものもけっこう美味しかったのでよしとしておきます。
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あと甘い物。 右側のX型のは先ほどの肉じゃがと同じく留学生協会が売ってた揚げパン、チャップクワイ(¥300)。 ラオスの朝の定番メニューだそうで練乳がかけてあります。中国の油条とおおむね同じ感じではないかと思われます。 ふわっと揚がった小麦粉が美味しいスナックです。写真撮る前にちょっと食べてしまったんですがあと一個入ってました。非常に人気があったようで調理が間に合わず、まとめてお金を払ったあとこれだけ店の横で列んで10分待ちになってました。
左側はアイスクリーム各種を売ってる店に出てたチェーラオ(¥400)。 ココナッツミルクに煮豆とカラフルな寒天が入ったほの甘いドリンク。豆の煮汁のとろみや各種寒天の食感なども面白く、優しい味わいのココナッツミルクも炎天下の氷も良い感じです。あー、そうそう、これ似たものを去年も買ったなって確認してみたらベトナムフェスティバルじゃねぇか。 いや似たものはラオスフェスティバルでも見てるんですけどね。チェーラオという名前からはベトナムの気配が濃厚にしてる気がしますよ。侵蝕されっぱなしだな。
前回も思いましたが、ラオス料理はまったく別の調味料を使ってるにもかかわらずなぜか馴染みのある日本料理を連想させる味がする物が多い気がします。 あまりスパイス感が強くないせいでしょうか。 相変わらずラオス以外成分が多めではありますが、普段馴染みのない国の料理を体験できるのはやはり楽しいです。
ニケんとこの双子は発電機から会場への送電線をカバーしてるベニヤ板を踏むとベコンベコン良い音がすることを発見したらしく、上で跳ね回るのに夢中で心配したような迷子騒ぎは起きませんでした。
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Jun.30.2014(Mon)23:38 | Trackback(0) | Comment(0) | くいだおれ(食記録) | Admin
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タイフェスティバル2014 |
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5月17、18日は連休明け恒例の代々木公園イベント、タイフェスティバルでした。
今回は昼頃からニケと代々木公園で現地集合。 ニケはこのあとなんか別のイベントに行くらしいのでわりと駆け足気味で。ってどこへ向かってるんだこいつ。 ていうかタイフェスティバルに立ち寄ったのも、あわよくばメンダー(タガメ)を使った調味料とか手に入らないかと思ってとのこと。よくわかんないけど食品衛生法(虫の混入に関する基準があった気がする)に引っかかって国内では売れなさそうじゃない?あれ。 「虫入ってますけど異物混入じゃないっす!材料っす!食材っす!」と言い張れば平気なんでしょうか。まあ国内のお土産でも蜂の子とかスズメバチの蜂蜜漬けとか焼酎漬けとか売ってるから、なんか抜け道はあるんでしょうけど。 とりあえずタガメは意外とフルーティーな香りがするらしく、その点はちょっと気にはなります。ちょっとだけ。
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さて、今回買った食品(虫を含有しないやつ)。上の写真の上段左側からソムタムとガイ・ヤーンのセット、鶏の串焼き(の紙袋)、焼きバナナ、下段がクルワイケーク、カオマンガイ、あと下の写真がクワェイ・チャップ。
上側の写真はわりと有名どころの定番タイ料理という感じ。 ソムタムは青パパイヤサラダ、ガイ・ヤーンはタイ風焼き鳥で、タイ料理としてはトムヤムクンとタイカレーの次くらいに有名なんじゃないでしょうか。カオマンガイはタイ風蒸し鶏乗せご飯とよく紹介されてますが、去年買ったのが美味しかったので同じ店で購入。看板のタマネギが印象的ですぐ分かったので。 クルワイケークはバナナとさつまいもの天ぷらといった感じのものでわりとMayugeのお気に入りのスナック。芋がホクホクで良い出来でした。 焼きバナナが一見塩焼き鳥かなにかに見えますが、果物として食べるバナナより未熟な果実を使ってるようでどちらかというと芋にやや近い食感。バナナでイメージするねっとりした歯ごたえではなく、味の方もあっさりとした甘みと酸味が特徴。 クワェイ・チャップは初めて見ましたが、「クルクル麺ズープ」と称して売られていました。たぶんズープはスープの間違い。なんでわざわざ濁点付けた。 スープは辛くはなく、醤油ベースを思わせる風味。甘みが弱めの関東風うどんのような味ですが、出汁があまり効いてないのでちょっと物足りない感じ。平たく薄く伸ばした麺がクルッと巻いて入っていますが、食感はフォーに似てるので米粉の麺なのかもしれません。そこに厚揚げとか各種ホルモンぶつ切りが入っていて総体としてわりと正体不明。なんとなく異国情緒溢れる食べ物ではありました。
端っこにチラ見えしてる黄色っぽいプラコップのはSPYというタイのお酒。これ専門で出してる露店があったので買ってみました。 各種ワインクーラーがあったんですがタイではごく一般的に手に入るシリーズの飲料らしく、ワインクーラーの他に各種カクテルなんかもある様子。日本でいえば某カクテルパートナーみたいな感じでしょうか。 ホワイトとクラッシックとマスカットのうちどれか2種類を買ったんですがどれだったか忘れました。 甘くてジュース感覚で飲めます。普通に酒屋とかで買えたらけっこう買うかも。
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あとはいつも通り青果を売ってる店もあったのでサラとマンゴスチンを購入。 マンゴスチンはまあ定番という感じですが、赤茶色の細長い方がサラでサラカヤシの実。表面が蛇の皮にそっくりなので別名スネークフルーツらしいです。以前のタイフェスでもニケが買ったことがあり、その時のものは表面のテラテラ感が今回の物の3倍くらい蛇っぽかったんですが、表面の質感とか実の形とかは品種によってけっこう違うとのこと。皮はライチみたいにパリッと剥ぐことができ、中には色も風味もボケかけたリンゴにちょっと似た感じの果実が入ってます。
そんな調子で購入品を食べ終わってニケは虫を食いに出立。Mayugeはもうちょっと会場を見て回ることに。
歩いてると露店で焼きそば的なものを焼いてるおっちゃんが薄黄色い液体を焼きそばの上にさらさらっとふりかけた後「うぇっほえっほ!」と咽せこんでるのが聞こえました。直後にその声に釣られてそっちの方を向いたMayugeを含む露店周辺の人々が一斉に咽せ始めまして。なんだこれ空気辛い。謎の黄金水っぽい液体はなにやら尋常ならざる調味料である様子。 おそらくプリックナムソム(トウガラシの酢漬け)だったんでしょうけど焼けた鉄板との組み合わせは危険。たぶん暴徒鎮圧とかにも使える。
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あと代々木公園フェスティバル恒例の定点観測。
おそらく代々木公園系アジアンフェスティバルで来客動員数が最も多いのはこのタイフェスティバルかナマステインディアだと思うんですが、今回は知名度が上がってるのか天気に恵まれたせいか混雑具合も過去最大級だった気がします。 定点観測地点からぎっしり越冬ペンギンみたいな人混みが見えるのもさることながら、まずは原宿駅から明治神宮の前を通り過ぎた辺りの歩道が狭くなってる場所で人間が詰まったままスタックしてます。 会場に向かってるときも原宿駅の方から眺めただけで「あ、ダメだこれ」と思って対岸側に回り込みましたが、なんか他のイベントでもかち合ってたんでしょうか。 ということで帰りもみっしり詰まった群衆を対岸から眺めやりつつ帰途へ。
過去のタイフェスティバル
2008年 2009年 2013年
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Jun.9.2014(Mon)19:11 | Trackback(0) | Comment(0) | くいだおれ(食記録) | Admin
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