おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


くいだおれ(食記録)

ばばちゃん唐揚げ定食・カメノテ味噌汁

ちょっとお盆より早めに帰省中です。

墓参りに鳥取まで行ってきまして、昼食に賀露港 市場食堂へ。特に下調べして行ったわけではなくて、鳥取市内で御朱印やってる神社の下調べをしてたところ賀露神社の名前があり、それなら昼食がてら賀露港方面に寄ろうという話になって通りすがりに両親が直感で店を選択。

海鮮丼や刺身舟盛り定食が千円弱と非常にリーズナブルに並ぶ中、黒板に書かれた「ばばちゃん唐揚げ定食」に目が行きまして。
あれだ、地方ネタ食材で最近よく話題に登るババアだろうコレ。
ということで刺身系も気になりますがこちらに決定。



唐揚げには片栗粉でわりと硬めの衣が付けてあり、味付けは別添えの塩で。
名前の割にあっさりめの白身魚で、クセがなく淡白だけど脂は乗っています。身にはややプリプリした歯ごたえがあります。
ババア自体はわりと大きくなる魚のようですが、この定食に使われているのは比較的小さい魚をぶつ切りにしたものらしく、普通の唐揚げのつもりで齧ってると予想外のところで予想外の角度に骨が入ってたりします。衣がけっこうガリガリいうくらい硬いので、齧ったときに硬いものが歯に当たったらそれが骨なのか衣の厚い部分なのかが一瞬わからないのが難点かも。

全体としてはネタ食材にとどまらず美味しい魚でした。
ゼラチン質が多い感じの食感で鍋もたしかに美味しそうです。



で、その後岩美の道の駅だったかでカメノテを発見。これまたネタ食材の定番という感じ。

Mayuge父および妹はこの手の珍食材は避けて通るタイプですが母は若干気になるらしく、普段なら否定派多数により却下されるところですが、Mayugeが居るこの機会にと購入決定。味噌汁が定番といううろ覚え知識に従って翌朝の味噌汁の実になりました。
いかにもゲテモノって感じの外見ですが、味噌汁には良い出汁が出ていて特にクセもありません。



亀の腕にあたる部分の鎖帷子みたいなのはぺりっと剥くことができます。感触、強度ともにライチの皮くらい。
中にある身は皮よりだいぶ縮んでいて、味、食感ともに貝類という感じ。これまたクセも臭みもありません。
というか出汁もしっかり抜けていてシジミ汁のしじみ食べてる感覚に近いです。

手のひらの部分の中身も取り出せますが、こちらはプランクトンを濾し取るための鰓状の組織で、この手の定番としてジャリジャリ固くて食うべき場所ではない様子。

そういえば買った際、近くに居た地元っぽいおっちゃんが連れの人にカメノテの説明をしてるのが聞こえてまして、「味噌汁の出汁取ったりするのに使うんや。身ぃはまあ‥‥食べるようなもんでもあらへん」という言葉が過不足無く特徴を表してる気がします。
恐る恐る入れて具としての働きを期待するよりも、たっぷり放り込んで出汁の素と割り切るのが良い食材のように思えます。

ちょっと気になってた食材をまとめて2種類体験することができ、どちらもなかなか美味しくて満足でした。



2017年8月11日(金)02:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

あぺたいと(両面焼きそば)

先日、都内に出たついでに、何だったか別の調べ物をしてるときにたまたま紹介記事を見てちょっと惹かれていた「あぺたいと」の両面焼きそばを食べに。

ここの焼きそばはまず麺をパリッとした焼き色が一面に付くまでじっくりと焼き、さらに裏返して反対側の面にも焼き色を付け、ここから具と混合して最終的に一般的な焼きそばと同じような外見に調理するという独特の手順を取っていて、このことから両面焼きそばと名乗っているそうです。

ということで両面焼きそばの餃子セット(¥1050)に半熟卵のトッピング(¥90)をプラスして注文。
前述の記事より卵のトッピングは絶対に外せないとのことですが半熟卵の文字に惹かれたので。



焼きそばは見た感じ普通にソース焼きそば。
「両面焼きそば」と聞いて梅蘭の焼きそばみたいなのをイメージしてたので一瞬注文を間違えたかと思いました。食べログのトップに出てる円盤状に焼き固めたような麺の写真はは調理途中のものなんですね。

実際食べてみるとベビースターでも入ってるんじゃないかというくらいパリパリの食感がほどよく混ざり込んでいます。
これが香ばしさ、食感の双方で良い働きをしていて、見た目には普通に焼きそばなのに食べた印象は完全に新ジャンル。美味しいし面白いです。
半熟卵については温泉卵的なものが乗るのかと思ったらかなり柔らかめの半熟状態に仕上げた目玉焼きでした。
記事でお勧めされてた「麺に絡める」という食べ方にはやっぱり半熟よりも生卵が向いてそうです。次回はそのように。
いや焼きそばに目玉焼きという組み合わせ自体は好きなのでこれはこれでいいんですけどね。お勧めの食べ方も一度は試しておかないと。



餃子はやや小ぶりで肉厚のもっちりした皮で包まれてます。こういう餃子好きです。肉汁が厚めの皮でしっかり封入されていてこちらも美味しいです。
ところで「あぺたいと 馬喰町店」でググると表示されるGoogleの口コミトップ写真が餃子の写真になっていて、これではまるで餃子屋みたいなんですが。


この麺のパリッとした食感はぜひ家で焼きそば作るときにも真似してみたくなります。しかしテフロンのフライパンでは焼き色をここまでパリッと付けるのは難しそう。かといって鉄のフライパンでやるとかなりの確率で洗い物で大変な目を見るような悲惨なことになる気がします。スキレットみたいな厚手の鉄板ならなんとか?


 あぺたいと 馬喰町店

  所在:  東京都中央区日本橋馬喰町1-7-2 オカナガビル 1F
  電話:  03-6661-7542
  営業:  11:00~22:0(定休:日曜、月曜の祝祭日)





2017年7月31日(月)22:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

べんべら庵

気が付いたらさらっと1ヶ月放置してしまいましたが、以前からじわじわと調子の悪さをアピールしておられた自宅PCがついに入滅なされたため喪に服しておりました。


数年前に掲載したトマトラーメンのBen-Bellaですが、その後こちらの店舗は閉店してしまいまして。その後しばらくして筑波山の麓の方に「べんべら庵」と改名して開店したというのは聞いていたんですが、なかなかランチに行く機会があるような場所でもなく。
ということで先日御朱印とかでそっちの方に行ったついでに久しぶりにトマトラーメンを食べに。

店はナビに従って走っていても「ん?ここ?」と思うような小道に入った場所にあり、外見もおとなしめの看板が一枚立ってる以外はごく普通の民家という感じ。外から店内の様子が全く窺えない造りといいチキンの入店を拒んでくるスタイルは相変わらずの様子。



店は古民家の台所と土間を改装したようで、厨房周りのカウンター席+窓際のテーブル席という標準的ラーメン店構成ながら天井方面は古民家の風情がそのまま残り、レトロなランプが下がっています。また、大谷石製と思われるカウンターもちょっと変わった雰囲気です。
ええと、店内がうまく撮れてる写真が無かったので雰囲気を知りたい方は食べログでも見てください。



ということで今回注文したのは店の移転前に気になってたのに食べそびれたままだったスパーク旨辛とまと(¥780)。
自家製ラー油を作った際に漬け込んだ具を薬味として利用しているそうです。
かなりの激辛料理を警戒させる色合いですが辛さはそこまで激しくはなくピリ辛という程度。まずは混ぜずにトマトスープを楽しんで、徐々にスパーク部分をスープに崩し入れて味の変化を楽しむのが良いような気がします。辛さ以外にゴマやナッツの香ばしさがなかなか良い働きをしています。
食べ終わったスープに小ライスを投入してスープご飯にするのも相変わらず美味しいです。

ということで移転先への数年越しの訪問でしたが相変わらずラーメンなのに全くジャンクフードらしさがないヘルシー路線で美味しかったです。
そういえば味噌トマトとか鶏三昧トマトとかトマトカレーラーメンとか、まだまだ食べてみたいといけないメニューが色々あったのを思い出しました
気軽にランチに来れる距離でなくなったのは残念ですが、また折を見て食べに来ないといけません。


 べんべら庵
  所在:  茨城県桜川市真壁町源法寺636-2
  電話:  0296-48-9378
  営業:  11:30~14:30、17:30~20:30 火、水曜日定休





2017年6月29日(木)02:36 | トラックバック(0) | コメント(2) | くいだおれ(食記録) | 管理

中国家庭料理 楊 2号店

池袋ということでついでにもう一つ。中国家庭料理 楊 2号店

孤独のグルメの舞台となっていることで知られる店ですが、主演の松重豊さんがドラマ収録後、放送されると店が混むだろうからと放送前にプライベートで再訪したらしいと紹介されています。Mayugeは特に激辛系料理がものすごく好きというわけではないんですが、こういういかにも日本向けアレンジを加えない中華料理を中国人シェフが作ってる感じの店は妙に惹かれるためチェックしてました。

で、御朱印などで池袋周辺に行った際に2度ほど訪問したので収録。



まず初回訪問時のの注文。
本来なら当然名物の汁無し担々麺を注文すべきなんですが、メニューに香腸炒飯を見付けてしまいました。香腸はチャイニーズソーセージなどといって売られてることもあるそうですが、外見はサラミによく似た保存食です。外見に反してけっこうしっかり甘めの味が付いているらしく、蒸して柔らかくしてから使ったり、ご飯と一緒に炊き込んだりするらしいと以前に見てなんとなく気になってました。
そのうちアメ横辺りで探してみようかと思ってたんですが、まずはちゃんとプロが調理したものが試せればということで香腸炒飯(¥950)と水餃子(¥490)を選択。
炒飯内に点在するサラミの角切りっぽいものが香腸。外見はまるっきりサラミなのに噛むとたしかに甘辛味。チャーハンに甘い具ってどうなのという感じがしますが意外と違和感がありません。本格中華店らしく非常にパラッと仕上がったチャーハンにたまに潜む甘味がいいアクセントになっています。
水餃子はもっちりとした分厚い皮に包まれたいかにも手作りという感じの餃子。囓ると中に肉汁がたっぷりで非常に美味しいです。



2回目の訪問時は定番に従って焼き餃子(¥590)と汁なし担々麺(¥800)。
前回訪問時にこのパンケーキみたいなもの机の上に乗せてる客が妙に多くて何だろとは思ってたんですが。いわゆる羽根付き餃子がフライパンそのままの形になって裏返しに皿に乗っている状態。羽部分がパリパリで非常に香ばしく、肉厚の皮を囓るとこれまた肉汁が流れ出してきます。肉汁含有量はさすがに水餃子の方が上。



そして孤独のグルメ登場回でタイトルにもなってたらしい名物、汁なし担々麺。
ちなみにMayugeはこの作品については断片的にしか知らず、該当の回はドラマも原作も見てないんですけども。好きではあるんですけどね。

出てきた時点ではそんなに辛そうな料理に見えません。給食のスパゲティーを思わせる太めの麺に肉味噌、チンゲンサイ、ローストピーナッツが乗り、器の底にヤバげな色をしたソースがチラッと見えています。



しかし問題ありません。混ぜてしまえば見た目は完全にナポリタン。もはやケチャップ味にしか見えずお子様にも安心です。
‥‥辛っ! 食べて即咽せるような辛さではなくタイムラグを置いてじわじわ盛り上がってくるタイプの辛さです。そしてそれ以上に強いのがカプサイシン系の唐辛子辛さではなく花椒の痺れるような刺激。ただ辛いだけでなくオイルかナッツか胡麻ペーストか、その辺り由来と思われるコクが非常に深く、万人向けとは言えないかもしれませんが独特の癖になる味です。これは確かに美味しい。
しかし花椒の刺激が着実に舌にダメージを蓄積していくため、Mayuge程度の防御力では後半ほとんど味が分かりません。Mayuge的には2人以上でシェアするくらいが美味しく食べられる範囲な気がします。
あと、焼き餃子もけっこうボリュームがあるため汁なし担々麺+焼き餃子は完食はしましたが1人で食べきるにはちょっと多めでした。初回の炒飯+水餃子は良いくらいの量だった気がするんですけどまあ腹具合にもよるかもしれません。
どの料理も本場っぽい中華という雰囲気満載で美味しかったため、できれば複数人で来て料理をシェアしながら色々試してみたいお店です。


中国家庭料理 楊 2号店

  所在:  東京都豊島区西池袋3-25-5
  電話:  03-5391-6803
  営業:  [平日]11:30~15:00(L.O.14:30)、17:30~23:30(L.O.22:30)
       [土日祝]12:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~23:30(L.O.22:30)





2017年5月26日(金)01:04 | トラックバック(0) | コメント(2) | くいだおれ(食記録) | 管理

火星カレー

池袋でカレーというとこちらもそのうち収録しようと思いつつ放置してたのでついでに。
所用で池袋に行き、ちょっと早いけどご飯にしてもいいかなというくらいの時間だったので以前から気になってた火星カレーへ。
以前に池袋まで出かけた際、駅から何処かへの地下通路でこの奇妙な看板の広告を見かけ、さらに店の前も偶然通りかかって個人的には非常に気になってたんですが、その日同行してた人物がカレーに微塵の興味も示さない人種だったためとりあえずその日は脳内メモに留めておいてました。次に池袋に来たときには立ち寄ってみたら閉まってました。日曜定休なんですね。



ベースとなる火星カレーは挽肉主体のキーマカレー的なもの。ここに各種具材がトッピングされ、鶏カレー、豚カレー、草カレー、豆カレー、馬カレー、鹿カレー、牛カレー、羊カレーといったそれぞれの派生メニューになります。店内メニューには書いてないんですが壁に貼られた紙から鴨カレーも存在してる様子。あと、検索するとカンガルーカレーというのもあったようなんですが、今回見た限りでは見当たりませんでした。妙な食材が確保できるたびに短期メニューとして採用されたりするのかもしれません。

今回は「エゾジカ肉の橋本シェフ風煮込み」をトッピングしたという鹿カレーを選択。ところでメニューで馬カレーと鹿カレーが縦に隣接してるのは何か意図があってのことでしょうか。トッピングは個別に追加もできるため馬鹿カレーを作れという無言の圧力を感じるような気がするんですが。

鹿肉は煮込みということでクセも無くジビエ初心者でも馴染みやすそうな仕上がり。普通に柔らかく煮込まれた赤身肉という感じです。
「これが鹿か!」という特徴的な主張が無くて個人的には名前のインパクトに比べるとやや拍子抜けですが、料理としては美味しく綺麗にまとまってると思います。
ルー自体は水分が少なめのキーマカレーという感じで、ドライカレーとまではいかない中間くらいの水分含量。
ライスの上にルーをまんべんなく敷き詰めた後、その上にトッピングの具を乗せ、仕上げとして頂上にもう一度ルーをひとかたまり盛ってあるようです。ルーに使用されていると思しいスパイスの中ではメースの香りが印象的。

他店とは違う独特のルーに個性的なトッピングが面白い店でした。今回はつい物珍しさに惹かれて鹿に走ってしまいましたが、パリッと焼き上がったグリルチキンが乗っているという鶏カレー、ほうれん草のバターソテーがこってりと盛られた草カレー辺りはぜひ試してみたいところ。

ところで、なんで火星? と考えててふと気付いたんですが、オリエンタルが出してるカレールーでマースカレーっていうのがありますね。マース → マーズ → 火星 という駄洒落型リスペクト系ネーミングという説を思いつきました。根拠はありませんけど。

オリエンタルといえば濃縮生乃カレーとか男乃カレーのレトルトがけっこう好きなんですがこっちの方ではなかなか手に入らないのが残念なところ。いや名古屋方面でも普通に売ってるものなのかどうかも知りませんが。


 火星カレー [食べログ]

  所在:  東京都豊島区西池袋3-27-3 S&Kビル B1F
  電話:  03-5927-8959
  営業:  [月~金]11:45~14:30(L.O.14:30) 18:00~21:45(L.O.21:15)(火は昼のみ)
       [土]11:45~15:00(L.O.15:00) 17:30~21:45(L.O.21:15)日曜定休





2017年5月26日(金)00:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

バロッサ(スープカレー)

先日、鴨台さざえ堂の御朱印を戴きに巣鴨方面に行ったのでついでに池袋にて昼食。
池袋は気になってる店があちこちあるのでどれにするか悩んだんですが、バロッサのスープカレーに。数年前からちょっと気になりつつなかなか来る機会が無かった店です。
たしかルピシア試飲会に興味を持った友人と同行したときに昼食の下調べで見付けて、その友人が辛い物が苦手ということで没案となってそのままだったから6年近く経ってんじゃないか。むしろよく行きもせず忘れもせず脳内リストに残ってたな。

店はオーストラリアのワイナリーのイメージとのことで、なんとなく南欧風のバルとかそんな感じのものを連想させるお洒落な佇まい。まあオーストラリアのワイナリーも南欧のバルも見たこと無いので知りませんけども。とりあえず「池袋」「カレー」というキーワードからMayugeが想像する店の雰囲気からはだいぶ離れてますがこう見えてもランチの名物はスープカレー。
ちょうどこの当時スープカレー食べられる店探してたんですよね。



カレーセット(¥1050)はチキンカレー、サカナカレー、ヘルシーカレー、野菜カレーの4種からの選択でサラダとドリンク付き。
今回はチキンカレーに半熟ゆで卵(¥100)を追加で。辛さの指定はなく一律の様子。
ヘルシーカレーの牛タンと豆腐という組み合わせもちょっと気になります。

ライスはせっかくなので大にしてみたんですがおかわり可能とのことなので普通で注文して様子を見てもよかった気はします。
ていうかライスのサイズを聞かれて答えた後に「ライスはおかわりもできますので」って言われたんですが。先に言ってくれてもいいのよ?



カレーは土鍋でサーブされてさすがの保温力、出てきた瞬間はまだ思いっきり煮立ってます。鍋内のそのえらいこっちゃ具合をぜひお伝えしたかったんですが写真を撮ろうとした瞬間にカメラの電池が切れ、交換してる間に鍋が落ち着いてしまいました。
食べてみるとココナッツミルクの風味があり、色合いも含めてちょっとタイカレーを連想させます。しかしスパイスの組み合わせはタイのそれではなくいわゆるカレー風味。タイカレーベースのスープカレーというよりは札幌風のスープカレーにココナッツミルクを足したものという方が近い気がします。
具は圧倒的にチキン、あとジャガイモ、オクラ、タマネギという感じ。色は赤っぽいですがそこまで激辛というわけではなく、ほどほどに一般的な辛口程度。
辛口ながらもココナッツミルクがややマイルドさを与えていて美味しいスープカレーでした。



 バロッサ(BAROSSA)

  所在:  東京都豊島区東池袋2-39-15 大場ビル1F
  電話:  03-5979-1505
  営業:  11:00~15:00、17:30~22:00(L.O.21:15) 日・祝定休





2017年5月26日(金)00:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

CAMP EXPRESS

先日、ちょうど夕飯どきに品川駅で乗り換える機会があったため、以前からちょっと気になってた品川駅ナカにあるカレー店、CAMP EXPRESSに寄ってみました。
ていうか最初に何処かで見かけた紹介記事で駅ナカ展開してることばっかり書いてあったのでJR駅構内専門でやってる店かと思いこんでたんですが普通にあちこちあるんですね。
なんとなくアウトドア料理を意識してるようなそうでもないような野菜ゴロゴロカレーを提供するお店。



注文したのは骨付きチキンと彩り野菜の南インド風カレー(¥990)をライス大盛りに1辛(+¥20)で。
鉄スキレットに盛り付けて出てくるのが雰囲気だけでなく実際時間が経ってもいつまでも熱々で実用的です。店内から厨房の様子が見えるようになってますが、スキレットを実際に1個1個火にかけて調理しているようです。鉄板はかなり熱い状態で出てきます。

南インド風というとトマトやタマリンドの酸味があるカレーのイメージがあるんですが、これはそのタイプではなく、インド風らしい雰囲気を残しつつ日本人にも親しみやすいくらいのバランス。骨付き手羽元がまるごと入っている上、とにかく野菜ゴロゴロで具の比率が高いのが印象的です。
手羽元は柔らかく煮込まれていておおむねスプーンで崩して食べられる感じ。1辛での辛さは日本のカレー店感覚ではけっこうしっかりめの辛口という感じ。
辛さとスパイス感がシャープですっきりめのカレーです。



鉄スキレット以外では店内の従業員の制服がなんとなくいかにもキャンプ場にいそうな人っぽいこと、テーブル上の各種小物がそ使用感のある飯盒に立ててあることなどもアウトドア風。いやアウトドアでは飯盒にスプーンが立ててあるという意味ではありませんが。
画面端に写っている水筒もセルフサービス用の水のピチャー代わりです。ただMayugeが座った席の正面には普通によく見かける形状のピッチャーが配置されてました。

カレーベースはこの南インド風の他、欧風デミカレー、タイ風グリーンカレー、カシミール風カレー、マイルドカレーなどがあり、メニューによって使い分けられているようです。
またトッピングも定番の半熟卵をはじめ炙りバターコーンとか炙りチーズ、手羽煮込み、パクチー盛りなどわりと色々充実している他、そのカレーのメインの具を強化する選択肢も用意されているようです。このカレーの場合だとチキン倍増、揚げナスとベーコンのカレーだとナス増量、牛すじカレーだと牛すじ増量といった具合で。

とりあえず今回は初回ということもあってスパイシーっぽいカレーに惹かれましたが、別系統のものもまた試してみたいところ。
巨大な肉塊が中央に鎮座したBBQカレーというのも気にはなります。



 CAMP EXPRESS [食べログ]

  所在 : 東京都港区高輪3-26-27 エキュート品川サウス JR品川駅 1F
  電話 : 03-5421-8036
  営業 : 月~土 7:00~22:30(LO)、日・祝 8:00~21:30(LO)





2016年12月21日(水)21:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

元祖くじら屋

「超高速!参勤交代リターンズ」という題名を聞いただけでイロモノ臭が半端ない映画をニケと見に行きまして。
バタバタしてるうちに公開終了間際になってしまったため上映館の選択肢が少なく、ちょうどいい時間帯で上映してるところがほとんど無くなってたのでわざわざ渋谷まで。
で、映画が終わったあとちょっと時間があったので以前から気になってた「元祖くじら屋」に行ってきました。
以前にも書いた通りMayugeは博愛主義者なのでクジラ肉とかも差別せずに食べる派です。ニケは以前に来たことがあると聞いてましたがわりと気に入ってた様子。

なんでこんな写真かというと店の入口の写真を撮り忘れたからです。



お通しと鯨のからあげ。ついでに飲み物は獺祭の純米大吟醸50。
お通しは鯨の小腸のマリネ。ちょっとコリコリした食感でナンコツ系。味付けもあっさりめです。
唐揚げは揚げたあと甘辛いタレに浸してある感じで味付けはかなりしっかりめ。歯ごたえが強い赤身肉でほんのり鯨の香りもしていかにもくじら料理食べてますという味。



お刺身食べ比べセットと舌鹿の子刺身。
食べ比べセットは左側からイワシクジラ赤身、ナガスクジラ赤身、ナガスクジラ尾の身の順。たぶん。
2種の赤身の違いは正直なところあまりはっきり分かりませんでしたが、あっさりした赤身で強いクセもなくて食べやすいです。口に入れると鯨と分かる香りはありますがそれほど強くなく、安いけどクセが強い肉という昭和イメージとは程遠い感じ。
舌鹿の子刺身は顎のあたりの肉だそうでニケが以前に食べたことあるらしく強くリクエスト。
名前を聞いてサシが入ってる肉を想像してたら思ってた以上の鹿の子具合。
口に入れると脂が体温で溶け出してほんのり甘い感じ。ニンニク醤油がよく合いますがアツアツの白米で食べたいところ。



真ん中がさらし鯨、あと右上から時計回りに何だったかの味噌漬け、百尋、本皮、さえずりです。
仕入れ状況によって内容が変わるとのことでメニューでは鯨の心臓が入っていましたが本日は切らしているようで味噌漬けが代わりの様子。
さらしはクジラの皮や尾羽とのことで魚の皮の湯引きの延長上で脂系の旨味があるプルプルした食感のものを想像してたんですが、食べてみると思った以上に淡白で食感はむしろショリショリという感じ。ゼラチンというよりは寒天っぽいとでもいえばいいでしょうか。上にかかってるのは非常にマヨネーズっぽく見えますが酢味噌です。
味噌漬けはどこの部位だったか忘れたんですがプルッとしたゼラチン系の煮込みっぽいもの。
百尋は先程のお通しと同じく鯨の小腸のスライス。からし醤油でとのこと。かなり薄く削いであるんですがコリコリとナンコツ系の歯ごたえがあります。クセが強いと紹介されてるのを見ましたが個人的にはそれほどクセを感じませんでした。
本皮とさえずりは先程の鹿の子と同じく脂の旨味100%という感じの食べ物。融点が低いらしく室温でも見てる間に表面がゆるんで脂が浮いてきます。やっぱり熱いご飯が欲しい。どちらも見た目で想像するより柔らかめでした。
ということで赤身は全体的に鯨のクセが強いイメージからは拍子抜けするほどクセのない、食べやすい料理でした。あとはとにかく脂が美味しい。個人的には酒のつまみとしてよりも白いご飯で食べたい印象。まあその辺は人によるでしょうけど。


そういえば昔、古典の教科書に井原西鶴の日本永代蔵の一編が収録されてたんですが、そこに「皮鯨の吸い物」という料理が出てまして。これが妙に美味しそうでずっと印象に残ってました。いや本編には名前しか出てこないんですが。
どうもこの店の定食メニューについてくる「鯨汁」というのがそれと同じものっぽいので、こちらもぜひ一度食べに来たいところ。


 元祖くじら屋 [食べログ]

  ・所在  東京都渋谷区道玄坂2-29-22
  ・電話  03-3461-9145
  ・営業  平日 11:30~14:00、17:00~22:30(金曜のみ23:30)
       土曜 11:30~23:30
       日・祝 11:3022:30





2016年10月11日(火)23:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

インド大使館 さくらフェスティバル2016

27日(日)は先日日程を確認していたインド大使館恒例のさくらフェスティバル(旧さくらチャリティーバザー)に行って来ました。
ついでに山手線南東方面の御朱印を収集すべく、高速バスに折りたたみ自転車持ち込みで。



今年は金土日の3日間の開催ということですがそんなことより桜が咲いてません。
3月上旬~中旬にかけてやたらと暖かい日があったりしてフライング気味に咲いてる花をたびたび見たせいか今年はなんとなく開花が早いようなイメージがあったんですが、千鳥ヶ淵は三分咲き未満というかほぼ枝。
ソメイヨシノ以外と思われる品種の木がたまに花を付けてる程度です。
冒頭の写真はせっかく咲いてる希少な桜の花をブチブチちぎってるスズメ。
木の下に立ってると上から花吹雪ではなく丸ごとの花がぼとぼと落ちてきます。



大使館に11時前に到着してみたところ千鳥ヶ淵側の正面ゲートは出口専用となってまして、ぐるっと回り込んだ裏側が入り口になり、立ち入るためには荷物検査等が必要に。このご時世ですしテロ対策でしょうか。
手荷物の中身を軽くチェックして金属探知機のゲートをくぐる程度のもので、見てた限りではにそれほど混んだりはしてませんでした。
ただ、集団が立て続けに来ると一時的にちょっと列ができることもあるようです。



昼にはまだちょっと早い時間帯だったこともあって敷地内はそれほど混雑してませんでした。ていうか今記事を書くために告知をよく見てみたら11時からとなってたんですがあまり細かいことは気にせずに営業してた様子。
大使館裏側への出店はムンバイ、ボンディシェリ、MOTI、AHILYA、Govinda'sといった毎年見かけるインド料理店と、たぶん初めて見るゴングルという店が出てました。表側で輸入食品売ってるSeinanと同じデザインのパネルを使ってるので系列店なのかもしれません。あとはシャンティのチャイ・紅茶店。
表側にはSeinanとAmbikaが定位置でレトルト食品、お酒、インド菓子などを売っていて、さらに奥の方にはインド雑貨、衣料などの店が出ています。例年との違いはいつもならフルオープンになってる正門が一人分くらいの隙間だけ開けて出口専用となってることくらいでしょうか。



前日、出かけた先の初見の店でバターチキンを注文したら非常にあっさりベースで酸味が強く、甘味がないというカレーで、それ自体は美味しいけどバターチキンとしてはコレジャナイ感満載の体験をしたため、自分内で標準的バターチキンとして安心感のあるムンバイに。ムンバイスペシャル¥1100。
100円値上がりした気がしますがバターチキン、キーマのカレー2種にナン、ライス、チキンティッカ、サモサまで付いた全部入りプレート。安定のおいしさでした。

このあと半日都内をウロウロし、夕方にもう一度戻ってきて夕食にゴングルのカレーセットを食べ、ビリヤニをテイクアウトしました。しかし昼間にデジカメを落下させてしまいまして。壊れはしなかったんですが衝撃でSDカード脱けかけていたことに気付かず、この日はそこから先の画像が保存できてませんでした。ということで記録無し。

あとSeinanのショップでレトルトカレー、スナックなどを購入。4個で1000円。
一昨年ここでベジタブルビリヤニのレトルトパウチというちょっと珍しいものを見かけて買ったんですが、スパイシーでなかなか美味しかったです。残念ながら今回は見かけませんでした。
このショップのレトルトはベジタリアンフードだけのようで、今回購入したのはダル・ブカラ(トマトベースのレンズ豆のカレー)とパラク・パニール(ほうれん草とチーズのカレー)、パラク(ほうれん草)スナック、ソーンパブディ。
ソーンパブディは水飴とナッツの粉を練って何度も繰り返し引き延ばして折りたたみ、ガラス繊維みたいにしたもの。Mayugeはわりと好きで時々購入しています。今回のものはよく見かけるパッケージとは違うもので、このメーカーのものは、っていうかいつもの以外のメーカーの製品を初めて見ました。

なお、この後31日(木)になって都内の桜の満開宣言が出たというニュースをやってました。
やっぱり翌週開催くらいが桜的にはちょうど良かったのかもしれません。
ていうか開花宣言はともかく満開宣言とか初めて聞いた気がするんですが。今までそんなクソ浮かれたような宣言いちいちやってましたっけ?
いやぁ、花を見ると心が癒やされますね。


過去のインド大使館 さくらフェスティバル / さくらチャリティーバザー

 2005年 前編後編
 2007年
 2008年
 2012年
 2013年
 2014年
 2015年



2016年4月1日(金)00:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

やらいでか(牛すじカレー)

筑西市にあるお店、やらいでかに行ってきました。、栃木方面の御朱印巡礼がてら。
たまたまこっちの方の店の情報を調べているとき食べログで周辺のお店として表示され、牛すじカレーおよび牛すじ雑炊というのが気になってたお店です。



最初に店の記事に目が行ったのは「牛すじ雑炊」というメニューに惹かれてのことだったんですが、牛すじカレーも気になります。
訪問時までどちらにするか決めかねていたんですが店に着いた途端自動的に解決しました。
この日は牛すじ雑炊はお休みとのこと。
そういえば雑炊はこの日がたまたまやってなかっただけなのか、何かの都合でしばらくメニューから外れてるのか確認しておこうと思ってたのに忘れてました。



ということで「これぞ牛すじカレー(¥830)」のライス大盛り(+¥50)。
大盛りとは別に「これぞ牛すじカレー1.5倍(¥1200)」というメニューがあり、ごはん、ルー、牛すじすべてが1.5倍になるようですが、レギュラーサイズの時点でけっこうボリュームがあります。Mayuge的にはカレーはとりあえず大盛りにしたいのでそうしてみましたが、通常のままでも充分だったかもしれません。
1.5倍の器も見せてもらえたんですが相当な大きさでした。ついでに器は益子焼きとのこと。



ルーの見た目はとろみのある一般的な日本のカレータイプのもの。
ぱっと見どっぷりとルーが満たしてあるように見えますが、掬ってみるとルーのうち半分以上が具なのではないかという贅沢仕様。ゼリーのようにに柔らかく煮込まれた牛すじがたっぷり沈んでます。
この写真で奥に写ってるでっかい丸いのが丸ごとのジャガイモで、さらにスティック状に長く切られたニンジンが一本、あと残り写ってる具はすべて各種の牛すじです。Mayugeは牛すじの分類はよく知りませんが食感の違う様々な部位が入っていて飽きません。

ルーは一般的に想像するカレー味とはやや雰囲気が違う味で、スパイスもけっこう強めに効いています。かなりいろいろな香辛料がブレンドされてそうですが、印象に残るのはチリペッパーの辛さとはとはちょっと違う、粒胡椒のようなすっきり突き抜ける感じの辛さ。具にもルーにも特徴があって美味しいカレーでした。

カレーと雑炊以外にも牛すじ煮込み、塩もつ煮込みなどの定食(それぞれ¥800)があり、さらに単品での注文は持ち帰りも可能のようです(煮込み¥650、カレールー¥680)。
うちの方からはやや離れてるのでそんなにしょっちゅう食べにいける店ではないんですが、こっちの方に来ると定食を食べてカレールーをテイクアウトするというパターンを繰り返しそうな予感がします。
とりあえずこちら方面の御朱印巡りはまだ数ヶ所残りがあるため、近いうちに牛すじ雑炊をリベンジに行きたいところ。


 やらいでか
  電話:  0296-54-4885
  所在:  茨城県筑西市舟生180-9
  営業:  11:00~18:00(日曜祝日定休)





2016年3月4日(金)00:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理


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