おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


くいだおれ(食記録)

東京ドミニカ

以前に新宿の東急ハンズかどこかに行った後、東口辺りに向けてふらふら歩き回っていて周辺を漂うスパイス香にふと足を止め、見付けたのが歩道脇に立てられた「東京ドミニカ」の立て看板。
どうやらスープカレーの専門店のようですが「札幌風スープカレー」と言いつつなにゆえドミニカ。千葉にある東京ドイツ村が気付いたらチューリップと風車グッズの専門店になってたようなモヤモヤ感。
そして立て看板の横にある入り口はどうやら別の店。店どこだ。

で、このときは飯時ではなかったので一旦スルーしまして、この妙な店のことは心の片隅にメモしておいてました。



ということでちょうど新宿方面に用があったので夕食をここで。
店舗は立看板から路地入り込んでちょっと進んだ辺りに落とし穴のように開いた急角度の階段の下。
地下に折り返して続く細い階段を降りていくと薄暗めのバーっぽい店構えが。

カレーはメニューを選択後、10段階の辛さとスープの色を5色から選ぶようになってます。辛さはともかく色ってなんだって話ですが、ベースになる黄色の他、トンコツを足したこってりの黒、トマトを足した赤、豆乳を足した白、カレースパイスとココナッツパウダーを足した濃黄の5種類。
あと、セットメニューとしてサラダセット(+¥150)、サラダ&ミニドリンクセット(+¥300)、デザートセット(+¥200)というオプションが付けられるようになってます。



とりあえず今回はチキンカレー・骨あり(¥1200)のサラダ&ミニドリンクセット(+¥300)。ベーシックな「黄色」のスープに「カレーの辛口くらい」と表現されてる「辛さ3」で。ちなみに「ヤバい」と表現される辛さ6以降は50~300円の追加料金がかかり、辛さ10は「別世界へGO!」と表現されています。
サラダはほうれん草にダイスカットして表面をカリッと焼いた厚切りベーコンがけっこうたっぷり乗ってます。ドレッシングはシーザー系。むしろ重量の半分はベーコンじゃないのコレ。小鉢のわりにサラダらしからぬ食べ応えがあって美味しいです。
ドリンクはベリー系のラッシー。よく覚えてないんですが店内のどこかでアサイーのラッシーがどうとかいう文言を見た気がするのでそれではないかと思います。アサイー飲んだことないので確証はありませんが。



カレーはいわゆる「カレー粉」のカレーの香りはほぼしないタイプ。さらっとしたスパイススープという感じです。もはやカレーとはだいぶ離れた存在だと思うんですが、このタイプのスープカレーはけっこう好きです。大雑把な系統としてはラマイのスープ・サピ・プダスとかマジックスパイスのスープカレーに近いかもしれません。いやマジックスパイスってレトルトのやつしか食べたことはないんですけども。
具は油通しした茄子、カボチャ、煮込まれたニンジン、ゴボウ、骨付きモモ肉、ヤングコーン、ゆで卵など。
骨付きもも肉が非常に柔らかく煮込まれていて、スプーンだけで骨から外して食べられるほど。
辛さもまあ辛いですがほどよく刺激があってよいくらい。

店内には様々なスパイスの香りが強く漂っていて入った時点で食欲を刺激されるんですが、そういえばニクズクらしい香りがけっこうしてた気がします。しかし黄色のスープ内では特に目立ってないように感じたので、他のどれかに使われてるのかも。他のタイプのスープの味も気になるところ。
地下への入り口付近は若干怪しげですが結果的に店内の怪しげな雰囲気込みでなかなか良いと思います。


 「東京ドミニカ」

  電話:  03-6380-4644
  所在:  東京都新宿区新宿3-31-1 第2大伸ビルB1F
  営業:  [月~金]11:30~15:00、17:30~22:00 (L.O)
       [土]11:30~22:00 (L.O)
       [日・祝]11:30~21:00 (L.O) (不定休)





2015年2月8日(日)09:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

京のつくね屋 親子丼

京都に降り立つとなぜか親子丼と新福菜館を食すのがほぼ恒例となってる気がします。
夏の終わりというか秋の初めというか微妙なくらいのタイミングで実家に帰省しまして、ついでに折りたたみ自転車を担いで行ってまた京都市内をウロウロしてました。写真は鴨川の川床。
で、昼食に親子丼を食べに京のつくね屋に。

以前に親子丼食べに行った鳥岩楼とかとり安の情報を検索しようとするとこの店がちょこちょこ出てきて数年来気になってたんですよね。
ちょうど京都みやげとして京華堂 利保しぐれ傘を買おうと思ってたので場所も近いしそのついでで。
しぐれ傘は巨大などら焼きにあんこの代わりに羊羹を挟んだ感じの和菓子で、切り分けてサイドから付属の楊枝を刺すと閉じかけた番傘のような外見になるという趣向。以前に京都みやげで貰ったという友人から「『雨傘』っていう大きなどら焼きみたいな京都の和菓子が美味しかった。切ると傘になるの。」という絶妙にうろ覚えな情報を聞いて知りました。前回京都市内を自転車でウロウロした際に試しに買ってみて、美味しかったし未開封ならけっこう日持ちするのでお土産に使おうかと。どら焼きとかシベリアケーキが好きな人にはお勧めだと思います。
ちなみにこの日、京華堂 利保はなんか休みだったのでしぐれ傘は買えませんでした。



傘はさておき。
GoogleMapで京のつくね屋の住所を表示して店に向かってたところ、マップでは川端通り沿いみたいに見えたので現地に着いて「店がねぇよ!」と思ったけど拡大してよく見たら一本東に入った小道沿いでした。
時間は2時前とお昼どきを過ぎ気味だったんですがいまだに満席で、入り口付近の待ち合い席に2組ほど順番待ち中。10分ほどで席に案内されました。



もちろん親子丼を食べるつもりで来たんですがメニューを見たら鴨なんばが異様に食べたくなってきたので間を取って親小鴨セット(¥1500)をうどんで。それぞれハーフサイズになった親子丼と鴨なんばがセットになってる感じで、鴨なんばはうどんかそばかが選べます。
ちなみに通常の親子丼は¥1300。
親子丼はトロッとした半熟卵がたっぷりで、肉も火の通り加減が絶妙で柔らかくジューシー。さすがに評判なだけあって美味しいです。
このセットだとこの店の親子丼の特徴の一つであるトッピングの卵黄が乗ってなかったのがちょっと残念だったかも。
あと、やっぱり山椒が乗ってます。親子丼に山椒という組み合わせはわりと気に入ったため、最近は自宅でも親子丼には山椒をかけるようになってきました。
鴨なんばの鴨肉は思ったより柔らかめ(鴨にしては)でクセも強くなくて万人向け。しかしつゆにはしっかりと鴨風味の油が出ていてこちらも満足の味でした。



あと、注文を待ってる間にメニューを眺めてたらコラーゲンたっぷりカップスープ(¥300)というのが気になってきたので追加注文。
濃厚な鶏ガラスープが湯飲みくらいのサイズの器で出て来ました。
親子丼に鶏ガラスープというと鳥岩楼が連想されますが、あちらのスープは濃厚なダシ味ながらわりとさらっとした口当たりだったのに対して、こちらのスープはいかにもコラーゲンたっぷりという感じのぺったりした口当たり。ていうか実際に飲んでると唇がくっつく感じ。あと他の物食べてる間にスープの表面に油膜ならぬコラーゲン膜が湯葉のごとくどんどん形成されていきます。
これまた非常に美味しい濃厚鶏ガラスープでした。持て帰って雑炊にしたい。


 京のつくね家

  所在:  京都市左京区丸太町川端東入一筋目上ル東丸太町8-3
  電話:  075-761-2245
  営業:  11:30~15:00、17:00~21:00(月曜定休、祝日の場合は火曜)





2014年12月18日(木)00:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

トゥクトゥク

先日、昼食にタイ料理をという話になって出掛けまして、タイバンコクのチャーハンに入ってる甘いタイソーセージが食べたいという同行者の意見で荒川沖まで。
が、あいにくタイバンコクが改装で閉店中。さて、どうするかと振り返ったら後ろもタイ料理屋。横を見ると通りを挟んでそっちにもタイ料理屋。そしてそれぞれのタイ料理屋に寄り添うようにタイマッサージ店。なにこのタイ密度。

ということで試しにすぐ横にあった店、トゥクトゥクに入ってみました。店名の由来は東南アジア名物の三輪タクシーのアレでしょうか。
店内は普通に街角の食堂といった雰囲気で、壁にはオススメメニューやタイマッサージ店のポスターあり。
特にランチメニューというものは無いようで通常メニューから注文しました。
メニューはすべて写真付きですが書いてあるのはタイ語と英語、そして値段という構成で、その横に日本語の説明シールが貼ってあります。ただし時々シールのない料理があり、英語も単にタイ語の発音がアルファベット表記してあるだけなので知らない物だとまったく正体不明。最後の方になるとアルファベット表記すらない物もあります。
おおむね一品ものやご飯類、麺類などがおしなべて800~1000円という感じ。ガパオライスやパッタイ、トムヤムラーメン、ガイヤーンなど定番でぱっと思いつくような料理はおおむね網羅している印象で、レッドカレーやグリーンカレーもありますが写真ではライスではなく麺が付いていています。ライスorそうめんと書いてありどちらか選べる様子。そうめん?



定番の蒸し鶏炊き込みご飯、カオマンガイ(¥1000)。
メインは鶏もも肉ですが、レバー、ハツ、砂肝の茹でたもの?が1、2片ずつ付いています。本場だと鶏丸ごと使う料理なんでしょうか。良いダシが出そう。Mayugeはモツ系もわりと好きなのでこれはこれで変わっててアリだと思います。
炊き込みご飯もタレも好みの味で満足の出来。美味しいです。
で、タレにわりとおろしニンニクがガッツリ入ってるようでして、食べてる最中は特に気にならなかったんですが、後から気付くとニンニク残り香が口の中でわりとすごいことに。平日の昼間に食べるもんではないかもしれない。
他所とか自作でカオマンガイ食べてもここまでになることは無かった気がするんですがなにが違うんだろう。



あとせっかくなのでソムタム(¥1000)も注文して同行者と分けつつ。
青パパイヤの千切りとざっくりキャベツが半々の構成で干しエビたっぷり。

口に放り込むと甘辛酸っぱいいつもの味でこれもなかなか美味しいです。が、しばらく咀嚼してるとじわじわ辛くなってきます。
なんか本格的に辛味が脳に届くまでにかなりタイムラグがあり、最終的な辛さはけっこうな激辛。
同行者はなにやらMayugeが食べるのを見てから手を出す方針のようなので「あとからけっこう辛さが来ますよ」と言って勧めてみました。

 「うーん、ああ、けっこうピリ辛ですねこれ。あとからきますね。 ‥‥辛っ!なにこれ辛っ!」

というリアクションでだいたい雰囲気は伝わるかと。楽しんでいただけたようでなにより。
いや味付けは美味しいです。なんか辛さが伝わってくるまでに妙にタイムラグがあって面白いだけで。面白いってなんだ。
辛いのがそこそこ平気な人なら美味しく食べられます。

ということで行き当たりばったりに急遽入った店でしたがなかなか好みの味付けで美味しかったです。いろいろと現地風味っぽいのでできれば多人数でその他の料理も試してみたいところ。


 
トゥクトゥク

  所在:  茨城県稲敷郡阿見町荒川本郷1329-130
  電話:  029-841-5799
  営業:  11:00~21:00(木曜定休)





2014年11月26日(水)00:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

J's Store(バッタの唐揚げ)

虫話注意(写真アリ)。

ニケがどういう加減かしばらく前から昆虫食にはまってちょこちょこ妙なイベントにも参加してるという話は以前から少し触れてますが、そういえば誘われて店に食いに行ってたのを収録し忘れていたので改めて。
店はニケが横浜近辺で虫を食える店を探してて見つけたJ's Storeというタイ料理店。関内からラマイの移転先を越えてさらに進んだ辺りにあります。

ちょうどルピシアの試飲会が横浜であったため、そちらに行ったついでにちょっと遅めの昼食をそこで取ることになりました。
まずは前日からニケ邸に移動しておくことになったんですがニケが会社の飲み会のため、会が引ける頃を見計らって東京駅で待ち合わせ。しれっと予告から1時間遅れくらいで現れたニケと合流しました。
あとはニケ邸まで通勤電車に揺られながらだらだらと虫談義。

 ニケ   「そういえば『アフリカ系の女性と結婚したら虫料理を勧めてきて困ってる』みたいな話もありましたね」
 Mayuge 「あー、あっちの方も食べるよね。甲虫系の幼虫とか?」
 ニケ   「スズメガってわかります?」
 Mayuge 「あ、無理無理。たまに草むらにいるシャウエッセンよりでっかい芋虫でしょ」
 ニケ   「あれを料理するらしくて」
 Mayuge 「どんな調理すんの?」
 ニケ   「さー?」
 Mayuge 「蜂の子とか栗の虫辺りは食べたことあるけど大きいのはきついな」
 ニケ   「ああ、栗の虫美味しかったですね。あれって何の幼虫ですか?」
 Mayuge 「さあ? 調べたことない。カミキリムシかなーと勝手に思ってたんだけど」

目の前の席で魂が抜けたようにぼへーっと座ってたサラリーマンが食い物の話と虫の話が交互に出て来てることにじわじわ気付いたらしく、いきなりギョッとした表情でこっち見上げたあとすぐ目を逸らしましたよ。あと電車降りる前にもっかいこっち見てから降りていきました。席空いた-。

ちなみに栗の虫は記事書くついでに調べたらクリシギゾウムシの幼虫だったらしいです。

そんな感じで機運を盛り上げつつ翌日、ルピシア試飲会のあとJ's Storeへ。
ニケはすでに一度試しに仕事帰りにぶらりと立ち寄ってバッタをつまみに軽く一杯引っかけて帰ったことがあるそうで場所も分かってる様子。
と思ったら地図を眺めながら難しい顔して唸ってますが。
若干不安な展開ながら何とか無事に店に辿り着きました。どうもこの近辺はタイ系住民が多いらしくタイ料理店やマッサージ店などを付近でちらほら見かけます。

店の外にはテラス席と呼ぶには若干ワイルドさが多めな感じの机があり、昼間っからできあがってるっぽいタイ人と思しき一団がいます。うむ、現地っぽい。



店内はアジア系雑貨・食材店の真ん中にいきなりテーブルが置かれたような雰囲気。四方の壁はぐるっと商品棚で主に現地系食材が陳列されている他、パック詰めした料理も売られてます。この辺りはぱっと見街角のお総菜屋さん。また、一角はスーパーの冷凍冷蔵コーナーみたいになっていて生鮮品も扱ってる様子。あ、パック詰めのバッタがある。
写真右側の上段に立てかけてあるパックがバッタ。整然とみっちり100g。値段不明。
料理のメニューには日本語版があるのに対して、食材系の表記は基本的にタイ語のみでこっちは顧客として日本人はあまり想定してない様子。



ちょっとうろ覚えですが注文したのはたぶんCセット(青パパイヤサラダ、パッタイ、トムヤムクンの各ハーフサイズがセットになったもの)(¥1200)と、イサン風鶏と山菜スープカレー(¥850)、バッタの唐揚げ(¥850)、蒸しもち米(価格不明)。

パッタイはちょっともっちりした食感の麺が特徴的。他の物に比べると辛さは控えめ。
青パパイヤサラダはパパイヤ部分とキャベツ部分が半々という感じ。単品で見ればそこそこのピリ辛料理だったはずですが、他の料理が一層辛かったので印象は相対的に控えめ。

トムヤムクンはけっこう辛めですがスープがなんともいえず濃厚。強すぎない酸味にレモングラスその他のハーブと魚介ダシがしっかり効いてる感じで美味しいです。



イサン風鶏と山菜スープカレーは今回一番辛かった料理。写真ではトムヤムクンの器とあまり違って見えませんが、トムヤムクンは汁椀くらいの器でこのカレーはラーメンどんぶり程度の大きさがあります。
コクの強いトムヤムクンとは反対にすっきりした風味のスープで、唐辛子のシャープな辛味がストレートに来ます。
具は主に鶏肉と蕪かなにか。この辺りは季節で変わるのかもしれません。
とにかく辛いですが味付け自体は美味しいと思います。ココナッツミルクが効いた一般的なタイカレーのイメージとは違い、かなりさっぱりとした味。たしかにこれは日本人に分かりやすく説明するとしたらスープカレーという感じ。

 「餅米も美味し-。」

そのもち米はカレーを希釈するための貴重な資材だ。無駄に消費するな。
写真を撮り忘れたんですがタイ米の細長い餅米を蒸したのをカレー用のご飯として注文しました。メニューを撮った写真を見直してもどこにも載ってないんだけどどうやって注文したんだコレ。
カレーがかなり辛いのでもち米で希釈しないとなかなか食べ進められません。ていうかすでに現時点のカレー残量ともち米残量を比較してカレーが一方的に残ることが確定してますが。あと飲み物の消費が激しい。
ちなみにドリンクは冷蔵コーナーの缶ジュースなどを勝手に取り出してよく、最後にまとめて会計するシステム。
マンゴーやライチジュースの他、バジルシードドリンク、マンゴスチンジュースなどちょっと風変わりな物もあります。蕗の葉っぱにしか見えない絵が描かれた缶ジュースがありましたがアレはいったい。

そしてメインディッシュのバッタ。
写真はソフトフォーカス気味にしてあるので安心してご覧下さい。
サムネに縮小されてたら意味ないか。
イナゴの佃煮ベースで心構えしてたらさすがトノサマバッタ、体長が倍くらいあって迫力の完成度。しかも思った以上に皿に山盛り。
サイズ感としてはそうですね、小ぶりなヤングコーンを箸でつまみ上げたと想像して下さい。それがそのままバッタになった感じです。「ヤングコーン食うときに思い出したらどうしてくれんだコラァ!」っていう苦情が聞こえたような気がしましたが遺憾に存じます。
ニケが一人で飲みに来て注文したとき、「小鉢に入ったイナゴの佃煮」くらいの雰囲気の想像をしてたところにこれが出てきてちょっと涙目になったというのが理解できます。それでよくもっかい来ようと思ったなキミ。
ていうか単品料理のメニューのところには「全品税込み850円」というおおらかな値付けがしてあるため、材料費にあわせて値段ではなく盛りが変わる方式なのではないかと。
味および食感はというとほぼ海老。桜エビの素揚げ食べてるのと変わりません。目を瞑って口に放り込まれたらほとんど区別できないのではないかと思えるほど。なんか足んところがトゲトゲチクチクしますけど。トゲ多いエビだな。
味付けはけっこうしっかり目でスパイスがよく効いています。一緒に揚げられたレモングラスとバジルの香りも良く、さっくりした食感でビールとか飲む人ならおつまみ性能が高そうです。



結局カレーとバッタは食べきれなかったのでテイクアウト。カレーは辛すぎて。バッタは多すぎて。
あとカレー希釈用のジュースと水で満腹になったのもあります。

タイ人が経営する飲食店でテイクアウトをお願いすると液体のカレーをビニール袋にダイレクトinした非常に不安なビジュアルのものを渡されるというのは一部で有名な話ですがこの店もそうでした。タイ文化の一種なのか。あ、私はバッタテイクアウトの分け前とかいいんで。遠慮しとくのでよかったら全部どうぞ。
ということでちょっと遅めの昼ご飯をゆっくり食べてたら店を出る頃には4時前。そのまま解散となりまして、ニケは日が傾き始めた街をバッタがみっしり入った袋を手にしてホクホクで帰って行きました。

まあ昆虫食っていうと字面だけでもう拒否反応が出る人もいるかとは思いますが、調理しだいでけっこう普通にいけます。
冒頭でも触れた通りMayugeは子供の頃からイナゴの佃煮とか栗の虫をカリッと炒ったやつとかに触れてたので調理法と素材次第では特に抵抗はありません。それもあって今回のバッタの唐揚げに関しては美味しく食べられました。イロモノとかゲテモノとしての演出に力を入れてるようなのは論外ですが、食材として美味しく食べようという心意気が感じられるものなら他にも試してみたいですね。あくまでも物によりますが。

ニケが持ち帰ったバッタの唐揚げは子供たちにも好評で取り合いになったとのこと。食に関して非常に保守的な嗜好を持つ旦那さんのリアクションについては触れるまでもないですが。
子供の食べ物の嗜好はやっぱり母親の影響力が圧倒的ですよね。同僚に「5人家族の友人宅で虫料理否定派が旦那1人になって孤立中」という話をしたら、「常識の方が押されている‥‥」という至極まっとうなリアクションが返ってきました。



 J's Store

  所在:  神奈川県横浜市中区末吉町1-23 ボナールイセザキ 1F
  電話:  045-241-1709
  営業:  24時間(不定休)





2014年10月28日(火)00:18 | トラックバック(0) | コメント(2) | くいだおれ(食記録) | 管理

ふくろうの家

しばらく前からつくば市内にふくろうを愛でながらお茶ができるというふくろうカフェなるものができてるようでして。
その辺で配布してるフリーペーパーに紹介されてたり看板を見かけたりして地味に気になってるという人はMayuge周辺にもけっこういました。
あちこちでちょこちょこ話題には上るんですが「気になるけどあの辺って民家ばっかで店っぽいものなんか無かったような」「看板は見たけどどこか分からない」「それっぽい建物が見えたけど入り口が分からない」など、『気になってるけど一人で行ってみるにはちょっと勇気がいる』というのが大勢の意見。ということでしばらく前、気になりつつ放置してたという面々4人ほどで平日夕方に行ってみたので収録。

店はふくろうの家といいまして、土浦野田線(国道354)沿いの普通の民家の庭先にある離れといった佇まい。駐車場はもはや完全に民家の庭そのものなため、まず車で乗り入れる際に「ここ本当にいいのか?」という度胸試しに遭う感じ。
最近はふくろうの写真が大きく入った看板や「ふくろうカフェ」と書かれた幟などが逐次追加されてていてだいぶ分かりやすくなってきてます。

ドアを開けると思った以上にダイレクトにその場がふくろう部屋。いきなり数羽のふくろうが真正面に鎮座してガン見してます。
店内に踏み込んでみると壁の三面に止まり木が設置され、ぐるっとコの字にふくろうが並んで部屋を囲んでる感じ。10羽くらいいて全員がこっち注目してくるのでけっこう迫力があります。

店は時間制のフリードリンクで1時間1000円。入店するとまず1時間にセットされたタイマーとドリンクバー用のカップを渡され、店のシステムおよびふくろうと触れ合うときの注意事項の説明があります。

 ・羽根などを引っ張らない。
 ・撮影はOKだけどフラッシュは禁止。
 ・触るときは上から。下から手を伸ばすと足で掴まれたり噛まれたりする恐れがあるとのこと。
 ・一部の鳥はお触り禁止(まだ馴れてないものや訓練中のものなど)
 ・手に乗せたい場合は店員まで

少し時間が経ってるのでうろ覚えですがだいたいこんな感じだったと思います。
飲み物はカラオケボックスやファミレスのドリンクバーと同じような感じで、ドリンクサーバーとティーバッグなんかが置いてあります。
あと各種ふくろうグッズの他、ふくろう本体の販売もしているとのこと。「販売も」っていうか業態的にはむしろそっちが本業なんじゃないかという気もしますが。気に入った子がいれば身請けして連れて帰ることも可能なようです。



鳥って基本的に羽を触られるのは嫌がるイメージがあったんですが頭撫でられてもけっこう無抵抗。ていうか場所によっては予想外にズボッと指が入るんですけど。丸っこく見えるのに中身少ねぇ。
とにかく表面撫でてると手触り良いです。

手に乗せるときはかなりがっしりした革手袋を使い、コツを店員さんにレクチャーされながら。簡単に言えば「ぶれない、動かない、傾かない」。
要するにふくろうにとって心地良い止まり木になれればそれだけ長い時間手乗りしてくれますが、「ダメだこの止まり木、座り心地悪ぃ」との判断が下るとさっさと降りようとされます。さすが猛禽類だけあって基本関係が手乗り文鳥とはひと味違う感じ。
いや手に乗ってるとやっぱりかわいいんですけどね。

あと、接客に出てても触ってはダメなふくろうというのも居ます。
この時は2羽が触ってはダメとのことでした。
一羽は何だったか訓練中のために今日はエサを与えられてないそうで、危ないので近寄らないようにとのこと。店内にいる中でも一番大きい個体で、猫より縦横ともに一回り大きいイメージ。目力が強くて威圧感があります。

もう一羽は今日初めて店に出された新人さん。緊張してキュッと細くなってます。
ヨーロッパコノハズクだったと思いますがこちらはかなり小ぶりな種類で、500mLの牛乳パックにすっぽり収まりそうなサイズ。
人間の目線よりちょっと上くらいの棚の上に鎮座してひたすら不安そうに見慣れない客を注視してました。

そうこうしてるうちにMayuge一行以外に理系カップル来店。
どうやら女性の方はふくろうマニアかつ常連ですでに店員さんにも覚えられてるっぽいですが、男性の方は彼女の趣味に理解はあるものの自身はふくろうに特に思い入れは無いといった雰囲気。付き合いで初めて連れて来られたようで、店員さんが男性に向けて注意事項などの説明をしてますが物珍しそうにしつつもやんわりと上の空。
女性の方はすでにお気に入りのふくろうにべったりで「もし飼うとしたら~」などと仮定の話をしてます。Mayuge知ってます。仮定を装ってますがこういうタイプの人がこういう話し方をするときはそれはすでに既定路線です。たぶん近いうちに実際に飼い始めます。ていうか趣味人の女性に鷹揚な男性という組み合わせにひどく既視感が。このまま放っておくと庭を果樹で埋め尽くしたり猪買ってきたり虫食ったりし始めるんでは。
男性の方はそんな未来像は知ってか知らずか「そうねー」などと曖昧かつ気の抜けた返事をしてますが、たぶん女性には消極的肯定と受け取られたかと思います。南無。



えりんぎっぽい。
指で押すと頭を下げます。なぜか二羽連動。
メンフクロウはなんかぬるっと滑らかな質感と非生物的なフォルムで雰囲気が独特ですな。



あとけっこうガン見してくるのでわりと頻繁に目が合います。目ぢから強い。
目が合ってるときや手先などを注目されてるときにこちらが動くと、首だけで追尾してくる動きがなんか妙で面白いです。
ちなみにゴルゴっぽい方が先ほど触らないように説明されたうちの一羽。ワシミミズクだった気がしますがうろ覚え。
説明の必要は無いとは思いますが、気が弱くて触ったらダメな方ではありません。近づいたら危険な方。

「助けてください~」

あ、さっきのカップルの男性が禁止事項その3の「ふくろうの目線の下から手を差し出す」をやっちゃったみたいですね。でっかいふくろうに人差し指を鉤爪で鷲掴みにされてます。噛みついたりはしませんが一度掴んだら引っ張っても振ってもまったく離してくれる気配無し。さすが猛禽類。
ふくろうの方はなんか威嚇するわけでもなく獲物だと思ってる風でもなく、「いい位置になんか手頃なものがあったから掴んでみただけ。べつに興味も無いけど」という風情。片足でがっちり掴みつつもよそ見しっぱなしでまったく興味を持ってるように見えません。かといって手を放す様子も無く。どういう習性なんだろう。
声を聞きつけた店員さんが来て外してました。



そんなこんなでふくろう眺めてたらあっという間に時間終了間近。1時間経つの早ぇー。
ていうかフリードリンクでカップ貰ってたけど飲み物にまったく手付けてませんし。思い出したようにお茶淹れて休憩。そういえばふくろう構いっぱなしで座ってすらいませんでした。
帰る頃になると最初緊張でキュッと細くなってた初接客のヨーロッパコノハズクが、だいぶ人間を見慣れてきたのかちょっとゆったりしてきてました。小さくてかわいいので今回Mayugeの一番のお気に入り。

ということでふくろうカフェ、正直入ってみるまでは鳥見ながらドリンクバー飲むだけと少々見くびってたんですが予想を遙かに上回るレベルで楽しめました。
鳥の目付きとか人によっては好き嫌いがあるかもしれませんが動物好きの方にはかなりお薦め。


 ふくろうの家

  所在:  茨城県つくば市館野459-2
  電話:  029-886-3678
  営業:  月~水 12:00~19:00
       土、日 10:00~19:00(木、金定休)





2014年10月5日(日)01:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

しをみ食堂(巨大カツカレー)

鹿島臨海工業地帯に夜景撮影に行った際、行きがけに巨大なカツカレーが話題になっていて数年前から気になってたしをみ食堂で夕食。めずらしくインドカレーではないカレーです。

店自体は霞ヶ浦湖畔の県道沿いにある昔ながらの地元密着型の食堂という感じ。この日はけっこう混み合ってましたが大部分は近隣の人が親戚で宴会してるっぽい一団。座敷をはみ出てテーブル席まで浸蝕してきてます。あとはそれ以外の単独客と思しい人々が2組ほど。
お目当てのカツカレーを注文してしばらく待つと、カウンターからおばちゃんがライスを盛った巨大な皿を差し出しながら「ご飯これくらいで大丈夫?」と確認してきました。口コミとか見てると配膳前のこの確認が定番のようです。



程なく出てきましたカツカレーライス(¥800)。
カレーの皿がトレイからはみ出す勢いっていうか実際はみ出してるんですけど、トレイはべつに小さめの物ではなくて社食や学食などでよく見かけるのと同様のサイズ。端っこに乗ってるスプーンと対比してもらえればなんかサイズ感がおかしいのが分かっていただけると思います。ティースプーンではなくごく普通のカレースプーンです。
カレーの他、味噌汁、冷や奴、和え物、ヤクルトもどきが付いてます。



なみなみと注がれた広大なカレーを霞ヶ浦に喩えてるレビューをどこかで見た記憶がありますが、広いわりに深さはそれほどではないところも霞ヶ浦(面積では日本で2位だけど平均水深4m、一番深いところで7m。ちなみに琵琶湖の最大水深は100m以上)らしく言い得て妙。
味の方はごく普通の食堂や給食で食べられるような昔ながらの一般的なカレー。ほどよく煮溶けたタマネギが良い味を出してます。辛さはそれほどでもなく中辛~甘口の間くらいという印象。
豚カツはロース肉を2枚繋いで超ロングサイズのカツにしてるようです。肉はやや薄めですがなにぶんこのサイズの皿の端から端まで届くくらいなのでけっこうなボリューム。
とはいえカツは油切れ良くさっくり揚がってますし、先ほど触れたように深さはそれほどない皿なので、ビジュアルのインパクトと比べると完食はそれほど困難という感じではありませんでした。懐かしい感じのカレーライスを美味しく食べられます。

この他、揚げ物や炒め物を軸にした一般的な定食メニューや各種ラーメンに加え、川エビ天ぷら定食(¥650)のような地元食材っぽいメニューもあります。あと「特別メニュー」と称して各種ラーメンに+¥300することで約3人前にサイズアップするというジャンボ・ジャンボラーメンなる危険そうなサービスも展開中の様子。

どうでもいいことですがこの店の名前は正確には「民宿 しをみ食堂」という「どっちだよ」的なものであるらしく、食事メニューの一番下には食事メニューと同じ調子で「●お泊り‥‥6500円  ●素泊り‥‥4500円」などと書いてあります。
宿泊すると朝食が付く他、夜は食堂のメニューから好きな物2品が付くそうです。カツカレー+唐揚げ定食とか食うのか?
と思ったけどご飯食べずに単品料理で晩酌する人向けですかね。2品。


 しをみ食堂

  所在:  茨城県行方市麻生575
  電話:  0299-72-0470
  営業:  11:00~15:00、17:00~21:00(月曜定休)





2014年9月3日(水)00:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

インドカリー 夢屋

しばらく前、都内の方に行ったついでにしばらく前から気になってた浅草にあるカレー屋、インドカリー 夢屋に行ってきました。
かなり古くからあるインドカレー専門店らしいですがご主人はインド人ではなく、日本人が作るインドカレーのお店。



注文したのはチキンマサラ・ライス(¥1080)・ライス大盛り(+¥100)。
辛さはとりあえず初回だし中辛でと思って注文したんですが、注文してからメニューをよく見たら「辛さ選べます『中辛→やや辛→辛口→極辛(増+¥30)』」と書いてありました。なんかモヤっとする配置ですがこの店的に「中辛」は甘口に相当するもよう。どうりで「え、中辛ですか?」みたいな微妙なリアクションされたと思ったたんですよね。
ということで辛さは普通の日本的なカレーの中辛よりちょっと抑えめかもっていう程度。
次回はちゃんとやや辛か辛口辺りで試したいです。

カレーはおろし野菜ベースでさらっとしたタイプ。おろし野菜はけっこう粗挽きな感じで、具とルーの中間のようなこれまでに見たことのないバランス。鶏肉は軟らかく煮込まれていて、料理としては全体的にチキンのトマト煮込みにちょっと似てるかもしれません。あっさり・すっきりした口当たりでけっこう好きなタイプのカレー。
中辛が予想したよりも低いランクに位置付けられていたためほぼ辛くないカレーでしたが、辛さ以外にもスパイス感がしっかりあります。

あとこの店で特徴的なのがライス。
米はジャポニカ種っぽいんですが、単なる白米ではなくスパイスと一緒に炊き込んであり、ご飯だけ食べてもほのかにスパイシーな風味がします。主張しつつも出しゃばりすぎないこの風味のバランスが絶妙で、カレー無しでもご飯だけをどんどん食べられるくらい。ていうかちょっと味見してみたらやめられなくて実際そのまま何口かご飯だけバクバク食べてしまいましたが。やべぇ、カレーに回す分が無くなる。
ご飯を食べてると所々にクローブの粒とか砕いたシナモンスティックらしき物とかが埋まっているのが発掘されます。
ご飯全体もジャポニカ米にもかかわらず妙にしっとりしつつパラッとしていて、湯取り法で炊いたタイ米に近い食感。
ていうかひょっとしてジャポニカ米をスパイスと一緒に湯取り法で炊いてるんでしょうか? いやそんなことが可能なのかどうかは知りませんけど。ぺったぺたに煮崩れてお粥みたいになりそうだし。
まあとにかくここのライスは非常に特徴的で美味しいです。


ところでじつは訪問したのはカレーではなくカバブセットが目当てでして。例のスパイスで炊き込んだライスにシークカバブを添え、マトンのソースをかけたという料理。いや他の検索でたまたま開いたページで見たんですが、この人が延々とカバブライス食ってはBlogに書いてるんですよ。それが美味しそうで。

が、店に入ってメニューをぱっと見ても見当たりませんで。ランチのみのメニューだったのかなぁとか思いつつとりあえずチキンマサラを注文しました。しかし帰ってからメニューを撮った写真をよく見てみたらカレーの項目の下の方にひっそりとカバブセットの文字が。何となくカレーではないような気がしてマサラセットとかビリヤニの項目の辺りばかりに目を取られてましたよ。不覚。
スパイスで炊きあげたライスも期待通りの美味しさでしたし、ぜひカバブセットを試しにまた行きたいと思います。


 インドカリー 夢屋

  所在:  東京都台東区浅草1-35-8
  電話:  03-3841-1681
  営業:  平日 11:30~15:00 16:30~20:00(L.O)、土日祝 11:30~20:00(L.O)(水曜定休)





2014年8月6日(水)00:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

塩分補給

レジ横に置く販売戦略にまんまと乗せられてなんとなく買ったヴィダーinタブレット 塩分プラスが美味。
ほのかな甘味に程良い酸味と煩くないていどの塩味、あとたまに来るシャリシャリした食感が癖になります。
手元にあると無意識に手が伸びてたり。美味ぇ。

仕事はおおむね室内に引き籠もってるので汗とかまったくかいてないんですが。
むしろ塩分過剰が心配なレベル。



2014年7月30日(水)00:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

虎ノ門 もつ千 豚ハラミカレー

台北 國立故宮博物院 特別展に行ったついでに、龍さんから話を聞いて以前から気になってたもつ千のランチに。
この店はランチタイムに豚ハラミカレーというのを出していて、これがボリュームがあって美味しい上に非常にリーズナブルということらしく。しかし平日しか営業してないんですよね。

ということで一旦上野をスルーして虎ノ門で地下鉄を降り、ちょっと歩いて店に到着。店は地下1階ですが入り口前に「豚ハラミカレー ハヤシライス各500円 大盛り特盛り無料」という看板が出ています。Mayugeが入ったのはちょうど1時を過ぎたところで客が引けたらしく、店内には先客は1名のみ。



今回は豚ハラミカレー(¥500)を注文。勢い余って大盛りにしてしまいましたが目の前で見たらけっこうある気がします。さらに勢いでトッピングに唐揚げ(+¥200)。滅多に来られんからな。

料金は前金制で、注文したら代金をその場で払ってカウンター前で待ち、カレーを受け取ったら適当な席に勝手に座るスタイル。
Mayugeの注文は唐揚げ待ちで出てくるまでに意外と時間がかかりましたが、他の客のを見てると普通はさっさと出てくる様子。
なんか懐かしさを感じるレトロなステンレス皿にぎゅっと盛ったご飯とスタンダードな昔ながらのカレーという感じ。

写真だとサイズ感が分かりませんが、このお皿けっこうでかいです。ホカ弁とかのカレー容器より一回り大きいと思って下さい。



カウンターには付け合わせなどが置いてあって自分で取れるようになってます。
福神漬けとキュウリの漬け物の他、右端の緑色のはぱっと見て刻みオクラかと思ったんですがおそらく青とうがらしでできた何かではないかと。本当にカレー用なのか自信はありませんがとりあえずカレーの端に置いてみました。

豚ハラミカレー自体は懐かしい給食のカレーのような、あまり辛くないマイルドなカレー。
具はおおむね煮溶かされてほぼルーと一体化しており、ハラミがたまにたまにシルエットを残してる程度。このハラミもゼリー状になったコラーゲンでかろうじて形を保ってる状態で、箸でも容易に切れるような柔らかさです。このトロッと煮溶けたハラミがなかなか癖になる味と食感でした。

ここで先ほどの刻みオクラの匂いを嗅いでみるとどうやら青唐辛子ペーストと見て間違いなさそうな刺激臭。少量のペーストをカレールーの端の方と混ぜ合わせて一口食べてみたところ、先ほどまで給食室のおばちゃん風だったカレーの味がいきなりタイ人のおばちゃん風に変わりました。グリーンカレーなどと同じ系統の、青唐辛子特有のツーンと来るシャープな辛み。こういう一般的な和風カレーの辛みとはちょっと系統が違いますが、けっこう癖になる辛さです。量的には上の写真に取り分けた程度をカレー全体に混ぜたら一般的な基準の辛口くらいには相当しそう。
実質的に甘口~超激辛まで好みの辛さを勝手に作り放題というサービスと同等です。

壁に「青唐辛子冷奴」というメニューなんかも貼ってあり、この青唐辛子ソースを使ってるんではないかと思いますが和風メニューにもよく合いそうです。塩つくねとかに付けて食べたい。ていうかこのソース小分けで売ってたら欲しいかも。

唐揚げも作り置きではなく揚げたてのようで、熱々で衣がパリッとして非常に美味。一個一個がゴロッと大きいので200円分にしてはけっこうなボリュームがあり、トッピングとライスだけですでに唐揚げ定食が成立しそうなレベル。

噂通りワンコインで非常に満足度の高いカレーでした。



ついでになんか印象に残った店内の張り紙。
言い訳も職人技の域。


 もつ焼き処 虎ノ門 もつ千

  所在:  東京都港区虎ノ門1-15-11 虎ノ門林ビルB1
  電話:  03-3591-5221
  営業:  11:30~14:30(L.O.14:00)、17:00~02:00(L.O.01:00) 金曜のみ03:00まで(L.O.02:00)





2014年7月8日(火)00:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

ラオスフェスティバル 2014

これまた時間が経ってますがタイフェスティバルに行った翌週、5月24、25日は例によって代々木公園でラオスフェスティバルが開催されてました。

タイフェスティバル会場の惨状よりは空いてるだろうということと、タイ料理に比べると辛くない食べ物が多そうということでニケは子供も含めて家族全員で来るらしく、現地で合流することに。


以前に行った時もそうでしたが、この手のややマイナーな東南アジア諸国のイベントはおおむねタイ料理屋に侵蝕される傾向があります。今回もまあそんなところだろうと予想はしてましたが、もはや地域的にも近くも何ともない気がするトルコまで堂々と侵蝕してきてますね。まあこれもひとつの賑わいということで。

とりあえずニケから約束の時間に出発し損ねたというメールが来たので、待ってる間タンドリーチキン串など買って囓りながら先に軽く会場内散策。しれっとインドも侵蝕してきてます。まったくカモフラージュする気もなくインド料理売ってます。
定点観測ポイントから見下ろしてみるとやはりタイフェスティバルなどに比べてかなりユーザーフレンドリーな余剰スペースを誇ってて非常に歩きやすいです。
もちろんイベントなので賑わってるに越したことはないんですが、客側としてはこのくらいの混み具合の方が気ままに食べ歩きできます。

そうこうしてるうちにニケ一家到着。
ニケ一家は一昨年のベトナムフェスティバルでも子供を連れてのお出かけにチャレンジしてたんですが、この頃はベビーカー使用だったのでまあ比較的安心感がありまして。
今回は3人とも自力で歩けるようにっていうか主に走り回ってますが。
とにかく公園の端の空きスペースにシートを敷き、そこから出ないように厳命して見張りを残しつつ各自買い出しに行く感じで。



ということで主食っぽい物。
上段の赤いのはラオス留学生協会が売ってたラオス風シチュー(¥500)。他のメニューは現地語の発音もカタカナで併記してあったりしたんですが、これだけ無かったので本来なんと呼ばれてる料理なのかは不明。トマトベースで牛すじ、にんじん、ジャガイモ、タマネギなどを煮込んだもので、結婚式などでよく出されるんだそうです。
カレーっぽく見えますがまったく辛くなく、むしろ甘辛の味付けは肉じゃがを連想させます。食べた印象としてはもはや7割くらい肉じゃが。馴染みやすい味です。

下段はタイの寺院の屋根を模ったと思われる装飾が付いた看板を掲げ、隠す気もなくタイといった店構えのお店、リムパーにて蒸し鶏ガーリックライス(¥500)を購入。
店先に「細く刻まれたカラフルな何かをちりばめた見たことない料理」の写真が掲げられており、その上に「蒸し鶏ガーリックライス500円」という紙が貼ってあったため、「名前はカオマンガイっぽいのに見たことない料理だな-。試しに買ってみるか」と思って買ってみたら案の定カオマンガイでした。写真関係ねぇ。
まあカオマンガイ好きだしこの店のものもけっこう美味しかったのでよしとしておきます。



あと甘い物。
右側のX型のは先ほどの肉じゃがと同じく留学生協会が売ってた揚げパン、チャップクワイ(¥300)。
ラオスの朝の定番メニューだそうで練乳がかけてあります。中国の油条とおおむね同じ感じではないかと思われます。
ふわっと揚がった小麦粉が美味しいスナックです。写真撮る前にちょっと食べてしまったんですがあと一個入ってました。非常に人気があったようで調理が間に合わず、まとめてお金を払ったあとこれだけ店の横で列んで10分待ちになってました。

左側はアイスクリーム各種を売ってる店に出てたチェーラオ(¥400)。
ココナッツミルクに煮豆とカラフルな寒天が入ったほの甘いドリンク。豆の煮汁のとろみや各種寒天の食感なども面白く、優しい味わいのココナッツミルクも炎天下の氷も良い感じです。あー、そうそう、これ似たものを去年も買ったなって確認してみたらベトナムフェスティバルじゃねぇか。
いや似たものはラオスフェスティバルでも見てるんですけどね。チェーラオという名前からはベトナムの気配が濃厚にしてる気がしますよ。侵蝕されっぱなしだな。

前回も思いましたが、ラオス料理はまったく別の調味料を使ってるにもかかわらずなぜか馴染みのある日本料理を連想させる味がする物が多い気がします。
あまりスパイス感が強くないせいでしょうか。
相変わらずラオス以外成分が多めではありますが、普段馴染みのない国の料理を体験できるのはやはり楽しいです。

ニケんとこの双子は発電機から会場への送電線をカバーしてるベニヤ板を踏むとベコンベコン良い音がすることを発見したらしく、上で跳ね回るのに夢中で心配したような迷子騒ぎは起きませんでした。



2014年6月30日(月)23:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理


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