ひき肉少年 |
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| 先日、店だか神社だかの位置を確認するためにGoogleマップを拡大して街を眺めていたところ、どうにも目を惹くランドマークに目が止まりまして。
「ひき肉少年」
なんですかね。そこはかとなく昭和のノスタルジックさを匂わせつつ、ちょっとバランスを誤ると通報騒ぎにもなりそうな取扱注意感。小女子で逮捕者の出るご時世ですし。
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| ということで都内の方に出たついでに訪問。 この辺りはオサレな雰囲気の通りから一本小道に入ると急に下町風になったり風景の変化が激しいですが、ちょうどその境界付近に店が存在しています。店内はそれほど広くはなく、カウンターのみのラーメン屋くらい。キッチンを囲むようにL字型のカウンターがあって入り口に食券の券売機があります。
メニューは基本的には「ひき肉ライス」(¥850)というオリジナル料理がメインで、これにトッピングやサイドメニューによるバリエーションを付けた感じ。
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| ということでベースとなるひき肉ライスにチーズ、ゆで卵、トマトの3点セットをトッピングした「少年の夢」(¥1000)を注文。ライスが大・中・小から無料で選択できるとのことだったので大で。あとパクチーが平気かどうか確認されました。入れちゃってください。 ちなみにパクチーはトッピングの一環として+¥150で増量することもできます。また、+¥100でライスをジャスミンライスに変更するというオプションもあるようです。
外見か予想される味はキーマカレーか、ひき肉のハヤシライスか、もしくは麻婆系の何かといったところですが、口に運ぶとそのどれでもない独特の味。 無理にたとえるとすると、まずカレーの味を想像して、これを基準として中央に据えたとします。次にハヤシライスの味を想像して、これをカレーの左隣に配置したとします。この状態でカレーからハヤシライスとは反対の右方向に味が変化したものがひき肉ライスだと思ってもらえればいいかもしれません。よけい分かりませんか。書く前から薄々そうじゃないかという気はしてました。 強いて知ってる物で雰囲気を表すとしたら中東系の料理の何かでしょうか。 カレーとは違う独特のスパイシーさがあるルー(っていう表現で良いのかコレ?)からはたぶんオールスパイスっぽい香りをはじめどこかで嗅いだことがある気がするけど言い当てられない様々なスパイスの香りがします。たぶんオールスパイスからドネルケバブ系のものを連想して中東が浮かんだんだと思います。 また、トッピングのパクチーを混ぜ込むと国籍不明加減にますます拍車がかかりますがよく合ってます。デフォルトのライスはチキンスープとトマト、クミンで炊き込んであるとのことですが、ジャスミンライスに変更した場合も相性が良さそうです。
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| サイドメニューにからあげ(1個¥80、3個¥230)があったので1個。 胸肉の唐揚げで作り置きではなく、1個でも注文を受けてからわざわざ揚げてるようです。熱々。 甘味のある薄味のタレで下味を付けてあって唐揚げなのになぜかどことなくあっさり目という不思議な印象。お手頃なのに肉もジューシーでなかなか美味しい唐揚げです。 Mayugeが待ってる間にテイクアウトで家族分と思われる量の唐揚げだけをどっさりで買っていくお客さんもいました。
あとテーブルの上には春巻きの皮フライと特性にんにくダレの小瓶があって自由に使えます。 春巻きの皮はパリパリの素揚げにして砕いたものでスナック的な香ばしさ。ライスの上に散らすと期待通りの食感と風味。 特製にんにくダレはみじん切りしたニンニクとタマネギなどをミックスして何かした感じのソース。 名前から桃屋のきざみにんにくみたいなものを想像したんですが、そこまでニンニクをメインで前面に押し出した感じではなく、ガーリック風味が効いた野菜ディップソースという感じ。ひき肉ライスに混ぜ込むとちょっと風味が変わって面白いです。 特製にんにくダレは小瓶で販売もしてるようですが、買って帰って肉料理なんかに合わせても美味しそうな気がします。
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| ということでたまたまGoogleマップで不穏な単語を見かけてなんとなく寄ってみた店でしたが、なんともいえず独特の料理で非常に美味しかったです。 また機会をみてバリエーションやトッピングを色々試したいところ。
そういえば店外に「シンガポール名物料理 紙包鶏(ペーパーチキン)」というプレートが出ていて気になってたんですが、券売機に見当たらなくてそのまま注文し忘れました。こちらもどんなものか気になります。
ひき肉少年 (食べログ)
所在: 東京都港区白金1-11-15 1F 電話: 03-5420-1929 営業: 11:30~20:00
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2015年6月30日(火)00:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理
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