おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


徒然(日記)

笠間陶炎祭 2008 後編

前編に引き続き笠間陶炎祭。

ちょっと風変わりなところで、陶器で造花を作っている窯、陶花 さとの花
水芭蕉、すずらん、紫陽花、薔薇などの花や、場合によっては鉢植えを丸ごと焼き物で再現しています。別のブースで、ここの造花を自分の作品の一輪挿しと合わせて展示しているのとかも見かけました。
ニケがこの水芭蕉を見て気に入ったらしく、展示品の前をウロウロしながら悩んでます。



こちらは窯の名前を失念しましたが、紅葉や山葡萄の柄がシンプルながらもちょっと良い感じの器。
このシンプルな柄でなぜか葡萄がそれっぽく見えるのも不思議。
なんとなく紅葉の葉が昔のアップルロゴを思わせるんですが。



謎の飛行物体。
この窯のブースは全体的にこんな感じ。どこに向かってるのか解りかねます。このクリーチャーと制作者双方が。
ブース内ではあちこちで同様のクリーチャーが様々なポージングで浮遊してるのに加え、この顔のついた湯飲みが置いてあったり、こんな感じの頭部だけが床に10個くらい並べてあったりと、このブース全体がかなり特殊なオーラを放ってました。



その他色々。
陶の動物園からいつものニケお気に入りのカバ。見返りポーズ。
の写真を撮ったつもりだったんですが、帰ってから見たら後ろにいる鏡餅のような物体がいったい何なのか気になってきました。

そして去年Mayugeが湯飲みを購入した工房ちやにいた犬。
特にウロコ模様の方の犬の、なんかぼんやりした表情が良い感じ。

あと、うなづきハシオキ。上の飛行物体と同じ人の仕業だったかもしれない。指先でちょいと押すと、気難しい顔でうんうん頷いてくれる箸置き。

ちなみにニケは出発前は「できれば益子の陶器市にもハシゴして…」とか目論んでましたが、全然そんな時間はなかったです。あと、財布の余裕も。



最後にこちら現在のニケ邸玄関。
中央の2つが前回の記事で書いた今回のニケ収穫物。陶の動物園のゴマフアザラシと、先ほど書いた陶花 さとの花の水芭蕉。
どちらも旦那に無断で買って、ちょっとした家庭の危機を招きそうになったという逸品。

ていうかMayugeの知る限り、ニケ邸の玄関に飾ってある物のうち半分くらいは、購入の際に旦那に渋い顔をされるか呆れられるかしながら押し切った品です。
残りの半分は旦那も納得の品、ではなくて旦那と出会う以前に買った品です。

ちなみにこの日、朝のつくば出発→笠間の陶炎祭(+駐車場待ち1時間)→つくば帰還→夕食→Mayuge部屋帰宅の間、ニケ's旦那がずっと運転担当してくれてました。お疲れ様でした。横で飲んでてすみません。

ということで夕食の後は一人飲まないで運転続けてたニケ's旦那用にビール買って帰宅。
ちなみにニケはうちに着いてすぐ、Mayugeが昨日のダージリンフェスティバルの帰りに買ってきた琉球流マンゴーを目ざとく発見。

 「あ、それ飲んでみたいです」

山賊の目がスネ夫のラジコンを見つけたジャイアンのごとく光を放つ!
ていうかあらためて眺めてみたら、ニケ昼前からずっと飲みっぱなしじゃないか。

ニケ夫妻はこの後もう一泊して、翌5日は例年通りMayuge職場のタケノコとわらびの収穫を敢行。そいや旦那さんはタケノコ掘りに参加するのは初めてだったでしょうか。今回、所内に競争相手が多かったらしく、例年に比べて獲物の発見に手間取りましたが、それでもスーパーの袋に2杯ほど収穫。下茹で後に山分けして解散となりました。
帰りももちろん運転は旦那で。



2008年6月4日(水)00:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

笠間陶炎祭 2008 前編

連休二日目の5/4日はと同じくニケ夫妻と笠間の陶炎祭(ひまつり)に行ってきました。運転はもちろんニケ旦那。
移動時間短縮のため、ニケ夫妻は3日夜につくばまで移動し、4日朝から笠間に移動するプラン。ニケは「余裕があったら益子の陶器市もまわってこよう」と、ムダにやる気に溢れています。

下道で行くとまた筑波山を登らされる恐れがあるため、今回は高速道路使用。
出入り口付近では混んでますが、他はまあそれなりに順調に進んでたところでニケがコンタクトをなおすのにSAに寄りたいと言いだしました。もうすぐ高速降りるから、その後にしないかと提案するも「高速のSAの方がトイレが綺麗!」という主張によりSAに。
ニケは「トイレ綺麗だった!」とご満悦で帰っきましたが、その後、SA出口に向けての車の列が一向に進まず、そのまま1時間待ち。

 教訓 : ゴールデンウィークのサービスエリアは危険



さて、なんとか高速を出て会場周辺までたどり着き、山道を抜けて会場手前に出た途端目に入った光景が写真。
なんだこの混み具合。
去年もわりと人はいましたが、ここまでの行列は見なかったため、完全に油断してました。

この行列に入ってしばらく様子を見るも、いまいち行列がまともに進む様子はなく、しばらくしたらニケ'旦那から「このまま駐車場まで列んでおくから、先に歩いて会場行ってれば?」とのお言葉。それも申し訳ない気がしたけど、ニケがためらうことなく離脱の準備を始めたのでお言葉に甘えることに。

ということで会場まで数百mの車の列を見ながらてくてくと徒歩移動。天気も穏やかで、周辺には同様に運転手を見捨てて徒歩で会場に向かう親子連れなどが。しばらく行ったところで向こうから警備の格好した人が来たので、駐車場の様子を聞いてみようかと声をかけたところ一言ごとに「すみません」を挟みつつ公園の駐車場がすでに満車で、さらに会場周辺に確保してあった駐車場もすでに一杯になってることを教えてくれました。どうやら今この人の仕事は行列に謝って回ることの様子。今ここに列んでる車をどこに誘導していいやら、運営側すら途方に暮れてるんではないかと。

とりあえずニケ旦那に「ここに列んでいても解決の見込み無し」と、有用なように見えて実は何の役にも立たない情報をメールしつつそのまま会場へ(無責任)。

ちなみに写真下側は会場の柵に書き込まれていた謎のメッセージ。
関係者が非常時に装備するための土面でしょうか。それとも関係者の正体が実は土面だという内部告発でしょうか。



さて、会場に着いたらまずは陶の動物園の大崎透氏のブースへ。
去年の記事で写真を載せたスズメを苑香さんが妙に気に入ってたので、自宅の新築祝いにニケと共同で買って送ろうかという話になったので。
氏のブースは相変わらず写実的かつコミカルな動物の焼き物満載。カバも相変わらずのんびりしてます。一体しか見あたらないから売り切れかけてるのかと思ったら、レジの奥の棚で横になってる尻が見えました。ラブリー。

前回トリュフの箱に収まってた冬眠ヤマネは、今年は卵パックに収まってました。相変わらずこの展示方法は反則。
真ん中の写真はモモンガか何か。正面に立つと木の洞の中にいるやつと目が合います。

今回の自分用の獲物は冬眠ヤマネ一匹。できれば群れで欲しいところだけど予算的な問題で。
このヤマネをどこかに飾るために、キュッと詰めてうまく収まるような何かを現在考え中。今のところ思いついてる候補は栗のイガだけど、入手は秋にならないと無理なのが難点。あと地震とかで落下してきたら凶器。

ニケは同じく陶の動物園でゴマフアザラシの子供一匹購入。
このアザラシ、尻尾をピンと上にあげてるんですが、この尻尾をつまもうとすると、ちょうどこちらを振り向いてるアザラシと目が合う角度になってるのが一匹だけいまして、これに一目惚れ。
ていうかニケ's旦那がまだ駐車場クエスト中なのをいいことに「買うなら今のうち!」とか言ってるし。



こちらは森恭(小鷺窯)さんの作品色々。カップに描かれたボンヤリしたウサギに妙な味がある感じ。脱力系。
あと、リンゴの小物入れからは虫が顔を出してたり、土鍋の蓋には羊が乗ってたりと、なにか妙なワンポイントに味がある窯。
絵本っぽい色づかいもなかなか良いです。



そんな感じで順次会場を巡って1時間ほど経過、昼になった頃にニケ旦那が無事に駐車場を確保して会場に到着。会場から少し離れたところにある中学校の敷地が解放されたらしく。

無事に全員揃ったところで、昼食っぽい物を調達するためにウロウロと。
煎餅汁というのが気になったのでまずはここに入ってみることに。
八戸の名物だそうです。その説明でなんとなく納得してしまいましたが、なんでここで売ってるのかはそういえば謎。
けんちん汁みたいな醤油味の汁をベースに、プレーンの南部せんべいみたいなのを割って浸したような感じですな。麩を少し食べごたえがあるようにした感じ。なかなか美味しいです。

さらに追加の食べ物を探すべく自由行動に…ってニケが煎餅汁の横に置いてあったミニ干しイカだの鱈の干物だのを買ってますな。それ昼食じゃなくてつまみだろう。
そしておもむろに持参してた缶チューハイ開封。

とりあえず乾物をつまみに飲み始めたニケは放置して近辺をウロウロ。
ということで写真中段・バジルサンド。
手焼きのトルティーヤっぽいものに、ザワークラウトっぽい酸味のあるキャベツの千切りとバジルソーセージをはさんだ一品。マスタードでご賞味ください。

さらにその向こうにモツ煮の看板が見えたのでそちらに。ん、霧筑波も売ってますね。じゃ飲み物それで。
注文したモツ煮と霧筑波の写真を撮ったところで横に置いてあった七味が目に付きまして。そうそう、モツ煮には七味かけないとなー、と思ってふりかけたところでにわかに一陣の風が立ち、もつ煮にふりかけられた七味は巻き上げられ、そのまま流れるように隣の霧筑波に着酒。

脱力しつつちょっぴりサイケデリックなトッピング入りの霧筑波ともつ煮を持って帰還。なんかニケがシードルとかグビグビ飲んでるし。もうおかわりですか。

赤い粉が乗ってるのでインパクトが強いですが、幸いにもそれほど辛い七味ではなかったらしく、味的には大して気になりませんでした。

昼食をはさんで後編に続く。



2008年6月4日(水)00:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

ルピシア ダージリンフェスティバル2008

今年の連休はおおむね去年と同じような布陣。
ということで連休後半初日の3日、去年と同じくルピシアダージリンフェスティバルに。

さて、今回は1時からの会場を予約してあるので、昼前くらいに東京方面に出ておいて少し早めに昼食を摂り、ひと休みしてから試飲に、という計画を立ててたんですが目が覚めたら乗るつもりでいた電車の発車時間10分前。はやくも計画瓦解。

そして「午前中は多少雨、午後にはおおむね回復するんじゃない?」という予報に反し、駅に向かってる途中から、ほとんど横から吹き付けるような豪雨が。ていうかワイパー動かしても前が見えないんですが。さっきまでただの曇りだったのに家を出た途端これって、何かの祟りか(自業自得)。

ということで出遅れた分昼食を省略して会場に行ったら予約の10分前くらいに到着。例によって駅から先はルピシアの紙袋持ってる人を見つけて逆に辿っていったらそこが会場。

今回はどういう訳かむやみに会場内に子供がいまして。去年とか秋の武夷岩茶のときはそうでもなかったと思うんですが。
今年は連休を大型にしにくいから、近場で済ませる人が多いのか、それともどこかの子育て雑誌でも取り上げやがったんですかねぇ。

お茶請けのお菓子が置かれるテーブルはどこも子供が常に張り付いていて、補充がある度に容器に両手突っ込んでごっそり持って行くため、会場では常にお茶菓子が不足気味。
連休のお出かけを手近で済ませた上に、欠食児の昼ご飯をイベントのお菓子で済ませようとしてるちゃっかり母さんがいないか。デパートの試食コーナーにでも放り込んでこい。

…時間帯が悪かったんだか何なんだか。

さて、お茶の方は例によって農場ごとにまとまって並んでまして、今年は40種ほどが試飲できるようです。
まずは入り口に近い方から順に時計回りに。去年と同じようにお茶の味と香りをチャートにした表など眺めつつ片っ端から味見。

けっこう去年と印象が違うお茶なんかもありますね。ゴパルダーラは去年試飲したときはものすごくスモーク香が強烈で、やたらと印象に残ってたんですけど、今年はそこまでの破壊力はありませんでした。いや、お茶に破壊力は無くていいんですが。
同じ農園の同じ銘柄でも、けっこう年ごとに変わるもんなんですかね。

今回気に入ったお茶は、

ええと、会場でメモってた冊子が見つからないんですよね。おっかしいなぁ…。

たしかシンブーリが去年に引き続き好みだったのは記憶に残っています。あと、ルピシアのオリジナルブレンドであるダージリン・ファーストフラッシュ 2008が安定した仕上がり。これまた去年もわりと良かった記憶があります。まあそういう風にブレンドしてるんだから当たり前だと言ってしまえばそうかもしれませんが。

人気投票ではダージリン・ファーストフラッシュ 2008プレミアムの方が人気なようななんですが、Mayuge的にはプレミアムじゃない方が印象に残ってます。舌が庶民的。

どうでもいいことですが、場内でお茶菓子が不足気味だったため、新しいお茶菓子の補充がある度にお客が詰めかけまして、トレイを持って移動中のスタッフが水族館の魚餌付けショーのようになってました。
ものすごい勢いで人がたかって進めなくなり、その間にどんどんクッキーが持ち去られて設置場所までたどり着く前にトレイの中がおおむね空になりかけてたり。

歩みをゆっくりにしてもはや移動型クッキー配布台と化してるスタッフもいる中、一人だけ有無を言わせないスピードで歩み去り、移動中は一切クッキーに手を触れさせない迫力の女性スタッフがいまして。田中芳樹風に表現するなら「群衆の海を、熱したナイフでバターを切り裂くがごとく易々と」突破していくさまはまさに三国無双。Mayuge内で「呂布女」と勝手に命名。

お茶請けのクッキーは目視で確認したのは5種くらい? 争奪戦を乗り越えて試せたのは、ルバーブジャムをプレーンな感じのクッキーでサンドしたもの、胚芽入りのレーズンクッキー、ピーカンナッツ入りっぽいクッキー、ハーブの葉っぱを混ぜ込んだクッキーの4種ほど。
ルバーブジャムをサンドしたクッキーの、クッキー部分がサクッと口当たりが柔らかく、バターの風味も豊かで非常に美味しかったです。ジャムの酸味がむしろ邪魔とか言ったらダメですか。いや、これはこれで悪くはないんですが、このクッキー部分だけで売ってたらそちらを買います。
胚芽レーズンは甘み控えめで素朴ですがなかなかいいです。お茶相手に強く主張しないという点も含めて、試飲会にはいちばん向いてたんじゃないでしょうか。
ハーブ練り込んであるやつは…。…これは一体どうすれば…。
なんだろう、ローズマリー?っぽいのが練り込んであるんですが、これがとにかく主張しすぎて何が何やら。
これ食べた後に紅茶試飲してもなんかハーブ味。歯の間に破片でも残ってるのか、いつまでも口の中がハーブ味。
なんとなくパッサパサのAAを思い出す事態に。ハーブ味で。



会場を出るときに貰えるお土産品はお茶各種の試飲パックと特製マグカップ。
お試しティーバッグが種類が去年より増えてるのが地味に嬉しかったりしますが、マグカップなんか全員に配ってて大丈夫なんだろうか。茶葉といいお土産といい、試飲会にどんだけコストかけてるのか気になります。

あと、会場でお茶請けに出されてたクッキーを売ってたので、試せなかったクッキーが含まれてる方のセットを購入。
会場のクッキーはどうやら全部で6種類あって、試せなかったのはクリームチーズクッキーとブラウンクッキーだった様子。この2種と、素朴な味わいがけっこう良かったレーズンと胚芽のクッキーがセットでパッケージされていたのでこちらを。

香りの良いダージリンティーを色々試せて、相変わらず良いイベントでした。あまりお金落としていってなくて申し訳ない限りですが。

あと、無料でさんざ飲み食いしておいて非常に恐縮なんですが、あのハーブ味クッキーだけはいかがなものかと思います。
いや、好きな人もいるんじゃないかとは思いますが、紅茶の試飲には向いてないのではないかと。



2008年5月30日(金)00:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

きになるもの

最近、よく行ってるスーパーにちょっと気になる商品が置いてあります。

  おから入り豆乳ドリンク

…それは、
単なる煮豆の潰したやつでは。

もしくはきなこの水煮。



2008年5月18日(日)14:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

夜桜見物

日曜、午前中に休日出勤で作業したあと、午後から秋葉原に買い出しに行こうかと考えていたところでニケにメッセで捕獲されました。

 「そこまでくるならカラオケに付き合ってくれても!」

いや、このあと昼食食べてからの出発だし、さっと行って必要な物買ったらさっさと帰るつもりだったんだけど。

とりあえず協議の結果、ニケがノートPCの購入について検討中なのでその下見がしたいとか、上野公園辺りが桜の見頃だろうから花を眺めつつ中国茶で一服しようとか、軽くカラオケで歌いたいとかそんな感じで。


さて、とりあえず昼食を取りつつ駅の方に移動っと。

 …雨降ってるんだけど。

ニケにその旨伝えて首都圏方面の天候を聞くと、向こうはまだ大丈夫とのこと。
最初、昼食は久々にジャでカレーにしようかと思ってたんですが、午後の用事が増えたので手っ取り早く済ませるために途中のラーメン屋に。混んでるなぁと思いつつオーダー。

 「ただ今ラーメンをお出しするまでに30分ほどかかります」

ラーメン選択した意味ねぇ! ていうかそういうことは席に案内する前に言え!
こんなことなら最初の予定通りインドカレーに行けばよかったとか思いつつニケに予定よりちょっと遅れそうと連絡。

 「了解ー! 今タイパンツのポケットをほどいてるところ」

「タイ」「パンツ」「ポケット」「ほどいてる」。知らない単語は一つも含まれていないにもかかわらず、貴様が今、どんな物のどんな部分をどうしようとしてるのかがさっぱり想像できないんですが。

そんなこんなで地味に色々妨害はありつつなんとか秋葉原到着。なんかパラパラと雨降ってきてますよ?
そしてさらにニケから約束に1時間ほど遅れるとの連絡が。

待ってる間に元々の用事を済ませるべく電子部品屋・ジャンク屋などをウロウロ。
欲しい物はUSBのミニAジャックの単品パーツか、無ければそれを取れそうなジャンク品。ミニA端子「プラグ」はわりと売ってるのに、「ジャック」側はなぜか全然売ってるのを見かけないんですよね。壊れた携帯かmp3プレイヤーでも手に入ればそこから取れそうなんですけど。
ていうか壊れたmp3プレイヤーの修復に使いたいんですけど。

そんな感じで秋葉原の街を歩いてたら、金髪ロングヘアーのカツラとともに深紅のゴスロリを身まとった男とすれ違いました。顔は強いていえばレイザーラモンのHGじゃない方に似てました。神はかの者を私の前に出現させることによっていかなるメッセージを私に伝えんと欲されてますか?どうでもいいことですが、記事を書くために確認してみたところ、ローゼンメイデンの真紅をかなり本格的にコスプレしてたRG似の男性ではないかと判明しました。

さて、何らかの意思を俗世に顕現する役割を担ってる男性については、ちょっと私の手に余るのでスルーして上野に移動。6時半くらいにニケと合流しました。すでに日はとっぷりと暮れ、雨もけっこう本降りになってきてます。
ノートPCの下見はあきらめたらしいので、まずは桜を見に上野公園の方に。
けっこう桜は良い感じに咲いていて、行燈の光と雨に濡れた照り返しでそれなりに風情のある風景にはなっています。幽玄。寒いけど。
あと、段ボールでひさしを作って料理を雨から守りつつ、全員雨合羽着用で花見を強行してる集団がいました。何か後に引けない事情でもあるんでしょうか。

ニケ的には今回、「桜の木の下で花を眺めながらお茶」がしたかったらしいので、不忍池のあたりで適当なベンチにビニールを敷いて着席。さらに保温水筒で持参した中国茶を泡盛用のとっくりに移し、和菓子色々を取り出してお茶会の体勢。しつこいようですが周りのロケーションは日がとっぷり暮れた雨の日の公園です。あ、今外人が「日本には変な風習があるなぁ」っていう顔でこっち見ながら通り過ぎやがりましたよ。

ということでひとまずニケ大明神は満足めされたようなのでお茶会終了。思いつきとはいえ、やりたいことのためには手間を惜しまない性格だけあって、お茶とお茶菓子は美味しかったです。
ちなみにニケ旦那は、雨降りの日曜日の夕方5時からなにやら水筒だのビニールシートだのの準備を始めたニケを見て何やら言いたげな表情だったらしいですが、最終的に「止めても無駄なんだろうなぁ」という感じのリアクションに落ち着いたらしいです。
そのまま公園内を一回りして夜桜と若干名の花見強行者を見物してきました。

 「上野にハードロックカフェがあるらしいんですけど」

あ、御神酒がまだでしたか。
お供えが足りないようなのでハードロックカフェ上野店の場所を検索してそちらに向けて移動開始。



目的地が見つからないうちからニケが炭火たん焼 舌郎(べろろう)の定食に捕獲されました。
写真はMayuge注文の牛たん照り焼とろろ丼定食と梅酒。タンは照り焼きというよりは煮込んだシチューの肉っぽい柔らかさで、箸で楽々切ることができるくらい。牛タンに卵黄+とろろご飯の組み合わせが美味なんですがタンは塩のみに限ると主張するリガさんのテンションは下がりそうな一品。
ニケの方は「牛たんと牛カルビと羊肉の炭火焼盛り合わせ定食」におろしポン酢トッピングしてさらにとろろを追加オーダー。

さて、牛タン分を補充し終わったので最後の目的、カラオケを探して以前ににゃふ会で闊歩してた辺りをウロウロ。
やっぱこの辺はカラオケ屋の相場高いなぁとか言いつつせっかくなら曲数の多いところということでパセラへ。

そいやげふ会の時に龍さんが「平沢進の曲がかなり追加されてましたよ」とか言ってたなぁと思って確認。
おー、増えてる。ニコニコ動画に「SignがJoyに収録されるらしいぞ」「歌詞どうするんだよw」などとコメントされてるのは見たんですが、入ってますね。

Signは架空の言語で歌詞が付けられてまして、ニコニコ動画ではこの曲を使った動画がアップされるたびにどこからともなく顔文字空耳歌詞職人が現れ、意味不明のカタカナ歌詞を歌ってる顔文字を貼り付けていきます。
たしかにあれがカラオケではどうなってるのか気になるところ。



工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工

職務放棄じゃないか。
仕方ないのでうろ覚えでデタラメ歌詞で歌っておきました。
Mayugeは基本的に生真面目なのでデタラメとか喋るとと冷や汗が出ます。

あと、「室内に隠された秘密の文字盤を見つけて精算時に持ってきたらプレゼントあり」と書いてあったんで探してみたところ、ひょいっと覗いたところで文字盤らしきラミネートカード発見。福引き参加資格を得た結果、パセラお食事券5000円分を入手しました。

ええと、1000円分食事券が5枚入りで、使用は一人1枚まで、ルーム料金には使えなくて、期限は5/31。
これはおそらく使いきることは無さそうですな。ていうか茨城にパセラ無ぇ!


せっかくなのでSignの空耳歌詞をニコニコ動画のコメント欄から写し取って自分用にメモ。
手打ちなので歌詞とか顔文字とか間違ってる可能性があります。

(`Д´)ワージッ!
(`Д´)ワージッ! パーパパパパパッパパッパパー
(`Д´)ワージッ! パーパパパパパッパパッパパー
(`Д´)ワージッ! パーパパパパパッパパッパパー

( ゚Д゚)パラマシー! ダシテ プラーイテルタニーヤ ロギ
( ゚Д゚)アーガロディーヤーナ セプタ カーヤアディーヤ!
( ゚Д゚)パラマハー! ケスカ プーマラッタシーヤ カシキ
( ゚Д゚)スワーナカトリルクサ セプタ ケーヤラシーヤ!
(´3`)ラーステー チーヌー ヌーステー!
(´3`)クースコー セーフー トゥワイエー!
(´3`)ラーステー チーナー ラーステー!
(´3`)クイエー ティーワー! トゥワイエー ティーワー!

(`Д´)ワージッ!
(`Д´)ワージッ! パーパパパパパッパパッパパー
(`Д´)ワージッ! パーパパパパパッパパッパパー
(`Д´)ワージッ! パーパパパパパッパパッパパー

( ゚Д゚)シッタセー! ラクサ キーマワッシュダンナ ロギ
( ゚Д゚)トゥーラアディーヤーガ ルクサ ワーヤカシーヤ!
( ゚Д゚)シッタプラー! ガシテ クーワプラーマドゥーワ ネプタ
( ゚Д゚)クァーカロイーヤーナ セプタ ワーヤドシーヤ!
(´3`)ラーステー チーヌー ヌーステー!
(´3`)クースコー セーフー トゥワイエー!
(´3`)ラーステー チーナー ラーステー!
(´3`)クイエー ティーワー! トゥワイエー ティーワー!

(´д)(´д`)(д`)パラマシー ダシテ プラーイテルタニーヤ ロギ
(´д)(´д`)(д`)アーガロディーヤーナ セプタカーヤカーヤアディーヤー

(`Д´)イー! ゴーナ シープラーヤー!
(`Д´)クステン インワー! シープラーヤー!
(`Д´)イー! セプタ セープラーヤー!
(`Д´)トゥワイエー インワー! シープラーヤー



(`Д´)ワージッ!
(`Д´)ワージッ! パーパパパパパッパパッパパー
(`Д´)ワージッ! パーパパパパパッパパッパパー
(`Д´)ワージッ! パーパパパパパッパパッパパー

( ゚Д゚)パラマシー! ダシテ プラーイテルタニーヤ ロギ
( ゚Д゚)アーガロディーヤーナ セプタ カーヤアディーヤ!
( ゚Д゚)パラマハー! ケスカ プーマラッタシーヤ カシキ
( ゚Д゚)スワーナカトリルクサ セプタ ケーヤラシーヤ!
(´3`)ラーステー チーヌー ヌーステー!
(´3`)クースコー セーフー トゥワイエー!
(´3`)ラーステー チーナー ラーステー!
(´3`)クイエー ティーワー! トゥワイエー ティーワー!

(´д)(´д`)(д`)パラマシー ダシテ プラーイテルタニーヤ ロギ
(´д)(´д`)(д`)アーガロディーヤーナ セプタカーヤカーヤアディーヤー

(`Д´)イー! ゴーナ シープラーヤー!
(`Д´)クステン インワー! シープラーヤー!
(`Д´)イー! セプタ セープラーヤー!
(`Д´)トゥワイエー インワー! シープラーヤー
(`Д´)イー! ゴーナ シープラーヤー!
(`Д´)クステン インワー! シープラーヤー!
(`Д´)イー! セプタ セープラーヤー!
(`Д´)トゥワイエー インワー! シープラーヤー


追記:
平沢進オフィシャルサイトのコンテンツの一つ、HIRASAWA三行log内の先日の記事において、Signの歌詞の出だしが「palama sweep daste plai teptaniya noikit arka rodieyah」であることが示されました。

だからどうしたってほどでもないですが。



2008年4月1日(火)20:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

エイゴ

ROサイトおよびBlogのアクセス解析を眺めてると、様々なキーワードでうちのページを検索して来てる人がいてなかなか面白いです。

先日、うちのページをGoogleで英訳してチェックしてるという新しいパターンの来訪者が検出されました。どうやらつくば市内のインドカレーに関する記事だけを集中的に英訳してチェックしておられる様子。

タイトルなんか「O・MO・I・TSU・KI!」とかなってて何事だって感じですな(なってません)。
しかし外国語サイトを和訳サイト通して読んでる日本人がいるんだから、その逆の存在も当然いて然るべきなんですが、正直英語圏の人々にまで読まれるとは思っていなかったので少々驚きです。ネットって本当に世界に繋がってるんだ。

まあアクセスはどう見ても市内からなんですが。
ていうかこの某プロバイダのアクセスポイントに地名が入ってるので、明らかにカレー屋密集地近辺からのアクセスと分かるんですが。すごく小回りな世界一周。

まあそんなアクセスがあったこともさることながら、変則的日本語に対する英訳サイトの奮闘っぷりもなかなか楽しげではあります。



さて、無闇に本格カレー屋が乱立している印象があるつくばですが、先日郵便受けに放り込まれていた地域情報紙にまた新たなカレー屋情報が掲載されてまして。



この文が


Now, a full-scale無闇 curry shop crowded field of Tsukuba have the impression that, but the mailbox into jail and recently had a new addition to regional information paper curry shop in TEMASHI information.



こんな感じに。
フルスケール無闇! 初っぱなから魅力的かつ斬新な表現を開発していただき、Google社員の方々には厚く御礼申し上げます。
てま市の地域情報紙はどこで手に入りますか。

お洒落なバー風の店内にターバン巻いてサーベルを口にくわえたオッサンのブロマイドだのサーベルを振りかざしたオッサンの人形だのがてんこ盛り。」→「Store in the trendy bar-style turban wrapped around a saber-mouth KUWAETA OSSAN BUROMAIDO DANO saber振りかざしたOSSAN it isてんこ盛りdolls.」とかもう迷走の極みですな。ていうか後半なんか完全に仕事放棄してないか。ターバンで包まれたお洒落なバー風の中の店にはOSSAN it isてんこ盛りdolls!

まあ明らかに私の悪文のせいですが。

他にも「No, thank you I think that likely. 」って何だこの矛盾した文って思ったら、「けっこうよさそうなんじゃないですかね」の英訳らしく。日本語って難しいな。
これじゃ「いいんじゃない? 私ならいらないけど」みたいでむっちゃ感じ悪くないか。

いや、場所によってはけっこうまともっぽい文になってるんですけどね。短文の、整った日本語で書かれた文なら意味が分かる程度には英訳できてそうな。

あと、地味に迷走っていうか苦心が伺えるのはリンク先のサイト名とかですな。

エロ帝王タキファが「King TAKIPUA pornographic」とかになってちょっと偉そうです。

五街さん → Five city  そーのまんまやないか。

いおりん農場日誌 → Apple diary farm IO   え?リンゴ?

ぶらりネトゲ遊戯(ぺ様) → BURARI NETOGE Games (Bae)   先生!ネトゲとゲームがかぶってます! ていうかバエって誰!

みにっつめいど → Ees in the corner and nails  「つめ」以外何が起こったのかさっぱりです!

峰さんがただのpeakになっちゃってるのもなんかじわじわ来るんですが

あと、「さん」付けしてあっても、人によって呼び捨てになってたりMr.になってたりするのも謎。ツインさんが「her twin」なのに瞳さんは「his eyes」と判断された理由も不明ですが、つくねさんが「whitch I TSUKUNE」になっているのに至ってはもはやカオス。



2008年2月5日(火)01:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

新規購入

さて、ニコニコ動画が、もはやあって当たり前のWebサービスという感じに受け入れられるようになって久しい感じですが、アップされたナイスな動画のアドレスがハムさんからメッセで送信されてくるのがMayugeの日常となってます。
まあ送られてくるのは主に動物ものとかMADもの、踊ってみた系の動画などなんですが、そんな中、先日「これおもしろい」とのメッセージと共に「みなみけ」の放送の丸あg(著作権保護・ 寄生 規制団体の以下略)

そんなことがあって日曜に出かけたついでに本屋で「みなみけ」の単行本など買ってきました(アニメが面白かったらアニメそのものより原作を見たくなる質)。
そういえば新しいマンガに手を広げるのなんか「もやしもん」以来。2巻が出た頃だったから…って奥付確認したら2年以上前のことじゃないか。

ということで単行本買い集めて一気読み。シュールな雰囲気でで期待を裏切らない出来栄え。
私も周囲の馬鹿者を率直にバカ野郎呼ばわりする生活がしてぇ(そこかよ)。

どうでもいいことですがMayugeの友人に、一度やってみたいこととして、『身の回りのバカな奴を「痴れ者がァ!」と一喝しつつ一刀のもとに切り伏せる』というのを挙げてる人物がいます。
破壊力のある言葉ですな。痴れ者。

しかしこういうのって、いざ買おうと思うと全然店に売って無くなるのはなぜでしょうか。しばらく前に最寄りの本屋で平積みされてたのを確かに見た記憶があったのに無くなってるし、たった4冊見つけるのに市内をかなりウロウロしたあげく、普段は行かない離れた本屋を数軒まわって1、2冊ずつ買い集めるハメになりました。

ところで最後に立ち寄った本屋でおつりを受け取った際、レジのにーちゃんが「失礼しました」と言いながらおつり渡してきまして。お金を受け取り損ねたとか、商品から手を滑らせたとか、店員がMayugeを見て失笑したとかいうような粗相は特になかったと思うんですが。

ここを見てる人で友○堂書店でレジをやっていて失礼した経験のある人がいたらMayugeまで詳細を知らせるように。



2008年1月22日(火)02:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理


日曜は練馬まで出て行ってニケ夫妻と映画鑑賞。
なんでわざわざ練馬かっていうと、ワーナーマイカルシネマズの映画館で中間点あたりの手頃な位置にあるのがここだけだったため。
ここのポップコーンがバターフレーバーオイルどばどばかけてあって美味しいんですよ。手ヌルヌルになるけど。
写真がマイカルのポップコーンのL。外見としてはほぼバケツ。

ということで池袋で西武線に乗り換えて集合時間前に練馬到着。ニケ夫妻からも駅に着いたってメールが来てるし、さて、と。

…東武練馬? 練馬には東部と西部がありますか? 練馬の分際で?←失礼
しかも東武練馬と練馬って近くもなんともないじゃないか。同じ名前使うな。あとからできた方の駅の命名責任者を拘束して大根の匣にみっしりと詰めておしまい!

とりあえず仕方ないので一旦池袋まで戻って東武鉄道に乗り換え、東武練馬へ。

目的の映画は京極夏彦原作の魍魎の匣
何度か書いてる通りMayugeは京極夏彦作品はわりと好きでして、特に今回の魍魎の匣は京極堂シリーズでも最も面白かった作品だろうという評価が、Mayugeに京極夏彦を薦めてきた友人とも一致しています。
ちなみに学生時代、友人とその話をしていたところにニケも居合わせていて、そのまま「ちょっとあらすじ説明してください」と、さらっと無茶な注文をつけられました。



知らない方のために資料を載せますと、魍魎の匣の単行本はこんな感じの厚さになります。手前はつまようじ入れ。京極夏彦は通称「弁当箱作家」と言われています。

あらすじの説明に3~4時間かかりました(したのかよ)。

その後ニケも京極夏彦作品を片っ端から持ち出しては読んでいき、代表的なところは読破してたはずです。一番のお気に入りが「どすこい」なのはどうかと思うが。


それはさておき映画の感想。

単品での観賞用映画としての評価は、個人的には前作の「姑獲鳥の夏」より上。
姑獲鳥の夏も映像の綺麗さとか、小説中の色々な舞台がこういう風景なのか、という感じで眺めるうえでは嫌いではないんですけどね。

公開中の映画のネタバレをするわけにもいかないので具体的には書けませんが、話の筋はけっこう変わっています。
かなり大胆にエピソードを削ぎ落としてあるため、事件の流れや相関関係、人物の行動原理などもそれに合わせて変化しています。
必然的に事件の仕組みや動機は「わかりやすく」、関係する人間の背後は「浅く」なってしまっていて、『事件に関係したそれぞれの人物の思惑や事情、偶然や必然が複雑に絡み合った結果、全体として奇怪な容貌の事件が姿を成す』という、京極堂シリーズの持ち味が薄れてしまっているのはやや残念なところ。簡略化されたストーリーは原作ファンには賛否が分かれるところでしょうけど、あの厚さの小説を2時間に収めるのがそもそも無謀なので、このへんはいたしかたないかと。正直、原作の情報量は映像で伝えられる限界を超えています。

印象としては、2時間の枠に収めるために原作ストーリーをそのまま省略しつつ駆け足で流すのではなく、物語を各パーツごとに一旦バラバラにし、取捨選択したあとに新たなシナリオに従って組み直してる感じです。なので場面場面は確かに魍魎の匣なんですが、エピソードが前後していたり、因果関係が変わっていたりしていて、原作を読んでる人に対してもちゃんと「秘密の開示」がある作りになっています。

もっとも、原作では謎を謎たらしめていた要素が謎では無くなっていたりする都合上、えらい序盤であっさり「え、それもう言っちゃって大丈夫?」的に語られてしまう部分がいくつもあり、原作を知ってる人が見ると別の意味でハラハラさせられる作りですが。
あと、一部の出来事に根本的なとこで必然性がなくなっちゃってる気が。
さすがに、あらゆる出来事に必然と理屈と因縁がみっしりと詰まっていた原作に比べると薄味な印象は否めません。

しかしこの再構築のおかげで、原作を読んでいない人でもちゃんとついてくることのできる映画になっていると思います。今回、同行者の中でニケ旦那は原作未読のままの鑑賞となったんですが、おおむね好評だったようです。独立した一つの商品である以上、原作読まないと理解できない映画では意味がないですし、やはりこのくらいの密度が手の打ち所でしょうか。

私としては原作のラストシーンの関口の述懐が好きななので、〆があの一文じゃなかったのはやや残念。しかし映画のラストシーンも間違いなく魍魎の匣。むしろ「これをラストに持ってきたか」って感じですな。こちらはむしろ映像作品だからこそ可能だったとも言えるでしょう。

映画を見た後に残る荒涼とした清々しさのようなもの(ニケは小説・映画ともに「後味が悪い」と言ってますが)は明らかに魍魎の匣の読後感と同種のもので、この点だけでも私としてはこの映画は間違いなく「魍魎の匣」だと思います。
映画版オリジナルのシーンでの京極堂と関口のやりとりも、京極堂の小馬鹿にしたような口調は見事に違和感なく京極堂のものでした。

全体的に京極堂が動きすぎ、榎木津が常識人すぎな感じは否めませんが。

あと、映画館の売店で売ってる映画関連グッズの中に、作中に出てくる雑誌「實録犯罪」の表紙を模したメモ帳というネタグッズがあったんですが、その表紙に書かれた特集記事が「兵役忌避者猟奇殺人事件の真実!」とかそんな感じになっていて、さりげなく次作、「狂骨の夢」にリンクしてました。



そして映画開始前、ポップコーンを3人でもさもさ食べてたらバケツいっぱいあったのが上映開始前にはほぼ空に。
美味ぇ。



2008年1月8日(火)22:13 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

新年

あけましておめでとうございます。

今年の年賀状用の図案は鳥獣戯画風ネズミ正月。思ったほど鳥獣戯画っぽくなりませんでした。
下描き1日、マジック描き1日、スキャナ取り込み1日の製作時間3日。といっても各3時間ずつくらいですが。
しかし実際マネしてみると鳥羽僧正って絵上手いな。


ということで帰省から戻って参りました。
去年の終盤に更新頻度が落ち気味だったのでいくつか未消化のままのネタがありまして。できればこれを年を越さないうちに消費したかったんですが、結局持ち越しになったので、まあこの辺はそのうち。


さて、今回実家に帰省する際、東京までの移動は高速バスを利用ししまして。このときMayugeの後ろの席に座った親子連れの幼稚園入ってるかどうかくらいの子供が、道や交差点などの名前をずっと言い当てる芸を披露してました。

  「ここは土浦学園線?」
  「ここは東大通り?」
  「ここは竹園ショッピングセンター?」

そのたびに父親が「そうだよ」とか相手をしてました。
そんな調子で進むうち、

  「う、ここ知らない。ここなんて場所?」
  「んー、ここはねぇ、大角豆(ささぎ)交差点」
  「ささぎこうさてんー?」

子供脳に新たな地名が実装された!

多分こんな感じでちょっとずつデータベースを充実させていってるんでしょう。

  「ここはー?ここなんて場所?」
  「ここはねぇ、国道354号線。」

ここで子供脳がバッファオーバーフロー。

  「こ、こくどうさん…ごう。」

繰り上げすんな。

  「違うよー、国道354号線。」
  「うう、こくどう、350円…」

安売りすんな。
どうやら無機質な番号のみの名前は苦手な様子。

そうこうするうちにバスが立体交差で常磐自動車道の上を通過。

  「おおー、この道は…。これは高速道路にすればいいと思います。」

うむ、慧眼ですな。我々もまさにの道は高速道路に最適だろうと考えていたところです。

なんかよつばと!を見てるみたいで面白かった。

この子は将来的に隠れ鉄っちゃんとかになりそうな予感。


というような文章をBlogのネタゲットぉー!とばかりに車内での暇つぶしも兼ねて電話でメモしてたところ、しばらく静かだった子供が「あ、あれ総武線ー!」とか言いまして。
子供ってば電車は全部常磐線だと思ってるな?とか思いながらふと窓外を見ると、高速の下をくぐる黄色いラインのJR線。
…さっきこの子、常磐線じゃなくて総武線って言ったよな。

自宅周辺を通ってすらいない電車の車両まで覚えてるんかい。
そのまま続けて「総武線はねー、駅はねー」と言いながら総武線の駅を端から暗唱開始。

訂正記事。
すでに鉄ちゃんでした。


今年もよろしくお願いします。



2008年1月3日(木)19:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理


何か、主張したい内容がほとばしるあまり国語能力が追いつかなかった感じ。

Mayugeの近所にどこかの会社の社員寮だったらしい古いマンションのような物があったんですが、しばらく前にそれが取り壊されてまして。その跡地は解体後、そのままシートで覆われていたんですけど、いつの間にやらそこに何らかの主張を書き込んでいる人がいたようです。反文リ?

とりあえずこの人物は、この場所にマソシソなるものが発生することを危惧してるんではないかということが微妙ながらも酌み取れる気がします。少なくとも「反」って書いてますし。考え得る可能性としては、マンションが建設されて周囲の日当たりが悪くなることを心配している、等でしょうか。
で、その前の草刈りは何なんですかね。草刈りにも反文リなんでしょうか。ちなみにこのシートの前の空き地は夏の間けっこうな勢いで草が茂ってました。

ここから導き出される書き手の人物像は、日当たりが悪くなると困る草むら愛好家。言語は苦手。

ラクガキしたのはトトロ。



2007年12月11日(火)01:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理


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