おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


工作

バレエ公演

ラジコンネズミバー☆ねず子看板七面鳥の丸焼きなどの小道具を依頼されて作成してましたバレエ発表会ですが、12月初旬に無事に公演も終わりました。

ということで、発表会本番を見させていただいたので小道具群の勇姿を収録。



まずはラジコンネズミ
深夜にクララがネズミと遭遇するシーン、大群が出てくる前ぶれとして左右の舞台そでから登場。
バレエの舞台の演出にも流行があるそうで、最近はここんとこの先触れネズミをラジコン化するのが流行りらしいです。
蛇行運転で威嚇しながら迫るネズミに驚いて逃げると、反対側からもネズミが登場するという流れなため2台発注があったんですね。



つぎ、バー☆ねず子
ネズミの群れとおもちゃの兵隊の戦いで、ネズミが反撃として酒を飲ませるシーン。
…オリジナルのくるみ割り人形に多分そんなシーンは無いと思いますが、おそらく独自演出。
この先生の脚本は毎回コミカルな演出をちょいと混ぜ込まれます。



あと、七面鳥の丸焼きの、裏返した食べかけバージョン。分かりにくいですが真ん中のテーブルにひっそりと。
こっちはやはり運び込まれるときが一番の見せ場かと。



それと、個人的に印象薄くて忘れてました(作業時間少ないせいで)が、こんなんも作ってました。
同じくパーティーのシーン用の小道具で、シャンパングラスたくさん。
グラス自体はプラスチック製の既製品ですが、これに色つきの液体を入れてフタで密閉してこぼれないシャンパン作製。

例によって色々ツメの荒い素人工作ですが、関係者の方々には妙にご好評をいただき、なぜか公演の打ち上げにまで呼んでいただいて紛れ込んだりしてました。その節はありがとうございました。
ちゃちゃっと一晩で仕上げたような作業部分が妙に好評だったりと、必ずしも評価が高い部分に手間がかかってるとも限らない辺りがまた面白いところ。

そして打ち上げの際に2年前に作ったガラスの靴(プラスチック製)の新バージョン作成依頼が。



2009年1月26日(月)00:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

七面鳥の丸焼き

ラジコンネズミ制作バー☆ねず子看板に引き続いて、もう一つ、小道具で七面鳥の丸焼きをなんかお手頃価格で作れないかとのこと。
あまりこだわらなくても遠目にそれっぽく見えればいいということで、電飾は仕込まなくてもいいようです。

なし崩し的にMayugeへの発注の伝言係となっている星の精の人(今回は雪の精とかアラブ人)の発案で、表側は完成品、裏側は食べかけにできないかとのこと。

素材はネズミの残りの発泡スチロール塊。発泡スチロールの板を数枚貼り合わせてブロックを作り、これを例によってカッターナイフでザクザク削り落としてなんとなく丸焼き型に。



あと、食べかけサイドに仕込むために、角材を彫刻刀でガシガシ削ってトリの骨作成。
骨の質感と配置を確認するためにスーパーの総菜コーナーで鶏モモ焼きを一本購入し、晩ご飯にしつつ観察してみたり。



ある程度形が整ったら紙粘土を盛って均してファンヒーターで乾燥させ、アクリルガッシュで彩色。アクリルガッシュを使ったのは単に手元にあったからで、特にこれじゃないと駄目な理由は無く。


最後にニスを繰り返したっぷり塗って照りを出し、ついでにプリンタ用紙で足の飾りを作って完成。
うむ、学芸会の小道具っぽい感じ。

ニスを塗る前の写真を苑香さんに送ってみたところ、「なんか生焼けっぽい」というお言葉をいただいていたり。

 「表皮にぶつぶつを付ければもうちょっと鶏肉っぽくなるんじゃない?」

うん、それは私もそう思う。粘土細工の表面につぶつぶを、等間隔できれいに簡単に作る方法を教えてくれたらね。



ということでなんかちゃちな雰囲気をぬぐいきれない仕上がりではありますが、舞台上の強力な照明で遠目に見る分にはそれなりだったようです。

裏返すと食べかけになる小細工も、客席からはちょっと主張が弱かったですが、メンバーや舞台スタッフにはそれなりに好評だったようで。



2009年1月24日(土)02:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

バー看板

ラジコンネズミ制作後、さらに小道具がいくつか追加注文で来てまして。

ひとつはネズミのバーの看板。
場末のバーっぽい雰囲気で1.5m弱くらいの看板を作り、電飾を仕込んで欲しいとのこと。文字は「バー☆ねず子」で。

ということで、「店舗在庫で家が建つ」と評判のジョイフル本田で角材購入。あとちょうつがいとか止め金具など適当に買い込んで工作開始。まあ単に木枠作って段ボールに文字切り抜いてセロハン貼るだけなんで、そのまま作るならどうということはない工作ですな。
まずは角材を適当に切って枠を作り、金具で補強したところ。



工夫ポイント オブ 今回。
注文内容には含まれてなかったんですが、1m以上ある看板ってけっこう邪魔になりそうなので、運搬等のことを考えて屏風みたいに3つ折りにできるようにしようかと。あと、せっかくそこまでするのなら再利用可能なように、文字板部分は着脱可能にし、差し替えて他の用途にも流用できるようにできないかなーと考えました。

そんなわけで40cm X 50cmくらいの木枠を3個作ってちょうつがいで接続し、それぞれに段ボール紙を差し込むためのガイドを付けて、あと、開いた状態で固定するための留め金を付ける感じで。



あとは黒く塗った段ボールを切り抜いてセロハンを貼り、トレーシングペーパーで裏打ちして行燈風に。
文字だけではなんか寂しい気がするので、発表会のビラに描かれていたネズミのマスコットを模写してちょっトッピング。

なにげに今回苦労したのが、一辺50cmの一枚板を取れるサイズの段ボール箱の調達だったりします。



うむ、安っぽい。

なかなかいい感じに場末感が出てると自負しています。



2009年1月24日(土)02:47 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

ラジコンネズミ

2年前にバレエの小道具工作などしばらくやってましたが、今年はまた同教室の発表会だそうで。
ということでMayugeは先生になんとなく電飾を仕込む小道具に対応可能と認識されているらしく、また注文が来ました。

今回の注文はラジコンで走るネズミ。大きさは50~60cm程度で2匹。ついでに目を光らせたいとのこと。
ラジコン支給アリ。

このベンツをネズミにせよと。



で、まずは毛皮を調達にユザワヤへ。
ちなみにナマステカトマンズに行ってみたのはこのついででした。
毛皮っぽい生地が並んだコーナーを見てまわった結果、シルバーブロンドっぽい光沢のある毛足長めのがあったのでこれに。これを1.5m四方くらい…って荷物でけぇ! 重さはたいしたことないんですがモフモフしてるせいでとにかくかさばるのが困りもの。
9月上旬に毛皮なんか抱えるもんじゃないですな。

ちなみに、毛皮をたたんで丸めて職場の隅っこに立てておいたところ、「砂かけ婆の後ろ姿に見える」との感想をいただきました。



ラジコンは40cmくらいなので、まずは何となくネズミっぽいシルエットにしつつサイズアップさせるため、外側を工作。
材質は軽量化のために主に発泡スチロールを採用。
ポリプロピレンのボードをカットして底板にし、その上に発泡スチロールの板を貼って切って貼って切っての積み重ね。
外見については写実、デフォルメのどちらでもいいということなので、形成しやすそうなマウス型を目指すことにしました。

発泡スチロールの板を積み重ね終わったらカッターナイフで整形。テキトーにやってもザクザク削っていけるからなかなか楽しいです。調子に乗ってどんどん削ってると、気付いたら散乱した削りカスで部屋がひどい状態に。

シルエットができたら先ほどの毛皮を切り抜き、木工用ボンドでぺたぺた貼り付け。
立体に沿うように、適当にあちこち切れ目を入れてだぶついた分を切り落として貼り付けての目分量工作。
最初は型紙作って…とか考えたけど量産するわけじゃないし、そもそも芯になる本体の形が目測のみでテキトーに削りだしたものなので正確に切り出す意味ない。



で、毛皮の端切れとピンク色のフェルトを合わせて縫いつけ、針金で芯を入れて耳を作成。
さらに赤いガラスのおはじきみたいなものを工作材料売り場で見つけたのでこれを目に。多分ステンドグラス用のパーツではないかと。

あとは3Vの高輝度赤色LEDを目に仕込んで完成。
いちおう写真では目光らせてるんですが、いまいちはっきり判らない感じですねぇ。

んー、なんだろう、今ひとつネズミっぽくない。

あと、両手で抱えないともてないくらいの大きさがあるんで、けっこう怖いんですが。
これ追いかけてきたら子供とか泣くぞ。



さて、工夫ポイント オブ ザ 今回。

背中部分のメンテナンスハッチがスライドオープンします。
パネル用のボード(黄色い部分)を端をずらしつつ3層に積み重ね、凸と凹の断面のレールにしてみました。

中のラジコンに何かトラブルがあったときのために分解できるようにしておきたかったんですが、発泡スチロールでできた蓋をしっかり固定しつつ簡単に開けられるようにする方法をうまく考えつくまでにちょっと時間がかかりました。
作る人的にはなかなか工夫したところなんですが、使う人的には多分ものすごくどうでもいいことなのではないかと思います。

上の方に付いてるのは目のライトのスイッチと電池。

現在はもう一匹のネズミと、あと追加注文が来た小道具いくつかを工作中。

部屋のあちこちに発泡スチロールの削りカスととネズミ色の毛が潜んでます。



2008年11月12日(水)20:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

はんこ

ハンコ作りました。

100円ショップでたまたまハンコ手作りセットが目に入り、特に作るアテもないのに買ったのが多分半年以上前。で、しばらく前にふと思いつきで彫ってみようと思ったんですが、蛍ステッキ作製があったので一旦お預けになってました。

ということでステッキ製作が終わったのでさっそく作製開始。
何を彫ったかというと単に「Mayuge」って彫っただけなんですが。アルファベットを適当に篆書風に崩してみました。ぱっと見で一瞬何かの漢字に見えたらMayugeの勝ち。
字数が半端になったので最後にLokiを足して「Mayuge Loki」と書いてみました。



せっかくなので下書きというか図案の変遷を書き込んだ紙を。名刺よりちょと大きいくらいの紙3枚に適当に書き込みつつ考えをまとめてる過程が見て取れるかと。最初に書いた中央の紙なんか、普通にアルファベットに篆書風の装飾つけただけですな。こうやってみるとなにげに隙間埋めのために入れただけの「Loki」の文字の配置にやたらと時間をかけて試行錯誤するはめになってるのがよくわかります。普通にアルファベットに見えちゃうんですよね。

まあ、作ったはいいけど特に使い道はない体たらく。せっかくなのでMayugeカードにでも押してみようかと考え中。
一度彫り始めた後、半分くらいまで彫ったところで鏡文字にし忘れたことに気付き、一旦全部削り取って一からやり直したのとか秘密。
制作時間はデザイン1時間、工作5時間といったところ(やり直し時間含む)。



2007年3月29日(木)02:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

蛍ステッキ作成

さて、去年の年末にかけて作成していました電飾ステッキですが、無事に役目を終えまして私としては一安心したわけですが。ハンドメイドだけあって耐久力かなり心許なく、これをさらに他のバレエ教室などにレンタルして活用するっていう発注元の先生の思惑にはどの程度応えられるのかわりと不安だったりします。

それはそれとして公演終了後、他の公演の小道具についていくつか相談されまして。ここしばらくBlogの更新頻度が落ちていたのは、また工作とかしてたせいもあります。あとは純粋にネタ不足。

ということで今回の制作物は蛍ステッキ。
公演の後に聞いた話は、「振ってしならせることができる程度の細い棒を5本くらい束にしてグリップから生やし、その先端に点滅するLEDをつけて舞台の背景を飛び回る蛍を表現したい」というようなものでした。
そしてその場で以前に自作してみた時に使ったというLEDを渡されまして。ん、この時初めて話を聞いたんですが、あらかじめ材料まで持ってきてるって、依頼する気満々でしたね先生。

ということでこの「適度にしなるけどそれなりの強度のある細い棒」を年末から時々探してたんですが、これが意外に難しく、一番近そうなのが傘の骨とかに使ってあるグラスファイバーの棒なんですけど、普通売ってないんですよね。まあ簡単に手にはいるところではホームセンターとかに売っている長さ1m、2mmφのステンレス棒。そういえば長さをどのくらいにしたいのか聞いてなかったなぁ。
ということでメールで問い合わせ。

  「長さは2メートルくらいでお願いします」

長っ!
ホームセンターに売ってる金属棒は1mが基本だったため、普通にこのくらいを考えてました。2mの棒ってあまり売ってないぞ。
ステンレスの太めの針金なんか買って試したんですが、1.5m位まではなんとかまっすぐ伸びるんですが、2m近くになると軽く振っただけで自重に耐えられずに根こそぎ曲がるんですよね。

そんなこんなで週末などにいい材料がないか時々見て回ること数週間、手頃そうな物を園芸コーナーで発見。180cmのFRPの棒。なんで園芸コーナーかというと、ビニールハウスとかの材料を並べてる一角で見つけたため。ふと思いついて寄ってみたんですが、こんな素材も売ってるものなんだなぁと。値段もお手頃なので多分グラスファイバー製。ただ、直径は5mmとちょっと太めで重さもそれなりにあります。できれば2~3mmφのがあるとよかったんですけどね。

ということであとはグリップ部分をなんとか。注文としては先端のライトをまとめて手元のスイッチで操作したいということなので、ここに電池を仕込もうかと。今回は太なってもよさそうなので単四電池を使用して、グリップ自体はビニールハウス材料周辺で売っていた塩ビ管あたりで。
グリップ内の電池から先端のLEDまで電線をのばすとすると、2m × 5本、これが6セット。LEDが多少足りないのでその分ライトの本数を減らすということで、それでもおよそ50mの電線が必要…?
…計算間違ってないよな?

そんなわけで先日の買い物。電線。

ということで塩ビ管を適当にぶった切って電池を仕込んで電線を配線開始っと。



どうみても時限爆弾製造してる不審者です。本当にありがとうございました。


前回より不審者指数が絵的に明らかに上がってますね。この調子でがんばっていきたいと思います。



さて、塩ビ管に電池を仕込んで配線、さらにFRPの棒を刺してレジンキャストを隙間に注入して固定、と。あと、黒く塗って欲しいとのことなので、アパートの空き部屋前の廊下を占拠して塗装スペースに。なんか雨降りで少々やりづらくて残念。塗装はやはり晴れの日にやりたいところです。


そして工夫ポイント オブ 今回。

5本の棒は平行にグリップに埋め込んであって、5個の穴のあいた一枚の円盤に刺さっています。文では意味がわからないと思いますので写真左側参照。この円盤が棒の真ん中あたりにあるときはほぼ閉じた状態になり、根本の方にずらしていくとやや広がった感じになる仕組み。
グリップから斜めに広がって棒が伸びるようにして欲しいということだったので、どうやって斜めに固定するかなーと考えた結果、持ち運びの際の収納も考えてこの方式にしました。
あと、長さを少しばらつかせてはどうかと提案してみたところ、それでいいということだったのでノコギリで切断切断。

…直径5mmの棒を一本切っただけであからさまにノコギリの切れ味が落ちました。さすがグラスファイバー。あなどれません。
2本目に取りかかったときに「ん? なんか切れにくい気がするな?」と思ったんですが3本目になるともう疑う余地もなく。
結局切れ味がどんどん悪くなるノコギリを片手に全ての加工部分の切断を気合い(≒力業)で実行。
オマケになんか切断面にうっかり触ると、けば立ったガラス繊維がチクチクするんですが。ていうか細かい破片が部屋に散らばってるらしくて時々手先とかが不意にチクチクしたりするんですが!

こんな素材二度と使わねぇ!

これはいったい何で切るのが正解だったんだろう。ダイヤモンド鋸?



ということで完成。

んー、なんかすごく目まぐるしく点滅していて「蛍?」っていう感じでどうなんだろうとは思うんですけど、発注元の先生はこのライトが光も強くてお気に入りらしいので、まあいいんでしょう。
あと、異様に重くなりました。これ自体の重量はそこまでではないようですが、端のグリップを持ってまっすぐ立てて先端を振るとなると、けっこうな力がいります。舞台ではこれを手に持って走り回る蛍担当の方がおられるそうです。他人事のように苦労を推し量ってようかと思います。

あとは完成品をスタジオに宅急便で送ったら仕事完了。
とりあえず梱包用のガムテープを買いに行ったついでにコンビニで宅急便のサイズ制限を念のため確認。

「縦・横・高さの合計が160cm以内なら大丈夫」とのお返事。
えーと、包んだ箱はっと。

  縦200cm

いきなり予選落ち。

コンビニのバイトではマニュアル外の対応ができないので直接宅急便に。

今回は前のように0から作るパーツはなかったので比較的スムーズに制作が進行しました。まあ本数も少ないですし。



2007年3月28日(水)01:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

青箱スティック作製

灯りを点けましょしょんぼりに~(挨拶)

さて、せっかくなので、げふ会冬の陣に皇子への献上品として持って行った青箱スティック(しょんぼり光内蔵)の制作過程を収録。

ことの起こりは今年の初め頃、何かの話をしてるときにたまたま以前の星の精ステッキの話が出まして、そこで皇子が「げふ会の集合の目印に是非青箱ステッキを!」と発言したことがありまして。その時にちょっと作るとしたらどんな形で可能かなぁとか考えてたんですが、そのまま記憶の底に沈んでました。

で、次に思い出したのが2月11日深夜。寝ながら具体的な組み方を考えたところ、今部屋の中に転がってる各種の素材を組み合わせればそれなりにいけそうかなぁという気がしてきました。

ということで作成開始したのが12日の昼前くらい。

写真が実際に持って行った青箱スティックの先端に付いていた青箱部分と、あとゲーム内の古く青い箱の画像。

ROに関わってない方のために説明を一応書いておきますと、このゲームでは特定の敵を倒したとき、低確率で手に入る「古く青い箱」というアイテムがありまして、これを開封するとランダムに一個アイテムが手に入ります。ランダムアイテムには、まさに石ころから、装備してるだけでブルジョワ視されるような高級品まで様々ありまして、このギャンブル性が一部の人々を魅了して止まず、結果として悲喜こもごもの人間模様を演出してくれるわけです。おもに悲ですが。

あらためて見るとゲーム内の画像ってドットが荒くて、ディティールがどういう物なのかさっぱり分からないんですよね。アイテム説明ウィンドウにも絵はありますが、そっちはアイテム欄に表示される物とは全然違う形ですし。個人的には青箱というとこちらのゲーム内でドロップするグラフィックの方が馴染みがあるので、こちらっぽい物を目指すことにしました。
ということでドット絵をどう解釈するか。
これって青い箱の角が金色の象眼で飾ってあるようにも見えるし、たんに角が黄色く汚れてるだけにも見えます。
結局「象眼を作るのが面倒だから」というシンプルな理由により「傷、汚れのついた青い箱」という風に解釈することにしました。



ということで箱部分作成開始。
材料は2mm厚の透明プラ板、5mm、2mmの角プラ棒、あと関節部分にポリキャップのランナーと1mm真鍮線。
手法は伝統的ないわゆるプラ板の箱組み。接着面をプラ棒で強化しつつ四角く切ったプラ板をひたすら貼り合わせるだけ。
上の縁に貼り付けられた2mm角棒は、フタを開けたときに箱の断面が薄っぺらく見えて安っぽくなるのを防ぐため。

下側の写真が今回の箱のちょっとこだわった部分。間接にはポリキャップを採用、スムーズな可動を実現しました。
プラ棒に穴を空け、そこに収まる長さに切り落としたポリキャップのランナーを組み込んであります。ここに横からピンバイスで穴を空けて真鍮線を差し込んで間接にしています。安上がり。



箱部分は組み終わって角をヤスリで削り落とし、残った段差や傷を消すためにパテを盛ったところ。フタはまだプラ板を積み重ねただけで削る前の状態。どちらも表面の様子を把握するためにサーフェイサーを塗ってます。一日目の作業はたしかこの辺で終了。

2日目は表面の仕上げと電飾部分作製。
柄には星の精ステッキの材料の余りであるアルミパイプの端切れと白色LED一個を使用しました。
5cm程度のアルミパイプの切れ端にモーターツールで四角く穴を空け、そこにスイッチをはめ込んで、あとボタン電池(1.5V)3個と白色LEDを仕込みます。で、電池を仕込んだ後、フタ代わりに20cmくらいのアルミパイプを繋いで柄部分完成。



そしてフタも削り終わり、全面にサーフェイサーを塗り直して加工が終わったところ。2日目の作業はこの段階のちょっと手前くらいまで。あと、ちょうど箱に収まるくらいの大きさの小瓶があったので仕込んでみました。
この後、更に底面の真ん中にステッキ部分をくっつけるための穴を空けて加工完了。
「箱(底面に穴)+電飾入り5cm棒(先端に発光ダイオード)+20cmの棒」という構成で、それぞれがネジ式で付け外しできるようになっています。20cm棒を外すと電池が取り出せるようになってますが、無理矢理詰め込んだのでピンセットか何かで引っ張らないと出てこないかもしれません。



そして3日目。表面に紙ヤスリかけたりサーフェイサー重ね塗りしたりして仕上げ。
最後に青色をべったりと塗り、これまた伝統的手法であるドライブラシによってガサガサと箱の角に金色の傷を付けていって完成。うん、古くなった。
水曜日の箱の日に不参加だったのは、まさに塗装作業中だったからでして。確か箱の日の精算~開封やってる頃に完成。

そういえば柄まで組み上げた状態での全体像を一枚も撮ってなかったので全体像は皇子のところで。

実はフタの関節の部分に真鍮線を通す穴を開けるとき、小さなヒビが入った場所があったので、ここんことがやや弱い可能性があります。いちおう補修はしておきましたが、ここから破損せずに無事に残っていれば夏の陣の集合目印にでも活用してください。



2007年3月3日(土)23:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

ミッション完了

ほぼ一ヶ月にわたってお伝えしてきました妖精さん関連の工作ですが、今週末がそのバレエの公演ということで、完成してようがしてまいがとりあえず納品と相成りました。
まあ妖精スティック、仙女の杖、道化師鈍器は既に納入済みですのでラストのガラスの靴(ニセモノ)だけなんですが。
ということで作業終了。
やはり透明では表面仕上げも接着面のごまかしもできないというのもあって「なんだこれ」っていう仕上がりなんですが、時間切れ。どちらかというと後ろ半分はそれらしい形になってる気はするんですが、前半分がなんかどういうシルエットにすればいいのかがいまいち掴めないままに締め切りに追われて組み立てちゃった感じです。まあ全体に眺めて靴っぽい物には見える気がするからいいことにしておこうかと。Mayuge工作の半分はキニシナイでできています。

ちなみにこのプラスチック製のガラスの靴という存在はよほど皆様のツッコミスピリットをくすぐるらしく、メッセやゲーム内でで数人から順次ツッコミが来ています。
代表的なログでもコピペしてみましょうか。


nobi@味噌カツ終了 の発言: 危うく騙されるところでしたが、実はそれはガラスじゃないですな
まゆげ@プラスチック製のガラスの靴職人 の発言: 何を言いますか正真正銘のガラスの靴ですよ
nobi@味噌カツ終了 の発言: 強いて言うならプラスの靴ですよ
まゆげ@プラスチック製のガラスの靴職人 の発言: 銘菓・かもめの卵みたいなもんです
nobi@味噌カツ終了 の発言: 騙されないんだよ!
nobi@味噌カツ終了 の発言: ある筋から手に入れた情報によると、まゆさんが嘘つきと判明しているのです
まゆげ@プラスチック製のガラスの靴職人 の発言: いやいや、お代官様にはかないません
nobi@味噌カツ終了 の発言: な、ななな何を言うか越後屋!悪いのは全部そちであるぞ
nobi@味噌カツ終了 の発言: ああ、ものすごくどうでもよさそうな疑問なんですけど
まゆげ@プラスチック製のガラスの靴職人 の発言: ん?
nobi@味噌カツ終了 の発言: プラスチックの靴って人の重みに耐え切れるんでしょうか
まゆげ@プラスチック製のガラスの靴職人 の発言: ああ、履くんじゃなくて小道具です
nobi@味噌カツ終了 の発言: あー、手に持って探すわけですか
まゆげ@プラスチック製のガラスの靴職人 の発言: シナリオはオリジナル版に従ってシンデレラがもう片方の靴を出してくるパターンのようで
nobi@味噌カツ終了 の発言: つまり王子が靴持っていくとシンデレラの懐から何故か光る靴が出てくるわけですか
まゆげ@プラスチック製のガラスの靴職人 の発言: 王子様、こちらが山吹色の靴でございます…
nobi@味噌カツ終了 の発言: フフフ、シンデレラ・・・そちも悪よのう
nobi@味噌カツ終了 の発言: しかし、これで国も安泰ですな
まゆげ@プラスチック製のガラスの靴職人 の発言: それもこれも王子様のおかげでございます。これからもなにとぞよしなに…


んー、ツッコミじゃない分の方が長いな。



もちろん電飾もちゃんと仕込みました。
下地が粗い分はヒカリモノでカバー。

あとは接着面の強度がかなり不安なので、劇中のみんなで靴を奪い合うシーンで壊れないかが心配。

それと、他の小道具も含めて、本番でちゃんと光るかなぁと。

ではおやすみなさい。



2006年12月1日(金)02:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

ガラスの靴(ニセモノ)試作

ということで厚さ1mmの板を買い足してきてバキュームフォーム再開。
今までは塩ビ板使ってたんですが、なんとなくぺットエースと称する別の板を買ってみました。ペットエースといういうからには材質はPETなんでしょうが、いまいち何なのかちゃんと書いて無いのが不安で今までこっちは買わなかったんですが。

結果、塩ビよりはるかにこっちの方が曲げやすい様子。
最初からこっち買えばよかった。

さて、とりあえず曲げてとにかく組み立ててみたのが写真。
なんというか安っぽい。
ガラスの靴というより靴のパッケージを切り取ってそのまま貼り合わせてみました的な仕上がり。
2mmくらいの板をうまく曲げられれば厚みでちょっとはそれっぽく見えるかなぁと思ってたんですが、やはりご家庭にある素材での工作はこの辺が限界。
透明じゃなきゃもう少し盛りつけたり整形したりして、なんとかそれらしく仕上がるんでしょうけどねぇ。



2006年11月28日(火)20:12 | トラックバック(0) | コメント(2) | 工作 | 管理

プラスチック製のガラスの靴・原型

ということでMayuge工房第4弾、ガラスの靴(プラスチック製)。
写真はイメージ図です。

さて、バレエ用の小道具として元々写真のような本当にガラスで出来た靴をどこかで調達してきたらしいんですが、これが舞台上では目立ち具合がイマイチとのこと。
写真でもなんとか目立たせようとスパンコールか何か貼り付けたりしてるのが見えますね。ちなみに写真の奥の方に写っている混沌は例のミジンコマニアの上司の机。
で、先生いわく、プラスチックでガラスの靴を作って、中にLEDを仕込んで光るようにしたものが欲しいと。



そんなわけでふたたびバキュームフォームで何とかするために原型作製から。
まずは見本のハイヒールを参考に二面図をテキトーに描き、それに合わせてバルサ材を寄せ木。
そしてあとは彫刻刀とカッターナイフでひたすら切削切削切削。



そして紙ヤスリで表面を均して形を整えたところがこんな感じ。
もともとうちのバキュームフォームマシーンは10cm弱の星形ライトを作ることしか考えてなかったため、靴丸ごとの型どりとか全然無理。サイズ的に。ということで先端部、本体左右、ヒールの4パーツに分けて作ることに。
ここまでの作業で大体2時間くらい。



ひとまず原型完成。行き当たりばったりでラクガキみたいな図から作ったにしては、まあおおむねハイヒールっぽく見えるシルエットにはなったかなぁと。

さて、買っておいた2mm厚の塩ビ板を切り出してバキュームフォームをっと…

厚すぎてうまく曲がらねぇ。星形試作したときに使った1.5mmか何かの透明プラ板がそこそこうまく曲がったからいけるかと思ったんだけど、これはダメだ。
こりゃ予定外。
しかもそのうまく曲がったプラ板は10年くらい前に時計を自作しようとした時に買ったやつだから、もはやどこで買ったどういう材質かすら不明。これ曲げ易くて良かったんだけどなぁ
ということでもうちょっと薄い塩ビ板を買いなおしてきて明日また再挑戦。

あと、明日の自分へ伝言。塩ビ用接着剤も忘れずに買ってくるように。



2006年11月27日(月)01:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理


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