おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


青箱スティック作製

灯りを点けましょしょんぼりに~(挨拶)

さて、せっかくなので、げふ会冬の陣に皇子への献上品として持って行った青箱スティック(しょんぼり光内蔵)の制作過程を収録。

ことの起こりは今年の初め頃、何かの話をしてるときにたまたま以前の星の精ステッキの話が出まして、そこで皇子が「げふ会の集合の目印に是非青箱ステッキを!」と発言したことがありまして。その時にちょっと作るとしたらどんな形で可能かなぁとか考えてたんですが、そのまま記憶の底に沈んでました。

で、次に思い出したのが2月11日深夜。寝ながら具体的な組み方を考えたところ、今部屋の中に転がってる各種の素材を組み合わせればそれなりにいけそうかなぁという気がしてきました。

ということで作成開始したのが12日の昼前くらい。

写真が実際に持って行った青箱スティックの先端に付いていた青箱部分と、あとゲーム内の古く青い箱の画像。

ROに関わってない方のために説明を一応書いておきますと、このゲームでは特定の敵を倒したとき、低確率で手に入る「古く青い箱」というアイテムがありまして、これを開封するとランダムに一個アイテムが手に入ります。ランダムアイテムには、まさに石ころから、装備してるだけでブルジョワ視されるような高級品まで様々ありまして、このギャンブル性が一部の人々を魅了して止まず、結果として悲喜こもごもの人間模様を演出してくれるわけです。おもに悲ですが。

あらためて見るとゲーム内の画像ってドットが荒くて、ディティールがどういう物なのかさっぱり分からないんですよね。アイテム説明ウィンドウにも絵はありますが、そっちはアイテム欄に表示される物とは全然違う形ですし。個人的には青箱というとこちらのゲーム内でドロップするグラフィックの方が馴染みがあるので、こちらっぽい物を目指すことにしました。
ということでドット絵をどう解釈するか。
これって青い箱の角が金色の象眼で飾ってあるようにも見えるし、たんに角が黄色く汚れてるだけにも見えます。
結局「象眼を作るのが面倒だから」というシンプルな理由により「傷、汚れのついた青い箱」という風に解釈することにしました。



ということで箱部分作成開始。
材料は2mm厚の透明プラ板、5mm、2mmの角プラ棒、あと関節部分にポリキャップのランナーと1mm真鍮線。
手法は伝統的ないわゆるプラ板の箱組み。接着面をプラ棒で強化しつつ四角く切ったプラ板をひたすら貼り合わせるだけ。
上の縁に貼り付けられた2mm角棒は、フタを開けたときに箱の断面が薄っぺらく見えて安っぽくなるのを防ぐため。

下側の写真が今回の箱のちょっとこだわった部分。間接にはポリキャップを採用、スムーズな可動を実現しました。
プラ棒に穴を空け、そこに収まる長さに切り落としたポリキャップのランナーを組み込んであります。ここに横からピンバイスで穴を空けて真鍮線を差し込んで間接にしています。安上がり。



箱部分は組み終わって角をヤスリで削り落とし、残った段差や傷を消すためにパテを盛ったところ。フタはまだプラ板を積み重ねただけで削る前の状態。どちらも表面の様子を把握するためにサーフェイサーを塗ってます。一日目の作業はたしかこの辺で終了。

2日目は表面の仕上げと電飾部分作製。
柄には星の精ステッキの材料の余りであるアルミパイプの端切れと白色LED一個を使用しました。
5cm程度のアルミパイプの切れ端にモーターツールで四角く穴を空け、そこにスイッチをはめ込んで、あとボタン電池(1.5V)3個と白色LEDを仕込みます。で、電池を仕込んだ後、フタ代わりに20cmくらいのアルミパイプを繋いで柄部分完成。



そしてフタも削り終わり、全面にサーフェイサーを塗り直して加工が終わったところ。2日目の作業はこの段階のちょっと手前くらいまで。あと、ちょうど箱に収まるくらいの大きさの小瓶があったので仕込んでみました。
この後、更に底面の真ん中にステッキ部分をくっつけるための穴を空けて加工完了。
「箱(底面に穴)+電飾入り5cm棒(先端に発光ダイオード)+20cmの棒」という構成で、それぞれがネジ式で付け外しできるようになっています。20cm棒を外すと電池が取り出せるようになってますが、無理矢理詰め込んだのでピンセットか何かで引っ張らないと出てこないかもしれません。



そして3日目。表面に紙ヤスリかけたりサーフェイサー重ね塗りしたりして仕上げ。
最後に青色をべったりと塗り、これまた伝統的手法であるドライブラシによってガサガサと箱の角に金色の傷を付けていって完成。うん、古くなった。
水曜日の箱の日に不参加だったのは、まさに塗装作業中だったからでして。確か箱の日の精算~開封やってる頃に完成。

そういえば柄まで組み上げた状態での全体像を一枚も撮ってなかったので全体像は皇子のところで。

実はフタの関節の部分に真鍮線を通す穴を開けるとき、小さなヒビが入った場所があったので、ここんことがやや弱い可能性があります。いちおう補修はしておきましたが、ここから破損せずに無事に残っていれば夏の陣の集合目印にでも活用してください。



2007年3月3日(土)23:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

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