おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2017年8月を表示

濃溝の滝

すでに1年以上経ってますが途中まで文章書いてたの忘れてまして、そのままお蔵入りも何なので仕上げて収録。

昨年6月ごろ、出張で会議に行ってるはずの上司から「これすごくない?」というメールがあり、開いてみると洞窟と滝の写真を紹介したYahooニュースの記事。
該当記事はもう消えちゃってるようですが内容的にはおおむねここ。千葉県にある通称「濃溝の滝」です。
江戸時代頃に治水の都合か何かで人工的に作られた水路用のトンネルなんですが、Instagramに投稿された幻想的な写真から「もののけ姫」のシシガミ様の森っぽいと話題になってるそうで、このところ「誰も知らない絶景ポイントの写真を撮りたい病」を罹患している上司の心にクリーンヒットした模様。Yahooニュースに流れてる時点でもうあかんと思いますよ。
さっそくGoogleマップで位置を確認した結果、トンネルはほぼ東西方向に通っていてここを通った光が差し込む写真を撮りたければけっこう朝早めに現地に着いておく必要があるんでは。

 「マジか。徹夜で行くか」

あ、あくまでも突撃の方針なんですね。
話が出た時点では梅雨まっただ中。とりあえずこの写真のためには晴れてないと話しにならないので梅雨明けを待つことに。
週間天気予報を毎日チェックする生活を(主に上司が)1ヶ月ほど続けた結果、「日曜の予報が晴れになった!」というメールが来たのが7月上旬。あ、本当だ。昨日見た時には週末全部雨だったのが日曜だけ晴れに変わってる。
ということで突発的に滝撮影ツアー決行。文鳥連れて夜景撮りに来てた元同僚も巻き込んで3人で。

ちなみに情報検索してたら滝を撮影するためのバスツアーとかも出てきました。「誰も知らない」に関してはもうまったくもってダメな感じですがまあこの景色は是非自分でも一度見てみたいですし。



ということで夜明け前というか深夜に集合して千葉に向かって車移動。
直前までけっこう雨が降っていたためいい感じに霧が出てます。
これは幻想的な写真が撮れそうかと期待したんですが、現地が近付くにつれむしろこれ日が射さないんでは?と心配になるほどの霧。

しかし日の出が近付くにつれて急激に霧が晴れてきまして、日の出時間十数分前に現地に到着。
遊歩道を抜けて水辺に出てみるとすでに10人ほどの先客が居ます。
どうやらベストポジションはほぼ決まってるらしく、特定のポイントにやたら人が密集しています。我々はちょっとそこを避けて布陣。あ、草の塊が構図のど真ん中に来る。それでここ空いてるのか‥‥。

どうやらこの時期、日の出直後ではまだ日光が滝まで射し込まないようです。
仕方ないので三脚セットして場所取りしつつぽつぽつ撮影したりしながらまったり時間つぶし。洞窟内から光線が射すお目当て画像ではありませんがまあこれはこれで良い雰囲気。



結局日光が射して冒頭の写真が撮れるまで2時間ほど待ちました。ちょっとした谷底なので日が届く角度になるまでに思った以上に時間がかかります。
あとその頃には霧はすっかり晴れて光線の目立ち具合はいまいち。インスタグラムで話題になってるような写真を撮るためにはたまたま良い条件が揃うまでそうとう通い詰める必要がありそうです。



日光がちょうど良いくらいになる頃には周辺はこの有様。もちろん反対側にもまだ人が居ます。
夜明けからだいぶ経たないと光は射してきませんが、良い場所を取りたければ現状では夜明け前に来ておくしかなさそうです。なにか時間つぶしのネタも用意しておくべきですね。ちなみにこの場所、携帯は圏外でした。
あと、長靴は必須ではないですがあった方が便利かもしれません。Mayugeが私物で持って行った日本野鳥の会の長靴を上司に貸したところ非常に好評で、この後職場でサンプリング業務の公式装備として採用されました。
軟質の素材でできているので丸めてコンパクトに持ち運んだり、折り返して短く履けたりする点が売りにされてますが、それ以上に歩きやすいのが気に入ってます。
ちなみに上司はそのまま川の中を歩いて川下りしていき、いつの間にか姿が見えなくなってました。



いうても動きのない洞窟ですので設定変えて色々試しててもさすがにやることが尽きてきます。日がしっかり射すようになってしばらく経つとぽつぽつ人も減り始め、見てる間に半分ほどに。我々も 飽きてきた 存分に撮影したので撤収。鴨川で寿司食って付近の神社で御朱印を戴いて帰途につきました。途上、天津神明宮から上を見ると日暈が。


2017年8月30日(水)00:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 放浪(旅行・御朱印) | 管理

キノコ残り

前回の記事であぶれた写真をいくつか。
柄の網目模様の浅いヤマドリタケモドキか傘の色が薄いウツロイイグチか悩むところ。ヤマドリタケ系らしい良いシルエットの個体です。



小さめのムラサキヤマドリタケ。
傘の色が非常に綺麗‥‥なんですが伝わるかどうか。



近所の公園で巨大なゴミ袋抱えて黄色いキノコ回収してるおっちゃんが居たんで聞いてみたらナラタケとのこと。ナラタケモドキと言ってたかもしれません。
全体的にやや育ちすぎだったりカビ始めてるのが多かったですがとにかく至る所に大量発生してました。おっちゃんの持ってるゴミ袋もパンパン。
ていうかあんなに採ってどうするんだろう。
まあ人のことは言えんか。



前回採取したキノコのうちお裾分けに使えない品質のを自宅で消費。
その一環として以前から気になってたこちらのヤマドリタケモドキのフリットを作成してみました。
肉厚のキノコにカリッとしたチーズの衣とか美味いに決まってるやん!

フリットとなると揚げ物は面倒でちょっとなぁ‥‥と思いがちですがこのレシピなら揚げ焼きというかちょっと油たっぷりめの炒め物という感じでわりと気軽に試せます。じっくり揚げ焼きしてる間にほかの料理もできるし、なかなかお手軽で付け合わせに良いかも。季節が終わってもしいたけとかエリンギとか市販で手に入るキノコでも作りたいレシピです。



2017年8月25日(金)02:05 | トラックバック(0) | コメント(2) | 食糧(レシピ・栽培) | 管理

季節外れにヤマドリタケモドキ

梅雨に雨が全然降らなかったと思ったら8月に入ってから長雨続きで日照不足とか言ってますが、やっと雨が上がりまして。
例年採取してますヤマドリタケモドキについても、7月にやっと収穫があったと思ったらその後さっぱり。
普段だと8月頃は暑すぎるのかこの辺りのキノコはさっぱり見かけないのが常なんですが、気温低め・長雨がやっと終了という条件から梅雨明けと勘違いしたのか、ここにきてヤマドリタケモドキをはじめとするイグチ系キノコが大量発生しています。



しかも例年なら少しずつ時期がずれて発生する印象がある各種キノコが一気にまとめて出てきてる感じ。ヤマドリタケモドキもウツロイイグチもムラサキヤマドリタケも、あと普段ならヤマドリタケ系が採取できなくなった頃によく見かける名称不明で手を出してないイグチ系キノコもごちゃ混ぜ。
写真はムラサキヤマドリタケの群生。



そしてなんとなく大物が多い印象。
これは道ばたに生えていたのをたぶん通行人が面白がって蹴倒したと思われる物。ヤマドリタケモドキではなくウツロイイグチでしょうか?
根元から綺麗に抜けていたのでさっそく断面をナイフで処理して回収。傷も無いし適度な開き加減で虫が付いてる様子も無く、まさに一級品。デパートの催事場でやってたイタリアンフェアでこれより少し小振りな冷蔵ポルチーニが4千円オーバーで売ってましたよ。この情報をなんとかして蹴倒した奴にお届けしたい。いや、やっぱりそのまま無知なあなたで居て欲しい。ゴチでした。



あとさっきのムラサキヤマドリタケもそうですが、束になって一気にまとめて生えてるのも妙に多い印象。普通ヤマドリタケモドキってこんな売り物のブナシメジみたいなシルエットにはならないと思うんですが。
まあおかげでちょうど採取タイミングくらいのキノコがまとめて入手できてありがたいんですけど。
とにかく母数が多いこともあって時期を過ぎ気味のとか虫食いっぽいのとか傷があるのとかを贅沢に選別してもきりが無いくらい採れます。



とりあえず日曜日の午後から蚊取り線香を装備してせっせとナワバリを巡ってきたところ、巡回路の半分まできたところで日が暮れました。
収穫の入ったエモノ袋を全部下げて体重計に乗ってみたところ、収穫量はぴったり10kg。
これだけ選り好みしてもまだ十分な量が採れることは滅多に無いため、友人にもお裾分けすることに。素人鑑定キノコに物怖じしないことを証明済みの猛者数人に打診し、北は北海道から南は沖縄まで全国各地の希望者を募りました。具体的に言うと北海道・横浜・沖縄が含まれていて一部の方々には誰のことなのかダダ漏れ同然。
採取したキノコをさらに自宅でチェックして、傷があったりへたってきてたり思ったより状態が良くなかった物などを除いて箱詰め。今ちょっと冷蔵庫も冷凍庫も隙間が無いので不合格品は全部スライスして干し籠へ。ていうか干し籠5段に詰めてもまだ溢れるので紙を敷いてその上にも。
週末がおおむね休日出勤とキノコ対応で終わりました。
気付けば週末は送付と干しキノコ製造ばかりで自分で食べてなかったため、今日も休み時間に軽く採取して自分用を確保。あとは職場で希望者数人に配布してきました。食べる方は自己責任で。



2017年8月21日(月)23:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 食糧(レシピ・栽培) | 管理

御朱印帳経過記録 神社18冊目

神社用御朱印帳18冊目は金沢神社のオリジナル御朱印帳。石川県方面の出張があったのでついでに金沢市内をまわってきました。
金沢神社の御朱印帳はデザインが気に入ってチェックはしてあったんですが実際に参拝する機会があるとは思ってなかったため、オフの時間が取れそうなのが判明して急遽近辺の神社を下調べ。

御朱印は上段右から
金沢神社、石浦神社、久保市乙剣宮、椿原天満宮、明神宮(金沢)、春日神社(金沢)、安江八幡宮
中段
戸越八幡神社2パターン、西向天神社、抜弁天、皆中稲荷神社、鎧神社、神明氷川神社(中野)、大麻止乃豆乃天神社
下段
中野氷川神社、息栖神社、穴澤天神社、小野神社(多摩市)、府中小野神社、谷保天満宮、青渭神社(稲城市)、八坂神社(取手)

Mayugeは初金沢だったんですが、兼六園や金沢城本体をスルーしてその周りにある神社だけを参拝してまわるのも何か間違ってる気はします。
戸越八幡神社は下調べで台紙からはみ出すような大胆なデザインの巴紋のはんこが印象的だったんですが現行のものとは違う様子。月ごとに季節もののはんこがあり、さらに組み合わせ等で数種類のバリエーションがあるようで、コレクター魂をくすぐるのか御朱印待ちの列ができてました。希望の御朱印Noを見本から選んで用紙に記入し、御朱印帳とともに預けて書き上がるのが1時間半くらい後とのこと。ちょうど17冊目の御朱印帳の残りページが少なくなってきていたところで予備に18冊目も持ち歩いてたため、こちらの御朱印帳を預けて待ち時間に次の神社に参拝してました。



ちなみにこの日は上神明天祖神社で「己巳」の限定御朱印がある日だったのでそちらも参拝したんですが、むしろそっちこそ殺人的な混み具合。Mayuge到着時点ですでに「御朱印帳を預けるための列」が2時間待ち。そのあとさらに書き上がってくるのは何時だよという感じです。
どうやら己巳の日が土日に重なる貴重なタイミングだったのに加え、この時期限定である摂社・伏見稲荷の御朱印が戴ける最終日が重なったせいで御朱印マニアが殺到したようです。
御朱印帳を預けておいて後日受け取りに来れる人向けの受付がちょうど良いタイミングで始まったため、そちらを利用することに。上今後神明天祖神社の限定御朱印は有給使ってでも平日に参拝しようと思いました。
ていうかこの日って17冊目、18冊目、上神明天祖神社御朱印帳、寺院用御朱印帳の4冊持ち歩いてたのか。
西向天神社は西向きの斜面に鎮座するためか神社としては珍しく西の方角を向いており、それがそのまま社名になっています。さらに斜面と半ば一体化したような形の富士塚もあり、周りにビルとか無かった頃にはなかなか眺望が良かったんではないかという感じ。神社の前でドラマっぽいものの撮影をやってました。
抜弁天(ぬけべんてん)の御朱印は西向天神社で兼務されています。こちらは小さな境内なんですがど真ん中を横断するように通路があり、「苦難を抜ける」という御利益が売りとのこと。さらにここから派生して良くない縁から抜けるという縁切りスポットと受け止める向きもあるようです。御利益を期待してか純粋にショートカットとしての利用かは分かりませんが、Mayugeが参拝しているそれほど長くもない時間中にもサラリーマンらしき人が数人通過していきました。 糞職場から抜けたいんですね 真剣に参拝するほどではなくても験担ぎとして通り抜けてみてる人なんかがけっこういるのかもしれません。
皆中稲荷神社の読みは「かいちゅういなりじんじゃ」。読み下せば「みなあたる」。全弾命中でございます。 威嚇射撃も行いません 。なかなかに威勢も縁起も良い名前です。新大久保駅のすぐ脇にあり、韓流ショッピングのついでか、ちょっと年齢層高めの御朱印女子の方々で混み合っていて順番待ちでした。



鎧神社は先日の楯縫神社に続いて防具系神社。あとは兜神社が都内にあるんですが残念ながら御朱印が存在しないようです。境内にある摂社の狛犬に「狛犬型庚申塔」という案内看板が付いていて「狛犬型の庚申塔は珍しい」とされているんですが、Mayuge的には庚申塔をわざわざ狛犬の形で作るというのがどうにもしっくり来ず、既存の狛犬に庚申塔の文字を彫り付けて奉納したちゃっかり者がいただけではないかという疑惑が止まりません。表面が妙につるっとして狛犬というより猿っぽく見えるのが逆に面白いところ。単に猿っぽい狛犬なのか、庚申塔だからそもそも猿なのかどっちなんでしょう。
次は神明氷川神社とこちらで代行されている大麻止乃豆乃天神社(おおまとのつのあまつかみのやしろ)。無人となった神社の御朱印を近所の神社で代行されていることはよくありますが、大麻止乃豆乃天神社は稲城市にあり、神明氷川神社のある中野区からは十数kmも離れてます。かなり以前にそちらの方を通った際に参拝したので今回御朱印を戴きました。わざわざ参拝した日を訊いてその日付で御朱印を書いていただけたため、ここだけ日付がえらい飛んでます。



中野氷川神社は下調べの時点では予定に入ってなかったんですが道すがら目に留まって参拝。御朱印は書置で驚きの低価格 初穂料¥50。あと、境内にどう見ても機雷にしか見えない物体がしれっと鎮座してるんですが何の説明もありません。何かの番組を収録してたようで各種カメラを持ったスタッフが境内をやたらと歩き回ってました。
息栖神社は1冊目の御朱印帳ですでに参拝して御朱印も戴いてるんですが、その後、三笠宮宗親王殿下下賜の水晶のはんこが押されるようになったとのことで愛友酒造のどぶろく「生酒 隠れ造り」を買いにこちら方面に行った際に足を延ばして参拝。



穴澤天神社は以前に行ったありがた山にもほど近い神社。
一連の連なった山の中腹に社殿が鎮座していますが、名前からもむしろその境内の下の斜面麓にある洞穴の方が本体なのではないかと思えます。
元々この中に安置されていた仏像は現在では付近の威光寺にある弁天洞窟に移設されているそうで、この洞窟もありがた山を見に行った頃から一度行ってみたいと思ってチェックしてたんですが、もたもたしてる間に安全が確保できないとか言って立ち入り禁止になってしまった様子。震災後くらいからでしょうか。残念です。
次の小野神社2社は延喜式神名帳に記載された由緒正しい式内社がどちらなのか争ってるそうで。多摩市の方の小野神社は社務所で御朱印が戴けますが、府中市の方は谷保天満宮で兼務されています。
次の青渭神社も式内社論社。調布市と青梅市にそれぞれ現存する青渭神社と式内社の座を争ってる様子。ちなみに先ほどの大麻止乃豆乃天神社はここから徒歩で移動できるほど近くにあり、なおかつこちらも式内社論社とのこと。青梅市にある武蔵御嶽神社と式内社の座を争ってるそうです。この辺はっきりしない式内社多すぎでは。
ラストの八坂神社はJR取手駅からやや住宅地の方に入っていった辺りに鎮座します。比較的近場なのにノーマークでずいぶん後回しの参拝になってしまいましたが、豪快で味わいのある墨書です。



2017年8月18日(金)02:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 放浪(旅行・御朱印) | 管理

男坂

そういえば先日御朱印で参拝した神社でこのような景色を見かけまして。

これはどう見ても車田先生伝説はてしなく遠い例のアレでは。
まさかこんなところにあったとは。これはのぼりはじめるしかないじゃないですか。



残念ながら現在は上り始めることすらかなわぬ様子。 打ち切り 未完になった影響でしょうか。

って書こうとしてたらなんか最近になって連載再開してるという情報がnobiさんから来ました。
こういうのは日光東照宮の逆柱なんかと同様、完成しないことが完成形であって、再開なんかしては価値が半減すると思うんですが。無粋なことをする編集者もあったもので。



2017年8月16日(水)00:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

ばばちゃん唐揚げ定食・カメノテ味噌汁

ちょっとお盆より早めに帰省中です。

墓参りに鳥取まで行ってきまして、昼食に賀露港 市場食堂へ。特に下調べして行ったわけではなくて、鳥取市内で御朱印やってる神社の下調べをしてたところ賀露神社の名前があり、それなら昼食がてら賀露港方面に寄ろうという話になって通りすがりに両親が直感で店を選択。

海鮮丼や刺身舟盛り定食が千円弱と非常にリーズナブルに並ぶ中、黒板に書かれた「ばばちゃん唐揚げ定食」に目が行きまして。
あれだ、地方ネタ食材で最近よく話題に登るババアだろうコレ。
ということで刺身系も気になりますがこちらに決定。



唐揚げには片栗粉でわりと硬めの衣が付けてあり、味付けは別添えの塩で。
名前の割にあっさりめの白身魚で、クセがなく淡白だけど脂は乗っています。身にはややプリプリした歯ごたえがあります。
ババア自体はわりと大きくなる魚のようですが、この定食に使われているのは比較的小さい魚をぶつ切りにしたものらしく、普通の唐揚げのつもりで齧ってると予想外のところで予想外の角度に骨が入ってたりします。衣がけっこうガリガリいうくらい硬いので、齧ったときに硬いものが歯に当たったらそれが骨なのか衣の厚い部分なのかが一瞬わからないのが難点かも。

全体としてはネタ食材にとどまらず美味しい魚でした。
ゼラチン質が多い感じの食感で鍋もたしかに美味しそうです。



で、その後岩美の道の駅だったかでカメノテを発見。これまたネタ食材の定番という感じ。

Mayuge父および妹はこの手の珍食材は避けて通るタイプですが母は若干気になるらしく、普段なら否定派多数により却下されるところですが、Mayugeが居るこの機会にと購入決定。味噌汁が定番といううろ覚え知識に従って翌朝の味噌汁の実になりました。
いかにもゲテモノって感じの外見ですが、味噌汁には良い出汁が出ていて特にクセもありません。



亀の腕にあたる部分の鎖帷子みたいなのはぺりっと剥くことができます。感触、強度ともにライチの皮くらい。
中にある身は皮よりだいぶ縮んでいて、味、食感ともに貝類という感じ。これまたクセも臭みもありません。
というか出汁もしっかり抜けていてシジミ汁のしじみ食べてる感覚に近いです。

手のひらの部分の中身も取り出せますが、こちらはプランクトンを濾し取るための鰓状の組織で、この手の定番としてジャリジャリ固くて食うべき場所ではない様子。

そういえば買った際、近くに居た地元っぽいおっちゃんが連れの人にカメノテの説明をしてるのが聞こえてまして、「味噌汁の出汁取ったりするのに使うんや。身ぃはまあ‥‥食べるようなもんでもあらへん」という言葉が過不足無く特徴を表してる気がします。
恐る恐る入れて具としての働きを期待するよりも、たっぷり放り込んで出汁の素と割り切るのが良い食材のように思えます。

ちょっと気になってた食材をまとめて2種類体験することができ、どちらもなかなか美味しくて満足でした。



2017年8月11日(金)02:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理


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