おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2017年8月30日を表示

濃溝の滝

すでに1年以上経ってますが途中まで文章書いてたの忘れてまして、そのままお蔵入りも何なので仕上げて収録。

昨年6月ごろ、出張で会議に行ってるはずの上司から「これすごくない?」というメールがあり、開いてみると洞窟と滝の写真を紹介したYahooニュースの記事。
該当記事はもう消えちゃってるようですが内容的にはおおむねここ。千葉県にある通称「濃溝の滝」です。
江戸時代頃に治水の都合か何かで人工的に作られた水路用のトンネルなんですが、Instagramに投稿された幻想的な写真から「もののけ姫」のシシガミ様の森っぽいと話題になってるそうで、このところ「誰も知らない絶景ポイントの写真を撮りたい病」を罹患している上司の心にクリーンヒットした模様。Yahooニュースに流れてる時点でもうあかんと思いますよ。
さっそくGoogleマップで位置を確認した結果、トンネルはほぼ東西方向に通っていてここを通った光が差し込む写真を撮りたければけっこう朝早めに現地に着いておく必要があるんでは。

 「マジか。徹夜で行くか」

あ、あくまでも突撃の方針なんですね。
話が出た時点では梅雨まっただ中。とりあえずこの写真のためには晴れてないと話しにならないので梅雨明けを待つことに。
週間天気予報を毎日チェックする生活を(主に上司が)1ヶ月ほど続けた結果、「日曜の予報が晴れになった!」というメールが来たのが7月上旬。あ、本当だ。昨日見た時には週末全部雨だったのが日曜だけ晴れに変わってる。
ということで突発的に滝撮影ツアー決行。文鳥連れて夜景撮りに来てた元同僚も巻き込んで3人で。

ちなみに情報検索してたら滝を撮影するためのバスツアーとかも出てきました。「誰も知らない」に関してはもうまったくもってダメな感じですがまあこの景色は是非自分でも一度見てみたいですし。



ということで夜明け前というか深夜に集合して千葉に向かって車移動。
直前までけっこう雨が降っていたためいい感じに霧が出てます。
これは幻想的な写真が撮れそうかと期待したんですが、現地が近付くにつれむしろこれ日が射さないんでは?と心配になるほどの霧。

しかし日の出が近付くにつれて急激に霧が晴れてきまして、日の出時間十数分前に現地に到着。
遊歩道を抜けて水辺に出てみるとすでに10人ほどの先客が居ます。
どうやらベストポジションはほぼ決まってるらしく、特定のポイントにやたら人が密集しています。我々はちょっとそこを避けて布陣。あ、草の塊が構図のど真ん中に来る。それでここ空いてるのか‥‥。

どうやらこの時期、日の出直後ではまだ日光が滝まで射し込まないようです。
仕方ないので三脚セットして場所取りしつつぽつぽつ撮影したりしながらまったり時間つぶし。洞窟内から光線が射すお目当て画像ではありませんがまあこれはこれで良い雰囲気。



結局日光が射して冒頭の写真が撮れるまで2時間ほど待ちました。ちょっとした谷底なので日が届く角度になるまでに思った以上に時間がかかります。
あとその頃には霧はすっかり晴れて光線の目立ち具合はいまいち。インスタグラムで話題になってるような写真を撮るためにはたまたま良い条件が揃うまでそうとう通い詰める必要がありそうです。



日光がちょうど良いくらいになる頃には周辺はこの有様。もちろん反対側にもまだ人が居ます。
夜明けからだいぶ経たないと光は射してきませんが、良い場所を取りたければ現状では夜明け前に来ておくしかなさそうです。なにか時間つぶしのネタも用意しておくべきですね。ちなみにこの場所、携帯は圏外でした。
あと、長靴は必須ではないですがあった方が便利かもしれません。Mayugeが私物で持って行った日本野鳥の会の長靴を上司に貸したところ非常に好評で、この後職場でサンプリング業務の公式装備として採用されました。
軟質の素材でできているので丸めてコンパクトに持ち運んだり、折り返して短く履けたりする点が売りにされてますが、それ以上に歩きやすいのが気に入ってます。
ちなみに上司はそのまま川の中を歩いて川下りしていき、いつの間にか姿が見えなくなってました。



いうても動きのない洞窟ですので設定変えて色々試しててもさすがにやることが尽きてきます。日がしっかり射すようになってしばらく経つとぽつぽつ人も減り始め、見てる間に半分ほどに。我々も 飽きてきた 存分に撮影したので撤収。鴨川で寿司食って付近の神社で御朱印を戴いて帰途につきました。途上、天津神明宮から上を見ると日暈が。


2017年8月30日(水)00:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 放浪(旅行・御朱印) | 管理


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