ベトナムフェスティバル 2012 |
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9月15、9月16日はいつも通り代々木公園でベトナムフェスティバル。 Blogの収録は2009年だけですが、去年も来てはいました。記事にまとめるのを後回しにしてるうちに1年経過しちゃったのでお蔵入り。
開催日のしばらく前、ニケとメッセで話してたところ、ここのところ育児で身動き取れなかったニケが久々に代々木公園のアジアイベントに行きたいと思い立ち、ベトナムフェスティバルに狙いを定めて旦那を説得中とのこと。 せっかくだからと現地で合流することにしたんですが、当日、やはり子連れでは予定通りに動くのは難しいようで、着々と予定から遅れつつあるメールが届いてます。ということで一足先に一人で会場巡りつつ昼食。
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まずはベトナムといえばバインミーということで、36(DRAGON NINE)という店でオリジナルチキンマリネサンド(¥500)。 なにゆえ36がドラゴンナインなのかさっぱり分かりません。分かりやすいようにメニューの名前はチキンマリネサンドになってるようですが、実態としてはおおむねバインミー。 厚めに切った蒸し鶏とマリネ、たっぷりパクチーでなかなか美味しいです。食べてるとコクのある何かの気配がするので、最初はフランスパンにクリームチーズが塗ってあるのかと思ったんですがたぶんレバーペースト。Mayuge的には今までレバーペーストってあまり魅力を感じてなかったんですが、今回唐突に評価が上がりました。
あとアジアンダイニング Dong Khoi(ドンコーイ)でベトナム風ジャンボ焼き鳥(¥300)。 スパイシーな何かに漬け込まれた鶏肉の焼き鳥ジャンボ串という感じ。 いったいどういうものに漬けてあるのか想像できないんですが、どっちかというとタンドリーチキンに近いかも。 ついでにこの店の看板には「アオザイ特典 大盛りサービス」という謎の一文がありました。アオザイ着てくると大盛りサービスになるんでしょうか。
さらにデザートに大阪南船場 AN NGON(アンゴン)でミックスかき氷(Che Thap Cam)¥500を購入。 おおむね固体ですがチェーの一種という扱いの様子。 下の方に見える茶色、黄色、緑の各層は全体的に豆っぽいデンプンの気配。ピンク色は寒天っぽいもの。
ほどなく無事に到着したニケ一家と合流。活発に動き回る、というか走り回る子供3人を連れてのお出かけはなかなか大変な様子。 Mayugeは夫婦のどちらかが買い出しに出てる間の待機要員(主な任務は脱走者捕獲)として雑談などしつつ。
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一段落したところで昼食的なもの第二弾としてBAAN RIM PAという店のカオマンガイ(¥500)。 この店は金色の派手なタイ寺院風の装飾をテントに付けて色々なイベントに出店しており、いつもよく目立ってます。ってタイじゃねぇか。 ラオスフェスティバルの記事見直してみたらしれっと並んでるのが写ってました。 カオマンガイは写真上段で、いつも通り東南アジアフェアーを浸蝕してるタイ料理から蒸し鶏乗せご飯。 塩味の蒸し鶏は良い火加減でしっとり仕上がっていて美味。 肉が盛ってある皿を見つけた山賊娘が「お肉ちょーだい!(はぁと)」と可愛らしく分け前要求。さすがニケの血を引いてるだけのことはあります。いや待て待て、そっちの赤いとこ辛いから。ベースはあっさり塩味ですがタイ料理だけあってチリソース部分はけっこうな辛さ。ネギ、ショウガあたりの薬味がきいた酸味のあるソースで鶏とご飯によく合います。
あと、この前のラオスフェスティバルに浸蝕してるだろうとふんでたのに巡り会えなかったバナナの天ぷら、クルワイケーク(¥400)も売ってたのでこの店で購入。
さらに、会場にあったバルーンの滑り台やトランポリンの遊具にニケ娘が興味を示したため、見張りで身動きできなくなったニケから「ブン・ボーが食べたい」と注文。 先ほどのAN NGONで写真下段、牛肉のブンボー(Bun Bo Hue)¥600を購入。 この歯ごたえのあるぶっといビーフンがニケの好みらしいんですがなかなか入手できないとのこと。 スープはコンソメ風あっさり味ですが、湯気を浴びただけでほの赤く散らされたラー油がけっこう気管にきます。
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フライングブッダ? いったい何に使うものでどういう効果があるのか想像が付きません。車に下げるとか軒先に吊すとか。 なんかなおるよ!のAAに見えてきます。
先日のスリランカフェスティバルで見かけたフレッシュココナッツアイスクリームの店も来てました。この前スリランカ国旗が貼ってあった場所がしれっとベトナム国旗になってます。あれ国旗だけ剥がして看板は各国フェスで再利用できるシステムか。
あとは雑貨、衣料なんかの店もけっこう出てました。 昨年は陶器をベトナムから輸入してる業者さんが出店していて、蓮が浮き彫りになった緑釉の器各種が売られており、これをいくつか購入しました。落ち着いた薄緑の色合いがけっこう好きで、値段も全体的にお手頃だったんですが今回は見あたらず。
なんだかんだで夕方まで会場で時間を潰して解散しました。
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Nov.19.2012(Mon)21:03 | Trackback(0) | Comment(0) | くいだおれ(食記録) | Admin
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スリランカフェスティバル 2012 |
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9月8、9日は代々木公園でスリランカフェスティバル。 毎年9月は代々木公園のアジア系フェスティバルがほぼ毎週開催でMayuge的に多忙です。休日出勤してる場合じゃねぇ! 以前のスリランカフェスティバルについてはこんな感じで。 今回は8日(土)、例によってお昼時に到着して色々と昼食を物色。写真は入り口および歩道の上からの定点観測。 インドやタイなど、料理が比較的メジャーなイベントに比べると空いてますが、アジア系イベントの中では近隣国の混入抜きでも出店数がわりと多くて選択肢が豊富。 個人的にはスリランカ料理のちょっとシャープなスパイス使いはわりと好きで、むちゃくちゃに混んでないから会場内も歩きやすいためスリランカフェスティバルはリピート率高めです。
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まずご飯的なものをと写真上段、『LION』のコットゥロティ(¥500) 通常コットロティというと焼きそばっぽい炒め物というイメージですが、なにやら刻みロティの気配が少なめで野菜たっぷり。なんとなくスパイシーな煮浸しのような仕上がり。期待したものからちょっと外れてる気はしますが美味しいです。白いご飯に乗せて丼にしたらよく合いそう。
主食のつもりで買ったコットロティがおかずだけ食べたような感じだったので追っかけデンプン。 『スリランカ天国料理 NIRVANA』のカレーライス(¥600)にワデ(¥100)を追加。 たぶん以前から蓮の花を図案化したようなロゴの看板が記憶に残ってた店ですが買うのは初。 インディカ米のサフランライスに豆のカレーと正月祭でも見かけた野菜の甘辛煮、タンドリーチキン、パパドのセット。カレーはスリランカの豆カレーでよく見かけるココナッツミルク風味のマイルドなタイプ。 ワデはスリランカ系イベントに来ると毎回買ってますが、豆で作った衣の無いコロッケ的なもの。今まで見たワデは豆が粒のまま入ってるのが多かった気がしますが、この店のはけっこうしっかり豆を潰してあります。写真でもコブミカンの葉っぽい破片が見えてますが、思った以上にスパイシーでした。 全体的にどれも美味。
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ちょっと暑かったのでデザートに冷たいものでもと、看板で惹かれたフレッシュココナッツアイスクリーム(¥450)。売ってたのは店名不明で「ハーブジュース&フレッシュフルーツスムージー」という看板を出してる店で、この手のアジア系イベントでよく見かける常連。何か買ってみたのは初めてですが。 アイスの上にはココナッツミート、スイートコーン、ピーナッツ、ルークチットが乗ってるとのこと。 ルークチットってなんだかよく分からないので帰ってから調べてみたところ、タイ語でサトウヤシの実の胚乳のシロップ漬けだそうです。スリランカ違うし。 これ自体はなんか柿の種(亀田製菓のじゃない方)の中身がもう少し人間に対してフレンドリーになった感じの味と食感。 要するにほぼ無味。食感はもっちりしたようなくにくにしたようなしゃっきりしたような何とも言えない感じ。ナタデココなんかと同じく食感を楽しむための素材と思われます。 ココナッツミートはココナッツの果肉でしょうか。細切りされた真っ白の薄い板で味はほとんど無くコリコリした面白い食感。Mayugeが知ってる食物の中で言えば焼き鳥のナンコツに激似。 アイスクリーム自体はほんのりココナッツミルク風味でわりとさっぱりした味。甘さも東南アジアスイーツとしてはかなり抑えめな印象。アイスにはミスマッチに思えたスイートコーンもショリショリした歯ごたえが意外と悪くないです。クラッシュしたピーナッツも良い風味でした。全体的に具は味や風味よりも食感のために入ってる感じで、日本でアイスクリームに求められるものとはかなり方向性が違ってると思いますが、これはこれでけっこう良いと思います。
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この他、食べなかったけど目を惹いたものとして、人の顔面くらいあるやたらでっかいカニを持った店員さんがカニカレーを宣伝してました。 店の奥で真っ二つに叩き切ったカニがそのままフライパンに放り込まれてるのが見えてなかなか派手。 1.5kgサイズのカニを丸ごと使った料理が¥10000、ハーフで¥5000とのことで、なかなか買ってる人は見かけませんでしたがとにかく人だかりができて目立ってました。 テント壁面にはオーナーの全身写真とかフルネームを大きくプリントして載せ、「スリランカ人気#1レストラン 日本DEBUT!」と押し出してる割には店名がどこにも書いてなかったり、カニカレーの値段も壁には書いてなくて、¥500、¥1000のチキンカレー、エビカレーだけ値段載せてるなど妙にアンバランス。関係してると思われる単語を検索したところ、本業はカニの輸入や卸しではないかという印象で、まだ飲食店としての業務形態とか方向性がきっちり定まってないのかもしれません。
あと、スパイシービストロ タップロボーンのテントの端っこに以前どこか経由で出版の話を知って気になってた本、『家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理』が売られているのを発見。 本屋で見かけることがあったら一度内容を見てから買うかどうか決めようと思ってたんですが、勢いでそのまま購入してしまいました。 店番をしてたスリランカ人っぽい顔立ちの少年に「今日ちょうど著者がいるんで、よかったらサイン入れますよ」と流暢な日本語で言われ、せっかくだからお願いしたところ、テントから通りに向かって「おかん!おかーん! お客さん!」と呼びかけてて日本語が流暢というより日本語が母国語レベル。彫りが深くて整ったいかにもな顔立ちから「おかん」って単語が出るとインパクトありますな。 Mayugeとしてはモツを使ったスリランカカレーのレシピが知りたかったんですが、残念ながら収録はされてませんでした。本に載ってるレシピのどれかの応用で作れるのか、サイン貰うときに著者に聞いてみればよかったと後から気づきました。不覚。
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さらに店自体はスリランカではないものの、こしょう本舗という店がブースを出してまして、スリランカ産のコショウを使用した製品、「生こしょう」を販売してました。特別価格¥500。 生の粒コショウを塩漬けにした柔らかいコショウで、試食でもらったところ乾燥品にはないシャープな香りがなかなか良い感じ。 潰してある通常のものと丸い粒そのままのがあったので粒の方を一本購入。 GABANからグリーンペッパーの水煮の瓶詰めが販売されてますが、風味はこれに近い感じです。水煮は若干酸味があるんですが、この生こしょうはそれよりも雑味が少なくて使いやすそうです。 ローストガーリックと一緒にステーキに添えて焼くと風味やアクセント付けに良さそう。
また、コショウ料理に特化した直営店、胡椒饅頭PAOPAOと胡椒饅頭KIKIというのもあるそうなのでそのうち試してみようかと忘れないうちにメモ。
どうでもいいけど何回打っても「生こしょう」を「ナマコ賞」と変換するうちのATOKに誰か何とか言ってやってください。
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Nov.19.2012(Mon)02:29 | Trackback(0) | Comment(0) | くいだおれ(食記録) | Admin
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Ben-Bella トマトラーメン |
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先日、すごい以前から気にはなってたけど入ったことはなかった店、Ben-Bella(ベンベラ)に行く機会があったので収録。 場所はインド ネパール料理 ヒマラヤや今はなきイル・ティネッロなんかと同じ長屋内。
イルティネッロに行ってた頃にこの店のことを認識してたはずだから、気になると言いつつ5年も放置してたことになります。
この店が気になってたのはトマトラーメンというメニューのせい。というかここ2、3年でトマトを使うラーメンが色々な媒体で紹介されてあちこちの店で食べられるようになったため、今となってはそんなに珍妙な感じはしないんですが、5年前の時点ではけっこう異彩を放ってたと思います。 Mayugeがこの辺りでランチを食べようとすると隣のヒマラヤにトラップされることが多く、そうこうしてるうちにトマトラーメンが一般的に採り上げられるようになってしまったため、逆に食指が伸びなくなっていたという天邪鬼。
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あと、店を外から見るとガラスのスモークが濃く、店主のものと思しい筆書きが下がってることもあって中の様子が見えないこともなかなか足が向かなかった一因な気がします。 正直、もうちょっと外から店内の様子が覗えるようにした方が一見さんが入りやすいと思います。
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店内は外見の印象やラーメン店というイメージから一転して落ち着いた喫茶店風の内装。 というより昔あったと思われるスコーンなどのメニューの痕跡等から察するに、カフェというか昔ながらの喫茶店という感じの業態だったのが、トマトラーメンが話題になったためにそちらに軸足を移していったのではないかという気配。改めて見てみるとラーメン屋らしいのは表にかかってる筆書きくらいです。
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ということで特性トマトラーメン(¥800)とライス小盛り(¥50)、さらに水餃子ハーフ(3ヶ入り¥200) 店内に置いてあるラーメン食べ歩き系の本の記事によるとトマトラーメンは基本的に植物性素材のみを使用してるそうで、非常にあっさりした味。コンソメスープっぽいベースにトマト味とほんのりとセロリの気配で、わりとコショウが強めに効かせてあり、全体的にスパイシーなミネストローネといった雰囲気。麺は細めの縮れ麺で外見は確かにラーメンなんですが、味は基本的にスープパスタと思った方がしっくり来ます。マカロニが入ってる方が脳が納得するかもしれません。 トマトラーメンという不気味な名前からは拍子抜けするほどさっぱりと綺麗にまとまっていて、イロモノ食品ではなく非常に美味しいです。 「ラーメンが食べたい」という気分の時にこれを食べに来て納得できるかというとちょっと人を選ぶかもしれませんし、最近の「ラーメンといえばこってり脂まみれ」を礼賛する風潮には完全に逆行してますが、食べ物としての完成度は非常に高いと思います。
水餃子も皮まで自家製っぽく、厚手のモチモチした皮の食感が非常に良いです。
メニューのお奨めに従い、麺を食べ終わった後のスープにご飯を投入したらさっぱりしたリゾット風でこれまた良い感じ。 普通のラーメンのスープにご飯投入するとかなり体に悪そうな食べ物になりますが、ここのトマトラーメンならむしろ体に良さそうです。いや塩分はさておけばですが。
とまと担々麺(肉無し)、トマトイタリアン(粉チーズ入り)、スパーク旨辛トマトなど、若干名前がおかしなことになってるバリエーションが様々あるようですが、ベースがこれなら名前が少々妙でも味的な期待値は高そうなので順次試していってみたいところ。
Ben-Bella(ベンベラ)
所在: つくば市竹園2-6-1-D 電話: 029-852-1638 営業: 11:30~15:30(土日祝 ~16:00) 月曜、第2・4火曜定休
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Nov.19.2012(Mon)01:59 | Trackback(0) | Comment(0) | くいだおれ(食記録) | Admin
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