笠間陶炎祭 2013 |
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| GWの前半、29日は恒例の笠間陶炎祭へ。開催日初日狙いで。 昼前くらいに着く感じの見込みで出発したんですが、会場のけっこう手前から渋滞で車が進まず、残り2、3kmというところで1時間以上待つ羽目に。 初日だから混んでただけかもしれませんが、なんか呼び込みを見かけなかった気がするのでひょっとしたらご近所が庭先を臨時駐車場として貸し出すのが禁止されたとかかもしれません。これまでだとなんとか入れた近所の中学校のグラウンドもすでにいっぱい。 結局会場の近くにある焼き物店「かまげん」さんの駐車場からちょうど出ようとしてる車が目の前にいたため、ここに入れ替わりで潜入して解決。臨時に有料駐車場として営業中で午後5時まで500円。 天気は非常に良く、無駄に暑くなりそうな予感。 ていうか正午くらいで早々に引き上げていく人々はそのまま益子陶器市にハシゴするんでしょうか。
さて、まずは最近笠間の陶炎祭というと何はなくともこの方の作品を見に来る感じになってます、大崎透氏の陶の動物園。 相変わらず齧歯類系小動物がリアルでキュート。 今回は去年スズメをオーダーしてた職場の後輩がこの方の作品を買いたいのでと同行してきてます。ていうか秋に一度個展を見に来てスズメ追加購入したりはしてたんですが、さらに「ちっちゃい猫の置物を買わないといけない」と言ってまして。しかし陶器市の2日前にはなぜか「カバを買わないといけない」と言ってました。何を言ってるのか分からねぇ。
結局しばらく吟味して座ってるカバの小さいサイズのやつを購入してました。
あと同じく後輩が木の枝にくっつけてあるモモンガのバラ売りがないか大崎さんに聞いてましたが残念ながら無いとのこと。展示物を木から剥がそうとしてくれたりしてましたが、けっこうしっかり接着されてて断念。
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| デフォルメの効いた鳥のオブジェ群は松本良太氏の作品。 ロボットのような人工的なラインでデザイン化された鳥はうまく特徴が捉えられていて、おおむね一目で何の鳥か見当が付きます。 いや上の段の左から3個目はさすがに何か分からなかったですけど。つるっと特徴無さすぎて。ハシボソガラスだそうです。言われてみればって感じ。
それはそうと、ハヤブサを見て思ったんですけどこれってカノプス壺が元々のモチーフだったりしませんか。
で、この鳥オブジェシリーズ、横顔はかなり特徴を捉えてて締まった雰囲気なんですが、なぜか全体的に正面顔は妙に愛嬌があるというか下ぶくれ気味。 正面顔の見本として下段、スズメとハトをこっち向けて並べてみました。ていうかハト、
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やる夫だろこれ。
横顔デザイン良いし何の鳥か分かりやすいのに、正面顔は妙に不細工とか後輩と大声で話してたところ、棚の裏から作家さんが現れました。 店の中でブサイクブサイク連呼しててすみません。気に入ったんです。ブサかわ。
今回は並んでないのも含めるとこの鳥シリーズは12種類あるそうです。今回いない4種も見てみたい。
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| 崖台皿 砂山ちひろさん 去年新人エリアで陶器のプリンとか目玉焼きとか羊の頭とか置いてた人だったと思います。なんとなく印象に残ってたんですが今回はネタ色を抑えた感じの作品群。 崖台皿というのの割石のような質感がちょっと気に入ったんですが、このサイズの皿はこれ以上増やしたくないしなぁと購入は見送り。ただ、帰ってきてから写真見てたら何かを飾っておくための台としてけっこういい気がしてきました。来年まで考える候補。
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| 以前にザクだのドムだの作ってた浅井篤氏は最近ガンダム封印気味。今回見かけたアンモナイトっぽいフリーカップはちょっと好きです。 残念ながら値段が分かりませんでしたが。
封印気味と思ったけどしれっとガンダムシールドが皿になってました。 そういえば全体的に作品がダッグエッググリーンっぽいのもひょっとしてファーストガンダムの色を意識してますか?
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| 今回の購入品。 一番上は先ほども触れた松本良太氏のハヤブサのオブジェ。 このシリーズはけっこう気に入ったので1個買おうと思い、ハシボソガラスかハヤブサかスズメのどれかにしようか悩んだんですが、ハシボソガラスは後輩が先に買い、スズメは大崎さんのとかぶるのでハヤブサで。 順次買いそろえて色々並べたいところ。 ちなみに全12種と書きましたが、作家さんによると12種全部作り揃えるにはけっこう時間がかかるため、一回のイベントですべてが揃うタイミングはなかなか無いとのこと。作り足していってても12種作り終わる前にどれかが売り切れたりすることが多いそうで。 実際今回も初日にして早くもハヤブサはMayugeが買ったのが最後の一個だったそうです。
2段目は去年も買いましたが大崎透氏のスズメ。 去年の陶炎祭で1羽買った後、秋にあった個展でさらにもう1羽買い足してまして、今回さらに実家にでも送ろうかと2羽購入しました。 せっかくだから送る前に4羽並べて撮影。やっぱこれ数揃ってる方が可愛いな。
一番下はこれまた以前に購入した冬眠ヤマネを贈答用に1匹追加。せっかくだから送る前に以下略。 冬眠ヤマネは展示法が毎回反則的にかわいいので自宅も何か良い入れ物がないか考えてたんですが、現在はラデュレのマカロン箱に収納中。 色合いがだいぶ違いますが、技法の性質上、焼く度にその時の窯や薪の状態、気象条件など様々な要因でぜんぜん違う色合いになるんだそうです。
ということで恒例の陶炎祭でしたが、相変わらず楽しめました。 何度も来て見慣れてきたはずなのに、やっぱり来てみると会場を一回りするにもけっこうな時間がかかります。いつもいる作家さんでも新作があったり作風が変わってたり、逆に「そういえば今年はあの作家さん見かけなかったなぁ」って人がいたり。 今回はカップおよび器の購入を自粛してみたら結局オブジェを買い込んでたので、この自粛にはあまり意味がないような気もしてきたところです。
過去の笠間陶炎祭 2007年 前半・後半 2008年 前半・後半 2009年 前半・後半 2011年 2012年
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2013年5月22日(水)02:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理
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