おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2009年7月11日を表示

西陣 鳥岩楼(親子丼)

嵯峨野をウロウロしたあとはちょっと遅めの昼ご飯に。
行き先は西陣 鳥岩楼
ここは本来は地鶏の水炊きの店で、普通にコース6000円とかいう気軽にそうそう入れるような店じゃないんですが、ランチタイムには親子丼を800円で出しており、名店の味と雰囲気をお手軽に味わえるというサービスをしています。
この親子丼が評判ということで、今やネット上の情報ではこちらの方がよく出てくる勢いとなっています。げふ会in京都の際のランチ計画ではこちらもわりと有力候補として挙がってたんすが、ニケの心が一本うどんの方に強めに働いていたため。

さて、鳥岩楼の親子丼タイムは12:00~14:00ということで、昼はかなり混むとのこと。そこで12:00には着いておくくらいの予定でいたんですが、嵯峨野一帯をウロウロしてるうちにちょい出遅れたため、逆に時間を遅めにすることに。まあそれもあって墓石を見る気もないクセに化野とか回ってたとかいう事情もあります。

と思ったら化野の山奥具合を甘く見ていたらしく、鳥岩楼到着は13:50すぎ。ダメモトで暖簾をくぐってみたところ「大丈夫ですよ。お二階へどうぞ」との声。ええと、二階へはどこから?
二階へ上がってみるとMayugeの他にも遅めの昼食にしてる客が3組ほど。



ということで親子丼。
お昼は親子丼のみの営業なので何も言わなくてもこれが出てきます。
丼はわりと小振りで、普通の定食屋や丼ものの店だと小とされるくらいのサイズ。しかしご飯に対して具の比率がかなり高めなせいか、見た目の印象より満足感があります。トロっとした食感の卵がたっぷり分厚くかかってるのはいいですね。上に落としてあるウズラの生卵もとろりとした食感と舌触りに一役買ってます。
あと、この店の親子丼には薬味としてあらかじめ粉山椒がかかっています。Mayuge的には今まで親子丼には七味唐辛子かと思ってたんですが、山椒もなかなか合うということを今回初めて学習しました。

横に付いてる白い液体は鶏ガラのスープ。親子丼がピックアップされがちですが、むしろこのスープがこの店の本領発揮ではないかという気がします。臭みもクセもないあっさりしたスープなのに、こってり豚骨のような濃厚なコクがあるという他では味わえない一品。
「地鶏水炊きの名店の味をお手軽に」というコンセプトから考えても、このガラスープをこそしっかり味わって帰るべきなんでしょう。


さて、食べ終わる頃には客はMayugeと、あとほぼ同時に来た二人のみで、店員さんもお昼の営業は終了モードな雰囲気。上がり口んとこまで戻っても誰もいないんですが。
通りかかった感じでお見送りの体制に入ってる人に支払いをしようとしたところ、「あら、まだいただいてませんでした?」とのお言葉。最近の関西では店員自ら食い逃げをそそのかすのが流行ですか?



 西陣 鳥岩楼

  所在:  京都市上京区五辻通智恵光院西入ル五辻町75
  電話:  075-441-4004
  営業:  12:00~20:00(ランチ14:00まで)・木曜定休





2009年7月11日(土)01:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

京都散策 1日目午前

さて、パスタ屋台のとこでちょっと触れましたが6月20日前後は関西をうろついてました。土日で主に京都市内を。
Mayugeは浪人時代の1年間京都市内に住んでたんですが、当時、一般的に有名な観光名所とかほとんど回ってみてなかったんですよね。ぶっちゃけ拝観料とか払ってまで見たいような場所はn 個人的に有名な名所とかにそれほど興味がなかったというのもあると思います。自転車でウロウロするのは好きだったので、市内はけっこう端の方まで走破してはいるんですけど。

で、大学は関東だったため、親しくなったクラスメイトなどが「Mayugeって出身京都なんでしょ? 実家に遊びに行くから京都案内してよ」と言い出すことなどもありまして。
京都っていうか京都府な。実際京都より原発の方が近くにあるから。
まあそんなんでほとんどの名所は遊びに来た連中を引率する際に初めて訪れたという感じです。
さらにその後大学院に進むと親しくなったゼミ生などが「Mayugeって出身京都(以下略

ということで今回はせっかく週末がこっちで空いてるのでレンタサイクルでも借りて京都市内をウロウロしてみようという魂胆。
まあどっちにしろ一般的な名所とかほとんど行かないであろうことは自明なんですがそこはそれ。景色が好きな場所は何ヶ所かありますしね。あと食べ物。特に、派手に宣伝が打たれるような性質ではない食べ物や場所に関しては、情報の入手は質・量ともにネットの普及以前と以降では格段の違いがあります。住んでた当時にこんな情報網があったら色々行ってみてただろうなぁと。

ちなみに写真は京都御所の猿が辻の辺り。幕末史マニアには猿が辻の変の現場として、オカルトマニアには鬼門対策が施された塀の構造で有名な一角。
ここは京都御所の東北で鬼門にあたるため、角を凹ませて鬼門を欠き、さらに魔除けの猿を比叡山より勧請して祀ってあるそうです。
さらにこの猿がお守りのクセに夜な夜な通行人に悪戯をしたため、金網を張られて閉じこめられてるという例のやつですな。
さて、猿どこだって思ったけど下調べしてなかったというか、通りすがりにそういえばそんなもんがあったはずだなーと思って寄っただけなので見つかりませんでした。真面目にやれ。
帰ってから調べてみたら、ちょうどここに写ってる角の窪み目の左側の軒の下にいるらしいです。


ウロウロするにあたって、とりあえずレンタサイクルが近くにあって安い宿検索して予約したんですが、よく見たらげふ会2008 in 京都の時に騒いだり潜んだりして店員に叱られた店んとこでした。懐かしい。

というわけで明けて土曜。今回利用したレンタサイクルは京都サイクリングツアープロジェクト
料金は1日1000円~で9:00~19:00。宿泊先に駐輪場があると確認が取れる場合、いちいち返しに来なくても2日間借りっぱなしにできるということなのでそのように。
自転車を借りるとまずは基本的なシステムとトラブルなどに関する注意事項について説明が。

 スタッフ 「お客様清水寺には行かれる予定ですか?」
 Mayuge 「行きません」
 スタッフ 「えっと、清水寺は駐輪場が横には無くてですね、三年坂の下の…え? ええ!?」

そんなに意外か。
スタッフの困惑をよそに出発。まずは午前中に嵯峨野の竹林を眺め、昼までにまた洛中に戻って昼食にするプランで。
昔よく食べてた、四条大宮辺りのパン屋の半熟ハムエッグ乗せデニッシュが美味しかったなーと思いだして通りがかりにおぼろげな記憶を辿って路地に。
うん、パン屋そのものが無くなってやがる。
仕方ないので近くで見つけたAlpine(アルピーヌ)というパン屋で朝食購入。うむ、ベーグルサンドが美味である。けどすげー固い。何ごと。あと異様にカスタード含有率の高いカスタードサンドのようなものも非常に美味でした。自転車のカゴに入れてちょっと移動したら見栄えが悪くなってしまったため写真記録は無し。残念。

さて、しばらく進んで住宅地の中の道ばたで一旦立ち止まって地図(ていうかバス路線図)で大まかな方向を確認してたところ、後ろの方から

 「うぇーぃ!」

という奇声。近所の人同士の挨拶かなーと思いながらそのまま方向確認してたら真後ろから「うぇい、どこ行くのん?」との問いかけ。あ、今のは鳴き声じゃなくて私への呼びかけでしたか。「嵯峨野の方に行こうかと」と答えたところ、「ほれやったらあっちや」との指示。ん、方向は予測通り。とりあえず道のりは順調だったもよう。
「どっから来たんや?」「茨城からです」「ほうか。ほんならワシの宝もんあげよ」と言って京都の四季の写真を使ったカレンダーをいただきました。写真は新緑や紅葉など非常に色鮮やかで美しい仕上がり。何がほんならなのかはよく解りませんがありがとうございます。



そんな紆余曲折もありつつ無事に嵯峨野到着。野宮神社周辺から竹林を見つつウロウロと。
これまた「神社の周辺辺りが竹藪」というアバウトな情報しか持たずに来てみた鉄砲玉っぷり。
予備知識もなく適当に歩き回って竹の綺麗な場所を見つけ、人通りが途切れる瞬間を待ってちょこちょこ撮影。近所に住んでるらしい自称カメラマンのおっさんが観光客の女の子を選んで声をかけ、記念撮影のシャッターを押してあげるという微妙なナンパをしてることからみて、ここが嵯峨野一帯の竹林の目玉地点であるとみて間違いないと思われます。

朝は薄曇りだった天気もかなり晴れてきて、梅雨とは思えない散歩日和。
竹林周辺を巡った後、そのまま化野の方に。視界いっぱいの墓石って金払ってまで見るよなもんじゃねぇですよねってことで念仏寺はスルー。そのまま愛宕神社一の鳥居まで行って引き上げ。昼までの散策はそんな感じで。



おまけにせっかくなので初日に大阪の方で食った肉と麺。写真は手始めの4人前。
初日の用件を終え、晩ご飯どうするか話し合ってたところ、「なんか大阪で焼き肉の駅があるんでしょ?」といううろ覚え情報を繰り出してこられました。それはたぶん鶴橋のことですね?
鶴橋に行くにあたってGuuさんにお奨めのの店でもないかメールしてみたところ、「あの辺でハズレ探す方が難しいですぜ」との返事。
ということで駅周辺を適当にブラブラして目に付いた牛斗に突入。

7周年記念の神戸牛セットの盛り合わせ(2人前)が10食限定で¥1980とのことなので、この盛り合わせを2つ。これを2回注文したので合計8人前という計算。ちなみに3人組です。
さすがに美味しかったんですが少々食べ過ぎたきらいがありますな。
ということは限定10食のうち4食を我々が食ったことになります。店の繁盛具合から考えてそれはどうかな?という気がしなくもないですが細かいことはキニシナイ。
全面これ赤、という感じのビビン麺(大)も美味しかったです。辛い。



2009年7月11日(土)00:48 | トラックバック(0) | コメント(2) | 徒然(日記) | 管理


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