おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2009年7月16日を表示

新福菜館 本店

Mayugeの父は京都市内の勤務がけっこう長く、当時美味しい店などの情報を色々聞いていたようです。で、Mayugeが京都に住むとき、「竹入中華そばが美味しいから一度食べとけ」と言われたのがこちらの新福菜館。せっかくなので夕食は久しぶりにこちらに。
場所はわりと京都駅から近いんですが、何しろ駅からこちらの方向に行っても何も無いため、予備知識無しにたまたま見つけたりする店ではなさそう。
Mayuge的には単に父親のお気に入りの店という印象だったんですが、記事を書くにあたって調べてみたところ、戦後すぐに開店した京都ラーメン発祥の店とも言うべき店とのこと。一時期ラーメン博物館にも出店してたんですね。ちなみに京都ラーメンというと比類無きこってりラーメンの天下一品が全国的に幅をきかせていますが、これとはまったく別系統。


さて、伏見稲荷に予想以上に長居してしまったため、晩ご飯はちょっと遅めの8時ごろ。しかし店内はまだかなりの混雑具合。順番待ちの列はもう解消されてましたが、人数とタイミングによっては相席に回される感じです。Mayugeはちょうどカウンター席に。

やはり基本ということでMayuge父お奨めの竹入中華そば(¥750)を注文。ちなみに「竹入」とは中華そばの並(¥650)にメンマを追加したもの。Mayuge父が通ってた頃にはメニューに載ってなくて常連が注文するものだったようですが、現在は普通にメニューに表示されてました。



‥‥なんていうか黒いですな。
地獄の墨汁のごとき黒さを誇るスープは口に含むと意外なことにあっさり薄味。色のせいで塩辛いのを想像させられるため、かなり意外に思えます。
昔ながらの中華そばという感じの味で、わりと万人向けなんではないでしょうか。竹入が効いているのかスープにほんのりとメンマの香り。薄く削がれたチャーシューが非常に柔らかく、味がよく染みてます。スープの黒さも染みてますが。麺にも。

あと、スープに塩味とか旨味などではない何らかの成分の「濃さ」を感じるんですが、それが何なのかはMayugeにはよく判りません。これがスープを飲んだ際の独特のあとくちに一役買ってる気がします。メイラード反応生成物? ということは黒いのは焦がし醤油なんでしょうか。ふと周りを見たらチャーハンまで黒いんですけど。
ていうか他の客の食べてるのを見てこの黒いチャーハンは注文時から気になってたんですが、どうもレギュラーサイズしか無いようでして。ラーメン+チャーハン両方はちょっと多すぎるし、半チャーハンでもあれば試すのになぁと思ってたんですけどね。
で、カウンターでラーメン待ってたらMayugeのあとに入ってきた客が隣に座り、「チャーハンと中華そばの小」という注文。そっちをダウンサイジングするという選択肢が!
してやられたけど中華そばの小には竹入りというオプションがないのでまあ良しとしておきます。黒いチャーハンはまた次回(いつだ)。

‥‥と、記事を書き終えてから食べログの写真眺めてたら、中華そばの小に竹入オプション付けて写真載せてる人がいますね。メニューには無いけど言えば出てくるっぽいです。


 新福菜館 本店

  所在:   京都市下京区東塩小路向畑町569
  時間:   075-371-7648
  時間:   7:30~22:00






2009年7月16日(木)02:29 | トラックバック(0) | コメント(2) | くいだおれ(食記録) | 管理

京都散策 1日目午後(伏見稲荷大社)

鳥岩楼の親子丼でお昼にしたあとは再び京都散策。自転車だと行き先決めずにフラフラできるのがいいですな。そもそも目的がないし。適当に移動したら京都御所に行き当たったのでそのまま寺町丸太町にあるハンディクラフト巧にアジア雑貨を覗きに。
最近でこそアジア雑貨の専門店がどこにでもありますが、Mayugeが高校生くらいの頃はまだ専門の店など見かけることはほとんど無く、この「巧」はちょっと珍しい存在だったと思います。その後、大学生時代に帰省の際などに立ち寄るたび寺町通り沿いに三条~丸太町の間辺りでアジア雑貨店がどんどん増えていき、現在ではこの一帯のアジア率がすごいことになってる感じです。

そして一旦ホテルに戻って荷物を置いたあと伏見稲荷大社へ。午前中の嵯峨野と市街を挟んでまるっきり反対側じゃないか。もうちょっと計画考えろ。>自分
しかし伏見稲荷公式ページってすごいドメイン名ですな。inari.jpて。我こそが稲荷!

伏見稲荷は大学時代にクラスメートが京都見物に来た際の案内で一度来てはいるんですが、せっかくなので千本鳥居の入り口くらいまで行って撮ってこようかなぁと。
ということで本殿辺りに着いたのが夕方4時半ごろ。ここからてくてく登って鳥居の方へ。ちなみに位置関係はこんな感じ

写真は千本鳥居。
鳥居はこの場所のものが常に朱色も鮮やかに維持されていて密度的にも一番派手なのはわかってたんですが、天気が良くて散歩日和なのでこのままもうちょっと登ってみよることに。ということで新池の方のルートで上に向けて移動開始。途中、なんか寂れた分岐に入ってみて行き止まって戻されたりしつつ四ツ辻到着。千本鳥居からおよそ40分。



四つ辻からは京都市内の南半分くらいが非常によく見晴らせます。普通にハイキングになりつつあるな。写真は帰りに撮ったものなのでちょいと薄暗いです。最初に着いたときに撮った写真は逆光で白飛び気味だったもので…。
もう鳥居も十分見たしどうするかなぁと思いつつそこにあった看板を見たところ、ここから先のぐるっと周回コースは一周30分との記述が。ここからさらに同じ時間歩くほどの気力はすでに無し。ということで、反時計回りに進むと序盤に鳥居密度が高いらしいので、そこだけ見に行って引き返すことにしました。
ひと休みした後、その看板の右手にある道に入り、鬱蒼とした森の中に立つ鳥居をどんどんくぐりつつ歩くこと10分ほど。たしか時計回りの周回コースにあるはずの大杉社だの清瀧だのという看板が見えてきました。おや?
どうやら見間違えて時計回りの周回コースに乗った様子。ここまで来てしまったら仕方がないので、釼石のある御劔社まで行って釼石がどんな石なのかを見てから戻る計画に目標変更。
道中、要所要所に自販機があるんですが、価格がみるみるインフレしていくのがある意味愉快。汗でかなり水分だのミネラルだのが消費されてる感じだったのでとりあえずスポーツドリンクなど購入。ちなみに四ツ辻の標高はというと350mlの缶ジュースが150円になる程度。Mayugeが購入した時点では180円。



四ツ辻からおよそ15分弱で御劔社に到着。なぜか周辺はミニ鳥居フリーダム。
期待の釼石はまあわりと普通な外見。切り立った岩は鬱蒼とした雰囲気と相まってなかなか神域らしい迫力があるんですが、なにぶん周囲の鳥居フリーダムのインパクトが強すぎ。欲を言えばもうちょっと剣っぽい形だと達成感があったんですが。
とりあえずコースを一周するほどの気力もなかったのでここで引き返すことにしました。

さて、また15分ほどかけて四ツ辻に戻ってきた時点で6時前。しかし先ほど補充したスポーツドリンクが今頃浸透してきたのか、わりと疲れが取れてきまして。
何となく道を間違えたまま帰るのが悔しい気がしたので、適当に気が済むか気力が尽きるかしたとこで引き返そうと決め、今度は正しい反時計回り順路を見つけて最後の鳥居密集地帯へ。



あと歩いてて思ったんですが、山の中なのに妙に猫がいます。
売店の近くとかにいるのはまだ分かるんですが、丸まってる三毛のやつは参道とは沢を挟んで向こう側、周囲には何もない山の中で丸くなって寝てました。なんでこんなとこにいるんだキミは。なんとなく全体的に被写体が不審者を見る目でこっち見てますけどキニシナイ。

消化器ケースになんか書いてあるのでなんだろうと思って注視しながら歩いてたら石畳を踏み外して足捻りました。畜生、トラップか!
今後Mayugeの前で「おべす。」と発言する奴を見かけたら敵と認定することにします。

なんかそんなんしつつひょいひょい歩いてるうちに頂上とされる一ノ峯に到着。さすがに頂上だけあって350mlのジュースが200円、500mlのペットボトルは250円になるほどの標高。
ふと案内板を見たところ、すぐそこがもうさっきの釼石じゃないですか。せっかくだったらそこまで行けばルート制覇だなーと思ったのでもうひと歩き。結局一巡してしまいました。
さて、ここでそのまま反時計回りに帰るとこの先はわりと森成分多めで鳥居成分は少なめということで、ここでターンして時計回りに戻ることに。
結局四ツ辻に戻ってきたのは6時半ごろ。先ほどの写真はこのときに撮ったもの。よく考えたら一周回るのが嫌だから半端なとこで引き返したのに、結局実質二周しちゃってますな。こういうのは何て言うんでしょう?安物買いの銭失い? いや別に買ったわけではないが。



日中あれほど照っていた天気も日暮れと共に若干怪しくなり、小雨がぱらついてきたのでさっさと撤収。やっと千本鳥居まで戻ってきた頃には7時前でとっぷり暗くなりまして。いやこれはこれで風情はあるんですけどね。
本殿まで戻ったらペットボトルの価格ががちゃんと150円に戻っているのを確認して撤収。軽い気持ちで立ち寄ったはずが予想外の2時間ハイキングでした。午後の記憶が鳥居しか無ぇ。



2009年7月16日(木)02:23 | トラックバック(0) | コメント(2) | 徒然(日記) | 管理


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