おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2007年9月22日を表示

17日午後2部 サバメシ編

2日目(16日)午後、ハコフグ試食と同時に以前ちょっとネタにしたサバメシ決行。
350mLの空き缶2本と1Lの牛乳パック3本を使ってご飯を炊こうという企画です。

最初はMayuge、ニケ、ニケ's旦那の3人分を各自準備して行ってたんですが、Mayuge持参の米がカラスに荒らされたのと、あとは移動とかの都合もあって昼食は普通に食堂で食べることになったので、とりあえず一本だけ試しに炊いてみる感じで。

ということでまずは公式メソッドに従ってサバメシセット作成。使用してる缶が酒ばっかじゃねぇかとかキニシナイ。
2本の350mLアルミ缶の上蓋を缶切りで切り抜き、一方はそのまま無洗米0.8合と水1合を入れてアルミホイルで蓋。
アルミホイルは4つ折りにして強度をかせぎ、圧力が維持できるようにきっちりと缶の縁に密着させる。
最初は貝とか拾ってきて炊き込みご飯にするとか色々考えてたんだけど、時間的余裕もなかったのでとりあえずスタンダードに白米のみ。

もう一個の缶は公式ページのコンロ作成ガイド、通称「サバゲージ」に従って穴を開け、通気口と燃料投入口を作成。
空き缶の上蓋を切り抜くのが、十徳ナイフの缶切りではちょっと面倒でした。ちゃんと缶切りは缶切り専用のものを用意した方がいいかもです。あとの工作はカッターナイフで何とかなる感じ。大型のカッターがあればその方が使いやすいかと思われます。

あと、牛乳パック3箱は短冊形に切って燃料に。

ということで点火。

…あんま燃えない。
再度点火してコンロに投入するもいまいち燃えていかない。なんか紙パックに火をつけてもコンロに投入したら消えてしまう感じ。

原因としては紙パックの乾燥が不十分で湿気っていた可能性もありますが、根本的に通気口が狭すぎるんではないかと感じたので、適当に通風口を2.5倍くらいの大きさにしてコンロ再作成。せっかくだから俺は燃料投入口も1.5倍にしてみたぜ!



ということで再開。
ん、燃える燃える。通気口、燃料投入口はやや大きめに作った方が作業はやりやすいですね。公式ガイドに従ってやってみて、うまくいかなかった場合はこれらを大きめに作り直してもいいかもしれません。

あと、公式ガイドに「燃料を調子に乗って入れすぎると、途中で燃料が足りなくなることがある」との記述があったため、すごく慎重に使ってたんですが、最初、火が安定するまでは、ある程度どんどん燃料投入しないとすぐに火が消えてしまうようです。
そして調子よく火が燃え始めたら、燃料短冊が燃えるのにあわせて次の短冊を一本ずつ投入。10分ほどで沸騰してる感じの音がし始め、アルミホイルが膨らんで水がジュウジュウ吹いてきました。



このままさらに15分間火力を維持して完成。写真が完成時のサバ缶の様子。
公式ページに「火力が強すぎるとアルミ缶が融ける」と書いてありましたが、今回のはまさにそれですな。通気口拡張改造とかやったせいで、燃焼中の温度はやや過剰だった様子。通気口の上部が融けてる、というか焼け落ちてる感じ。あと、コンロ全体も明らかに最初よりひしゃげてます。これはけっこう耐久力ギリギリだったのかもしれません。
燃料については、最初に慎重に燃やしすぎてたのか、やや余りました。

ちなみにサバカンのうしろにある真っ黒の物体はハコフグの丸焼き。



ということで開封。
おお、けっこうちゃんとご飯らしくなってますな。
炊き加減も味も全く問題なし。ちょっとおこげっぽい風味がしますが、見たところ焦げ付いてる様子はありません。むしろこれも香ばしくてよい感じ。
ハコフグの炭火焼きをおかずに非常に美味しくいただきました。ていうか自力で炊いた炊きたてのご飯を外で食べて美味しくなかろうはずもなく。

ちなみにハコフグに関しては、「皮に毒があるとの噂」という情報を聞いてニケ's旦那は食べたがらなかったため、旦那には緊急事態が起こったときに生き残って対処して貰うということでニケとMayugeだけで食べました。ちょっと苦みがある感じですが、あっさりした白身でこちらもたいへん美味しかったです。食べられるとこ少ないですけど。



食べ進んでいくと、底の方がちょっとだけ焦げてました。しかし飯盒とかでご飯炊いてももっと焦げるのが常な気がしますし、むしろおこげがある方が香ばしくて良いくらいなので無問題。

全体的な感想としては、

  ・美味しい
  ・予想以上に失敗無くご飯が炊ける
  ・牛乳パックを一人3箱集めるのは意外に面倒
  ・500mL缶でも何とかなりそう(安定性と燃料消費量は要検討)
  ・空き缶を使う必然性はない

という感じでしょうか。
なにげに最後の項目で台無しな気がしますが、実際のところこの点は紹介記事において主催者の方も言われています。
あくまでも専用の器具が何一つ無くてもご飯が炊けるというのが楽しいのであって、その辺の枯れ枝と石でかまどを作れる人なら飯盒でご飯炊いた方が手っ取り早いですし、カセットコンロでも持ってくれば何のスキルもなくてももっと色々なことができます。
Mayugeは小学校くらいの頃に家族で山で飯盒炊爨とかやってたので特に違和感はないですが、そういう経験がない人に非常時の対策を体験して貰うには、やはりちょうどいいのではないかと思います。これを一回体験しておけば、次は空き缶と枯れ枝でもご飯が炊けそうな気がしますし。
ま、ここまで親切にマニュアル化されてるものをなぞった程度でどこまでサバイバル能力が身に付くかは分かりませんが、それはそれということで。

なかなか楽しいですし、ご飯も美味しく食べられるということでなかなかお奨めです。
350mLではご飯だけで容量いっぱいなので、500mL缶を使って炊き込みご飯を作るとかも気が向いたらやってみるかもしれません。

けど次回やるならたき火の上に金網置いて、その上に空き缶並べるかも。



2007年9月22日(土)00:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 食糧(レシピ・栽培) | 管理


(1/1ページ)