おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2007年5月3日を表示

笠間 陶炎祭 後編

前編の続き。

ヒマ種は一日3個まで。

ハムスターの体サイズから見たらヒマワリの種はこのくらいな感覚ですかね。
物としては多分花瓶。これまた以前に見たニケから噂だけは聞いてた物体です。けっこうな値段するので、これも毎回眺めるだけらしいですが。ヒマワリの花を一本だけぽこんと活けても面白そうだ。面白いだけか。

非常に惹かれる作品を数々見れる場ではあるんですが、一発ネタにいくらまで払えるかを試されてる気になってくるのは気のせいでしょうか。



さて、会場内を半周ほどしたところで時間はそろそろ昼。食べ物を売ってるブースの並ぶ辺りまで歩いてきました。
その辺を物色しつつ昼ご飯の検討を始めます。

 「あー、ラムチョップでスパークリングワイン飲むのとかいいなぁ。」

運転の交代についてとか訊くのは愚問ですかそうですか。

ということでいそいそとスパークリングワインとラムチョップを買ってくるニケ。私は「ドイツ風じゃがいも餅」という謎の物体を購入。千切りにしたジャガイモをもっちりした何かでからめて油で揚げたような食品。味はシンプルな塩。
ということで戦利品が上側の写真。

日陰にシートを敷いてこれらの食べ物を消費した後、さらにちょっと移動したところに水餃子の店。そこ入り込んで水餃子を注文し、仕上がりを待ちつつカウンターを見ると、ずらりと並んだ日本酒の瓶が。

 「…浦霞。」
 「ん?」
 「浦霞が飲みたい。」
 「ああ、置いてるね。頼めば?」
 「私が注文するとあからさまに運転交代する気無いみたいでなんだから、Mayugeさんが注文してください」

あんたさっき既にワイン呑んでたやん。

ということで注文は私がしたものの、結局酒が出てきたら即自分の前に持っていってカパカパ呑むニケ。
その半端なカモフラージュにはいったい何の意味が。



さて、会場となった笠間芸術の森公園には「陶の森」と称する区画がありまして、山の斜面に陶芸作家による様々な焼き物のオブジェを設置してあるとのこと。せっかくなので散歩がてらそちらの方にも。

写真上は本棚。森の中に本と書架が焼き物で再現されていてなんかシュールな光景。付近には地面に埋もれかけてる本もあって、なんか古代の図書館の遺跡とかそんな感じをイメージしてるんでしょうか。

右下は陶器の扉。付近一帯の斜面に数カ所の扉が散在してました。デザインも扉ごとにまちまち。

左下は森の一角を浸食する謎の生物群っぽい何か。どういうモチーフなのかすらさっぱり謎。
この他にも陶器のトランクが散乱してる場所とか巨大なカメムシがよじ登ってる木とかカタツムリの群れ、キノコっぽい物体の群れとか色々いました。



で、さらにそこから斜面を降り、開けた場所に出てみると、反対側の丘の上に何やらすべり台らしきものが見えてきまして。どうやら池をはさんで向かい側の丘には斜面を利用した巨大すべり台があるもよう。
満面の笑みでそっちに向かって歩き出すニケ。

 「せっかくだから滑ってみたいじゃないですか」

 「ん、ここで待ってる。」
 「いってらっしゃい。」←脱水症状気味で斜面登るのがイヤ

つれない返事の多数決もなんのその、一人でずんずん頂上に登って行きました。
ちなみに我々一行と同じ年代ですべり台に向かってる人もそこそこ見かけましたが、一般的にはその方々は子連れPTでした。
とりあえずMayugeとニケ'旦那はすべり台終点近くの木陰に移動しつつ話しながらニケ待ち。

 「なかなか降りてきませんねぇ」
 「ですねぇ」
 「…このすべり台、よく見たら2本ありますね。」
 「あ、本当だ。もう一本の方は向こう側の斜面に降りてってますね。」

くねくね曲がっててぱっと見判らなかったんですが、すべり台は実は2本あって、赤い方はこちらの斜面に、白い方は反対側の斜面に向かって降りていくようになってるもよう。

 「あー、ニケ間違えてあっちに降りていかないですかね」
 「あり得ますねぇ。ていうかあそこの反対の方滑ってるの、ニケじゃないですかね」
 「あー、どうかなぁ。」

 「…迎えに行きます?」
 「ん、そのうちまた登って自力で戻ってくるでしょ」

結局一度反対側のすべり台に行っちゃった後、さらにもう一度登ってきてこちらに滑り降りてきました。ご満悦の様子。



そういえば陶器市といいながら器の写真が全くないですね。
写真は今回買った「工房ちゃ」(Webページ等は無い様子)さんの湯飲みwithチャイ。
なんでチャイが入ってるかというと、陶器巡り終了後、一旦つくばまで戻ってきてMayuge宅で一休みしたときのこと。

ニケ  「茶など所望します」
Mayuge 「ん、何茶がいい?」
ニケ  「あ、さっきあげたチャイが飲みたいです」

お土産ってそういうものだっけ? しかもまた(うちにある茶の中では)手間のかかる物を(牛乳を水で薄めて砂糖と茶葉を入れ、煮立たせないよう見張りつつ弱火で加熱)。

ということでさっそく湯飲みを使用したときに撮ったもの。



2007年5月3日(木)00:48 | トラックバック(0) | コメント(2) | 徒然(日記) | 管理

笠間 陶炎祭 前編

30日はニケ夫妻と共に笠間の陶炎祭(ひまつり)など行ってきました。どの漢字にどの読み仮名が振られてるのかとか深く考えない。
Mayuge的にはむしろ祭とは関係ないと思われる横のオブジェの存在が気になります。ぜったい夜のうちに場所移動してるぞコイツ。

とりあえず前日の打ち合わせで交通手段はニケの車で、まずはニケ夫妻がつくばまで来て、Mayugeを拾って笠間に向けて移動するというルートに。
移動中、去年行ったのが益子だったか笠間だったかで討論になりました。益子だっちゅーに。
ちなみにニケ夫妻は6時起きだそうです。8時半頃にはつくばで合流してそのまま笠間方向に進撃開始しました。
ついでにニケから先日のインド旅行の土産にチャイ茶葉を貰いました。ありがとう。

さて、カーナビに従ってつくばから北上開始。

普通に考えたら筑波山を迂回するルートで北上していくんですが、一向に迂回する様子もなくどんどん直進するよう指示してくるニケ車。道路はどんどん細くなり、フロントガラス真正面にそびえる筑波山山頂。

 「…なんか登山道に乗ってる気がするんですけど」
 「まあカーナビに出てるんだから少なくとも行き止まりにはならないっしょ」



 「これ直進ね」
 「いやなんか鳥居立ってるんだけど。これ本当に車で通っていい道なの?」

すでに道幅は車幅+α程度。体感傾斜はすべり台並。
ローラー車なんか入って来れない立地のため、舗装もアスファルトじゃなく明らかに手塗りのコンクリートになってます。
ヒマな人は写真で塀と路面の角度差を測ってみよう。

 「ていうか狭いし! 傾斜普通じゃないし! これ対向車来たら終わるよ!?」

結局対向車とは遭わないままになんとか大きめの道には出ましたが、その道も明らかに山越えルート。このナビ、距離だけ見て標高差とか全然見てねぇな。山越えルートを選択した上に、さらに普通の車用の登山道をショートカットするよう指示してきやがった。

さて、そうこうしつつ笠間市周辺になんとか到着。そこここに笠間骨董我楽多市の立て看板も見えてきまして、カーナビをOFFにし、その矢印に従って移動開始。そろそろ会場も近くなってきたかというところで公営の駐車場を発見し、そこに駐車しました。
早くに出発した甲斐があって駐車場も余裕で空いてましたね。

そして看板の矢印に従ってまた徒歩移動。
ん、看板立てられてる位置が半端なせいで、まるでそこにある設営作業真っ最中の広場に誘導してるように見えますね。間違えて客がそっち入っちゃったらどうする気だ。けっこうな広さの広場になんか大量のテントの骨組みが用意されてて、ここも何かのイベントの準備中な様子。さすがにGWですねぇ。

 「この看板紛らわしいっすねぇ。あれじゃまるでこの広場が会場みたいですよ。」

とか話しつつ、とりあえず邪魔にならないように広場の横の道を通り抜けて進撃継続。
お、次の看板発見。矢印が指し示す方向は、我々の後方。

 「…え? この広場?」

と言いつつ看板をあらためて凝視する我々。

開催期間 5月2日(水)~5月5日(土)

明々後日からじゃねぇか!道理で駐車場がガラガラに空いてると!

しかしよく見るとこの看板…骨董市? 我々が目指す陶器市とは似て非なる物。
とりあえず周囲よく見渡してみたところ、陶炎祭 4月29日(日)~5月5日(土)のポスターが。そもそも全然違う看板を見ながら進んでた様子。

ということで、そこから2kmほどの地点にある本当の祭会場、笠間芸術の森公園に無事到着となりました。なんか無駄に疲れた。
もちろん早朝から横浜より運転をずっと任されているニケ's旦那はもっとお疲れです。当然のごとくしで。

会場内では公園内に作家がそれぞれテントを作成し、作品が展示・販売されてるコーナーと、あと思い思いの食べ物を作って売ってるコーナーがある感じ。焼き物は実用的な物をお手頃価格で売ってる人からブース全体が自己表現の場と化してる人まで様々。売られてる食べ物も普通の祭に出るような出店とは一線を画す、趣味色の濃い食べ物が多いです。



面白かったものピックアップ。

左・自己表現系。謎クリーチャー。
小峰尚氏の作品。値札も付いてますが、売り物が並んでいるというよりは作品が展示してあるという雰囲気。動物のような植物のような非生物のような奇妙な質感とフォルムを持つ物体が非常に独特。

右・クジラ鉢植え。
この方はあと恐竜型の鉢植えとかも作られてました。
作風や質感は真逆の方向に向かっているそれぞれのブースですが、
「面白いけどご家庭で買うには高価」
という点で一致してます。



さらに生物系陶器でむやみに目を惹いていたブース、大崎透氏
なんか気分よさそうにすいすい泳いでるカバがニケのお気に入り。
あと、ひなたにぼてっと座り込むスズメ、冬眠ヤマネのトリュフ風味。
リアルな作り込みと質感に、ちょっとコミカルな雰囲気が秀逸。
数年前からのお気に入りらしく、ニケがカバの前から動かないんですけど。
お値段もそれなりなため、買って帰る決断はつかないらしく。



あと、他のブースを見てるときにどこかから視線を感じると思ったらカップとかに紛れてロボットっぽい物が棚の下とか器の隙間からこっち見てやがりました。

去年の猫戦車といい、陶器市にはたまにこういう物を作る異才がいるから困る。

後半に続く。



2007年5月3日(木)00:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理


(1/1ページ)