おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


ナマステインディア 2009

ベトナムフェスティバルの翌週、9/26、27はアジアンフェスティバルのメッカ、代々木公園にて今度はナマステインディア

まずは代々木公園恒例の定点観測。さすがに日本最大のインドフェスティバルと称するだけあって観測地から見える混雑具合も最高級。しかし去年に比べ、特に飲食店周辺の通路がかなり広く取られている印象。中央はあえて通路とせず、ゆったり気味に机を並べた飲食スペースにしてあり、おかげで客の数の割には会場内は歩き易かったと思います。これはなかなかの好印象。

入り口付近には去年と同じく謎の粘土像が並んでおり、Mayugeが来たときには粘土製のガネーシャがまさに制作中でした。写真は2日目の様子で付属パーツを付けてるところ。初日は帽子や手がまだありませんでした。



ということで今回の食べ物第一弾。
上段、左がバタタ・プーリで右がアル・ティッキ。これまで見たことなかったので試しに購入。どちらも同じ店で¥500。
マッシュポテトの団子の表面に鉄板で焼き色を付け、お好み焼きのヘラみたいなものでペシャッとつぶしたものがベースで、ここにスイートチリ系の甘辛いタレをかけてクラッカーと揚げそうめん的なスナックを散らしたのがバタタ・プーリ。酸味のあるチャナ豆のカレーとヨーグルトをかけて同じスナックをトッピングした感じのがアル・ティッキ。
マッシュポテト団子はちょっともっちりしてスパイシータンドールで出てきた謎ジャガイモと同じ物ではないかという感じ。
店の中ではおっちゃんが黙々と芋団子を焼いてはつぶしていて、仕上がった団子を店の外に立った兄ちゃんに渡しています。カウンターには皿に入ったスパイスやソース各種が並べてあり、オーダーに応じて陽気な兄ちゃんがパッパッとそのスパイスやソースをトッピングして完成。なんかいかにも本場もんって感じですな。かけるスパイスの組み合わせもそれぞれで若干違ってるようでしたが、インド人のやることなので単なる適当な可能性も否定できません。

下段、チキンティッカ串はこういう場所で食べ歩くには食べやすくてなかなか良い感じ。
この日はここでインド分補給した後、インド食品を携えてニケ邸にお邪魔することになってたので、タンドリーチキンと右側のバルフィ2種はニケへのお土産に。ていうかカジュ・バルフィはニケから会場で探してこいという注文。丸いパックに入った銀色の物体がカジュ・バルフィで去年のディワリ イン ヨコハマで売っててニケの好みにヒットしたやつ。今年はできれば大きいパックで欲しいとの注文。カシューナッツの粉末を牛乳で甘く煮詰めて固めた感じのお菓子で、自家製ミルキーといった感じ。上側の箱は別の店で売ってたピスタ・バルフィ。多分ピスタチオで同様のお菓子を作ったもの。



あと、店ではないですが会場内で展示してて面白そうだったもの。ポータブルタンドールだそうで。
Potable Tandoor Projectというのをやっておられるそうで、売ってるのかと思ったらひたすら小型タンドリー窯を布教するのが目的? しかしなかなか楽しそうです。
展示してあるものは市販のテラコッタの植木鉢を使って自作した窯だそうで、これなら工具さえあればちょっと工作好きの人ならすぐに再現できそう。以前から植木鉢を使ってタンドリー窯もどきを自作するというネタはネット上で何度か見かけてたんですが、こうして実物を目の前にするとやってみようかという気分が一段とわき上がってきますね。



さて、ニケ邸にお邪魔したあと2日目は秋葉でPCパーツの下見して帰るつもりだったんですが、食べ物に若干心残りがあったので一旦代々木公園に再来。
左下がその心残りのタカタク(¥500)、上段は店でタカタクを作ってる様子。羊の内臓、トマト、タマネギ、ショウガ、ニンニクをスパイスで味付けして炒めた物で、インドでは定番のファーストフードだそうです。初めて聞く料理で面白そうとは思ったんですが、初日はすでに色々食べて満腹だったので手を出せなかったんですよね。
お好み焼きのヘラみたいなもので「カカカカカカカカッ!」と材料を細切れにして混ぜ合わせてる音がけっこう離れた場所まで通ってました。よく見たらべつに調理してるときじゃなくても鉄板叩いて音を出してましたが。客寄せか。
説明が難しいですがスパイスが強めに効いた炒め物という感じで、カレー味とはまたちょっと違う食べ物。味付けはわりと濃いめなので付け合わせのキャベツに乗せて食べると非常によい感じ。白いご飯に乗せても間違いなく美味しそうだし、ナンかドーサのようなもので包んでもよく合いそう。
羊の内臓肉ってクセが強そうだけど、こんなとこで一般人に売って食えるのかなーと思ったんですが、Mayuge舌アナライザーによる分析では、どうも入ってる肉の大部分は細切れの鶏肉と鶏の挽肉じゃないかという気配。おかげでまったくクセはなくて食べ易いです。まあインドならいざしらず、さすがに日本じゃ羊の内臓肉なんかそうそう手に入らないし、ファーストフードどころか逆に高くつきそうですしね。
検索したところ、本場物は羊の脳とか使うみたいです。あー、それは美味しそうだけど今の日本じゃ再現は無理だろうなぁ。インドの羊ってスクレイピーは大丈夫なんだろうか。雰囲気的には南インド方面っぽい食べ物でしょうか。南インドの山羊の脳を使ったカレーというのも一度食べてみたかったんですが、これも今の状況じゃ難しいだろうなぁ。

下段右側はモモ(¥500)。インド風蒸し餃子といえば雰囲気は通じやすいかもしれませんが、チベット料理らしいです。
皮、具の組成は非常に餃子に近いですが、具に混ぜ込んであるスパイスやハーブが明らかに中華ではない感じ。これもけっこう好きなんですが久しぶりに食べました。だれか白いご飯もってこい。



あと、去年のナマステインディアで見かけて非常に惹かれつつも見送った手漉き紙とぬめ皮装丁のノートが、あの後もずっと気になってたので会場内をウロウロとその店を探索。
店を発見したところ、店の前に皮装丁のノートが前回よりサイズなどのバリエーションを増してずらっと並んでました。
去年目に止まったのはぬめ皮装丁で、紙の端も処理してない荒い感じの手作り感あふれるノートだった気がしたんですが、今回店頭に並んでたのは写真の濃い茶色の方のみ。端はきっちり裁断され、皮の表面には模様が押してあって、去年のとはだいぶ違う印象。しかし皮の装丁に自然石を埋め込んだ怪しい小道具感がたまりません。お値段うろ覚えですが¥4800と、まったくもって実用的な使い道の無いものとしてはちょいとお高め(控えめな表現)。しかしやっぱ買っておけばよかったかなぁなどと1年間ずっと考えてた勢いがあるため、つい購入してしまいました。

さて、このあとまた食べ物など求めてウロウロした際、この同じ雑貨屋の裏側を通りまして。するとちょっと奥にある棚に去年見た記憶とぴったり合致するぬめ皮装丁のノート発見。あー、こっちだったか‥‥。
こちらは¥2200と(先ほどのノートに比べれば)お手頃価格。そして写真でも判る通り、皮や紙の端のラフな処理が手作り感を醸し出していて、盗掘品を思わせる良い感じの胡散臭さ。名前書いたら人の一人くらい死にはしなくても行方不明になる程度の効力はありそうな。
明らかに実用的な用途のないものを2つも買うのはどうかと思いましたが、やっぱりこれ以外の場所で見ることが難しい商品な気がしたのでつい購入。

とりあえず予想通り今のところ何に使うでもなく棚に立てかけてありますが、Mayugeの部屋の一角の胡散臭さが飛躍的に上がったので個人的には非常に満足です。

ちなみに去年買わずに見送った後、「皮 装丁 手漉き ノート インド」などのワードで検索してもさっぱり見つからなかったんですが、実は普通に楽天に出店されてる様子。商品紹介がMayugeの予想と相当にかけ離れていたんですかねぇ。ていうか検索結果には自分とこのBlog記事が出てくる始末。


そういえば会場内を歩き回ってるとき、この付近で何かの店かイベントの宣伝でベイビークリシュナ(ヒンズー系の絵でよく見かける青い赤ん坊)らしきモチーフが描かれたビラを配ってる人がいまして。
で、この近くの店の前の通路にこのビラが一枚落ちてたのが何となく目に入ったんですが、インド人らしき女性がこれを拾ったので店の人かなーと思ったら、このビラを軽く頭と胸にあてて祈りの仕草をし、手近な台の上に置いてまたふいっとどこかへ行ってしまいました。どうやら店の人が自分の店の前に落ちてるものを掃除したとかではなく、ビラとはいえ仮にも神様が描かれてるものを地面に落としておくわけにはいかないという行動だった様子。信仰がごく当たり前に感覚になじんでるんだなーと印象に残りました。



Oct.26.2009(Mon)00:31 | Trackback(0) | Comment(0) | くいだおれ(食記録) | Admin

Write a comment
Title
Content
Author
URL
eMail
Attach Image
Option
Auto smile sign convert
Preview

Certification Code    
Input same text please.
You can reload if this is difficult to read.
         
There is no comment.


(1/1page)