博物館めぐり |
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鉄の処女ですよ奥さん。
何かというと好事家の間ではちょっと有名な明治大学博物館 刑事部門の展示品。旧称である「明治大学 刑事博物館」の方が通りがいいかもしれません。 大学の建物の地下に捕具、拷問具、処刑具などのコレクションを展示している一風変わった博物館です。
他人の学費でなにを趣味丸出しのコレクション買ってやがる 明治大学の前身は法律学校であることから、刑事や処罰に関する物を収集、展示する博物館を設置することとなったということです。 なるほど、法律学校なら拷問器具の一つや二つ置いてないと示しが付きませんしな。
ていうかまあ別に趣味で拷問器具を眺めに来たわけではなく、一連のバレエ小道具受注の一環。
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私がディティールチェックしたかったのは拷問器具じゃなくて処刑器具ですよ。
ということで鉄の処女の隣には通称『人道的な処刑器具』、ギロチン。
今度の制作依頼は中世っぽい木枠の手錠ということでして。手枷ですな。 刑事博物館の時代からこの妙な博物館の存在は聞いていたので、手枷の実物なんかも確認できないかなーと思った次第。 結局、依頼のような形の手枷そのものは無かったんですが、木製の拘束具系の色々なものの質感や、留め金などのディティールが確認できたため、おおむね目的は達しました。
マイナー名所だと思ってたんですが意外に来館者がコンスタントにあるようで、処刑具や拷問器具の細部を熱心に撮影してるところを奇異の目で遠巻きに見られるという基本ボケをこなしてきました。 漫画家や作家などが資料集めに来て同じような目に遭ったという体験談がわりとありふれてます。
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ところで博物館内にあった案内プレートの注意書き。 なんか万年筆禁止だけ浮いてませんか。インクが垂れたりするからですかね。
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Jun.8.2010(Tue)01:52 | Trackback(0) | Comment(0) | 徒然(日記) | Admin
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