おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


筑波実験植物園 きのこ展

先日職場でポスターを見かけてチェックしておいた筑波実験植物園の企画展示、きのこ展を見に行ってきました。最終日の午後ギリギリで。

写真はきのこアートコーナーにあった押し花というか押しキノコ作品。
このコーナーは押し花をはじめデッサンやデザイン作品などけっこう好みな感じの作品がいくつかあって面白かったです。



展示コーナーは模型や標本の展示と園内で撮られたと思しきキノコ写真パネルなどが並び、コンパクトな空間にもかかわらずなかなかのボリューム。
個人的にはニオウシメジ(上の写真の一番右のやつ)やオニフスベなどの巨大キノコの現物標本があったのがちょっと高得点。このへんは一度実物が生えてるところを見てみたいものです。

そしておそらく今回の展示のコンセプトはどちらかといえば資料や標本を眺めることではなく、実際に触れてみることにあるのではないかと思われ、おさわりOK、匂い嗅ぎOKというコーナーが。
中段の写真は香りで有名なキノコやにおいに特徴のあるキノコを並べてあって体感できるコーナー。
真ん中、トリュフと書いた札がありますが、現物は隣にいた別の客が嗅いでるところなので写ってません。
左端のケースにはマツタケのエキスを染みこませたガーゼが入っていてマツタケの香り。真ん中の青いタッパーにはバカマツタケの本物が入ってました。名前からしてただ者ではない雰囲気が感じられるキノコですが、外見も香りもマツタケそっくりのクセに松の木じゃないところに生える馬鹿なキノコという、あんまりといえばあんまりなネーミング。
ただ、マツタケのニセモノみたいな扱いの割にこのキノコ、図鑑などでは味、香り、そして希少性のいずれにおいても松茸よりも上と記されていることもあり、以前から見てみたいと思ってました。予想外にこんなところで見られて、これだけでも来た甲斐があったというもの。

ただ、いかんせんナマモノですので最終日ともなるとさしもの馬鹿も疲れが見え始めたのか、期待したほどの香りはありませんでした。残念。けど確かに見た目も香りもマツタケそのもの。

右端の赤いのは一切説明無しでただ置いてあったんですが、おそらくキツネノエフデ。
このキノコを含むスッポンタケ系のキノコはハエなどに胞子を運ばせる目的で悪臭を放つことで知られています。キツネノエフデもよく「掃除してない公衆便所の臭い」などという婉曲な表現をされたりしますが、端的に言ってウ●コ臭いことに定評のあるキノコ。
何も説明を書かずにこれを展示してることにイタズラ心もしくは若干の悪意を感じます。

‥‥が、なぜか図鑑に書いてある通りの臭いではなくどちらかというと栗の花のような香りがしてるんですが。
Mayugeの隣にいたカップルが交互に嗅いだあと、「あー!このニオイ知ってる!嗅いだことある! ええと、あれ!なんだっただろう‥‥ あっ!」と言ったまま気まずく沈黙しました。
なんか大人がこのケースを嗅いだあと苦笑いしながら立ち去るという微妙スペースになってます。違うんだ。多分企画の時点ではこのコーナーはそういうシニカルな笑いを狙ったコーナーじゃなかったんだ。もっとダイレクトに小学校低学年的な笑いを取るはずだったんだ。
なんで私が言い訳してるんだ。

さらに下段は様々なキノコの現物に自由に触れられるコーナー。
写真では手前の栽培品種がよく目立ってますが、奥の方は栽培品種ではない各種キノコが並べられています。
香り高いと聞いていて一度どんなものか嗅いでみたかったコウタケなんかもありました。



あと、展示コーナーの隣にはキノコ塗り絵やストラップ作成などの工作コーナーがあり、主に親子連れで賑わってました。
Mayuge的にはさらにその横にあるキノコグッズコーナーの吸引力が強烈。
キノコの精密な模型が付いたストラップなども非常に惹かれたんですが、結局鮮やかなキノコのイラストが描かれたキノコトランプ、さらにキノコのイラストのTシャツを購入。Tシャツは未開封なので写真は売り場にあった見本。
ヤマドリタケを中心にリアルなイラストが描かれたシャツとシンプルな線でデザイン化されたイラストのシャツ、どちらにするか非常に悩んだんですが、とりあえず両方買っておきました。サイズの都合で線画の方は白を。



あとはせっかくだから企画展以外の場所も見てこようと園内を一回りしてきました。
写真は園内で自生してたキノコ。たぶんナラタケではないかと思いますが確証は無し。合っていれば食用になるキノコです。
ちょうど季節もよく、これ以外にも園内のあちこちでキノコを見かけました。



これも園内に自生してたキノコ。
こちらはどういうわけか花やハーブが植えてあるコーナーの通路のど真ん中から顔を出してたため非常によく目立ち、立ち止まって写メ撮ったりしてる人がたくさんいました。多分カラカサタケかその仲間ではないかと思いますがこれまた確証は無し。Mayugeの職場によく生えてるマントカラカサタケに似てるけど若干質感と雰囲気が違う気がするんですよね。

ということで最終日の午後になって慌てて見に行った感じでしたが、以前から一度見てみたいと思っていたキノコなどもいくつか現物を見ることができ、なかなか有意義でした。
ただ展示された資料を見るだけでなく、実際に触れて学習できるという趣旨も荒削りな感じではありますが非常に面白かったです。

あと、きのこ展以外に温室の植物群を見るのを楽しみにしてたんですが何やら工事中で入れませんでした。温室はまたの機会に。



2011年11月18日(金)02:10 | トラックバック(0) | コメント(2) | 徒然(日記) | 管理

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コメント

 

きのこの記事オオス←なぜなのか
きのこトランプのジョーカーは毒キノコだったりなんだろうかー

ところ変わって「マミる」が現代用語基礎知識に掲載されたようで、
まみった消しゴムはんこナムり。


 by やま | 2011年11月19日(土)01:01

トランプ

基本的に見栄えの良いキノコという選択基準らしく、毒も食べれるのもゴチャ混ぜです。
ジョーカー2枚のうち片方はクロラッパタケで、外見はすごく毒っぽいけど食べられるキノコ。
もう一方はタマゴテングタケで外見は食べれそうだけど猛毒。しかも「激しい中毒症状が起こるけど一旦回復すると見せかけて、実は内臓を破壊されててやっぱり死んだりする」というイヤなキノコ。

ハンコ南無あり。
マミさん基礎知識なのか。


 by まゆげ | 2011年11月20日(日)03:10


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