自家製イクラ醤油漬け |
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先日、ザワークラウトの使者、みりーさんがSkypeに唐突にイクラ丼を貼りまして。 以前から、苑香さんが毎年筋子の季節になると自家製のイクラの醤油漬けを作り置きすると言ってたのを聞いて、北海道いいなぁとか思ってました。で、先日、魚コーナーが充実してるスーパーに寄ったら筋子セール開催中で、完成品のイクラの半額くらいだしせっかくだからとこの機会にチャレンジ。
とりあえずほぐし方や漬けダレのレシピのバリエーションが色々あるようなので検索して先ほどの動画やこの辺のレシピなどを参考に。
最終的に漬けダレの配合はこんな感じ。
酒 100mL みりん 75ml しょうゆ 80ml
これらを鍋に入れて軽く煮立ててアルコールを飛ばし、馴染ませたら熱を冷まして完成。
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筋子はほぐして周りの膜を取り除くところからですが、この行程でしっかり膜を取り除いておかないと異様に生臭いイクラができるとのこと。 まずパッケージを開けて筋子を取り出したところ、下敷きになってた漬けダレのパックが出てきました。せっかくレシピまでわざわざ検索したのに! 値札の陰になってて気付かなかったもよう。無駄にするのも悔しいので先ほど作った自家製漬けダレに混入。
卵をほぐす方法は検索すると色々出てきますが、ちょうど一斗缶スモーカーの金網があるので金網すり下ろし方式で。やった人みんなが書いてますが、生の卵は一個一個がイクラのイメージよりもしっかりと硬く、けっこう手荒に扱ってもほとんど割れる様子がありません。絵的には金網ですり下ろしてるように見えますが、実際にはどちらかというと金網に押さえながらこすり付けて、金網で卵を膜から削り落としていく感じ。 金網の下には塩水を入れたボウルを用意しておき、バラバラになった卵をここに落としていきます。 残った薄皮からは内臓臭というか魚臭さの悪い部分だけを濃縮したような臭いがしてます。これはこの行程をしっかりやらないと不味くなるといわれるのも納得。
写真一番下は漬けダレを煮立ててるところ。 写真撮っておいたから載せてみたけど、実際見るとあったからどうっていう写真でもないな。
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バラし終わったら水を捨て、新しい水に入れ替えて、取り損ねてる膜の残骸や潰れた卵の皮を取り除きます。 水を捨てては洗うのを数回繰り返し、納得がいくまで不要物を取り除いたら終了。真水に晒すと卵の表面が白く濁りますが気にしなくていいようです。 そのままザルにあげてしばらく水を切ると、白濁していた表面がまた透明に戻ってきます。なかなかイクラらしくなってきました。
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充分に冷ました漬けダレにイクラを投入し、冷蔵庫で数時間~数日間漬けて完成。最初はちょっとしんなり萎んでた卵がタレを吸って綺麗に丸く膨らみ、透明感が増してイクラっぽくなります。 このまま数日中に食べきるもよし、小分けにして冷凍すれば1シーズンくらいは保存しておけるとのこと。
実際にやってみた結果、筋子だったら既製品のイクラの半額くらいで買えるしなかなかお得というイメージでしたが、やっぱりそこそこ手間がかかりました。 「卵バラバラにして漬けるだけやん」と思ったら、バラした後のゴミ取り除きがなかなかに曲者。何度洗ってもぽろぽろ出てきてキリがないにも関わらず、ここをいい加減にすると生臭くて食えたもんじゃない仕上がりになると言われるとおちおち手も抜けません。 100gあたりおおよそ500円の筋子の隣に100gあたり1000円くらいでイクラを売ってましたが、500円はこの行程の手間賃と言われてもおおむね納得。
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で、後日、人と話してたらその人も以前よくイクラを漬けてたそうで、盛り上がったついでにお裾分けしたら触発されて久しぶりに漬けてみたらしく、イクラトレードで返ってきました。 こちらは貰い物の方で作ったイクラ丼。 Mayugeのものよりやや薄味で柔らかめに漬かってて、制作者的にはもっと濃い味でプチプチした食感に仕上げたかったらしいんですが、卵かけご飯に似た風味でこれはこれでまた美味しかったです。シソの穂の季節が終わってしまったので乗ってる緑色のはワサビ。この組み合わせもなかなか。
写真比べるとこっちの方が妙に綺麗に丸く仕上がってるな。 柔らかさなどは漬けダレの塩加減や筋子の鮮度、鮭の成熟具合で変わってくるらしく、どれが主原因とは一概に言えないようです。 一般的には漬けダレが薄味、卵の成熟が進み気味、シーズン遅めになるほど柔らかくなるとのこと。
季節のうちにもう一回くらい作って数食分くらい小分けにして冷凍しておきたいところ。
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Nov.20.2013(Wed)03:01 | Trackback(0) | Comment(4) | 食糧(レシピ・栽培) | Admin
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