おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2006年6月12日を表示

サモサ

この前、実家から電話がありまして、実家で作った蕗の煮物だの山椒の芽の煮物だのを送ってくると。
で、そのついでに、庭でエンドウ豆が採れたけど食べるかと聞かれたんですよ。豆ごはんは好きなので使うと答えたところ、主食にできるくらい大量のエンドウ豆を母が張り切って送ってきまして。
現在豆ごはんを2回炊いて計4回食し、ようやく豆の残りが1/3ほどになったところです。

ということでエンドウ豆消費計画第二弾、サモサ。

まあ豆はそんなに消費しないんですが。
よく見かけるレシピは市販の餃子の皮とか春巻きの皮を流用したりしますが、ここはぜひ皮も自作で。
というか、餃子も皮まで自分で作った方が確実に美味しいと思うんですけどね。どうせ手間をかけるなら是非皮まで自作を。

材料:

[皮]
 薄力粉     2カップ
 サラダ油    大さじ1
 水       80cc
 塩       少々
 クミンシード  少々

[具]
 じゃがいも   4個
 ニンジン    1/4本
 タマネギ    1/4個
 ひき肉     70g
 エンドウ豆   100g
 塩       少量
 コショウ    少量
 ショウガ    少量
 ニンニク    1片
 クミンシード  少量
 コリアンダー  少量
 フェヌグリーク 少量
 ターメリック  少量
 
材料のうち、皮のクミンシードは別になくてもいいと思います。というか、前に食べたアバンティのサモサの皮にクミンシードが練り込んであったのをマネしてみただけです。参考にしたレシピには入ってません。まあそれを言ったら具の材料の、ショウガから下の香辛料も無くてもべつにいいです。カレー粉で代用できます。できればクミンシードだけでも入れた方が、ただのカレー味よりかなり本場風になります。というか、なんかこだわって色々入れてるように見えて、実は入ってる香辛料はカレー粉の組成と同じじゃないかという噂も。

さて、まず皮から。写真は左上から順に、材料の水以外をまとめたところ、練ってる途中、下段が生地完成、あと具です。
皮を練ってるところが練ってるというより混ぜてるだけという感じですが、なんか餃子の皮の作り方でこの方法を見て以来、これでやっています。この方法だと、ボウルにも手にもにほとんどくっつかなくて非常に楽。
まず、水以外の材料をボウルに入れて箸でぐりぐり混ぜます。で、水を少しだけ入れてさらに箸でぐりぐり混ぜます。パサパサのままダマになるだけですがキニシナイ。どんどん混ぜて、ダマが小さくなってきたらまた少し水を足すというのを延々繰り返します。水を半分くらいまで足したときの状態が2枚目の写真。これ以降も同じように箸で混ぜつつ少しずつ水を足していきます。全部足し終わったら手でまとめて、あとはひたすら捏ねます。
で、よく練って生地が滑らかになってきたら完成。完成状態の生地が3枚目の写真。あとは具を作る間、濡れ布巾かラップにでも包んでおいてください。Mayugeはそのまま放置して表面をカピカピにしました。

具の方はジャガイモとニンジンは適当に1cm角くらいに切ってエンドウ豆とともに茹で、水を切っておきます。タマネギ、ショウガ、ニンニクはみじん切りに。
ちなみに、具の材料は正直、何でもいいと思います。参考にしたレシピにはニンジンは入ってません。単に目に付いたから入れただけです。

さて、具の方の調理。フライパンに油をひき、薄く煙が上がるまで熱したら、クミンシードとコリアンダーシード、フェヌグリークを入れて炒めます。そしてさらにショウガとニンニクも投入。熱しすぎてこがさないように注意。あとはタマネギ、ひき肉を投入して適当に加熱。続いて茹でた野菜を放り込みます。炒めつつ塩、コショウ、ターメリックを加えて気が済むまで火を通したら具完成。



で、具の包み方。
生地をピンポン球くらいの大きさに千切り、麺棒で楕円形に延ばします。そしてそれを半分に切って半円形にし(写真一枚目)、切れ目を合わせるようにくっつけて円錐形にします。その中に具をスプーンなどで入れて(写真2枚目)、最後に口を三方から寄せて閉じます(写真3枚目)。というか今回初めてインド人がどうやってサモサたたんでるのかを突然理解しました。今まで、丸く延ばした皮を半分に切った後、どういう風にかたたんでるという情報だけを得てたんですが。多分インド料理店で出てくるサモサと同じ形になったと思います(写真4枚目)。多少いびつですが。
あとはこれをきつね色になるまで油で揚げて完成。



一人暮らしにしては少々はしゃぎ過ぎな分量。
揚げ物は油の処理が面倒なので敬遠してたんですが、この前のタケノコ団子の時に100円ショップの小さいミルクパンで揚げてみたところ、けっこう小規模に揚げ物ができていい感じだったので。
おおむねそれらしくできたと思うんですが、皮に入れたクミンシードですが、何となくお得な感じがする以外に特に意味はなく、延ばしてるときにそこから穴が空いたりするので次回からはやめておこうかと思います。

あと、この皮に入れられたクミンシードによって意外な効果が一つ。
実はせっかく揚げ物をするのならということで、スーパーの中華総菜コーナーからゴマ団子買ってきてたんですよ。揚げたてで食べようと思って。
皮に混入されたクミンシードは油に触れることによってはじけ、芳香が漂ってくるわけですよ。

ゴマ団子がカレー風味にっ!

なんてこったい。



2006年6月12日(月)01:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 食糧(レシピ・栽培) | 管理


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