干しアンズタケのピラフ |
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しばらく前、アンズタケを採取してニケ邸に持って行き、ソテーにしたものをつまみにしつつ酒盛りしまして。 その時の話によるとニケは、4年前に採取したアンズタケはちょっと味見したあと残りを干してみたものの、その後採れなかったのでもったいなくて今まで使ってなかったとのこと。 で、これを思い立ってピラフにしてみたところ非常に美味しくできたそうで、味を占めて先日また採りに来てました。 この時は絵的にあまり良いキノコがなかったので写真は無し。
ということでこの前後に採れたアンズタケをMayugeも自分用に干しておいてたので、ちょっとピラフを試してみました。 写真は干してる最中のアンズタケ。 干しかごはダイソーの多用途ネットを使用。1段105円でS字フック付きなので無限に連結できます。 ていうか使おうとするとS字フック部分でけっこうぐらぐらして使いにくいので、ぴったりくっつけて縫い付けた方がいいかも。 もしくは1000円くらい出して最初から三連のを買うか。
天気の良いときに2、3日吊しておいたらびっくりするくらい量が減りました。
レシピはニケに聞きそびれたので適当に検索。 参考にしたのは主にこちらのレシピ。アンズタケではなく乾燥ポルチーニを使ったシンプルなピラフです。 ニケはベーコン入りにしたらしいので同様にアレンジ。
干しアンズタケは写真の1段分はニケに進呈し、残りのうちのさらに半分くらいを使用。
材料:
乾燥アンズタケ : 20~30gくらい 米 : 2カップ 水 : 500mL(乾燥アンズタケの戻し汁込み) タマネギ : 1/4個 ベーコン : 1パック(30gくらい) バター : 大さじ1 オリーブオイル : 大さじ1 コンソメ : 1キューブ(5.3gらしい) 塩 : 少量 コショウ : 少量 粉チーズ : 少量 パセリ : 少量
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アンズタケはあらかじめ適当な量の水に浸して戻しておきます。 この時は水に浸したまま調理を先送りにしてたので3日ほど冷蔵庫の奥で放置してました。
使う前に水から出し、アンズタケは刻んで、戻し汁は水で薄めて500mLに。
生のアンズタケは洗ったりすると端がぽろぽろ崩れる感じだったんですが、一度乾燥させると干物らしい固さになり、水で戻してもかなりしっかりしたままです。 戻し汁はほんのり黄色がかって干しキノコっぽい香りとフルーツのような甘い香りがわずかにする感じ。
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ベーコン、タマネギを適度に刻み、オリーブオイル、バターをひいて熱したフライパンで炒めます。 さらにアンズタケを投入し、塩、胡椒を軽く振って気が済むまで炒めた後、米を投入。レシピ的には「米が透明になるまで炒める」と書いてありますが、フライパンに米を投入してひと混ぜしただけで米の表面に油が馴染んで透明になりました。 本来なら「洗ったあとよく水を切り、白くなった米を透明になるまで炒める」という意味だったのではないかと思われます。
仕方ないので何となく気が済むまで炒めておきます。
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適当なところで水を追加し、さらにコンソメを投入して溶かします。キューブなのでなかなか溶けません。 あらかじめ水に溶いておけばよかった。
溶けたらそのまま炊飯器に移して普通に炊飯。 機械任せで特別どうといった点も無し。
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盛りつけて上から粉チーズ、パセリを散らして完成。
以前に生のアンズタケをベーコンと一緒にオムレツにしてみたら完全にベーコン味しかしなかったことは書きましたが、干しアンズタケはやや香りが強くなり、ベーコンやバターの香りにかき消されることなくほんのりと主張してました。 ヤマドリタケを干したときと同様に、干しキノコっぽい香りも出てきて生の時とは風味がまたちょっと別物という感じですが、せっかくのキノコがいるのかいないのか分からない残念さはありません。 食感も、加熱しても生の時ほど柔らかくはならず、油揚げ程度の歯ごたえがある感じ。 風味、食感ともに生よりも存在感が増してるように思います。
今回はコンソメとベーコンも入っているので旨味がどの程度までアンズタケの働きなのかはわかりませんが、なかなか美味しくできました。けっこう簡単だったのでまた収穫できたら作りたいです。あと、乾燥や生のままのヤマドリタケモドキでもチャレンジしてみたいところ。
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Jul.22.2013(Mon)00:13 | Trackback(0) | Comment(0) | 食糧(レシピ・栽培) | Admin
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