おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


チャーミングチャーハン

1年半の沈黙を破り、私は今、再びこの地に!

というわけでせっかく京都市内を自由に行動できる機動力を手に入れたので、2日目の昼食はチャーミングチャーハンの正体を見極めに。
ていうかげふ会in京都のしばらく後にテレビで紹介されてたんで、おおむねどういうことかは判ってるんですが。



たしか他の中華料理店との差別化を図るため、メニューとしてチャーハンセットを推していこうという戦略を店主が考え出したとかいう話だったと思います。
つまり全ての定食はプラス100円することで白ごはんをチャーハンに変更可能、全ての単品メニューはプラス200円することで炒飯付きのセットにすることが可能というシステムだそうです。なかなかお得。

ちなみにテレビの取材の際、店主の方はチャーハンは特別な思い入れがあるとか他にはない特殊な工夫が盛り込まれているとかそういうことは一切無く、ごく普通のチャーハンだと答えていた思います。



「全ての単品メニュー」とはつまり丼物やカレーといったライス系メニューも含みます。
そしてこの店での定番ボケであると思われる「焼飯のチャーハン付きセット」。400円のチャーハンにまったく同じチャーハンがプラス200円で付いてきます。
明らかなボケであるにも関わらず、一切の主張を盛り込まずにしれっとメニューに載せてる辺りに小憎さを感じます。ここはスルーするのが礼儀!



ということで普通に五目ラーメンにチャーハンのセット750円。
かき玉がたっぷり入った塩味のあっさりタンメンに白菜と豚肉主体の野菜炒めがドサッとトッピングされた五目ラーメンはシンプルに美味。
特別これといって他の店には無い特徴があるわけではありませんが、ニンジンと白菜がどちらもシャキッとした歯ごたえを残しつつちゃんと火は通っている加減などは技術力の高さを伺わせる仕上がり。単なるイロモノとか安さだけが売りの店ではありません。
チャーハンも確かにごく普通。ラードの良い香りとパラッとした仕上がりがこれまた基本に忠実であり克つ美味。これは看板のインパクトによるネタ加減以外、ごく普通に街の美味い中華料理屋ですな。近所にこういう店があったら嬉しいです。

ところでなんでチャーハンの皿にはわざわざチャーハンって書いてあるんだとか考えながらチャーハン食ってたところ、後ろから

「はい、チャーハンです。」

というシュールな受け答えが聞こえたので何事かと思ってみたら出前の応対。
どうやら「チャーミング」と名乗るのは若干恥ずかしいのか、電話に出るときは省略してチャーハンと名乗ってるもよう。
店名に相当するのかチャーハンは。つまり器に書かれていた「チャーハン」の文字は器の中身を説明していたのではなく、他の店なら「来々軒」とか書いてあるはずの部分。
五目ラーメンを食べ進んでみるとラーメンの丼にも「チャーハン」と書いてありました。なんだこのシュールな器。



 チャーミングチャーハン

  所在:   京都市中京区丸太町通り油小路西入る丸太町27 高陽院ハイツ1F
  電話:   075-211-0229
  営業:   11:00~15:00、17:00~21:00 (月曜定休)





2009年7月21日(火)02:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理

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