おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


鹿島神宮

ということでバーベキューから一夜明けて翌朝。爽やかな快晴となっております。
ニケ夫妻はもともと泊まりで飲みに参加したあと、翌朝のテニスの練習に参加するのが目的で、私はその間どこかで時間を潰しておいて昼にまた合流し、一緒に鰻を食べに行こうという話になってました。

さて、昼までの時間つぶしに鹿島神宮を見に行ってみようかなぁと思ってたんですよ。行ったことなかったし。
そこに 昨日の魔神 ニケが現れまして。どうやら二日酔いの様子。つか、てめぇまだ酒臭い。

とりあえず全然テニスに参加できる体調ではないので、練習はあきらめて鹿島神宮について来るとのこと。



そんなわけで、車で20分ほど移動して鹿島神宮に到着。天気も快晴でかなり暑い日だったんですが、境内は巨木が林立してるおかげで非常に涼しくて快適でした。空気も澄み渡っているようでなにやら神秘的。
このような厳粛なる神域にかような酔っぱらいを連れ込んでいいものかと思わなくもないですがまあ来ちゃったものは仕方ありません。
写真の方は一見普通に杉の木が立ってるだけに見えますが、下の方にいる人と見比べていただければ非常識なスケールが実感していただけるかと。

とりあえずボルヘスの幻獣辞典なんかにも紹介されてる要石(かなめいし)を見に。この本、世界各地の神話とそれに登場する架空の生き物を博物学的にまとめてあるんですが、この手の本の中ではちょっと別格の味わいがあってけっこう好きです。日本の神話もいくつか収録されてますが、視点が西洋人的で面白いですね。八岐大蛇伝説を「ナイトがドラゴンを退治し、生け贄にされかけた姫と結ばれる典型的なヒロイック・サーガ」という感じで紹介されると、違和感を感じるよりむしろ逆に新鮮。いきなりファンタジーっぽく。



ということで要石。
柵に囲われてなければ本当にただの地味な石。しかし柵がないとみんなが掘り返し始めて収拾がつかなくなるんでしょうねぇ。
幻獣辞典には「その昔、藩主が領民に命じて6日間この石を掘らせたが、底に到達することはできなかった」という風に書かれていたと記憶してますが、立て看板には7日と書いてありますな。どこで一日さぼってたんだ。というか子供の頃、日本昔話か何かで「三日三晩掘っても掘り出せなかった」とか言っていたような記憶があったので、ボルヘスが三日三晩を6日間と誤訳したのかと思ってたんですが、これも違うみたいで。じゃあこれはこれで私の記憶はいったいどこから来た物なんだ。

さて、この後さらにそのまま順路から外れた道をてくてくと散歩。先ほども書いたように、恐ろしく上空まで伸びている木々のおかげでクーラーが効いてるかのような涼しさになっており、散歩コースとしては理想的です。途中、細道が分岐していたのでそっちに入ったんですが、進むに従ってだんだん細くなり、途中から明らかに獣道になってるけど引き返すのも悔しいのでそのまま進行。15~20分くらい目印もないぐねぐね曲がった獣道を延々と踏破してましたが、結局ぐるっと回ってたらしく最初に入っていったのと同じ脇道から出て来ました。プチ遭難。



そのまま順路に戻って神宮内のもう一つの名所、御手洗(みたらし)に。
湧き水でできた池の真ん中に立つ鳥居と、それを覆うように鬱蒼と繁った古木と、なかなか不思議な空間。
このような厳粛なる神域にかような酔っぱらいを以下略

ということで御手洗の横の茶店でかき氷食べて帰途に。みたらし団子ってここが発祥なんでしょうか。
そんな感じで空気の良いところを歩き回ってるうちにニケのアセトアルデヒド分解が完了したようなので、戻って旦那と合流。
大木好きとしてはなかなか良い散歩コースでした。



2006年9月12日(火)23:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

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