おもいつき
 
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2011年3月16日を表示

放射線モニタリングまとめ

  「キミはいざという時の切り捨ての決断が速そうだよな。」

と友人に昔言われたことを思い出しましたMayugeですごきげんよう。
とりあえず地震で荒れた部屋も多少片付きまして、水も弱いながら供給が始まってます。

Mayugeの部屋では家電等の被害が無かったので金銭的損害は比較的マシですが、お気に入りのグラスとか器がわりと損害を受けており、もう手に入らないであろうものが多いため精神的ダメージ大きめ。生き残ったものも端がちょっと欠けてたりしますし。
そういえば、二代目ダチョウの卵どうなった? という質問が来ましたが、今回は二代目は無事です。ただ、サボテンの寄せ植えでもしようかと思って残してあった初代の残骸が粉々になりました。

一方、研究施設は人命にかかわらないからとか言われて後回しにされてるらしく、職場は水が来てません。ていうか今後供給開始される見込みすら立ってないとか。さらに電気はつくば市では初期からおおむね供給されてるんですが、所内は独自の変電設備があり、そちらの復旧作業の都合でまだ微妙な状況。要するに仕事になりません。

さて、茨城県民としては頭上の脅威である福島第1原発の状況が気になるところ。
トラブルが頻発というかモグラ叩きのごとく順番に問題が起こり、しかも経過報告がどうにも途切れがち。昼を過ぎても早朝の情報を延々喋り続けるとか、逆になんか隠してるんじゃないかと勘繰りたくなりますな。

ということで政府や電力会社の都合に左右されないところも含めて各地で放射線をモニタし、リアルタイムで公開してるサイトの一覧。
単に自分が見やすいようにまとめておきたかっただけですが。
元ネタは検索して行き当たった2ちゃんの書き込み。

 ・ 茨城県環境放射線監視センター 放射線テレメータ・インターネット表示局
 ・ 全国の放射能濃度一覧(文部科学省の公開データのグラフ化)
 ・ 産業総合研究所 つくばセンター災害対策中央本部
 ・ 文部科学省 環境防災Nネット 原子力施設周辺環境モニタリングデータ
 ・ 新潟県環境放射線監視テレメータシステム
 ・ 柏崎刈羽原子力発電所リアルタイムデータ
 ・ 北海道原子力環境センター 環境放射線モニタリングデータ
 ・ 神奈川県環境放射線モニタリングシステム
 ・ 静岡県環境放射線監視センター
 ・ 福井県原子力環境監視センター
 ・ 日本原子力発電株式会社 敦賀発電所周辺の放射線監視状況
 ・ 京都府環境放射線監視テレメータシステム
 ・ 青森県環境放射線モニタリングシステム
 ・ 鹿児島県環境放射線監視情報
 ・ 個人によるガイガーカウンターのUSTREAM配信(東京都江東区)
 ・ 個人によるガイガーカウンター測定値のリアルタイム表示(東京都日野市)
 ・ 米軍による周辺上空の放射線量測定結果
 ・ ハッシュタグを用いた放射線量報告集計

 ・ 風向・風速実況(アメダス)



話題が殺伐としてるのでイチャイチャするクルチャとチャパティの写真を挟みつつ。
どうでもいいことですが2匹ともオスです。

あと人体への影響が心配される具体的なしきい値一覧。
ソースは全て「放射線 人体 影響」でググって1ページ目に出てくる程度の能力の各種サイト。

内閣官房長官が会見で数値の桁を表す接頭辞を1000倍間違えて洒落にならない汚染を発表しちゃったりしてましたが、一般になじみがないものと思われるので、上記のモニタでよく使われてる「nGy」に換算した数値をつけてみました。「nGy/h」はその場所に1時間居続けた時に受ける放射線の量。
全体的に桁が多いのもあって計算とか記入とか間違ってる可能性があります。その場合はネットに書いてあることなんか信じる方が悪いということで。
あと、ニュースでよく出るシーベルト(Sv)について、検索すると1Gy=0.8Svという換算式が出ます。線種をまとめて概算でおおざっぱに捉えるための式と思われ、細かな根拠はわからないのですがこれも使用。
さらに、ガイガーカウンターで使用されているcpmの大雑把な換算式として100cpm=0.06μSv/hという記述がありました。ただし、ソースは2ちゃん。
上記の換算式と合わせると100cpm=75nGy/hなので、cpmに各自計算機で0.75を掛け算すれば大雑把にnGy/hに換算できるということになります。大雑把な換算式の2段重ねなので大雑把さもちょっとすごいことになってると思われます。
実際のところガイガーミュラー管の感度、方式等の要素を含めないと目星すら付けられないはずなので、本当に参考程度の換算値と思った方がいいと思います。


 - 22日追記 -
コメントにある通り、日野市の測定結果を公開されているナチュラル研究所様にて、使用しているガイガーカウンタの説明書より120CPM = 1μSvという換算式が出たようです。思ったより換算式を求めて検索してきてる人が多いので本文にも追記しておきます。
もちろんこれは「この機種の測定値をセシウム137に換算する場合の変換式」であって、他の機種、他の元素にはそのまま使えません。今回メインの線源となって漂っていると思われる放射性ヨウ素にそのまま適用できるものではなく、あくまでも目安程度の換算式でしかないことは心に留めておいてください。
一方、ハッシュタグを用いた放射線量報告集計の方では100cpm≒1μSV/hとされています。数値的には似たようなものですしどうせ厳密なものではないのでどちらでもいいと思います。
あと、グレイとシーベルトの換算については報道などでも1Gy=1Svという扱いでいいという空気になってきてるようで。
要するに今回の事故による影響に関しては一般人が気にする必要があるのはβ線とγ線のみで、これだけで考えるなら両方とも荷重計数が1だし計算が楽でちょうど良いやってことでしょう。α線は無視、中性子線はそんなもん飛んでる状態なら今さら気にしても手遅れという扱いと思われます。

以上より、CPMに8.3か10か好きな方を掛け算すればおおざっぱにnGy/hということで。
ついでにµSvに直したければその数値をさらに1000で割ってください。
 - 追記ココマデ -


胎児への障害の発生
 8~15週齢:0.1Gy (100'000'000nGy)
 16~25週齢:0.2Gy (200'000'000nGy)

精巣の一時不妊:0.15Gy (150'000'000nGy)
永久不妊:3.5~6.0Gy (3'500'000'000~6'000'000'000nGy)

骨髄の造血能低下:0.5Gy (500'000'000nGy)

吐き気などの症状が出始める:1Sv (1'250'000'000nGy)

参考値

原子力施設の作業従事者の年間基準:50mSv (62'500'000nGy)
365日、24時間で均等に割った場合、7000nGy/h

日本人の平均的な年間被曝量(自然からや医療用など):4.4mSv
365日、24時間で均等に割った場合、628nGy/h
(実際には普段は低く、レントゲン撮影や飛行機の使用などの時に1時的に高くなる)
日本人の平均的な年間被曝量(自然のみ):2.4mSv)
365日、24時間で均等に割った場合、342nGy/h

200mSv(250'000'000nGy)未満の被曝での放射線障害の臨床的知見はない(=医者に見せても「どこも悪くありません」と言われて追い返されるレベル)。



2011年3月16日(水)22:18 | トラックバック(0) | コメント(2) | 徒然(日記) | 管理


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