おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2007年11月13日を表示

収穫祭・豚の丸焼き編

ということで昼食と各国のスナックを存分に堪能した山賊一行は五街さんの研究室を辞した後、今回のメインターゲットである豚の丸焼きを視察に。

これはなかなかこんがりした感じになってきてますな。一応到着してすぐに様子は見に来たんですが、その時点ではちょっと生風味でしたが、だいぶ食べ物らしくなってきてます。
時間はそろそろ昼をちょっと過ぎたところ。豚の丸焼きの解体ショーは3時半から、さらに解体の終わった豚を実際に販売し始めるのは4時半頃からということですが、すでに周りには常に野次馬。そして現在販売中の串豚はもうすぐ売り切れらしく、今列んでる人で終了との札が立ててあります。つまりこの後ろに列んでれば丸焼き購入列の最前列に着くことができ、さらに解体ショーもかぶりつきで見られるというわけですな。
ということで「串豚終了」の看板を掲げ持ちながら雑談などしつつここで丸焼き解体をひたすら待ち続けることに。

そうしてる間も絶え間なく現れては去っていく野次馬の列。五街さんとこのレポートにもありますが、通りすがる若人や若くない女性たちのリアクションにどうも胡乱なものが目立つ気がします。
「グロい」はまあいいとして、「かわいそうー」って貴様が毎日食ってる肉片はかわいそうじゃないとでも?
あと、「かわいそう」とか「残酷」って言った後にずんずん近付いていってアップで写メ撮りまくるのもどうかと。
それと、かなり多かったのが「うわぁ、リアル」。
本物を見て感想が「リアル」っておかしいだろう。貴様はバーチャル世界の住人か。エージェントスミスを呼べ! ここに脱走者がいるぞ!


さて、そうこうするうちにやっと交代要員を見つけて待機係を押しつけた五街さんが合流。焼き上がりを待ちつつ雑談すること通算3時間、はるか遠くの方から「カランカラーン カランカラーン」と福引きの大当たりのベルみたいな音が。どっかの露店でクジでもやってるのかな?とか思いつつそのまま雑談してると、またベルの音。なんかさっきより近くなってない? あとなんかそっちの方がざわざわ騒がしいような。

と思ったら丸焼きスタッフがあわただしく動き始め、「すみません、通路あけてください!」と声をかけると、その声が渡るかどうかという頃には野次馬の人垣がむしろ自発的にザッと真っ二つに割れまして。モーゼの降臨を思わせる勢いで開いた通路からけたたましくベルの音、そして姿を現した解体部隊。



ああ、こりゃ野次馬も自発的に道あけるわ。

ということでカラフルにボディーペイントをほどこした不審者の集団が奇声を上げながら豚を台から降ろし、そのまままた丸焼きが完成したことを学内に余すところ無く知らしめるため、「丸焼きにされ、バラバラにされ、美味しくいただかれた、マサオ君(40kg)の頭」(要するに金曜に実行された丸焼きの頭部)を頭上に掲げた女学生を御輿に乗せて走り去っていきました。
そんなこんなで告知も終わって解体開始。しかしなんだ、全身にペイントして奇声を上げる集団が刃渡り50cmくらいのヒグラシ・ブレードを振り回して首を叩き切ってるっていう画はどうなんだ。日本の首都で繰り広げられる光景としては大丈夫なのか? 表現的にとか色々。

どうでもいいことですがこれだけ長時間炙っていたにもかかわらず、断面の一部がどう見ても生です。結局切り落とした肉を店の中に持っていって、フライパンで火を通してからパッケージングしてますね。まあさすがに豚肉で火通ってないとまずいですし。

さて、いよいよ肉配布が開始される段になって、我々のすぐうしろになにやら鬼瓦もしくは獅子舞に激似の顔面をした バb マダムがどこからか現れまして。「自分は12時過ぎからずっと列んでたのに、いつのまにかこっちの行列ができていてのけ者にされている。自分に今すぐ肉を買わせろ」とか言い出しまして。我々こそ昼過ぎに列ができる前からずっとここに居ましたが、こんな特徴的な顔面の生物は一度も見てません。しかし鼻息荒く堂々と 嘘を 主張するさまは、明らかに関わるとすごく面倒そうなオーラ。どうやら店員及びそれより後ろに列んだ人々もそれを感じ取ったらしく、獅子舞はそのまま列に入って肉買ってました。まあ我々より後ろだったし別にどうでもいいですが。さて、一番乗りで購入購入。



  「狂おしいほどに肉」 by にゃーたん


うわー、また詰めましたね。丸焼きは一パック500円。全体的に非常におおざっぱな焼き肉といったところ。
しかし所々にあるカリッと焼けた皮のパリパリした食感は他では味わえないもの。

ちなみにこの写真は最初の一パック。この後ニケ、Mayugeと順に購入したところ、3パック目辺りでは明らかに肉のブツ切り度合いが粗くなってます。3パック目にして早くも切り分け部隊に息切れが!
ていうか量的にどっちにしろ食い切れませんしお持ち帰り。

そんな感じで肉食ってるうちに薄暗くなってきまして、収穫祭巡りを終了しました。


そろそろ帰ろうと門に向かって歩き出したとき、遙か後方にあるステージの方から「どっどーん、どーん、どっどーん、どーん」という聞き覚えのあるリズム。

 「あの音って大根踊りのフレーズじゃない?」と言いながら振り返ってみたところ、ステージ上にはまさに大根を振り上げる応援団の姿が。

丸焼きに列んでる間に応援団の出し物は終わってしまってると思ってたため、これは望外の眼福。存在は知ってたけど生で見るのは初めてです。
ということで初収穫祭でしたが、おおむね目的のものを一通り体験・目撃することができ、とても満足でした。



とりあえず食べ残した肉は持ち帰って翌日のおかずに。粗挽きコショウを追加して網焼きにしてみたところ、皮がパリパリしてなかなかいい感じになりました。油がすごい。


2007年11月13日(火)02:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

収穫祭・山賊無双編

報告が遅くなりましたが4日の日曜日、五街さんによる昨年の報告以来、ニケが絶賛大注目中だったイベント、某もやしもん大学収穫祭に行ってきました。とりあえず一足先に五街さんからレポート出てますが。

朝9時からやってるらしいので、目標9時到着とかニケが言いだしたんですが10時に大学に到着。まあまあの健闘ですな。
五街さんはゼミ室待機係で動けないということなので、まずは先に祭見物中のにゃーたんことぎにゃーさんと合流。
駅側の門を入ってすぐの所に動物とのふれあいコーナーがありまして、チャボ、ヒヨコ、ウサギ、ヤギ、七面鳥、犬、モルモットなどの食べられる生き物が囲いの中に放されており、これらの生き物とのふれあいが楽しめるという趣向。
ここでニケがヤギを威嚇したりウサギに逃げられたりしてるうちににゃーたん到着。

ニケは前日の土曜にも来てたのでだいたい見に行きたい場所の目星はついてますし、山賊の先導で露店巡り開始。

まずはベトナム人留学生のお店でチキンのフォーと揚げ春巻きを購入。
Mayugeが手に持っている食べ物や飲み物を何のためらいもなく取り上げ、当然のように食す山賊フリーダムっぷりににゃーたんを唖然とさせつつちょっと早めの昼ご飯。
そしてお腹が落ち着いたところでそのまま各国留学生による各国の食べ物露店を周回開始。



写真上段はブラジル人留学生が作るブラジルのスナック、パステル。
小麦粉でできた薄い皮に具を包み、サクッと揚げたもの。
具は選べるようになっていて、それぞれチキン、チーズ、そして肉。

いや、具のうち1つだけがなんか不自然に抽象的なんだけど。
こ、こんな時代やさかい原材料はできればきっちり書いてもらえんかな。

値段はチキンと謎肉は300円、チーズが350円。
とりあえず謎肉が何なのか知るべく肉を注文。カウンターのとこにあるシートには牛肉って書いてありました。安心なようなちょっと残念なような。
揚げたてでサクサクの生地が美味。そして中の具はシンプルに塩味。ちょっと塩辛めかもしれないけど肉汁たっぷりなのがとてもいいです。
ニケが「つまみに最適」と言いながら早速買っておいたチューハイ開けてます。
なんか来る途中、「これだけ食べ物があるのに酒が無くてなんとするかー!」とか言いながらコンビニに吸い込まれていきまして。

そのまま移動して写真下段、モンゴル人留学生が作るモンゴルのスナック、ホーショル。2個入り麦茶付きで300円。
ひき肉にキャベツ、玉ねぎ、ニラを混ぜて具を作り、それを小麦粉の薄い皮に包んで油でカリッと揚げたもの。
揚げたての表面がサクッとしていて、これを囓ると中には具がギッシリ。シンプルながらもなかなか美味しいですね。
ニケも「つまみにいい」とご満悦でさっそく次のカクテル開封。貴様感想そればっかりじゃないか。

さらに五街さんのフェイバリットフードであるインドネシア人留学生が作るインドネシアのスナック、マルタバックも試してみました。どうやら写真がありません。撮り忘れたまま食ったらしい。
こちらは鶏肉、玉ねぎ、ネギ、卵を具にして、薄い皮に包んで油たっぷりでサクッと焼いたもの。一個200円。
衣がサクサクのホカホカで、これを囓ると中の肉が…って、さっきから名前違うけど全部同じ物じゃないかお前ら。各国の留学生の中の人が実は全部同一人物ではないかという疑惑が。

この他に伊勢人留学生が伊勢の伝統的ファーストフード、伊勢うどんを売ってました。一杯250円。
私はレトルトとかじゃない伊勢うどん食べたのは初めてだったんですが、けっこう美味しかったです。ただ、讃岐うどんこそがうどんであると考えているうどん原理主義者の方々が、伊勢うどんをうどんとは認めないという理屈も同時に分かる気がしました。同じ原材料を使っていても目指す方向がまるっきり違うんでしょうね。
ニケは田舎が伊勢だとかで伊勢うどんがお気に入りなんですが、この店のは本場物と比較すると少しもの足りなかった様子。まあ学生の作るものだし。

ある程度お腹も落ち着いたところで五街さんが監禁されてる研究室襲撃。収穫祭期間中はOBなどもけっこう訪れるため、最低一人はゼミ室に居るように、ということらしいんですが、一向に交代要員が現れる様子がなくて出られないらしく。
ということで出られないなら押し掛けてしまおうという貧乏神大明神理論でズカズカと。まあこのときの様子は五街さんとこの方に出てますので割愛。
あと、ついでにこのときににゃーたんから農大名物のハチミツのお裾分けをいただきました。ありがとうございました。
こちらは自家製味噌、野菜配布と並ぶ収穫祭の人気店でして、行列3時間とかザラとのこと。

しばしお茶などいただいて、ついでにゼミ生やOBを攪乱。いや、我々祭見物のついでに挨拶に来たOBとかじゃありませんから。100%混ぜもの無しの純然たる部外者です。
ゼミを訪れたOBの方などに丁寧に挨拶されてしまい恐縮。

さて、手持ちの酒を飲み干してそわそわし始めた山賊が五街さんから酒を売ってそうな最寄りの店を聞き出してます。我々はそろそろ旅立たねばならない。



で、道すがらにもう一個五街さんお勧め、フィリピン人留学生が作るフィリピンのスナック、トロンと、あとマンゴージュースのお店。
トロンは小麦粉でできた薄い皮にバナナを包んでサクッと揚げたもの。またこのパターンか!
バナナはやや青めの未熟なものを使っているので少しホクっとしていてイモとバナナの中間のような食感。表面のシロップがガツンと甘い東南アジア系デザート。
これまた揚げたてが美味。最初に買いに来たときは作り置きが店頭にあったのであえてスルーしまして。在庫が切れたところを見計らって戻り、わざわざ揚げたてを買った甲斐があるというもの。



せっかくなので祭で見かけたその他の風景。

銀河帝国は現在萌えビジネスに着目中。ベイダー卿自ら率先して範を示しておられました。そら暗黒面にも堕ちるっちゅーねん。アナキンにいったい何が!
この後、ファイティングポーズを取ってみせたにゃーたんに対してベイダー卿がライトセイバーを構えて向き直りまして。そのまましばらくジリジリと間合いを詰めて対峙してました。ノリがいいですなベイダー卿。

さらに花屋には謎のコマンドーが潜んでたりして油断なりません。
そのあまりにも自然な潜みっぷりは、花屋が気付かずにその上に商品の苗をどんどん積み上げてしまうほど。頭からつま先まで全身の上に植木鉢置かれて動けなくなってました。



そして最後に日もとっぷり暮れた頃、そろそろ帰ろうかと思ったときに道端にあった書き置き。

どうやらお父さん放置して帰られてしまった様子。
ちょっと実家に帰られちゃった風味でもあり、もの悲しい雰囲気。

皆さまお待ちかねの丸焼き編へ続く。



2007年11月13日(火)02:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理


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