おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


収穫祭・豚の丸焼き編

ということで昼食と各国のスナックを存分に堪能した山賊一行は五街さんの研究室を辞した後、今回のメインターゲットである豚の丸焼きを視察に。

これはなかなかこんがりした感じになってきてますな。一応到着してすぐに様子は見に来たんですが、その時点ではちょっと生風味でしたが、だいぶ食べ物らしくなってきてます。
時間はそろそろ昼をちょっと過ぎたところ。豚の丸焼きの解体ショーは3時半から、さらに解体の終わった豚を実際に販売し始めるのは4時半頃からということですが、すでに周りには常に野次馬。そして現在販売中の串豚はもうすぐ売り切れらしく、今列んでる人で終了との札が立ててあります。つまりこの後ろに列んでれば丸焼き購入列の最前列に着くことができ、さらに解体ショーもかぶりつきで見られるというわけですな。
ということで「串豚終了」の看板を掲げ持ちながら雑談などしつつここで丸焼き解体をひたすら待ち続けることに。

そうしてる間も絶え間なく現れては去っていく野次馬の列。五街さんとこのレポートにもありますが、通りすがる若人や若くない女性たちのリアクションにどうも胡乱なものが目立つ気がします。
「グロい」はまあいいとして、「かわいそうー」って貴様が毎日食ってる肉片はかわいそうじゃないとでも?
あと、「かわいそう」とか「残酷」って言った後にずんずん近付いていってアップで写メ撮りまくるのもどうかと。
それと、かなり多かったのが「うわぁ、リアル」。
本物を見て感想が「リアル」っておかしいだろう。貴様はバーチャル世界の住人か。エージェントスミスを呼べ! ここに脱走者がいるぞ!


さて、そうこうするうちにやっと交代要員を見つけて待機係を押しつけた五街さんが合流。焼き上がりを待ちつつ雑談すること通算3時間、はるか遠くの方から「カランカラーン カランカラーン」と福引きの大当たりのベルみたいな音が。どっかの露店でクジでもやってるのかな?とか思いつつそのまま雑談してると、またベルの音。なんかさっきより近くなってない? あとなんかそっちの方がざわざわ騒がしいような。

と思ったら丸焼きスタッフがあわただしく動き始め、「すみません、通路あけてください!」と声をかけると、その声が渡るかどうかという頃には野次馬の人垣がむしろ自発的にザッと真っ二つに割れまして。モーゼの降臨を思わせる勢いで開いた通路からけたたましくベルの音、そして姿を現した解体部隊。



ああ、こりゃ野次馬も自発的に道あけるわ。

ということでカラフルにボディーペイントをほどこした不審者の集団が奇声を上げながら豚を台から降ろし、そのまままた丸焼きが完成したことを学内に余すところ無く知らしめるため、「丸焼きにされ、バラバラにされ、美味しくいただかれた、マサオ君(40kg)の頭」(要するに金曜に実行された丸焼きの頭部)を頭上に掲げた女学生を御輿に乗せて走り去っていきました。
そんなこんなで告知も終わって解体開始。しかしなんだ、全身にペイントして奇声を上げる集団が刃渡り50cmくらいのヒグラシ・ブレードを振り回して首を叩き切ってるっていう画はどうなんだ。日本の首都で繰り広げられる光景としては大丈夫なのか? 表現的にとか色々。

どうでもいいことですがこれだけ長時間炙っていたにもかかわらず、断面の一部がどう見ても生です。結局切り落とした肉を店の中に持っていって、フライパンで火を通してからパッケージングしてますね。まあさすがに豚肉で火通ってないとまずいですし。

さて、いよいよ肉配布が開始される段になって、我々のすぐうしろになにやら鬼瓦もしくは獅子舞に激似の顔面をした バb マダムがどこからか現れまして。「自分は12時過ぎからずっと列んでたのに、いつのまにかこっちの行列ができていてのけ者にされている。自分に今すぐ肉を買わせろ」とか言い出しまして。我々こそ昼過ぎに列ができる前からずっとここに居ましたが、こんな特徴的な顔面の生物は一度も見てません。しかし鼻息荒く堂々と 嘘を 主張するさまは、明らかに関わるとすごく面倒そうなオーラ。どうやら店員及びそれより後ろに列んだ人々もそれを感じ取ったらしく、獅子舞はそのまま列に入って肉買ってました。まあ我々より後ろだったし別にどうでもいいですが。さて、一番乗りで購入購入。



  「狂おしいほどに肉」 by にゃーたん


うわー、また詰めましたね。丸焼きは一パック500円。全体的に非常におおざっぱな焼き肉といったところ。
しかし所々にあるカリッと焼けた皮のパリパリした食感は他では味わえないもの。

ちなみにこの写真は最初の一パック。この後ニケ、Mayugeと順に購入したところ、3パック目辺りでは明らかに肉のブツ切り度合いが粗くなってます。3パック目にして早くも切り分け部隊に息切れが!
ていうか量的にどっちにしろ食い切れませんしお持ち帰り。

そんな感じで肉食ってるうちに薄暗くなってきまして、収穫祭巡りを終了しました。


そろそろ帰ろうと門に向かって歩き出したとき、遙か後方にあるステージの方から「どっどーん、どーん、どっどーん、どーん」という聞き覚えのあるリズム。

 「あの音って大根踊りのフレーズじゃない?」と言いながら振り返ってみたところ、ステージ上にはまさに大根を振り上げる応援団の姿が。

丸焼きに列んでる間に応援団の出し物は終わってしまってると思ってたため、これは望外の眼福。存在は知ってたけど生で見るのは初めてです。
ということで初収穫祭でしたが、おおむね目的のものを一通り体験・目撃することができ、とても満足でした。



とりあえず食べ残した肉は持ち帰って翌日のおかずに。粗挽きコショウを追加して網焼きにしてみたところ、皮がパリパリしてなかなかいい感じになりました。油がすごい。


Nov.13.2007(Tue)02:35 | Trackback(0) | Comment(0) | 徒然(日記) | Admin

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