おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


ホテルオークラ特製 フレンチトースト

以前、この記事を見て表面はカリッと中はふんわりとろーりのフレンチトーストというのが無性に食べたくなりまして、このホテルオークラ特製 フレンチトーストというのを試してみました。
もちろんこんなに大量に作っても仕方ないので適当にダウンサイジングして、パンも厚切りじゃなくて普通の食パンで。

で、こないだまたやってみたので家庭用スケールで収録。
この時はフランスパンを使用。
特に何か思惑があっての選択ではなく、以前にフランスパンの食べ残しを切って冷凍してたらそのまま忘れてしまい、気づいたら完膚無きまでパリッパリに乾燥してまして、普通に使用するにはどうにもならなそうだったのでダメモトでフレンチトーストにしてみようかと。
冷凍庫臭くなってそうなので一度トースターで軽く炙ってから漬け込みました。

 フランスパン    4切れ
 卵         2個
 牛乳        120mL
 砂糖        20g(大さじ2=18g)
 バニラエッセンス  少々
 バター       少々
 サラダオイル    少々



卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスをよくかき混ぜ、皿やタッパーなどの浅い容器に移してパンを並べて浸す。

写真は最初卵1個でやり始めたときのもので、あっという間に卵液を全部吸われたのでこの後卵一個分を追加しました。合計で上記の卵2個分のレシピになります。

ラップしてそのまま12時間冷蔵庫で保存。

12時間後、パンを裏返してまた冷蔵庫に戻し、合計24時間漬け込んで卵液を浸透させる。

開始から12時間後って平日にやろうとするとけっこう微妙なタイミング。



フライパンを熱してサラダオイル、バターをひき、パンを並べて蓋をして弱火で加熱する。

そのまま表面7分、裏面7分、ロスタイム1分の合計15分間焦がさないようにじっくり焼く。

7分間焼きっぱなしなのでかなり弱火にしないと焦げ付きます。


以上です。基本焦がすか腐らせるかくらいしか失敗の要素がないシンプルさにもかかわらず、表面はカリッと中はふんわりトロッとした、なにやらプロっぽい雰囲気のフレンチトーストができます。
1年近く冷凍したまま忘れてたパンだったんですが、軽くトースターにかけたのが良かったのか元々問題なかったのか、冷凍庫臭いということもなく上々の仕上がりでした。


このレシピの特徴はなんといってもパンを卵液に片面ずつ12時間、合計24時間じっくり時間を掛けて漬け込み、中までまんべんなく卵を行き渡らせるところですが、一方で、この行程を1分間に短縮するレシピというのも出回ってまして。
レンジにかけて膨張した空気が冷えて収縮するのを利用し、代わりに卵液を吸収させてしまおうという、おでんを一旦冷まして味を浸ませるのと同じ原理。

ホテルオークラのレシピを試したあとにこのレシピを知り、原理的には納得できるけどどのくらいうまくいくものなのか気になりまして。正直なところ「ある程度染み込むけど芯までしっかり行き渡らないんじゃない?」「パンがしぼんでペッチャンコにならない?」「食感がベチャベチャのヘナヘナにならない?」と、わりと失敗イメージがふんだんに脳内シミュレートされる感じ。
それでも前日から用意しておかないといけないのが、思いついたらその場で作れるようになるのはかなり魅力的です。
ということでまず倍量の卵液を用意し、半分に分けてレシピ通りに24時間前から漬けておいたものと、その場で電子レンジにかけたものの2種類を作り比べてみることに。

まあ実際のところ食べ比べてみる前から、というか試してみようと思いついた瞬間には、「まあ食べ比べるとさすがに差はありますが、下拵え時間を1/1440まで短縮できるというメリットを考えればこの方法もアリだと思います」などとドヤ顔で〆るところまで脳内文章構成を済ませてたんですけどね。

ん、びっくりするくらい違いがわからん。

1分レシピの方で卵が染み通ってない部分があるとかパンが薄くなってるとか食感が悪くなってるとかいうような違いは、少なくともMayugeが食べ比べて感知できる範囲内ではまったくありませんでした。交互に囓ってもどっちか分からないレベル。
少なくとも厚切りじゃない普通の食パンで作ってご家庭で楽しむ分には「卵液に浸してレンジで1分」のレシピで問題なくいける様子。

ホテルオークラのレシピに出てる写真はさすがにプロの仕事だけあって真ん中がこんもり盛り上がった良い形をしてますが、このレベルを目指そうとしたら電子レンジ方式では難しいんじゃないかと思います。レンジで温めて吸わせた場合、おそらくパンの中の気泡をロスする分が確実に出るはずなので。Mayugeが試したときはそもそもどっちもこんなに膨らみませんでしたが。
あとは今回のMayugeの都合みたいにパサパサに乾いたパンとか使う場合も時間をかけて漬ける方が良いかもしれません。

まあ1分レシピと24時間レシピは各自こだわりと時間の都合の兼ね合いで。
やっぱり24時間かけて下拵えしたフレンチトーストとか食ったら気分は良いですよ。若干。



あと、Mayuge的にはフランスパンの耳とか歯ごたえがあるパンは好きなんですが、ふわトロ系のフレンチトーストを楽しみたい場合はやはり耳を落とした食パンを使うのがいいと思います。パンも使い残しではなく新しいうちに使う方が食感や香りが良いでしょうし。
レシピ比較はちゃんと食パンでやったんですが、やり始めの写真は撮ってあったけど一番肝心なここから先の写真が無いんですよね。何やってんだ私。



2013年7月30日(火)00:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | 食糧(レシピ・栽培) | 管理

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