マンゴーの種 |
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| 先日、上司から職場にマンゴーのお裾分けがあってみんなでいただきまして。 その際マンゴーの切り方とかの話題から発展して何人かが「マンゴーの種を植えてみたけど芽が出なかった」という思い出話を始めました。 聞いてると食べ終わったあとのあの種を水に漬けてみたり、土に埋めてみたりしたことのある人がけっこういる様子。 やたらと巨大な種なので気持ちは分かります。
で、「殻も固そうだし、カッターで傷とか付けてやらないと無理なんでは?」とか言いながらなんとなく検索してみたところ、「殻を剥いて中身だけを水栽培する」というのがセオリーらしく、面白そうなので試してみることに。 検索結果眺めてると、パキラみたいなちょっとした鉢植えくらいに育ててる人もけっこういるんですよね。普通に観葉植物として悪くない感じ。
ということでまずは種。 軽く水洗いして表面に残った果肉を落とします。 べつに洗わなくても問題はないと思いますが、ぬるぬるして中身を取り出す作業がやりにくそうなので。 殻の合わせ目に沿って軽くカッターを入れてやると意外と簡単に割れ目が入ります。中の胚や胚乳を傷つけないように注意。
検索結果を見てると種の中身の大きさにけっこう違いがあるようで、殻よりもかなり小さい場合もあるようです。品種とか収穫時期にもよるんですかね。
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| で、これを皿などの浅い容器に置いて半分ほど水に浸します。 完全に水没させないことと、毎日水替えすることがポイントの様子。 今回は職場に置いてるので平日は毎日水替え、土日は放置という方針で。
2、3日で胚の部分がちょっと変形し始め、5日目には明らかに芽のようなものがが伸び始めた感じ。 殻を割る際に胚乳部分にちょっとだけ傷をつけてしまったんですが、その部分が黒く腐ってきました。 そこからカビそうなので毎日水替えの際に容器をしっかり洗い、黒くなってる部分のぬめりをちょっと念入り気味に洗っておきました。
そのまま伸びるに任せてると芽っぽいものが下を向いちゃってて、先端が種の下敷きになりはじめまして。ちょっと気になるのでひっくり返してみたところ、翌日には水から出た部分が真っ黒になって抗議してました。これ根か。
ということでまた裏返して元に戻し、栽培開始から10日ほど経ったのが写真。 伸びてきた根の付け根に裂け目ができ、そこから芽が出始めたところ。
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| 栽培開始から2週間ほどの様子。けっこうそれっぽくなってきました。 昔埋めてみたけど何も生えてこなかったと言ってた人々から「え、あれちゃんと生えてきたんですか!」と言われるように。
根が何本かに分かれて伸び始め、種を持ち上げるようになってきたので深い容器に移し替え。 深い容器に水を入れて台を沈め、台の上に種を乗せて半分くらい水から顔を出すようにしてあります。
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| 栽培開始から3週間ほど経過。 一気に葉っぱが拡がり始めました。 根っこもしっかり伸びてるようなのでこの辺で植木鉢に移植することに。
ちなみに2週間目辺りから根の付け根辺りに水カビか根毛か微妙だけど水カビじゃないかなぁという感じのものが発生してましたが、特に問題はなかったもよう。まあこれもあったので鉢に植え替えてしまおうと思ったんですが。 ちなみに傷を付けて黒くなってしまったところは栽培を始めてしばらくはじわじわ広がってましたが、途中から進行が止まりました。
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| ということで水栽培を始めて1ヶ月弱。赤色っぽかった葉っぱが緑色になり、茎もしっかりした感じになってきました。 種は土に埋めてしまわず、半分外に出してるのが良いとのことなのでそのように。 何となくその方がそれっぽいですし。
思った以上にしっかり観葉植物っぽい姿になってけっこう楽しいです。
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2013年7月12日(金)02:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 食糧(レシピ・栽培) | 管理
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