おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


ヤマドリタケモドキ

ということでキノコ。
連休の雨が効いたのか職場の林がキノコ三昧となっております。
写真のは名前はさっぱり分かりませんが柄がすごくささくれ立っていて特徴的なキノコ。17、8cmくらい。

昼休みにそんなのを撮りながら蚊と格闘しつつ歩き回ってたところ、前方に異様な物体が。



どうみてもイグチの一種なのは間違いなさそうな一本。高さは20cmちょっと。
絵に描いたような姿というかオモチャみたい。そして圧倒的な存在感。
去年見かけたマントカラカサタケに比べると、背の高さはそれほどでもありませんが、重厚さと質量でインパクトは充分。

みたところヤマドリタケにそっくり。ヤマドリタケはポルチーニとかセップとかいってイタリア料理だのフランス料理だのに使われてるやつですな。なんかヨーロッパでは食用として人気のあるキノコだそうで、やや気になってはいたんですよね。



ちょっとその迫力を実感していただくために手と比較写真。
こんな調子でまとまって4本生えてました。

イグチ科のキノコはシルエットが特徴的でちょっと好きなんですが、ここまで巨大化してるのも初めて見ました。せっかくだから種類をしっかり調べてみたいと思って採取したところ、4本で自転車のカゴがいっぱいに。見ず知らずの職員が不審者を見る目でこっち見てたけどキニシナイ。


調べた感じ、ヤマドリタケの近縁種のヤマドリタケモドキっぽくみえます。こちらもヤマドリタケに劣らず美味しい食用キノコらしく、調べてるとサイトを開くたびに絶品だの最高だのという言葉で挑発してきて困る。
ただし、よく似たキノコで有毒のドクヤマドリが存在しています。
基本的にMayugeスタンスでは、そこら辺で見かけたキノコを素人鑑定で食べてみるような危険を冒す気はさらさらありません。
とりあえず調べた結果、ドクヤマドリの特徴として傷が付くと青く変色するという分かり易いものがありました。
さっそく試してみた結果、今回みつけたキノコは引っ掻いて放置しておいても色は変わらず、また柄にうっすらと網目模様もあることから、少なくともドクヤマドリではなさそうです。

そしてこの辺を調べてる課程で「一昔前まではイグチ類には毒キノコは無いといわれていた」という記述を、Mayugeが所持している図鑑をはじめあちこちで見かけました。たいていはこの後、「現在ではドクヤマドリがイグチ科の毒キノコとして~」と続きます。これはつまりドクヤマドリでないことの確認さえ取れれば比較的安全ということでは!(注 この文を読んで本気にした人がいても責任は負いかねます)
あと、中毒症状は下痢、腹痛程度、と。死にはしなくても肝臓、腎臓障害とか起こすキノコも勘弁ですな。
ヤマドリタケモドキ自体は可食だけど、傘の裏の管孔部分は消化が悪いから取り除いた方がよい、と。ほうほう。


…バター炒めにしてみました(テヘ

いやさすがに怖いから端っこの方数cmをスライスして試してみただけですが。
これは絶賛されるだけのことはあります。塩を振ってパターで軽く炒めただけなんですが、今まで食べたキノコのバター炒めの中で最高の味と言っていいでしょう。もっともキノコのバター炒めなんか今まで数えるほどの種類しか食べてないですが。

とりあえず今後二度とこのBlogの更新がされなくなった場合は、ヤマドリタケモドキの鑑定法にはまだ改良の余地があるとみてください。


どうでもいいことですが、「チャレンジ可」の判断を後押しする原動力として大きな割合を占めた「一昔前まではイグチ類には毒キノコは~」の記述をあちこちで見かけた件、単にMayugeを含めた全員が同じ図鑑を読んだだけではないかという気もします。みんなが同じこと言ってるからっても何の根拠にもなりませんな。

明日も無事だったらパスタとかにしてみようかなぁ。



2007年7月18日(水)02:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 食糧(レシピ・栽培) | 管理

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