おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


しょうゆさん

その昔、Mayugeが当時プレイしてたROのプレイ日記サイトをしばらく続けてたことがあり、ページ右下のリンクにいまだに痕跡が残ってますが、そこで「しょうゆさん」というネコがなし崩し的にマスコットキャラ的な扱いを受けてまして。
しょうゆさんは友人宅の同居猫なんですが、当時友人の旅行中などに時々預かることがあり、その際にキーボードを踏んでチャット上に発言を残すことなどがあったためプレイ仲間にも一部認知されてました。

そのしょうゆさんが先日3月1日早朝に息を引き取りました。享年20歳とのこと。
猫としてはかなりの長寿で、人間に換算すると100歳前後になるらしく、大往生です。
で、翌2日、お葬式というかお別れの会的なものにお邪魔してきました。だからというわけでもないんですがしょうゆさん追悼写真を何枚か。
1枚目の写真は直接しょうゆさんとは関係ないんですが当日咲いてた河津桜。



猫に限らず、動物が意外と賢いというエピソードはよくありますが、少なくとも猫に関してはたまに他に比べて明らかに物事の認識力の高い個体がいます。しょうゆさんもどうやらそういう猫らしく、預かってる間にも色々しでかしてくれました。
写真左側の白黒の方がしょうゆさん、右側の真っ黒の方がぽきィさん。

2匹を冬場にを預かった際、帰宅してみると扉を開けた瞬間あきらかに部屋が暖かく、「猫が2匹いるだけで室温ってけっこう違うもんだなぁ」と感心しながらよく見たらファンヒーターのスイッチがONになってまして。
その日は朝出がけに消し忘れたのかと思い、翌日はちゃんとスイッチを切ったことを確認してから出勤しました。しかし帰宅してみるとやっぱり部屋がほの暖かくファンヒーター稼働中。
しょうゆさん達は預かってきた初日からファンヒーターの天板上がほの温かいことを学習していたため、留守番中に上に乗ってるうちに上面にあるスイッチを踏んでしまったんだろうと考えて翌日はファンヒーター上面にタウンページを2段重ねにしてスイッチを保護して出勤。しかし帰宅してみるとやっぱりファンヒータ稼働中。タウンページは下に払い落とされてます。そもそもこのとき使ってたファンヒーターのスイッチは触っただけでオンオフするようなタイプではなく、それほど大きいわけでもないスイッチをがっちり凹むまで押し込むタイプのもので、猫の体重でオンにしようと思ったらそれなりの意志を持って体重を一点に掛けないと動きそうにありません。キミら分かっててやってない?

仕方ないのでこの日から毎朝コンセントを抜いて出勤することに。



ちなみに翌年の冬に預かった際にはファンヒーターはお役御免となっており、我が家には伝統的ネコホイホイと名高いコタツが導入されてまして。
しょうゆさんとぽきィさんはアメリカ生まれの帰国子女なためコタツは初体験だったんですが、はじめはおそるおそる侵入するも非常にお気に召したようで、その後は一日の大半をコタツ内で過ごしてました。コタツなら電源オフでもそこそこ温かくなりますし。
で、友人のところに帰った後、友人宅でテーブル下に籠もってなにか納得がいかないような顔をしたまま出てこないという奇行がみられるようになったらしく、友人から「何か変なこと教えました?」と聞かれました。その後友人宅にも猫専用にコタツが導入されたとのこと。



しょうゆさん、ぽきィさんは基本的に完全室内飼いだったんですが特にしょうゆさんは外界に非常に興味津々で、隙あらば脱走しようというか預かってる間にも数回脱走の前科があります。
一度など鍵のかかってる窓を開けて脱走しました。
いわゆるクレセント錠といわれる、レバーをガチャッと回して押さえるタイプの鍵ですね。その当時の部屋のものはレバーを回して閉じたあと、さらに横に付いたつまみをスライドさせてレバーをロックする機構が付いていました。
普段はこのロックまでは使ってなかったんですが、以前に預かった際、仕事から帰ってきたら鍵を掛けてたはずのベランダの引き戸がしょうゆさんに開けられていたことがあったため、それ以降ロックもかけるようにしてました。ちなみにこのときはベランダを散歩しただけで満足してた様子。



で、決行日、この日は友人が迎えに来る日だったんですが朝方から窓がガタガタと非常にうるさく、ずいぶん風が強いなとウトウトしながら思ってた記憶があります。
で、起きたあと猫グッズ一式をまとめたりしてる間、妙に静かだなーとは思ってたんですが、ふと気付いたらしょうゆさんの姿がどこにもなく。半物置と化してた方の部屋に入ってみると鍵が閉まってたはずの窓がちょうどしょうゆさんサイズで開いてます。窓から外を覗くと1階の窓の庇が真下に見えるんですが、そこに着地したと思われる足跡がくっきりと。
どうやらクレセント錠とそのロックをひたすら振動を与えることで少しずつ緩めて開けてしまったもよう。もはや猫の脱走というよりほとんどピッキングテクニックの域。多少隙間があったとかならともかく、まったく動きもしない窓をガタガタ揺らし続けるという知恵をどこで身につけてきたのかさっぱり想像も付きません。
到着した友人を巻き込んでの1時間ほどの捜索の結果、おおむね近所の探索にも飽きて腹も減ってきたと思しいしょうゆさんとぽきィさんをエサで釣って捕獲しました。

なにやら故人の思い出とか語ってるとだんだん暴露大会とかマイルドな悪口大会に移行していく傾向がありますよね。
ともあれ何かと非常に印象深い猫でした。ご冥福をお祈りします。



Mar.14.2016(Mon)00:54 | Trackback(0) | Comment(0) | 徒然(日記) | Admin

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