おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


デジカメ用ドットサイトアダプタ

ドットサイトもしくはダットサイトというものがありまして。
本来は銃の照準として使われているものなんですが、これが高倍率ズームでの写真撮影にもけっこう便利とのこと。

写真は高倍率ズームで撮った職場の野良ウサギ。こっち警戒してます。


で、そのドットサイトについてはMayugeはこれまでそんなに意識したことはなかったんですが「オリンパスがデジカメ専用のドットサイトを発売」という話を見たのが何となく印象には残ってまして。
この時点ではガラス窓の真ん中に赤い光点があるだけのものと認識してたため「なんか便利なのコレ?」という感じだったんですが、某口コミで妙にこの発売を心待ちにしてる人々を見て少し気になり、Wikipediaの照準の説明に使われているこの画像を見てやっとなんとなく分かったような気がしてきました。あれこれかなり便利じゃね?

先日のグリップベルト工作の時に触れましたが、春頃に65倍という高倍率ズームが売りのデジカメ、Canon PowerShot SX60SHを購入しまして。その辺の野鳥とか野ウサギとか撮って遊んでたんですが、慣れてないせいもあるでしょうけど肉眼で小さく見えてる被写体をデジカメの画面とかファインダー上で見付けられないんですよね。
肉眼で見えてる標的にガラス越しに光点を合わせるだけである程度方向が合ってくれるならかなり助かりそう。
しかし1万円払うほど欲しいかというとそこまででもなく。

で、元々は銃のためのツールということは多分モデルガン用にもうちょっとお手頃なものがあるだろと思ってAmazonを巡ってみたところ、細かいとこにこだわらなければ2千円くらいからあるようです。べつに狙撃するわけではないのでそこまで精度も必要ないですし中国製のオモチャで十分です。
ということで最安のものよりちょっとコンパクトっぽく見えたこの辺のを購入。約3000円。送料無料ですけど2週間ほどかけて中国本土から直送されてきたみたいです。

あとはモデルガン用のドットサイトは当然銃のマウントに合うようになってるため、そこんところをカメラに合うようになんとか。
ピカティニー・レールっていうんですかあの鉄砲に付いてるギザギザ板。たぶんこの名前は明日までに忘れる気がしますよ。
やっぱりこういう需要はあるようでそれ用の商品が存在してました。しかしこれ安もんのドットサイト本体より高いじゃないか。しかも無駄に背も高いし。まあいろいろ応用を考えてのことではあるんでしょうけど。

ということでここのところは素材を買い集めてもっとコンパクトに自作しみるのもアリではないかという気がしてきまして。
とりあえずカメラのホットシューに合うパーツを何でもいいから調達します。検索したらネジだけが付いたホットシューマウントアダプタとしてこの辺が400円弱。



肝心のレール部分はどうも手っ取り早く安価なものが見付からなかったので完全に一から工作することに。実用性抜きで見た目だけ再現したプラスチック製のパーツとかあるんじゃないかと思ったんですけどね。
規格自体はシンプルなものですし、工作材料箱の中にちょうど3mm厚の塩ビ板の切れ端があったのでこれを使いました。板からノコギリで切り出したパーツを目分量でゴリゴリとヤスリ掛けし、接着剤で貼り合わせるだけ。
カメラに他の銃用オプションパーツを付けたり使い回したりする事もなさそうなので長さも必要最低限で。

写真下側はドットサイトと形になった自作レールパーツとホットシューアダプタと、材料一式を並べてみたところ。
左端の黒い四角はドットサイトの付属品のカバー。



で、レールの真ん中に穴を開け、ホットシューアダプタのネジを金鋸で必要最低限くらいの長さに切り落としてから先ほどの穴に無理矢理ねじ込んだら完成。脳内計画段階ではもうちょっと綺麗に表面を磨き込んで仕上げようかと思ったんですが、完成が近くなるにつれてめんどくさくなってきました。まあこれでいいか。
あとホットシューアダプタはAmazonレビューでも数名の方が触れてましたが、微妙に幅がありすぎてホットシューに刺さりません。さすが中国製品。売る前にちゃんと試せよ。
0.何mmの話なので軽くヤスリ掛けしてやれば解決しますがまあ値段なりということで。

写真の下側がレールにドットサイトを固定してみたところ。良い感じに必要最低限の高さに収まったんではないかと思います。



ということでカメラに装着して様子見。
こうして見るとぱっと見レーザーサイトみたいですが、目の前のガラス板に赤い点を投影してるだけです。
左右でカメラと景色にそれぞれピントを合わせて比較してみました。右側では光点の位置がちょっと分かりにくくなってしまいましたが、おおむねそれらしい働きをしてくれそうです。
実際使っててもなんでこれで標的の位置が合うのか不思議な気はするんですが、「光点が視野に見えるように構えられた時点で軸がある程度標的の方向を向いてる」という説明を見てなんとなく理解できたような気がしました。
とりあえず「顔の前にこのくらいの角度で構えれば光点が見える」っていう感覚さえ掴めばあとは直感的に使えてかなり便利そうです。

で、作るところまででおおむね満足してこの後あまり活用はしてないわけですが。外暑いし。
涼しくなり始めたらキノコの関係もあって外出が増えるため、使う機会も増えてくるかと思います。
今のところドットサイトの一番の問題は使い終わったあとにスイッチを切り忘れることです。ON状態が地味で。



2015年8月7日(金)20:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

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