おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


ツグミはんこ革刻印

先日作成過程を収録してたツグミ消しゴムはんこですが、「元々考えてた別の用途」の方もやってたので収録。

以前、革細工でパスケースを自作したときに金属製のハンコを刻印に使いましたが、この刻印を自作でなんとか出来ないかと思ったのがそもそもの発端。

以前に工作材料を買い出ししてるときにどこかで2mmくらいの鉛の角棒を見たような記憶があって、それを使えば今回のツグミハンコみたいな図案だったら作れないかなぁと思いまして。というよりもともとそういう素材で刻印っぽいものを作るために考えたのが今回の図案。しかしそんな鉛線を売ってそうでMayugeが行きそうな店を一通り見て回ったもののそんな素材はどこにも置いてなく。たぶん見た気がするのも数年前なので取り扱いをやめてしまった可能性もありますが、ネット通販でもそれらしいものは見つからないためそもそも勘違いだった可能性もあります。

ということでとりあえずそちらの方向からの作成は一旦置いておいて別ルート。
まず消しゴムハンコを普通に彫りまして、それをシリコンで型取りしてレジンキャストで複製してみました。
シリコンとレジンキャスト引っ張り出してくるのって星の精ステッキ作成以来じゃないか。

まず型枠の中に油粘土を敷き詰め、消しゴムハンコをその上に固定します。今回ダイソーで買った油粘土がなんか緩くてべったべたで手にばかりくっついて非常に使い難かったです。

そこにシリコンを流し込んで型作成。1日置いて固まったら枠から取り出して粘土と原型を取っ払って型完成。



そしてできた型にレジンキャストを流し込んで‥‥ってダメだこれレジンキャストが劣化してる。なんかえらく粘性は上がってるし色も黄色いし混ぜてもマダラに固まって反応の進行もえらく遅いし。そういえばこれ買ってから10年以上経ってるしなぁ。
まあとりあえず1日くらい放置してたらなんとか使用に耐えそうなくらいには固まりました。本来なら数十分で固まるはずのものがまる24時間くらいかけてやっとしっかりしてきたって感じだけど大丈夫かコレ。

ちなみに右の方に写ってるのは同時進行でやってた別件の工作の試作。こっちはそういえばこの段階で放置しっぱなしですがそろそろ再開しないと。



まあ若干不安はあるものの一般的なプラスチックくらいの硬さの複製ができたので、これを湿らせた革に押しつけて固定したまま一晩放置。


とりあえず目論見通り自作消しゴムはんこの模様を革に刻印することができました。
しかしレジンが劣化して固化が不完全だったせいか、複製した型が明らかに使用前より潰れて薄っぺらくなってます。なんとなく相討ちって感じ。あとモールドが潰れたせいでスタンプくらいなら問題なかった余白部分の凹凸が革と触れてしまい、あちこちに細かい足跡が付いちゃってます。
まあこの辺はハンコ作る段階でしっかり削り落としておくか、レジンで複製したあときっちり削るかしておけばいい話ではあるんですが。

今回のものは1回の使用で見るからにモールド潰れてエッジが甘くなっていて、繰り返し刻印に使うのは厳しそう。あと数回は使えるかもですが使う度に弱っていくことも目に見えてますし。劣化していないレジンを使えばもう少しマシかもしれませんが、もっと細いラインで彫った型を使うとかいうのも厳しそうです。
まあ一度シリコン型さえ作ってしまえばキャスト複製はある程度作れますし、一品ものとか個人製作の小ロットものとしては選択肢にならなくもないという程度でした。

けど実際個人用の自作なら厚めのアクリル板とかをリューターで彫って作る方が現実的かもしらん。



2015年7月28日(火)00:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理

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