おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


スズメ

ある程度マンガとか読んでるとその作者の絵柄がなんとなく見分けられるようになりますよね。
書店などで『新刊が平積みされたコーナーを通り過ぎようとして何となく目の端で引っかかりを感じ、よく見たら買ってるマンガ家の新作があった』などというような経験は誰でもあるのではないかと思います。

ところで写真の本、[スズメ ――つかず・はなれず・二千年 三上 修]ですが、しばらく前に新聞か何かの書評で採り上げられてるのを見かけたものです。Mayugeは特別スズメに思い入れがあるわけでもないんですが、この本から妙に心の隅に引っかかるものを感じまして。かといって新刊で即買いするほどすぐ読みたくてたまらないというわけでもなく、まあ興味があるジャンルではあるのでとりあえずAmazonの欲しいものリストに放り込んでおいてました。
で、先日、ブックオフをぶらついてたら現物を見かけたので手にとってパラパラッと眺めて納得。どうやら表紙や挿絵などイラストの一部を描いてるのはとりのなん子ではないかと。カバーの折り返しとか巻末とかあちこち探しても名前は見つからなかったんですが、絵柄から多分間違いないだろうと確信。
せっかくなので買って帰ってよく見てみたところ、目次の隅っこに「本文・カバーイラスト=とりの なん子」と書かれていました。

ということで妙に引っかかった理由判明。どうやら表紙イラストをMayuge脳が無意識にとりのなん子の絵柄と認識し、脳内データベースで「買ってるマンガ家の新刊」として自動処理された様子。
どうりで書評やレビューを読んでも同じ著者の他の本に比べてこの本だけ妙に買わないといけないような気がするわけです。
これまでも買ってるマンガ家が描いたパロディー作品を絵柄で検知したりということはありましたが、人間の顔ならともかくスズメの後頭部で判別できる検出能力に改めて驚愕したというか呆れた次第。

本の内容の方はスズメについての研究を一般向けに分かりやすく解説した入門書といった位置付けらしく、なかなか面白かったです。スズメに関する素朴な疑問から専門的な調査の課程や結果まで、幅広い範囲を専門用語を使わずにさらっと紹介してある感じですいすい読めるのも良いところ。
個人的にはスズメの移動距離についての調査結果がインパクトがありました。スズメの移動距離なんかせいぜい隣接した市町村レベルかと思ってた。

一点、文中でミツバチの失踪の原因がネオニチコチノイド農薬で確定のように書かれてる部分があり、Mayuge的にはまだ確定するには時期尚早という認識だったので若干気になりましたが、引き合いに出してるだけで本筋ではないしまあいいかという感じ。



2014年2月25日(火)01:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

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