おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


ボルボックス

先日、サンプルを処理してたら同僚が「ボルボックスがいる」と言い出しまして。
ボルボックスというとMayuge的には中学校の理科の資料集などで見て以来クンショウモとともに妙に印象に残ってる生き物。しかし実物は見たこと無かったというか、何となく非現実的なイメージで身近に生息している生き物という実感がありませんでした。



子供の頃に何かで読んだ情報ではボルボックスは単細胞生物から多細胞生物に進化する過程の原始的な生物という扱いで、今までそのまま信じてたんですが、Wikiの記述からするとかなり変わってたんですね。
分類に分子生物学的手法が用いられるようになってから判明したんでしょうか。5000万年前に分岐したとこというとこれまでのイメージよりかなりの新参者。

つまり、多細胞生物としては構造が単純で原始的なので「これは生物が初めて多細胞化しようとした頃の生きものがそのままの形で残っていたものに違いない」と考えていたら、実は「ずっと単細胞生物のままでいた奴が、ほ乳類がそろそろ猿に進化し始めてるような時期になって唐突に『そうだ、多細胞生物になってみよう』とか思い付いてやってみてるところ。まだ思い付いたとこなので構造も単純」ということだったようで。教科書もこの調子で地味に書き換わってる場所とかけっこうあるんでしょうねぇ。



けっこう大量にいたのでビーカーに小分けして職場の机の上に置いて鑑賞中。
見た目は1mm弱くらいのつぶつぶでゆっくり回転しながら水の中をゆらゆら漂っていて、気付くとなんとなく光りのある方へ集まっているようなそうでもないような。
たまに光源側の壁にみんなでぺたっとくっついてたりしてなんかかわいい。



2011年5月29日(日)01:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)