ぼかろ |
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ちょいと自分用メモ。
ニコニコ動画方面を中心にVOCALOIDが盛り上がるようになって久しいですが、色々な方によって平沢進の曲もかなりカバーされてます。 で、平沢進本人もおそらくこの手のテクノロジーは非常に好きだろうと思われ、「次のアルバムあたり師匠が自分でも使いそうだなw」などというコメントを見て、あり得るなぁと思ってました。
さて、事の起こりは平沢進の新作DVD、P-0(ピー・スーン)の予告ビデオ。 この動画はさっそくニコニコ動画などにも転載されてまして、なんか途中(40秒あたり)からあきらかに僧侶の声とか入ってるんで、私も「ディレイラマが聞こえる気がする」などとコメント入れてたんですがそれはさておき。 このビデオの1分過ぎからのコーラスがVOCALOIDの一つ、MEIKOなのではないかというコメントがあり、言われてみれば確かにそんな感じ。
これについて、この前にもちょっとネタに取り上げた平沢三行logにおいて、平沢進自らがVOCALOIDを使用していることを匂わせる記述をしたというのが現在までの流れ。 以下原文
お姉さんを磨け 2008年8月23日(土曜日)
P-0で使われている女性ヴォーカルはアマチュアでも使っているごく普通の廉価なヴォーカルエンジンである。近頃ネット上でも見かけるが、ほとんどが無調整のままだ。お姉さんは磨けばプロになる。
| MEIKOを「お姉さん」と呼んでる辺り、平沢進もある程度「分かってる」ことを伺わせる記述な気がするのは穿ちすぎでしょうか。
ちなみに平沢進でMEIKOというと、この方の調教、中でも特にセイレーンの出来が素晴らしいと思うのでついでに。
あと、さらにコメント欄にも珍しく平沢進本人が補足書きこみをしてたようなんですが、これがどうやら流れてしまってるのでメモ。 というか前後の状況と同時にこの文を保存しておくのがむしろ今回の記事の目的。
ちなみに、「それより××の○○と△△に使われてたソプラノは何? まさかあれはボカロじゃないよね? 企業秘密?」という質問に対しての回答。
Re: お姉さんを磨け 投稿日時 2008-8-24 18:14 hirasawa
だから女性の声は全部アレだと言っているのだ。磨けばプロになると言っているのだ。ソプラノだろうが何だろうが徹底的に調整すれば出るのだ。ちなみに「白虎野の娘」も「確立の丘」のコブシ回しのお姉さんも皆同じエンジンだ。
まず人の「声」がどのように成立っているかを勉強すれば更に吉。
全体を調整してキャラを変えてしまう。その後一音一音徹底的に調整すべし。
これであなたもあの腹立たしいパッケージのキャラともお別れだ。
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「白虎野の娘」に関してはオフィシャルページで無料配布されています。 出だしの謎語のコーラスがのっけからそれっぽいですな。言われてみればそうって感じの声だけど今まで全然気が付きませんでした。
この曲がテーマに使われた映画「パプリカ」の公開は2006年だから、初音ミクのブレイク以前、MEIKOがDTMソフトとしては異例の売れ行きを伸ばしたものの、一般へのVOCALOIDの知名度はまだまだ、といった時期から曲に使われてたことになります。
ニコニコ動画にパプリカのOP部分の抜粋と、三行logで言及されていた曲などのMEIKOを使用したと思しい部分の抜粋などがアップされてたので、こちらも参考に。
よく考えたら平沢進はYAMAHAが作った高いオモチャ、Miburiの日本有数の使い手とか言われてますし、同じYAMAHAが開発したVOCALOIDに当初から注目してなかったわけがないですね。 まあ今さら指摘してもあと出しっぽい、っていうか実際あと出しなんですが。
あ、写真はこの前衝動買いしたオウム貝の貝殻です。意味はありません。 下敷きの変な猫はチャイハネのオカカ。
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どうでもいい追記
検索で出てきて、前後の状況の情報収集の参考にもさせていただいた初音ミクみくさんのエントリーを読んでたら、コメントにて「PHONON 2550 LIVEに収録のサイボーグの3分過ぎのコーラスもそう」との指摘が。 確認のために聞き直してたんですが、このCD買って最初に聞いたとき、「最近の平沢進の曲にこのお姉さんよく使われてるなぁ。お気に入りのタイ人ニューハーフだろうか」とか失礼なことを考えてたのを思い出しました。
さらに追記
なんかエントリー書いて2時間もしないうちに「腹立たしいパッケージ」とか「腹立たしいパッケージのキャラ」のキーワードで検索してくる人が続々と迷い込んできて吹いた。
よく考えたらニコニコ動画とかに触れない健全な生活してる生粋の平沢進ファンの人にしたら、あの三行logの記事自体が意味不明でしょうね。
あと、VOCALOIDファンと思しき人がどこかで三行logの文を見てたいそうご立腹らしいのも発見。 「腹立たしいパッケージのキャラ」という表現に怒るあまり、文章全体の意味がちゃんと理解できてない気配もするため、反論というかフォローの文章でも書こうかなぁとも思ったんですが、2ちゃんのVOCALOID関連のスレッドとかちょっと覗いてみたところ、この話題自体がすでに沈静化してるっぽいのでやめ。
多分、平沢進がプロとしての自分の作品にVOCALOIDを使用している(=性能を認めている)ということを知ってるか知らないかで、かなり一連の文の意味が違って受け取れると思うんですよね。
ついでに検索結果から通常表示では流れて読めなくなっているコメントまで全部表示できるアドレスも見つかったので、こっちも掲載。
ってこれが見つかったってことは、このエントリの存在意義無いじゃないか。 まあいいか。
あ、写真は職場に生えてたハナオチバタケ?らしきもの。 傘の直径が1cm未満くらいの小さなキノコ。
その後、雑誌(ユリイカ増刊号 総特集・初音ミク)記事のインタビューで平沢進が使用しているボーカロイドはLOLAであると判明したそうです。 白虎野の娘および確率の丘の女声はLOLAとのことなので、この時期のものはだいたいそうなのかもしれません。 そのほか、LOLAとMEIKOを所持していて使い分けているという記述を数カ所で見かけましたが、これについてのソースは不明です。
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Aug.26.2008(Tue)22:39 | Trackback(0) | Comment(0) | 徒然(日記) | Admin
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