おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2015年4月16日を表示

筑波山

御朱印帳って数年前からあちこちでちょこちょこ採り上げられるようになってて少し気になってまして。
熱心に神社仏閣に参拝するようなガラではないんですが、神社なんかを見て回るのもわりと好きですし、骨董市で神社に立ち寄ることもあるので、せっかくなら集めてみるのもいいかなと。帰省の途中に京都なんかも通りますし。
と言いながらも今まで手を付けてなかったのは「気に入る表紙の御朱印帳が身近で売ってなかったので」というきわめて俗っぽい理由からでした。で、先日別の用件で出掛けた際にたまたま見かけた御朱印帳がそこそこ気に入ったので購入しまして、そろそろ始めようかと思ってた次第。1ヶ月ほど前から。
御朱印をスタンプラリー感覚で集めることを批判する向きもあるようですが、とりあえず個人的には深くこだわらない方針で。

で、まず手始めにどこに行くか考えた結果思い至ったのが筑波山神社。わりと近所でいかにも地元という名前かつこの辺で唯一の式内社ですし、真っ先にご挨拶しておくにふさわしいような気がします。なんとなく。
拝殿、男体山本殿、女体山本殿の3ヶ所の御朱印が一気に揃うのもスタートダッシュにちょっと有利。いや何に有利なのか知りませんけど。

ということで週末にじゃあ行ってくるかと思ってたところ笠間に拉致されまして
じゃあ翌週行ってくるかと思ってたら雨が降りまして。近所の神社とはいえ山の上。雨の日は避けたいです。
ということでその週明け、朝起きたらとても良い天気だったので唐突に午後半休を取って筑波山へ行ってきました。

ちなみにMayugeはけっこう長いことつくばに住んでますが筑波山に登るのは初めてです。
ていうか話してると身の回りのつくば在住者ってほとんど筑波山に登ったことないって言ってる気がするんですけど。地元出身者だと学校の強制イベントで登ってるようですがたいていそれっきりと言ってますし。

まずは中腹の拝殿にお参りして御朱印をいただいた後、山頂へ向けて移動開始。



さすが古来から修験道が盛んだった地だけあって傾斜もかなりのもの。日頃運動不足の身にはかなりこたえます。いやーきつかったわー。傾斜ぱないわー。

10分弱で無事に山頂駅に到着。山頂駅といっても男体山、女体山の2峰の中間点の一段低くなってる場所にあるため、ここからそれぞれの山頂および神社本殿まで徒歩で約10~15分とのこと。平日とあってケーブルカーも山頂駅周辺の売店も人の姿はまばらでした。

まずは男体山山頂に向けて今度は本当に山登り開始。
男体山の方はけっこう傾斜が急な場所も多く、岩がごつごつしててあまりユーザーフレンドリーではない設計です。
途中で景色や花を撮ったりメール送ったりしつつ歩いて15分弱で山頂到着。さて、御朱印を‥‥ってシャッター降りてるじゃねぇかなんだこれ。閉店?
ショックのあまり写真撮っておくの忘れてました。

小さい神社とかだと御朱印所は土日しか開いてないことも多いとは聞いてましたが、筑波山神社ならそこそこ大きいし、サイトにも「本殿の御朱印は山頂限定」との記述はあるけど営業日(?)のことは書いてないので若干不安に思いつつも来てみたんですが。

まあこの閑散っぷりではいかに神職とはいえ来るかどうかも分からない参拝客のために毎日山登ってきたくないわな。ですよねー。と思いつつ撤収。
できれば営業日書いといてください。



どうやら本殿は平日は閉まってるっぽいと判明しましたがせっかくなので女体山の山頂の方にも登っておきます。
筑波山頂駅まで戻ってきたあと反対方向に向かって徒歩で約10分。
女体山山頂へは男体山よりちょっと距離があるものの、道自体は比較的平坦で難なく歩ける感じ。幼稚園~小学校低学年くらいかなっていう感じの女の子が一人でずんずん登っていってるのも見かけました。ていうか一人で進んだあと走って戻ってきて後続の家族になんか言った後また走って登っていきました。元気だなおい。

女体山の山頂は岩場が天然の展望台のようになっていて視界を遮る木などが少ないため非常に良い見晴らしでした。以前に誰かから登るなら女体山がお勧めと聞いた記憶があったんですが納得の景色。



で、登りはケーブルカー使用というチート行為に手を染めたMayugeですが下りはいちおう自力でやろうかと考えてまして。
ルートはいわゆる白雲橋コース。筑波山名物の巨石や奇岩がルート沿いに点在していて代表的なものを一通り見ることができます。岩とかもわりと好きなんで

写真左側はなかでも特に有名な奇岩、弁慶七戻り。右側が高天原の岩の裂け目みたいな通路。
ガイドには白雲橋コースの下りの所要時間はは90分程度と書かれていましたが、駐車券を見ると車を駐めてきた土産物屋の預かり時間が5時までとなってまして。ゆっくり降りてると間に合うか微妙だったのでちょっと急ぎ気味で降りたところ、所要時間はほぼ1時間でした。もっともコースの上半分は足場に石が多く、不規則な階段状になっているため急ごうにもあまりスピードアップのしようが無いように思えます。段差一段ごとに膝と太腿に衝撃が走り、「山登りは下りの方が疲れる」というよく聞く話を実感できました。いやまあ今回に関しては登ってないから当たり前なんですけど、「あー、下りが疲れるってこういうことなのか」という感じで。



あとこの時期に行っておきたかったのは、ちょうど今筑波山でカタクリの花が咲いてると聞いたためというのもあります。
片栗粉の本来の材料として名前自体は非常になじみ深いんですが本物は見たことなかったんですよね。あと、花をおひたしにすると非常に美味しいと聞いて興味津々なんですが。いや採りませんけど。場所によっては絶滅危惧種とか言われてるみたいですし。
筑波山では今月の20日まで筑波山頂カタクリの花まつりというのをやってまして、ちょうど今が見頃とのこと。山頂駅付近の群生地以外にも登山道脇などあちこちでちらほらとカタクリの花を見付けることができました。

ということで本殿の御朱印は戴けませんでしたが景色などで充分満足できる筑波登山でした。つくばにいる間に一度くらいは登っておかないとと思いつつこういうきっかけでもなければまったく足が向かなかったためちょうど良い機会でした。本殿2社には近いうちにまたリベンジしておきたいところ。

ところでこの記事を書くためにちょっと検索してみたところ、山頂の本殿については「休日でも閉まってた」「平日に開いてた」など困惑させられる情報がぽろぽろと。登ってみてのお楽しみ? 地上から分かるようにしていただけないでしょうか。狼煙でもツイッターでもいいんで。



2015年4月16日(木)00:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 放浪(旅行・御朱印) | 管理


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