おもいつき
 
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2015年11月7日を表示

方位磁石ストラップ作成

スマホでマップを表示したとき、現在地はともかく自分の方向を示す矢印ってほぼデタラメだったりしませんか。
機種とか電波状況などにもよるのかもしれませんが、とりあえずMayugeとしてはあの矢印は基本的に参考にならないという認識です。
まあ地下鉄から出てすぐとかGPSの電波も拾えてない状況では仕方ないかとは思うんですが、それならそれで何が根拠か分からない嘘ばっかりの矢印を表示するのは止めていただきたい。駅を出てランドマークが何もないのでマップだけを信じて移動してみたら、実は進行方向が90°間違ってたとかけっこうあるんですよね。

ということで知らない土地をマップアプリを使いつつウロウロする際、逆に超アナログな技術である方位磁石の需要が個人的に出てきてまして。
小さい方位磁石のストラップでもないかと思って検索した結果、いまいち気に入るようなものがなかったため例によって無いなら自分で作りなさいの精神発動。



そんなわけで秋葉のどこかで小さい方位磁石を見かけ、そのうち使おうと買っておてました。直径は13mmくらい。
これをストラップにするための枠として何か良い素材はないかと考えてたところ、ジョイフル本田の工作材料コーナーで何用か分からない板を発見。厚さ5mmで5cm×15cmくらいで250円ほど。値札に木材の名前がカタカナで書いてあった気がするんですが忘れました。

最初は短冊形の木札にしようかと思ってたんですが、デザインを練ってるうちにできるだけコンパクトに収める方向に収束していって最終的に2cm×3cmくらいのキューブ状に。麻雀牌くらいでしょうか。

あと木枠だけでは素っ気ないので裏側に何かワンポイント模様でも付けようかと思って手芸コーナーでなんとなく目に付いたラピスラズリのビーズ。たぶん6mm径かそのくらい。

写真は材料を切り出して磁石をはめ込む穴をドリルで開けたところ。ただし近所で手に入る木工用ドリルの径が12mmまでだったので棒ヤスリを使って手作業であと1mm広げました。



エポキシ系接着剤で2枚貼り合わせてヤスリで整形。
もっと薄い木材でもあると厚みが抑えられてよさそうだったんですけどね。
色違いの木材を貼り合わせるっていうのも考えたんですが、ますます麻雀牌にしか見えなくなりそうだったので没案に。
あと、作業してたら四隅が尖ってるのが意外と痛かったので角を落とすことに。



裏側の模様は紙に落書きしながら適当に考え、実物大に清書したものをセロハンテープに描き写して本体に貼り付け。
これをガイドにしてデザインナイフで彫り付けました。丸い部分はストラップ穴とビーズをはめ込む穴。
木の表面をテープで保護しておくとピンバイスで穴を空けるときに縁が毛羽立つのを防げるんじゃないかとふと思い付いて試してみたんですが、見込みが当たったようです。



最後に紙やすりで表面を整えてニス塗って方位磁石とビーズをはめ込んだら完成。表側が記事冒頭の写真。
裏側のはもうちょっと繊細な彫刻でも入れられれば良いんですが技術がないので。
あと、角を落としたらますます麻雀牌を思わせるシルエットになったような。

とりあえず持ち歩いて使用してみた結果、方位磁石は小型のちゃちなものなので動きにやや引っかかりがあって安定が悪い気はしますが、見当違いの方向を堂々と指し示すマップアプリの方向指示よりは遥かにマシでした。
あとスマホ周辺には思った以上に磁界が漏れてるらしく、ストラップ紐の限界ギリギリまで離さないと磁針がスマホの方向を向きます。



2015年11月7日(土)01:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 工作 | 管理


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