鶏肉の酒蒸し・カオマンガイもどき |
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| 鶏肉の酒蒸しはけっこう好きで時々作ってまして、もも肉を使う場合は醤油味、胸肉を使うときは塩味というのがなんとなくMayuge内ではスタンダードとなっています。 で、胸肉を使う場合、ちょっと火を通しすぎるといきなりパッサパサで非常に味気ない仕上がりになっていまいます。この火の通し加減が難しいんですが先日めずらしく時間を計りながらやってみたらちょうど良い仕上がりになったのでまた忘れないうちにメモ。
材料:
鶏胸肉 ‥2枚 塩 ‥小さじ2程度 日本酒 ‥適当 生姜 ‥1片
鶏胸肉を器に入れ、浸る程度の日本酒を注いだあと、塩を振ります。 このまま数時間~一晩程度冷蔵して下味付け。
1.鍋に蒸し器をセットしてお湯を沸かせる。
2.鶏肉を漬け置きした日本酒ごと深めの皿などに移す。この際肉同士が重ならないように。生姜1片も薄切りにして鶏肉と一緒に。
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| . 3.温まった蒸し器に鶏肉の皿を入れ、10分間蒸す
4.火を止めて、蓋を開けずにそのまま10分間放置。
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| . 5.蒸し器から取り出して完成。
火を止めた時点ではまだ肉の内部が生で、その後余熱で中心までギリギリ火が通るくらいのタイミングが理想。 肉を切ったときに「基本的には火が通っているけど真ん中辺りはこころもちピンクがかっている」というくらいが目安です。
Mayugeは熱々のままご飯のおかずにするのが好きなので、蒸し鶏にするときはある程度の量をまとめて作り、まず一食めは熱いうちに食べます。周りの汁にも良いダシが出ているので、刻んだキュウリなどを敷き、スライスした蒸し鶏を汁ごと乗せるとスープが野菜に染みて非常に良い感じ。 そのまま一旦冷蔵庫で冷やして冷菜にする方が一般的なシピとしてはそれっぽいかもしれません。茹で汁が煮こごり状に固まってジュレドレッシングのようになってこれもまた良い感じ。
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| あとは冷やし中華の具にしてみたり。 保存する場合は肉ができるだけ汁に浸るような状態で冷蔵庫へ。一旦冷やしたものはレンジなどで再加熱しようとするとたいていパサパサになります。うまくやればしっとりしたまま加熱できるのかもしれませんがMayugeは成功したことはありません。ていうかチャレンジもあまりしてない。
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| あと、ついでに茹で汁を利用してカオマンガイもどきを作ってみたのでそっちもメモ。 あくまでもモドキなので正しいレシピをなぞる気はあまり無く。
まずご飯を炊く際に蒸し鶏の茹で汁を適当に混入。ほんのり塩味+鶏ダシ味のごはんになります。 適当な野菜を刻んでご飯と共に皿に盛ります。今回はキュウリとみょうが。あと付け合わせにトマト。
以下の材料を混ぜ合わせてタレを作成します。
カオマンガイのたれ:
醤油 ‥大さじ1 味噌 ‥大さじ1 砂糖 ‥大さじ1 鶏の蒸し汁 ‥大さじ1 ニンニクおろし ‥小さじ1 おろし生姜 ‥小さじ1 レモン汁 ‥小さじ1 唐辛子 ‥少々 ごま油 ‥少々
野菜、ご飯の上に蒸し鶏を乗せてタレをかけたら完成。 あの甘辛くて何とも言えずエスニックなタレが、意外と身近な材料でそこそこ再現できます。
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2014年10月28日(火)19:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 食糧(レシピ・栽培) | 管理
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J's Store(バッタの唐揚げ) |
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| 虫話注意(写真アリ)。
ニケがどういう加減かしばらく前から昆虫食にはまってちょこちょこ妙なイベントにも参加してるという話は以前から少し触れてますが、そういえば誘われて店に食いに行ってたのを収録し忘れていたので改めて。 店はニケが横浜近辺で虫を食える店を探してて見つけたJ's Storeというタイ料理店。関内からラマイの移転先を越えてさらに進んだ辺りにあります。
ちょうどルピシアの試飲会が横浜であったため、そちらに行ったついでにちょっと遅めの昼食をそこで取ることになりました。 まずは前日からニケ邸に移動しておくことになったんですがニケが会社の飲み会のため、会が引ける頃を見計らって東京駅で待ち合わせ。しれっと予告から1時間遅れくらいで現れたニケと合流しました。 あとはニケ邸まで通勤電車に揺られながらだらだらと虫談義。
ニケ 「そういえば『アフリカ系の女性と結婚したら虫料理を勧めてきて困ってる』みたいな話もありましたね」 Mayuge 「あー、あっちの方も食べるよね。甲虫系の幼虫とか?」 ニケ 「スズメガってわかります?」 Mayuge 「あ、無理無理。たまに草むらにいるシャウエッセンよりでっかい芋虫でしょ」 ニケ 「あれを料理するらしくて」 Mayuge 「どんな調理すんの?」 ニケ 「さー?」 Mayuge 「蜂の子とか栗の虫辺りは食べたことあるけど大きいのはきついな」 ニケ 「ああ、栗の虫美味しかったですね。あれって何の幼虫ですか?」 Mayuge 「さあ? 調べたことない。カミキリムシかなーと勝手に思ってたんだけど」
目の前の席で魂が抜けたようにぼへーっと座ってたサラリーマンが食い物の話と虫の話が交互に出て来てることにじわじわ気付いたらしく、いきなりギョッとした表情でこっち見上げたあとすぐ目を逸らしましたよ。あと電車降りる前にもっかいこっち見てから降りていきました。席空いた-。
ちなみに栗の虫は記事書くついでに調べたらクリシギゾウムシの幼虫だったらしいです。
そんな感じで機運を盛り上げつつ翌日、ルピシア試飲会のあとJ's Storeへ。 ニケはすでに一度試しに仕事帰りにぶらりと立ち寄ってバッタをつまみに軽く一杯引っかけて帰ったことがあるそうで場所も分かってる様子。 と思ったら地図を眺めながら難しい顔して唸ってますが。 若干不安な展開ながら何とか無事に店に辿り着きました。どうもこの近辺はタイ系住民が多いらしくタイ料理店やマッサージ店などを付近でちらほら見かけます。
店の外にはテラス席と呼ぶには若干ワイルドさが多めな感じの机があり、昼間っからできあがってるっぽいタイ人と思しき一団がいます。うむ、現地っぽい。
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| 店内はアジア系雑貨・食材店の真ん中にいきなりテーブルが置かれたような雰囲気。四方の壁はぐるっと商品棚で主に現地系食材が陳列されている他、パック詰めした料理も売られてます。この辺りはぱっと見街角のお総菜屋さん。また、一角はスーパーの冷凍冷蔵コーナーみたいになっていて生鮮品も扱ってる様子。あ、パック詰めのバッタがある。 写真右側の上段に立てかけてあるパックがバッタ。整然とみっちり100g。値段不明。 料理のメニューには日本語版があるのに対して、食材系の表記は基本的にタイ語のみでこっちは顧客として日本人はあまり想定してない様子。
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| ちょっとうろ覚えですが注文したのはたぶんCセット(青パパイヤサラダ、パッタイ、トムヤムクンの各ハーフサイズがセットになったもの)(¥1200)と、イサン風鶏と山菜スープカレー(¥850)、バッタの唐揚げ(¥850)、蒸しもち米(価格不明)。
パッタイはちょっともっちりした食感の麺が特徴的。他の物に比べると辛さは控えめ。 青パパイヤサラダはパパイヤ部分とキャベツ部分が半々という感じ。単品で見ればそこそこのピリ辛料理だったはずですが、他の料理が一層辛かったので印象は相対的に控えめ。
トムヤムクンはけっこう辛めですがスープがなんともいえず濃厚。強すぎない酸味にレモングラスその他のハーブと魚介ダシがしっかり効いてる感じで美味しいです。
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| イサン風鶏と山菜スープカレーは今回一番辛かった料理。写真ではトムヤムクンの器とあまり違って見えませんが、トムヤムクンは汁椀くらいの器でこのカレーはラーメンどんぶり程度の大きさがあります。 コクの強いトムヤムクンとは反対にすっきりした風味のスープで、唐辛子のシャープな辛味がストレートに来ます。 具は主に鶏肉と蕪かなにか。この辺りは季節で変わるのかもしれません。 とにかく辛いですが味付け自体は美味しいと思います。ココナッツミルクが効いた一般的なタイカレーのイメージとは違い、かなりさっぱりとした味。たしかにこれは日本人に分かりやすく説明するとしたらスープカレーという感じ。
「餅米も美味し-。」
そのもち米はカレーを希釈するための貴重な資材だ。無駄に消費するな。 写真を撮り忘れたんですがタイ米の細長い餅米を蒸したのをカレー用のご飯として注文しました。メニューを撮った写真を見直してもどこにも載ってないんだけどどうやって注文したんだコレ。 カレーがかなり辛いのでもち米で希釈しないとなかなか食べ進められません。ていうかすでに現時点のカレー残量ともち米残量を比較してカレーが一方的に残ることが確定してますが。あと飲み物の消費が激しい。 ちなみにドリンクは冷蔵コーナーの缶ジュースなどを勝手に取り出してよく、最後にまとめて会計するシステム。 マンゴーやライチジュースの他、バジルシードドリンク、マンゴスチンジュースなどちょっと風変わりな物もあります。蕗の葉っぱにしか見えない絵が描かれた缶ジュースがありましたがアレはいったい。
そしてメインディッシュのバッタ。 写真はソフトフォーカス気味にしてあるので安心してご覧下さい。 サムネに縮小されてたら意味ないか。 イナゴの佃煮ベースで心構えしてたらさすがトノサマバッタ、体長が倍くらいあって迫力の完成度。しかも思った以上に皿に山盛り。 サイズ感としてはそうですね、小ぶりなヤングコーンを箸でつまみ上げたと想像して下さい。それがそのままバッタになった感じです。「ヤングコーン食うときに思い出したらどうしてくれんだコラァ!」っていう苦情が聞こえたような気がしましたが遺憾に存じます。 ニケが一人で飲みに来て注文したとき、「小鉢に入ったイナゴの佃煮」くらいの雰囲気の想像をしてたところにこれが出てきてちょっと涙目になったというのが理解できます。それでよくもっかい来ようと思ったなキミ。 ていうか単品料理のメニューのところには「全品税込み850円」というおおらかな値付けがしてあるため、材料費にあわせて値段ではなく盛りが変わる方式なのではないかと。 味および食感はというとほぼ海老。桜エビの素揚げ食べてるのと変わりません。目を瞑って口に放り込まれたらほとんど区別できないのではないかと思えるほど。なんか足んところがトゲトゲチクチクしますけど。トゲ多いエビだな。 味付けはけっこうしっかり目でスパイスがよく効いています。一緒に揚げられたレモングラスとバジルの香りも良く、さっくりした食感でビールとか飲む人ならおつまみ性能が高そうです。
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| 結局カレーとバッタは食べきれなかったのでテイクアウト。カレーは辛すぎて。バッタは多すぎて。 あとカレー希釈用のジュースと水で満腹になったのもあります。
タイ人が経営する飲食店でテイクアウトをお願いすると液体のカレーをビニール袋にダイレクトinした非常に不安なビジュアルのものを渡されるというのは一部で有名な話ですがこの店もそうでした。タイ文化の一種なのか。あ、私はバッタテイクアウトの分け前とかいいんで。遠慮しとくのでよかったら全部どうぞ。 ということでちょっと遅めの昼ご飯をゆっくり食べてたら店を出る頃には4時前。そのまま解散となりまして、ニケは日が傾き始めた街をバッタがみっしり入った袋を手にしてホクホクで帰って行きました。
まあ昆虫食っていうと字面だけでもう拒否反応が出る人もいるかとは思いますが、調理しだいでけっこう普通にいけます。 冒頭でも触れた通りMayugeは子供の頃からイナゴの佃煮とか栗の虫をカリッと炒ったやつとかに触れてたので調理法と素材次第では特に抵抗はありません。それもあって今回のバッタの唐揚げに関しては美味しく食べられました。イロモノとかゲテモノとしての演出に力を入れてるようなのは論外ですが、食材として美味しく食べようという心意気が感じられるものなら他にも試してみたいですね。あくまでも物によりますが。
ニケが持ち帰ったバッタの唐揚げは子供たちにも好評で取り合いになったとのこと。食に関して非常に保守的な嗜好を持つ旦那さんのリアクションについては触れるまでもないですが。 子供の食べ物の嗜好はやっぱり母親の影響力が圧倒的ですよね。同僚に「5人家族の友人宅で虫料理否定派が旦那1人になって孤立中」という話をしたら、「常識の方が押されている‥‥」という至極まっとうなリアクションが返ってきました。
J's Store
所在: 神奈川県横浜市中区末吉町1-23 ボナールイセザキ 1F 電話: 045-241-1709 営業: 24時間(不定休)
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2014年10月28日(火)00:18 | トラックバック(0) | コメント(2) | くいだおれ(食記録) | 管理
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