BIORAD Ultramark移植 |
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| さて、Mayugeというとカレーとキノコ食ってるだけみたいに見えるかもしれませんが仕事もしてまして。 職場で使用してる機械の一つにBIORADのUltramarkがあります。いわゆるマイクロプレートリーダー。 いちおうPC制御にはなってるんですが10年以上前に導入された機械で、シリアルポートでパソコンに繋がれることを潔しとしないレガシーデバイスなナイスガイ。PCにはSCSIで繋がりたいとかいまどき無茶なことを言ってきます。
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| さらに制御ソフトであるmicroplate managerにはプロテクトが掛かっていて、ハードウェアキーが刺さったPCでないと起動できないようになってます。そしてこの鍵もPCにはプリンタポートで繋がりたいとか我が儘を言ってます。そういえば昔のパソコンってプリンタ刺すためだけにでっかいコネクタ付いてましたねぇ。 お前らそんなにパラレルインターフェース好きか。
で、今までWindows98の入ったPCをそのまま使用してたんですが、年度末にちょっと必要があって他の人に使い方を教えたところ、「え?USBメモリ使えないんですか?」と言われまして。 Windows98SEはいちおうUSBをサポートしているもののプラグアンドプレイではないという微妙な立ち位置。そしていまどき98用ドライバ付属で売ってるUSBメモリなんかあるわけもなく。いやあるのかもしれませんけど私は持ってません。 ていうか自宅ひっくり返せばたぶん98用ドライバ付きUSBメモリもありそうだけどめんどくさいし。
ということで年度も明けて仕事が一段落したところで ヒマだから この機会にせめてXPの入ってるPCへの付け替えを敢行。とりあえず使用頻度が高くないPCからプリンタポートが付いてるやつを探し出してゴチャゴチャやってたんですが、どうやらプラグアンドプレイにゆとられた人々の間ではドライバのインストールなどという太古の儀式はロストテクノロジーとなってるらしいと知ったので、いつか誰かの役に立つかもしれないと思って記録。
まずSCSIボードを旧PCのPCIスロットから引っぺがしてXPマシンへ移植。 これまたUltramark買ったときに付いてきたと思われる十数年もののAdaptecのSCSI 29160Nでしたが、64ビット版Windows7まで対応ドライバがまだまだ配布中のようで、がんばってますな。 ていうか刺して起動してみたらプラグアンドプレイで認識。 ただ、このあと動かしてみたらASPIがどうとかエラー吐いたので、adaptecのサイトからドライバを落としてインストール。 このドライバがXPまでしか対応が書いてないんで7以降はどうなるか不明。7に入れてみてる人はいるようなのでまだまだがんばれる可能性はあります。
そういえばUSB-SCSIの変換ケーブルってまだ売ってるんだろうか。
次にソフトウェアをインストール。 うちにあったのはmicroplate managerのバージョン5.1 for Windows。 ソフトのアップデート版とか配布してないのかなーと思ったら売ってくれるみたいです。40万円で。 遠慮しとくです。
とりあえずCDからインストールしてみると、だいたい進むんですが途中でaladdinがどうとかエラーを吐きます。 無視して進むとインストールは終了しますが、microplate managerを起動するとハードウェアキーが刺さってないとの言いがかり。さっき刺したわ。 aladdinで検索してみたところ、どうやらmicroplate manager Ver.5.1辺りに同梱されてるハードウェアキー用のドライバがXP非対応の様子。 こちらからHASP4の対応ドライバを落としてインストールしたところ無事に認識しました。 こちらのドライバはVista対応まで存在するようですが、7以降で動かせるかは不明。
そういえばUSB-パラレルポート変換ケーブルってまだ売ってるんだろうか。
ということで要点は「ASPIの対応ドライバを入れる」、「HASPの対応ドライバを入れる」の2点だけです。一昔前のPCの設定を自分でやってたような人なら余裕なんですが、プラグアンドプレイ以降にしかPC触ったことがない人だとけっこう分からないようなのでメモ。 あと1年でXPのサポートも終わるのにこんな情報どこかで使うのかは知りませんが。
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2013年4月25日(木)00:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理
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