おもいつき
 
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2011年8月19日を表示

円筒分水

先日、ニケ邸にいったついでに、@nifty デイリーポータルZで以前になんとなく読んだ記事、「気になる堰、そして円筒分水へ」で印象に残ってた「二ヶ領用水久地円筒分水」を見に行ってみました。場所はこのあたり

Mayugeは学生時代に川崎辺りに住んでいたため、たまたまこの記事を見かけたときに見覚えのある風景の写真に目が止まって読んだんですが、記事中で追跡してる水路が当時のニケ宅のすぐ裏を通ってて見覚えがあったりとなかなか懐かしい雰囲気。
他にも見た記憶がある場所が何カ所かあったんですが、水路の先にこんなものがあったとは知りませんでした。けっこう近くまで行ったことも何度もあったんですが。

円筒分水は装飾的な外見をしてますが農業用水などを正確に分配するための完全に実用的な設備。現代の我々には水の対立というと香川のうどん用水くらいしか想像できませんが、水の分配が地域同士の対立に発展することすらあった昔にあっては、こういう風に水を誰の目にもわかりやすく公平に分配できるということは重要な要素だったのかもしれません。。



ともあれ噴水のように装飾を目的として作られたものではなく、単に機能性を追求しただけの実用設備が結果として幾何学的でユニークな外見に仕上がったというところに妙に魅力を感じますね。
写真は水路側から見た様子。
この分水は水路の先の耕作面積に応じて比率が決められているそうで、仕切りの広さがそれぞれ違っています。

記事の写真からは学校の池くらいのサイズを想像してたため、現物を見ると思ったより大きく、底の見えない深さから静かに水が湧き出してくる様子はなかなか迫力がありました。この季節だと田んぼへの注水はけっこう減っているかと思われるため、5~6月くらいに来ればもっと水量が多くて迫力が増しそうです。



2011年8月19日(金)18:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理


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