おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2009年4月15日を表示

室前団地

春めいてきましたな。
通りすがりに病院の前庭の桜が見事に咲いているのを見かけ、ちょっと撮ってみようとデジカメを取り出したところ、桜の木のあちこちにカメラの顔検出機能が反応しまくりました。Mayugeですごきげんよう。何がいるんだ。

さて、つくばの学園研究都市は官民の様々な研究所や教育機関、住宅地、商業施設が点在し、その範囲はおよそ山手線くらいとよく説明されます。

そんな住宅地の一つに室前団地というのがあるそうでして、先日、アクセスログを眺めてたら出てきた検索結果からそのことを知りました。
検索にヒットするページを眺めてみると、まちBBS等には

「室前団地は研究学園都市の建設と時を同じくして民間業者が
造成した宅地であったが、開発後市街化調整区域に指定されて
しまったために、30年を経た今は、数ヵ所の手入れがされた
不在者宅地を除き、ほとんどが雑木林化した衝撃的な住宅地である」


という書き込みがあるのが見つかります。
なんかしばらく前に地元ケーブルテレビの番組でも採り上げられたらしく、以前から知ってる人は知っているという感じだった様子。

経緯自体はなかなか気の毒な話ですが、なにげに廃墟とか好きなMayugeとしてはちょっと惹かれるものがあります。

Googleマップで見ると確かに団地っぽい区割りになってるのがわかります。Googleマップには地名表記はありませんが、確認してみるとMayugeが所持してる5年ほど前の地図には「室前団地」の記載がありました。

位置としては以前に収録したインドカレー屋、Mira3が近いため、暖かくなったらカレー食べに行くついでに見に行ってみようかなぁとか考えていました。
ということで温まってきたため先週の週末に決行。



カレーは別エントリで書くとして、食後にのんびり自転車で移動。とよさと病院を過ぎた辺りから畑の真ん中を突っ切る細い道に入ると、ほどなくそれらしい一角が見えてきました。ちょっと離れた場所からそれとおぼしき辺りを撮ったのが上側の写真(手前に写ってる森ではなく、奥側の背が低い森の方と思われます)、畑の合間から区画整理の痕跡らしき物が見えてきたところが下の写真。


団地部分にさしかかるとすぐ行き当たったのが写真上側、地図にも描かれている団地の中心部のサークルっぽい部分と思われます。ここを中心に道が縦横に延びており、確かに団地として整備すべく道路が造られている感じではあります。しかし家が建つはずの部分はかなり伸び放題な林。ていうか場所によっては森。
道は荒れ放題とはいえ、どうもあちこちにそれなりに人通りがあるような気配。特定のルートにのみ轍があることから、多分周辺の畑に行く方などがショートカットとして利用する部分だけを自主的に草刈りしたり維持されているんではないでしょうか。



何やら味のある朽ちた給水塔。
団地内を道に沿ってぐるっと回った結果、これが唯一の廃墟っぽい建造物でした。
この他は、団地の入り口付近にある民家(商店?)と、あと少し奥の農機具置き場かなにかのような建物(この二つは普通に現役で使用されている様子)以外にはそもそも何も建造自体がされなかったようで、全体的に廃墟というよりは普通に森です。書き込みからもっと不思議なゴーストタウンのような場所を期待してたMayugeとしては若干拍子抜け。



周辺の農地に抜けられる出口がない一角にはそもそも人が来ないらしく、この有様。舗装されていた道路もほぼ森に喰われかけています。
Googleマップの航空写真ではもう少し団地らしい区画整理の跡が残ってそうに見えたんですが、あの写真は数年前のものなのかもしれません。あとは撮影も冬っぽいですし。これはもう少し後の季節に来てたら草と虫で近寄ることもままならなそうです。

ウロウロしてて思ったんですが、BBSの書き込みには雑木林と書かれてますが、敷地内に生えている木はほとんどが松のように見えます。
住宅地になれなかったのは市街化調整区域に指定されたためですが、こうして森に喰われてしまったのは、固定資産税対策として名目だけ農地にしておくため、手のかからない松の苗木を植えておいたとかいう原因なんじゃないでしょうか。

ということでひとまわりぐるっと回ってみましたが、思った以上の森っぷりで期待したほど廃墟欲は満たされませんでしたが、なかなかの非日常的空間でした。



2009年4月15日(水)02:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 徒然(日記) | 管理

FRIJOL(フリホール)

先月になりますがメキシコ料理の店、FRIJOL(フリホール)に行ってきました。
天久保の、東大通りから少し入った住宅地の中にある店で、なにやらおもちゃ箱かキャラメルの箱を思わせるような雰囲気の建物。
つくばでメキシコ料理といえば定番のお店であるエルトリートにもほど近い辺りです。エルトリートは何度も行ったことがあったんですが、こちらの店は今回初めて知りました。



ということで今回の食事。
白菜と豚肉の重ね煮メキシコ風(¥980)

こちらは1日10食限定の週替わりランチのこの週のもの。この日は昼すぎに店に入ったんですがまだ残ってました。
料理はピラフと煮物とサラダと謎の付け合わせをワンディッシュにまとめてあります。いや名前が謎なだけでチリビーンズっぽい煮豆とかさやいんげんとかですが。
煮物は薄切りの豚肉と白菜をミルフィーユ状に交互に積み重ねてトマトソースで煮込んだ感じ。ピリ辛のトマトソースが明らかにメキシコ風であるにもかかわらず、なぜかどことなく実家の料理を思わせるような懐かしい味わい。
メニューの説明によると、「日本のご家庭でもお馴染みの白菜と豚肉の重ね煮。FRIJOLでは、旨味たっぷりのスープにサルサチポトレを加えてじっくりと煮込みました。かすかに残る上品な辛みが後をひきます。」とのこと。ははあ、なるほど。チポトレがねぇ。どうりでねぇ。
当然のような文脈で語られるサルサチポトレがいったい何なのか想像も付きません。調べてみたところ、どうやらハラペーニョを乾燥させて薫製にしたメキシコの食材らしいです。



アロス・コン・ポージョ(¥980)
こちらは3月限定ランチとのこと。
検索してみたところ、本来のアロス・コン・ポージョは皮に焼き目を付けた鶏肉を使って炊き込むピラフという感じの物らしいですが、今回の定食は特製サルサに漬け込んだ唐揚げをピラフにトッピングするというアレンジ。サルサ風味の唐揚げが美味しいです。
上にかかってる緑色のはアボカドソースで葉っぱはコリアンダー。パクチーですな。アボカドにライム、パクチーという組み合わせも、これまた非常によいです。



ランチの定食はどちらもドリンク付きだったので、これに+¥250でオリジナルデザートを追加しました。
この二つで付いてくるデザートが違うということだったんですが、この2種のどっちがどちら用のデザートだったのかそういえば不明。
左側はスポンジの上にクリームでわりと普通な感じですがトッピングされたピスタチオがそこはかとなくメキシコ方面な風情。香ばしくていいです。
写真ではなんか判りにくいですが、黒いウサギの耳みたいなパーツが刺さってます。これはクッキー生地かと思ったら、どちらかといえばパリッと焼いたトルティーヤ的なもの。かりんとうのような歯ごたえがあります。
右側のは同じく写真では判りづらいですがトルティーヤ的なものをカリッと焼いて作った器の上にアイスが乗ってます。
これまたザクザクした面白い歯ごたえ。

あと、せっかくなのでランチメニュー以外のメニューもリサーチしてたんですが、アボカドスープ、ラム肉のタコスといったいかにもメキシコ料理という感じのメニューをはじめとして、有名というか名前が印象的なアステカスープ、鶏肉のチョコレート煮込み、魚のトマト煮込みベラクルス風といったなんだか正体の分からないものまで、かなり興味深いものがまだまだたくさん後ろに控えてました。

すぐ近所にあるエルトリートがレストラン的なメキシコ料理であるのに対して、フリホールの料理は非常に家庭料理っぽく、店としてはほとんど別ジャンルだと思います。
もっともMayugeはメキシコへの渡航経験とか帰宅してみたら部屋にメキシコ人が勝手に住み着いてメキシコ料理作ってた経験とかは無いので、メキシコの家庭料理が実際にどんなものなのか知りませんが。
白菜と豚肉の重ね煮の印象が強いせいもあるんでしょうけど、異国情緒に溢れているにもかかわらず、非常に馴染みやすく、どこか懐かしい味でした。


 FRIJOL(フリホール)

  所在:  つくば市天久保2-10-1
  電話:  029-859-6988

  営業:  11:30~14:30(L.O)
       15:00~17:00(L.O)
       17:30~21:30(L.O)
  定休   火曜日(祝・祭日の場合変更あり)、12/31~1/2






2009年4月15日(水)00:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | くいだおれ(食記録) | 管理


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