おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2007年1月22日を表示

X505 HDD交換

以前、一ヶ月の間に数回泊まりでの出張が入った時、「これは持ち歩き用のサブノートが必要かも! いやむしろ今がまさに必要な時!」とばかりにノートPCを購入しまして。
とは言ってももう2年も前の話。買ったのはVAIOノート 505 EXTREME。これまた機械のコンパクト化好きのMayugeの心にヒットした製品。製品発表があったときにも「ほー」という感じで記事を見てたんですが、その後店頭で実物を見てそのサイズ、というより薄さが衝撃的だったのをよく憶えてます。
写真はペンとのサイズ比較。本体の中で一番分厚いパーツは電池、というか、本体後部をこの厚みにする必要があったのは単に電池の都合ではないかと思わせるデザイン。本体前方なんかどこに中身を入れてるんだって感じの厚さです。
ROも何とかプレイ可能というスペックで、帰省や出張時の 暇つぶし 仕事、メインPC入滅後買い換えるまでの繋ぎ、職場の人のPCが壊れた際のデータサルベージ、ニケがPCを修理に出してる間のレンタルなど、様々な局面で役に立ってくれました。

さて、このノート、購入から2年、モデル発売からは3年経ってます。一般的には3年前のPCというとそろそろ厳しいんじゃないかと思いがちですが、ここまでピーキーに削った薄型ノートはこれ以降さっぱり発売されなくて、買い換え対象が存在しないのが現状。そもそも薄型サブノート市場は「これに買い換えよう!」っていうほど性能が上がってませんし。
しかし問題点を一つ挙げるとすればHDDがありまして、容量が20GBしかありません。これがシステム10GB、データ10GBのパーティションに分けられていて、Cドライブに至ってはROとRagnarok Battle Offlineを入れたら残り数百MBというていたらく。
出張のためにノートが必要とか言っておいて、ゲーム入れて容量使い切るってどういうことだって疑問はさておき。



そんなわけでこの機種に内蔵されてる1.8インチHDDと同形状の30GB HDDが発売されたら、早速分解して換装する人とか現れてまして。Mayugeも興味は持ったんですが、20GB→30GBで1.5倍って、わざわざこのために追加投資するのはちょっと微妙かなぁと思えて見送ってました。
その後、同形状HDDから40GBのモデルが発表されたものの、当初HDD単品では一般にほとんど出荷されなかったため、これを内蔵した携帯プレイヤーを分解して入手する猛者なども現れまして。この辺からMayuge的には「容量が倍になるなら追加投資もアリかなぁ」という気持ちになってました。しかしこのためにプレイヤーまで買う気にはならず、まあHDD単品が市場に出回り始めるのを待つことに。
さて、そうこうするうちに1.8インチでで100GBのHDDが東芝から発表されたんですが、残念ながらこれは内蔵されたディスクが2枚で100GBなので、分厚くてX505には使えません。これまで東芝は毎回2プラッタと1プラッタの製品をセットで発表してたため、今回も同じディスクを使用した50GB 1プラッタの製品が出てくるかなぁと期待してたんですが、どうも1ヶ月経っても全然そんな様子はなく。

そして考えてみたら「40GB→50GBに変わってもそんなに違わないなぁ」という気持ちに。
ということで40GBの1.8インチHDDを購入して内蔵HDDを換装することにしました。

どうでもいいことですが、ここまでの気持ちの流れを整理すると、

20→30GB : イマイチ
30→40GB : それだけ上がるならOK
40→50GB : イマイチ

毎回10GBずつしか変わってないのにこの温度差は何なんでしょうねぇ。


そして通販で届きました、MK-4007GAL。厚さ5mmの1.8インチHDDです。とりあえずPCカードと比較。PCカードより微妙に小さい感じです。
X505の分解、HDD換装の作業は上でも触れてますMicroATX FanClubさんとVAIOethicsさんの記事を参考に。



ネジは全体的に三つ叉の特殊形状ネジがあちこちに。これをどうするかが悩みどころで、最悪自分で削ってドライバーを作るとか考えてたんですが、秋葉原の工具屋に売ってました。440円也。

早速分解開始。写真の部分のプラ製カバーが非常に折れやすいので注意と該当記事にもありますが、折れました。片方ですが。単に色をVAIO色に合わせるための表面カバーなんですが本当に弱すぎ。



さて、懇切丁寧なガイドが出ていることもあり、他には特に問題もなく分解完了。
中身どこに入ってるんだとか上で書きましたが、おおむね中身入ってません。基板は奥の方に寄せて詰まってるんですね。手前側半分はキーボードと底板だけです。
「マザーボードはMDとほぼ同サイズ」という売り文句を見た記憶があったのでMD並べてみました。メモリとおぼしき部分を省けばたしかにそんなもんかも。

どうでもいいことですが、裏蓋を開ける作業中、どうやら底面の合わせ目のところから何か染み込んだ痕跡を見つけました。おそらくこれはミルクティー。

  私信: ニケへ。ちょっと話があるからあとで体育館裏に来い。



さて、ケーブルを除けてHDDを無事に取り外しました。どうもMicroATX FanClubさんの記事に比べると導電スポンジの数が減らしてあるみたいですね。コスト削減?


まああとはトラブルもなく無事に交換、組み立て完了。リカバリディスクで再インストールを開始したところでやや難点が。
「Cドライブの容量を変更して再インストール」を選択すると、「10GB」「15GB」「全部Cドライブ」という選択肢が出るだけで、サイズを自由に設定できません。40GBを半々にしたいんだが。なんでわざわざこんな仕様に…。
結局普通のXPの起動CDを使ってHDDをフォーマットしてから改めてリカバリーディスクでインストールを始めるという微妙に無駄なステップを挟んで無事終了。

さて、X505のHDD換装したHPなど検索してみると、どこを見ても

 「流体軸受けすげぇ!」
 「流体軸受け静か!」
 「流体軸受け速ぇ!」

てな感じで流体軸受け流体軸受け書いてあって、ハードディスクの軸パーツが変わったくらいでこの部品好きどもが!とか思ってたんですが、本当に驚くべき効果が! 電源入れても何の音もしない!
このノート、起動すると「キーーーーン」という甲高い小さな音がずっとしてたんですが、HDD変えたらそれが一切しなくなりました。元々ファンを使ってないので、電源入れてても切っててもわからないくらい無音。
べつにだからどうしたってほど何か役に立つわけじゃないんですが、これはなんかお得な感じです。
静音PCマニアの方なんかは是非。

今回の教訓:
 飲み物を与えないでください。



2007年1月22日(月)01:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 物欲(商品レビュー) | 管理


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