おもいつき
 
いきあたりばったりに。 日常とか
 


2006年7月1日を表示

ダチョウ王国

ということで今日はニケ主催のダチョウ王国ツアーに行ってきました。参加者はニケ周辺の選りすぐりの物好き4人。待て、私もか。
このダチョウ王国、なにやらニケの心にヒットしてるらしく、ニケは今回で3回目の訪問だそうです。前回の訪問時は10人以上の参加者があったそうで。お前の周りは物好きが多すぎる。
ということで中間点で合流し、王国に。ちょうど昼前くらいに到着。なにはなくともバーベキュー。



食材。ダチョウモモ肉、ダチョウヒレ肉、ダチョウ砂肝、ダチョウホルモン、ダチョウのミノ、ダチョウのチョリソソーセージ、野菜、そしてダチョウ卵。せっかくなので電話と並べて大きさ比較。
Mayuge的には今回のダチョウツアーの参加目的はこの卵でして。というか卵の殻。
Mayugeは以前に骨董市だったかフリーマーケットだかリサイクルショップだかで購入したダチョウのタマゴの殻を持ってたんですが、地震で割れまして。ということで2代目ダチョウの卵殻を手に入れるべく。
しかもできればきれいな状態で、穴を開けるのではなくカポッと蓋が取れるように開けたいなぁと。そのためにはやはり生のタマゴを手に入れて、自分で納得のいく方法で割るしかないなぁと考えていたんですよ。そんなわけで今回参加し、タマゴの殻を切断にチャレンジしてみようと。

さて、注文した食材をおばちゃんがテーブルに持ってきて、調理を開始しようかと思ったところでおばちゃんがおもむろにタマゴと一緒にタガネを持ち出す。
そして定番と思われるタマゴの割り方講座を流暢に喋りながらタガネでタマゴのてっぺんに穴を開けてみせようと実演を始める。

何さらすんじゃババァ!

いや、それ自分でやるから。いいからその手を止めろ。あとその武器を足下に置いてうつぶせに伏せろ。手は頭の後ろに組め。
なんか殻が欲しいから自分でやりたいようにやらせろと言ってもなかなか通じないし。穴あけたくないって言ってるんだ。なんでどう説明しても頭頂部に穴を開けるのをやめようとしないんだ。

「いや、こうこのへん(真ん中のちょっと上)くらいで切って入れ物みたいにしたいんですよ」

「ああ、じゃあこうてっぺんに穴を開けてそこから周りを割っていって…」

だからなんで頭頂部に穴を開けるとこは譲らないんだ。貴様、さてはカッパのまわし者か。それじゃ蓋が残らないだろうが。いいからおとなしくタマゴをこっちによこせ。



ということでなんとかおばちゃんから卵を取り返してヤキニク開始。ダチョウ肉は外見は赤身で牛肉っぽいです。モモ肉は薄切りにしてあって、刺身でもいけるそうで。脂身が少なくてあっさりしていてクセもあまりないです。個人的には鹿肉に近いと思ったんですが、ニケの記憶にある鹿肉はもっとクセがあったとのこと。古かったんじゃないか、それ。まあモモ肉、ヒレ肉は脂身が全然ない赤身で、鳥よりもほ乳類っぽいです。しっかり火を通してしまうと肉がすぐ固くなるので、かなりレア気味な焼き加減で食べる方がお奨め。砂肝は逆に鶏より白っぽく、歯ごたえがあるけど固くなりすぎずいい感じでした。どちらかというと牛ハツのような感じ。チョリソが一番予想外というか、普通の焼き肉用の肉が全体的にあっさり風味だったのに対し、けっこう匂いがあってクセが強めでした。肉質もけっこう固かった気がします。焼き肉が牛肉か鹿肉っぽい印象だったのに比較すると、こっちはマトンっぽいイメージ。
実際にどうなのかは知りませんが、Mayuge舌による分析ではソーセージには年をとったダチョウの肉を使ってるんじゃないかという気がします。

そしてバーべーキューをおおむね食べ終わったらMayugeは一抜けしてタマゴ切断作業開始。エモノはこのためにわざわざ買ってきた目立てヤスリ。まずはビニールテープを切断したい辺りに一周貼り付け、あとはそれに沿ってヤスリでゴリゴリと。だいたい溝を付け終わったらあとは目の細かいのこぎりでまたゴリゴリ。

15~20分くらい黙々とタマゴを削り続けて、なんとか無事におおむね期待通りに殻を切断することができました。ちょっと欠けたけどよしとしておきます。
ボウルに出してみた卵。見た目は普通の鶏の卵と変わりないですな。巨大なだけで。
タマゴはせっかくなので目玉焼きにしようかと思ったんですが、おばちゃんの談によると目玉焼きはイマイチ美味しくないそうで、厚焼き卵にするのがお奨めとのこと。売ってる人間が美味しくないと言うんだから目玉焼きはかなりイマイチであることが推測されます。ということで今度はアドバイスに素直に従って厚焼き卵に。
で、卵焼き作製は他の人に任せてMayugeは入手した殻をさっそく洗いに水道に。

ところで、みなさんに大事なお知らせがあります。





破片が足りません。


それもけっこうな大きさのが。



ええと、つまり、足りない分の殻はこの中に?


ちなみにダチョウの卵焼きは伊達巻きみたいとかよく言われるようですが、確かに鶏卵より少しだけ濃厚な感じで、フワフワ感が強く、伊達巻きっぽかったです。
味付けがかなり薄かったのはダチョウの責任ではない。多分。



2006年7月1日(土)23:52 | トラックバック(0) | コメント(2) | 徒然(日記) | 管理


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